メインコンテンツにスキップ

だれも買ってくれないからタダであげるよ。激戦が繰り広げられていたモスルで撮影した報道写真を無料公開。

記事の本文にスキップ

55件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 今月9日、イラク軍はISの支配下にあった都市、モスルを制圧し「勝利」した

 2014年6月に過激派組織、IS(イスラム国)がイラク北部モスルを占領して以降、現地では激しい争いが展開されていた。そしてまた、それを記録する報道写真家たちも自分の撮った写真を報道機関に売りつけるべく争いが行われていたのだ。

 ところが残念なことに、報道写真家、ケイノア・リトル氏は写真の買い手を見つけることができなかった。

 命がけで撮影したのにどうしよう。よっしゃ~じゃあ、無料公開してしまえ。リトル氏はオンライン上で自身が撮影した写真を無料でシェアすることに。

 その写真は、闘争と生存の苦しみを語っている。

 リトル氏は、ワシントン州のショアラインに拠点を置く、報道写真家であり、紛争地での活動を専門としている。

 今年の4月にはモスルに入り、イラク連邦警察(一般警察と軍の中間の組織)がISの戦闘員からモスルを奪還すべく奮闘する様子を記録してきた。その道程では、激しい衝突が何度もあり、大勢の市民が避難した。

 リトル氏の写真は、感情の連なりを鮮やかに写し出している。故郷を離れざるを得なくなった難民の苦悶、彼らを守る兵士の決意、そして、巻き込まれた全ての人々を苦しめた混沌の極み。ここに挙げたものはほんの一部だ。

1. 旧市街の道路で、IS陣地に向けて発砲する連邦警察。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

2. 旧市街で戦闘に備える連邦警察。マシンガンの弾薬を整理している。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

3. 旧市街の一街区の制圧にあたり、連邦警察が爆発物の存在が疑われるシアターに入っていく。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

4. 連邦警察が旧市街のシアターに入った次の瞬間、ISの戦闘員が上部のたるきから射撃を開始した。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

5. 連邦警察、シアター内で。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

6. モスルの旧市街で、兵士が建物の安全確保をしている。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

7. シアターの反対側から攻撃を受けた連邦警察官。覗いていた窓の近く、壁の反対側に数発の銃弾が当たった。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

8. シアターの屋上で、むき出しの場所を走って横切る連邦警察官。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

9. シアターを挟んでISと銃撃を交わす連邦警察。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

10. 連邦警察。旧市街のシアター内で。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

11. 連邦警察の司令官たち。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

12. 西モスルの前線で、民家でひげを剃り、休息する連邦警察。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

13. ムシャリファ地区(モスルの西)から逃れてきた市民の脇を軍用車両が通っていく。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

14. ドローンを操縦するイラク軍。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

15. ムシャリファ地区から逃れてきた市民。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

16. 戦闘を逃れてきた避難民。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

17. ムシャリファ地区の戦闘から避難する市民。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

18. アメリカ軍とビルマ軍の医者に、彼女の息子は脚を撃たれた傷から生き延びると教えられる女性。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

19. 戦闘用ヘリがIS陣地を攻撃する。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: Kainoa Little

 モスルは奪還されたとはいえ、人々の苦しみは終わったわけではない。旧市街では戦闘が続いている。また、イラク国内で、地球上のどこかで、まだ戦争は続いているのである。

 戦争と平和は表裏一体にあり切り離すことができない。平和を願うはずの人の心がなぜか戦争へと導いていく。そして皮肉にも、人類の争いが文明の向上に役立ってきたという経緯もある。

 人が人である以上、争いは本能的に避けられないものなのだろうか?自然界の淘汰という流れの中に巻き込まれているのだろうか?いろんな考えが頭をよぎるが、争いたくないと願う人間が争いに巻き込まれないように祈るばかりだ。

Musharrifah (Northwest Mosul) on May 5-9, 2017

 リトル氏のウェブサイトでは、この他にもたくさんの写真を閲覧できる。

via: Bored Panda / imgur / Kainoa Little など / written by K.Y.K. / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 55件

コメントを書く

  1. 写真から現地の状況を理解出来るけど見ていて特に感じるものがないから 売れないんだろうな。

    • +12
  2. 人だから争いは避けられないのではなく、人だから争いごとが大きくなりすぎる。
    そしてそれは「自他」の区別がある限り決して無くなることはない。
    もし「争いごとを起こす事が罪」なのだとしたら、それはほぼあらゆる生き物が罪を背負うことになる。
    争うことそのものは生き物として当然の行動の一つだけれど、問題なのは人間の争いは余りに色々な物を巻き込んで諸共にしてしまうと言うこと。
    ここで一番厄介なのは「正義」という実に自他で馴染まない価値観で相手を抹殺するまで止まらない勢いの「暴走」だ。

    • +4
  3. 買い手は真実よりも作品を求めてるってワケか。皮肉だな。

    • +69
  4. 見る前はそんなことはないだろと思ったけど
    過去の報道写真と比べて掴むものがない
    技術もないし題材的にも

    • +10
  5. そりゃまあそうだ。
    1,6,9 などが如実だが、
    新聞屋さんが知りたいのは
    その銃口の先に何があるのか?であって、
    鉄砲構えた兵隊さんじゃないもの。
    この人は、自分が見たものを見たまんま撮ったんだ。
    売り込み先が違う。

    • +35
  6. 避難民の写真見てると辛いけどなー
    買えって言われても困るけど

    • +7
  7. 何百人という白人カメラマンが居て売り込みに来るからお涙頂戴じゃなきゃ売れないだろ

    • +8
  8. 悲惨であればあるほど売れるんでしょうね

    • +8
  9. 戦争の悲惨さを訴えられるような
    死にかけの子供を放置して撮った写真の方が売れるという現実

    • +35
  10. 18の母ちゃんの顔好き
    息子さん無事でよかったね

    • +25
  11. 有名な戦場写真ていうのはカメラマンが人でなしなことが多い気がする
    買う側はセンセーションを引き起こし政治的に炎上する絵を欲しがるもんだ

    • +21
  12. 真実は時に非常に退屈だから、人は刺激を選ぶ傾向にあるのかも

    • +9
  13. Free Burma Rangerっていうのが気になった
    ビルマ[ミャンマー)の政府軍と少数民族の戦闘がまだあってクリスチャン系の人道支援の団体だそうだ モスルに来てるっていうのはどういう経緯だろうか?

    • +2
  14. 人物の表情が撮れてないのが売れない原因なのかなあ。9の右側の兵士、17の女の子、18の女性、顔がもっと見えていたら何かが伝わりそうなのに…。

    • +5
  15. このモスルの1軒のシアターを巡る戦いは、恐らく何人も負傷者や戦死者を出しつつ、多分半日から数日くらい続いて終結したのかもしれない
    でもイラクの連邦警察のみなさんにとっては、これと似たような戦いが明日も明後日も続くんだろうなぁ…

    • 評価
  16. カメラ始めてから分かるようになったけど、この写真は綺麗にしてるよね
    戦闘中にシャッター切って砂も埃も舞ってるはずの空気とか、絶対に火薬くさいだろ?っていう感覚が無い
    この言い方は失礼なのは承知の上で、エンタメとしても売れない写真だと感じる

    • +4
  17. 記録写真(画像)であって芸術的な報道写真じゃないのが売れない理由かもね

    • +3
  18. モスルのISIS掃討では米軍の無人機部隊が参加していて、ロケット弾で散々敵陣を蹂躙した後にイラク軍地上部隊が片付ける手筈になっている
    「イラクがモスルを開放しましたよ」という明文の為にこういう写真が必要な訳だ

    まさにつまらん真実というやつですね(笑

    • -4
  19. よりドラマティックな物を求めるという事は、結局良くも悪くも「戦争」ってのが他人事なせいなんだろうかね。

    • +16
  20. う~ん・・・
    これじゃ買ってもらえないわな。

    • -5
  21. センセーショナルではないから買い手がつかなかったのはわかるけど、
    この淡々とした感じは嫌いじゃないよ

    • +9
  22. いやいやどんだけ掲載されてんすか。しかも撮影者の名前も必ず載って。写真のみならず自らのテキスト(ワード数多め)とともに載っているトコまであるとか。そんなカメラマンがどれだけいることか。
    載るかわからないトコに組で買われて使われたのは一枚きりとかそんなことにもならずむしろ必ず「組」で載る顛末。大成功でしたね。無償公開してみたって普通はこんな大きく広い扱いにならんですよ。写真の力はちゃんとあるということです。

    売れなかったのか売らなかったのかよくわからんですが、この手の写真の売れる売れないは結局のところ「当たり」を引けたか引けなかったかがとても大きいとも聞きます。対象の当たり、同行できる作戦の当たり、時勢の当たり、エージェントの当たり……仮にそれらすべての当たりを今回は引けなかったからの公開だったとしても、結局は大きな当たりを引きましたね。カメラマンは載ったモン勝ち。

    • -5
  23. 戦場の緊迫感は伝わってくるいい写真だと思う

    • +5
  24. モスル奪還作戦、これで非常に多くの人達が難民になったよ。住んでた所を追われて、気温が50℃もある砂漠でテント生活になったけど熱すぎて眠れないし(下はビニルシートだけ)サソリは出るし(刺されて死んだ人も出た)、政府は何も保証をしてくれず、支援団体(UNHCR等)の援助でどうにか命を繋いでた

    • +6
  25. 安全や衛生などが全く無い。
    誰一人として安心出来ていない。
    悲しい。

    • +6
  26. アート的なもの
    ドキュメンタリー的なもの
    マスメディアが求めているもの
    それぞれ違うと思う
    この方が写しているのは2番めで、売り込んだ場所は3番目
    売れなくてもしょうがない、でも俺はいいと思うな

    • +5
  27. イラク政府軍もISとの戦争が始まったころは逃げ出したり米軍の支援がないとろくな作戦行動も取れなかったりと、錬度と士気の低い軍隊だったが、ずいぶんと見違えるまでに強くなったんだなぁ……´`

    それにしても、いつぞや報道映像でイラク軍のM1戦車が街道走り抜けていく映像見たが、なんとも考えさせられる光景だったな。
    十数年前まで戦争していた国の戦車が、今は自国の主力戦車として走り抜けていくのをどんな心境でイラクの人々は見ているのだろうな。と。
    昔の日本も警察予備隊のM4戦車を、今のイラク人と同じような心境で見守っていたのかねぇ。

    • +1
    1. ※33
      一般人には戦車と装甲車の区別すらつかないし戦車の種類なんて解る訳無いから問題ない

      • +2
  28. 逃げ惑う一般市民たちの姿
    いつまでこんな事を繰り返すんだろうね

    リトル氏の行動力や発信力はもちろん賞賛に値するけど
    本当に細心の注意と安全マージンをとって欲しい

    • +5
  29. 戦闘員が苦笑いを浮かべることが出来る程度の危険度。
    戦闘後のお手入れ。
    報道写真家として切り込んで行く度胸も努力も伺えない。
    トドメに売り物を無料公開しだす始末。
    金持ちのアマチュア写真家じゃないのか?
    悪いけれどこの仕事ぶりは従軍写真家という職業をナメ切っている。

    • -12
  30. 戦場カメラマンで貧乏=無能ってことだからな

    • -10
  31. これが無料なんてな
    新聞や出版社以外にもほしい人はいると思う
    おばあちゃんと周りの反応とか、それこそ空気だけで感じるものがあるよ

    • +4
  32. キャプションがないと状況がわからない写真が多いし、もっと写ってる人の感情が伝わるように撮った方がいいと思う。
    戦地のスナップ写真として続けて見れば撮った人が何を見たのかわからなくもないけど、一枚で載せるには力不足。

    • +2
  33. ハンドガードにグリップが付いてるAKはルーマニア製のやつだな
    どこから流れてきたのか知らんが珍しいもの使ってるなこの武装組織は

    記事の内容そのものには関係ないが興味深い、売れなくてもこういう発見があるから写真を公開してくれるのは普通にありがたい

    • +3
  34. これが本来のジャーナリズムだ…日本も少しは見習ってほしい

    • +4
  35. こういうの見たいよな
    今の苦悩とか何が起こっているのとか
    バイアスの掛かってない生の人間の活動って感じの
    まあ遠く離れてイマイチイデオロギーとか馴染みのない世界だから何も考えないで眺めれる分プレーンで新鮮な感じで受け入れられるからかもしれんが
    日本のは金払ってあるいは宣伝されてプロパガンダ植え付けられてーので疲れるね

    • +5
  36. この地域は数千年前から同じことを繰り返してきた。国境は決まっていないし、力で勢力図が塗り替えてきた。宗教や民族による団結が強い一方、それらが入り乱れてもきた。日本人には実感できない現実だと思う。

    • +2
  37. 宗教が人を分け隔てるのか
    宗教がなければ救いのなさすぎる世界なのか

    • 評価
  38. 俺ならキャプション付けて、写真集にして、1$でアマゾンで売るね。
    ロハなんてもったいない。

    • 評価
  39. なんか雰囲気が軽いのは
    明るい色の迷彩服のせいかね、これ
    目立っちゃわないだろうか

    • 評価
  40. これも現実の一場面だと思うんだが…
    何を撮りたいのか、何を伝えたいのか、そういったことがわかりにくいんだと思う。
    避難民の写真はすぐわかるんだけどね。
    戦闘中の写真はその場の空気がわからない。

    劇的にしてほしいとか決定的瞬間がほしいって話じゃないよ。
    18.なんかさ、下に横たわって点滴を受けているのが息子だろ?
    なんで二人を同じ構図におさめないの?
    伝えたいことどころか、真実もわかりにくく欠けた状態になっているよ。

    • +5
  41. なぜ売れないか?
    アメリカが直接的な関与をして写真内に写ってないから
    彼らが写ってなければ自称反戦な団体もアメリカの強さを示したい団体も買おうなんて思わない
    報道機関だってそんな写真いらない
    米軍が居ない戦争にも紛争にも世界の人々は興味ない

    • -1
  42. 審査員気取り多すぎてワロタ なぜか今回は米欄の質が悪いですね

    これ売るべきところ間違えなければ買われないはずはないと思うんだけどな

    • +2
  43. アフリカの民兵みたいな撃ち方してんなー

    • 評価
    1. ※51
      民兵も警察も肩書と立場が違うだけで訓練とかろくにしてないのが殆ど
      ちょっとずれるけどアフガン展開の米軍についてたドキュメント動画で
      地元兵と行動してたんだが、銃口の向きが危ないって米兵に怒られてもへらへらしてたし
      撃たれてもあんま隠れないんだよね、もう意識が全然違う。

      • +1
  44. 所詮報道屋なんてインパクトを求めてるわけであって、こういう細々したドラマ性のない写真は売れない。

    個人的にはこういう目立たない部分こそもっと見ていたいものだから、よく公開してくれたなあと思うけれどね。

    • +2
  45. 日本じゃ殆ど報道し得てないぞ・・・
    なんでこの手の大事件が日本ではと、毎回考えてしまう。

    • 評価
  46. 毎度思うけど中東の人の白い服って異様に白いよな
    汚れない様にしてるのか、驚異的な洗剤があるのか、真面目に気になる。

    自分の白の作業着が汚くなるのに、いつもあの人達のは白く美しい・・・

    • +1
  47. 避難民の写真は売れるんじゃねえかと思った自分は浅ましいわ…

    • 評価
  48. いい写真じゃん。
    「劇的な写真」ばかり見なれて目の肥えた( )人達が頓珍漢な批評をしてるのが残念。

    • 評価
  49. この紛争、絶対に終わらないよ だって、中東を攪乱し続けるのが米帝の目的ですもの
    そして、この東アジアも次の標的で、あろうことか自民から中共の沿岸の連中に至るまでが、このグローバリズムに協力し、自分の民族を根絶、淘汰してでも、自分の金がほしいというらしい。そもそも共産もネトウ/などの貧困層の右傾化もその一環だしな>完全支配[フル・スペクトル]

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

画像

画像についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

人類

人類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。