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割と最近発見された10種の奇妙な生物

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(著) (編集)

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 ヒト属の唯一の現存種と言われているホモ・サピエンスは、およそ20万年前から10万年前にアフリカで現生人類に進化し、この地球を生きてきた。

 その間に我々はほとんどあらゆる場所に進出した。となれば我々人類はほとんどのものを発見してきたと思うかもしれない。

 だが地球は広大であり奥が深い。ここで紹介する最近発見されたばかりの奇妙な新種たちは、生物学から生態系の関係や進化にいたるまで、我々の理解を深めさせ、変更を促し、ときには矛盾すら突きつけてくる。

10. トリオプティクス・プリムス(Triopticus Primus)

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image credit: Science Daily

 恐竜は己が体と頭蓋骨を過去に存在した動物からコピーした。爬虫類の新種トリオプティクス・プリムス(”最初の三つ目”の意)は、恐竜が登場するかなり前の2億3,000万年前に生息していた。実際には2つしか目がないが、頭の上の方に穴が開いており、3つめの目があるように見える。

 その化石をCTスキャンで調査したところ、頭蓋がドーム状である堅頭竜類のそれに似ていることが判明した。堅頭竜類はずっと後になって登場する恐竜だ。これは堅頭竜類の頭蓋骨はトリオプティクスのそれを模倣したものであることを示唆する。

 トリオプティクスは収斂進化の一例であるそうだ。遠く離れた種である動物同士が同じような進化を遂げることがあるということだ。

 2億5,000年前のペルム紀の大量絶滅の後、すぐさま多様化が起きた。爬虫類は一気に時代のシーンに踊り出し、ほぼ即座に多様な大きさと形状を発達させた。このときの初期の形状が、後に恐竜に真似されたのである。

9. モレラドン・ベルトラニ(Morelladon beltrani)

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image credit:The Christian Science Monitor

 スペインで発掘された新種の恐竜である。脊椎に沿って背中から生えているヒレのような奇妙な付属器官が特徴だ。その用途は不明であるが、脂肪の貯蔵、ディスプレイ、体温調整などに使用していたのではと考えられている。

 1億2,500万年前に生息し、体長は6メートル、体高は2.4メートルあった。ヒレのないイグアノドンを大きくしたような姿であったろう。背ビレは恐竜にも多様性があったことを示している。

8. ペゴマスタクス(Pegomastax)

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image credit:scitechdaily.com

 現在知られている中では最小級の恐竜の中でも、新種のペゴマスタクスは特に奇妙な姿をしている。頭蓋骨は8センチ、顎は2.5センチで、オウムのような吻と鋭い歯が特徴的である。ヤマアラシのようなトゲで覆われていた可能性がある体は、60センチにも満たず、ペットのネコよりも軽かったかもしれない。

 長い2本の犬歯が生えているが、これはハサミのように植物を切るためのもの。しかし頭蓋骨はフルーツを採るのに適しているように見える。鋭い歯を持つ恐竜が草食であることは非常に珍しい。

7. ハルマヘラエパウレットシャーク(Hemiscyllium Halmaher)

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image credit:Live Science

 インドネシア東部の海で発見された新種のサメで、体長は71センチ。”歩く”サメという別名があり、ヒレで海底を動き回る。

 このサメは体をくねらせながら、胸ビレと腹ビレで体を押し出す。表面には海底の砂や岩などによく似た黒っぽい斑点がある。

6. ミュロプルス・ゾロイ(Myloplus Zorroi)

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image credit: Newsweek

 濁流の中に潜む肉食のピラニアは、ホラー映画お気に入りの悪役だ。怪傑ゾロにちなんで命名されたミュロプルス・ゾロイは、2007年にアマゾン川の支流で発見された。

 驚いたことに、この魚は肉を食べない。代わりにタネをすり潰しやすいように進化した歯で、種子、果実、植物を食べる。全体的に赤みを帯びているが、腹やヒレは黄色い。46センチ以上に成長し、流れが中程度あるいは速い流域に生息している。

5. ブラックフィッシュ

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image credit:grindtv.com

 油にまみれているかのような、小さく、てらてらとした鱗のない黒い魚。オーストラリア沖の古い火山で発見された。体は小さいが、顎と歯は不釣り合いなほど大きい。

 尾ビレがあり、これを利用して餌に噛み付くのだろう。オーストラリア連邦科学産業研究機構の研究者が新型の調査船による研究の最中に発見した。

4. ケーシンギア・ギガス(Keesingia Gigas)とマロ・ベラ(Malo Bella)

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image credit:sci-news.com

2種の新種の毒クラゲが発見されている。

 ケーシンギア・ギガスは世界中の沿岸に見られるが、主にオーストラリア北部沿岸で発見されている。一般にクラゲは刺胞が集中する触手で獲物を捕える。しかしこのクラゲの場合は50センチにも成長し、触手を持たないように見える。仮にあるのだとすれば、非常に小さくて見落とされているということだろう。

 一方のマロ・ベラの釣鐘状の体は1.9センチと小さい。西オーストラリア州ピルバラのモンテベロ諸島で発見された。マロ属のクラゲでは最小の仲間である。またこの属の仲間であることから猛毒を持っていると推測される。

3. クサウオ科の仲間

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image credit:Life in the Mariana Trench

 マリアナ海溝でどこか幽霊を思わせる新種の映像が撮影された。撮影されたのは8,100メートルという深海で、現段階ではクサウオ科の仲間であると推測されている。ただし体の形状は他の仲間とは大きく異なっている。

 「幅広の半透明のヒレ、糸のような付属器官、尾ビレ」を持つと記述される。泳ぐというよりは、ヒレのような付属器官で漕ぐように移動するようだ。また通常なら「筋肉や神経を破壊し、タンパク質を歪めて、生命に不可欠な酵素の働きを阻害してしまう」深海の凄まじい圧力に耐える能力を備えている。

 新発見!深度8,145m、最も深い海にすむ魚がマリアナ海溝で発見される。

2. アタマアブ科の仲間

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image credit: westerndigs.org

 5,000万年前のハエの化石はほぼ完全に巨大な電球のような目によって覆われていた。化石はワシントンのリパブリックで遠足中の学生によって発見された。巨大な頭を持つアタマアブ科の仲間である。この仲間は、作物を食べる虫を襲って卵を産み付けるため、農家に重宝されてきた。

 ヨコバイやウンカに産み付けられた卵は、やがて孵化して、宿主を生きたまま食い始める。その巨大な頭部は狩りに便利であるようだ。

 化石になったハエは、恐竜が絶滅した後の1,200万~1,500万年前に生息していたようだ。この発見からは、広義の生態学的進化における革命が起きており、捕食者と獲物との関係が広まり、生物多様性が増したという事実が窺える。

1. イラクメ・トビニ(Illacme Tobini)

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image credit:eurekalert.org

 ヤスデの新種で、カリフォルニア州セコイア国立公園内の洞窟の中で発見された。なんと足は414本あり、200の毒腺と100の体節を持つ。さらに生糸を分泌する毛と4本の生殖器まで生えている。進化上のいとこであるイラクメ・プレニペス(Illacme plenipes)にいたっては足が750本生えている。

 機能が良く分からない奇妙な形の口のような器官と、各体節に1対のノズルがある。ノズルからは身を守るための化学物質を吐き出すが、その働きは今のところ不明だ。

via:10 Bizarre Recently Discovered Animal Species/ written hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 26件

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  1. 6はパクー(ボールカッターの汚名を着せられた
    かわいそうな魚)の親戚かな?

    • +3
  2. アタマアブなんてのが日本にもいるんだなぁ…
    なんか宇宙飛行士みたいだ

    • +5
  3. 人類が知る生物なんて、ほんの一部なんだろうな

    • +15
  4. 5のブラックフィッシュって深海魚がそのまま移動してきたような外見だねぇ。

    • +13
  5. 6の仲間は最近いろんな種類が増えたね、みんな似たり寄ったりだけど

    • 評価
  6. ブラックフィッシュ、深海の海底火山付近で発見されたんだよね?
    記事そのままだと「火山」で発見された…って、溶岩の中で泳いでいたのかと^^;

    • +6
  7. ブラックフィッシュはワニトカゲギス目とか、あの辺の仲間っぽいカッコしてるな (´・ω・`)

    • +1
  8. ・1 「それを模倣したものであることを示唆する」
    収斂進化ってのは似たような棲息環境で似たような形状が現れるってだけで、別に過去存在した物を模倣したわけではないんですが

    • +4
  9. ブラックフィッシュってやつ、昔バハムートラグーンってゲームの中にいた突然変異のドラゴンに似てる

    • +1
  10. アタマアブ、ジブリに出てくる虫みたい。
    まだまだ知らない生き物がたくさんいるんだろうし、見つかるんだろうな。楽しみだ

    • +4
  11. どんな和名がつけられるのか楽しみだよね
    スベスベマンジュウガニとかオジサンとかインターネットウミウシがありなんだから
    すごい尖ったネーミングを期待

    • +2
  12. 化石から再現されているイメージ画像ってどの位正しいのだろう?
    今生きている生物の骨を使用して復元すれば寸分違わない姿になるのかな?

    • +2
    1. ※17
      化石に限らず復元という考え方が出てきた19世紀末頃は、復元する人間のおそらくこうだろうという恣意的な判断が一番の基準だったので、かなり無理があるものが多かった(代表例水晶宮のイグアノドン)
      現代では、解剖学の発達と化石の情報から復元されているので(発掘された際に、一個体の骨の何%が発見されてるかにもよる)、一個体の骨が70%以上発見されてる場合や、個体の骨の発見率が低くても同種の化石が大量に存在してる場合は、体型に関してはある程度の信用度はある
      色、表皮の質感、毛の有無、等は九分九厘想像(むしろ、ごく僅かでも毛の痕跡が残ってたり、表皮が化石化してたり、化石になった表皮や羽毛の構造から色が解ってる例がある現状がおかしい

      なお、化石による新種は、下手したら顎の骨一個(たとえばギガントピテクス)、手の骨数個(たとえばディノケイルス)程度でも新種として認定される場合があるので、そう言う場合は、近縁種のよりはっきりしている復元を元にサイズを合わせたりして復元してるから、その場合はあくまで復元というよりはイメージ図にすぎない

      • +2
      1. ※22
        ありがとう!とてもわかりやすかった!
        そうなんだ……。じゃあ実物はかなり違う可能性もあるってことなんだなぁ……。

        • 評価
        1. ※23
          今生きている生物と違って DNA 鑑定もできませんので、同種かどうかがわからなかったりします。 だから有名なトリケラトプスも、別種とされているトロサウルスと同種であるという説もあって、形が同じだからといって同種じゃないかもしれないんですし、形が違うからといって別種じゃないかもしれません。 今は同じ形なら同種とすることにしているみたいですけどね。 例えば、雄と雌で形が違うなんて現生種でもありますよね。 

          • 評価
  13. 2億3000万年前というのは別に恐竜が登場するかなり前でもなくない?

    • 評価
  14. 神社の古株を蹴ったら、穴からにょろにょろとクソでかいムカデが出てきたとき、
    「あれぜったい新種だって!」と驚愕した幼少時代。
    うん、ヤスデでしたー。

    • +1
  15. ブラックフィッシュ・・・
    なぜ・・・魚が・・・火山に?!

    • 評価
  16. 8は別名チュパカブラだよ
    テレビの特番でやってた

    • -1
  17. サメかわいい
    ネコザメとかイヌザメとか大好き

    • +1
  18. 世界にはまだまだ未発見の動物いるんだなあ
    でも2と1の画像は怖いんだぜ・・・

    • 評価
  19. とりあえず、私が最近知った「エゾカギバラバチ」より奇妙な生態の持ち主はいないようだ。
    こいつはジガバチなどと同様寄生ハチの一種なのだが、
    植物の葉に卵を産む→それを何らかのイモムシが葉ごと食べる→そのイモムシの中で一齢幼虫になって待機→そのイモムシをスズメバチが肉団子にして幼虫のエサにする→スズメバチ幼虫に寄生して終齢幼虫まで成長→スズメバチ幼虫が蛹になるため繭を作るとその幼虫を食い尽くして成り変わる→羽化
    これ以上の奇妙な生態を持つ生物がいたらぜひ紹介してほしい。
    こんな回りくどい生体の奴がどうやって現代まで生き延びてきたのやら。

    • +2

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