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世界のロマンミステリー、古代遺跡に残された5つの巨石の謎

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(著)

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 古代遺跡に残された巨大にして重厚である巨石は、運搬し、築き上げることが不可能と思われるようなものばかり。古代人の知識とは、いったいどんだけのレベルがあったのかと、現代人の我々としては、脅威と畏敬と念を持たざるを得ない、そんなミステリーな5つの古代遺跡にスポットを当ててみてみることにしようそうしよう。

Five Mysterious Ancient Megaliths

1.エジプト、切りかけのオベリスク

オベリスクとは、ファラオだけが許された建造物であり、1つの岩から切り出されて造られたもの。アスワン郊外にある古代の石切り場では、紀元前1450年の人々によって切りとられたオベリスクが、切りかけのまま現在までそのままの状態で残されている。その長さは約42m、重量は1168トンと推定され、もし完成していれば現存する中で最大の大きさを誇るオベリスクとなっていたそうだ。

 このオベリスクは残念ながら切り出し途中にひびが入り、ひびを避けるように小さなオベリスクを切り出すよう変更したが、それでもまたひびが入って、最終的にはそのまま放置されることとなったようだ。

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2.レバノン、バールベックの巨石

中東・西アジアのレバノンにある宗教都市バールベックの遺跡には、世界最大を誇る巨石がある。通称「南方の石」と呼ばれる切石で、現在でもジュピター神殿から南西に約1キロ離れた場所で横たわっている。

 大きさは、長さが約21.5m、高さ4.2m、幅4.8m、重さはなんと2000トンもあるそうで、紀元前2000年当時の人々が、これほど大きな石をどうやって運ぶことができたのか?と、謎のオーバーツとして一時期話題になった巨石でもある。

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3.エチオピア、アクスムのオベリスク

 1世紀に建設され、4世紀半ばに最盛期を迎えた古代エチオピア王国の都アクスムにある、花崗岩で造られた130基にもおよぶ巨大なオベリスク(石柱)群。最大のものは高さ33mにもおよぶという。頂上部分か丸く、花崗岩の表面に窓や扉、半月状のモチーフなど繊細なレリーフが施されているのが特徴的。昨年、70年前イタリア軍に持ち去られ、3年前に里帰りを果たしたエチオピア北部アクスム(Axum)のオベリスク(花崗岩の石柱)の復元作業が行われたそうだ。

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4.イスラエル、ソロモン神殿 嘆きの壁

エルサレム旧市街の一角を占める神殿の丘を取りまく石壁の西寄りにある「嘆きの壁(Western-wall Stone)」は、ユダヤ人にとっては聖地であり、今でも多数のユダヤ人たちがここで祈りをささげている。ちなみに神殿は、西暦70年にローマ軍によって完全に破壊されているので、残っているのはこの西壁のみ。一番大きい石で長さ12m、500~600トンあるそうだ。

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5.ペルー、クスコのサクサイワマン城塞

 クスコの郊外、から北に1.5km離れた丘の上にある巨石で構築されたサクサイワマン城塞跡に巨石層。一分の隙間もなく巧みに組み合わされた3層からなる巨石層は22回のジグザグを描きながら360mも続き、中には推定360トンの巨石もあるそうだ。インカ帝国と征服者の最初の戦場になった場所としても有名。

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この記事へのコメント 19件

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  1. 当時は、火星から来た巨人族がいてだねぇ、、、 あれ、だれか見てる#$%&

    • -2
  2. 積み上げに関してはそこまでの坂を作っちゃえば出来るだろうけど・・
    馬鹿でかいのの運搬かぁ・・ 丸太に乗せる事自体が不可能に近いよなぁ・・
    あ!! 下を丸太型に掘って、丸太を下にあてがってから丸太以外のところを掘りぬいたら丸太に乗ったのと同じことになるか。
    あとは傾斜が少なくなる地点まで一旦下がって坂を作り直してから人力なり”動物”力なりで押したり引いたりすればなんとかなるかな。

    • -2
  3. どの国も何千年も前にあれだけの文明を築いたのに、インカはたった500年前までかけてあの程度ってカスすぎるだろ。

    • -6
    1. >>5
      その疑問を丁寧に解説してくれている“銃・病原菌・鉄”っていう本を読むんだ。文明
      は環境や資源で左右され、技術や教育レベルには依存しないって説明されてる。

      • +4
  4. >5
    ・南北に長いアメリカ大陸は東西に長いユーラシアより気候変動が大きく、農業技術の拡散が難しかった。
    ・家畜化できる動物がいなかった。
    アメリカ大陸では定住初期の食料生産能力がユーラシアの数十分の一しかないんだよ

    • +1
  5. 戦争で破壊多すぎだろ
    ほんと人間って馬鹿だな

    • +10
  6. 4<< 言われへんねやったらコメントすなwww 余計気になるやんけwww

    • +13
  7. イタリアww
    そんな石の塊持って帰るなよw

    • -4
  8. 日本が孤立した文明でも崩壊を免れたのは、幕府の森林保護政策や超リサイクル社会、そして人口抑制政策が成功したから。今の日本は大量消費社会で成り立ってるので、それが途切れたら文明維持が不可能になる・・・、だけども養殖技術の確立や海から資源を採る方法が開発できれば、もう少し寿命は延びるだろうと思う。

    • +1
  9. 歴史ミステリ記事かと思ったら、何だこのコメント欄…
    勉強になりますわ

    • +2
  10. 結論:むかしのひと けっこうすごい

    • +1
  11. パルモさん誤字だよ、
    もたざるおえない→持たざるを得ない

    • +4
  12. 時代が古いほど巨石ってのは本当ですか?
    もしそうなら、昔は重力が軽かったなどと妄想中。

    • +1
  13. 18世紀にピョートル1世の青銅の騎士像の土台用に、1000㌧を超える巨石をフィンランドから運んでて、陸地ではエジプトのピラミッドと同じ運搬方法が用いられてる。
    夢を壊してゴメンね。

    • -1
  14. トンカラリ、奈良や四国だったっけ?の巨石なんてのもあるし、前方後円墳は土を全部とっぱらったら面白い物が出てくるかもしれない。

    • +2
  15. 100トン近い巨石を、掘削機等を使用せずに切り出し、重機やクレーンを使わずに遠方から運搬し高地に積み上げた。しかもその切断面はなめらかかつ鋭利かつ正確であり、ギザのピラミッドの石棺は非常な精度で直角だったという。
    そのような非常に長い時間と手間のかかる大事業にもかかわらず、まず実行したことが疑問であるし、当時の鉄もないような時代に彼らの力だけでそれが実現できたのであろうか。
    後世に長くその技術力や思想を伝えようとするとき、耐久性の高い自然石を使って巨大な建造物を建築する というのは理にかなっている。
    世界各地の巨石遺跡について、その製造方法が残されていないのもまた不思議である。
    地球外のオーバーテクノロジをの原理もわからぬままに活用だけし、建造物の完成後には詳細を伝承することなく彼らが立ち去った と考えれば、その製造方法や技術について詳細が残されていないのも納得できる。

    • -1
  16. 地球外のオーバーテクノロジが使われたならそれを示す記述がどっかに残っててもいいはずだが、どこにもない。
    作業員の日誌やストライキの記録があったり、王の偉業を称える文言、神様や祖先の来歴を示す碑やパピルスがこれだけ見つかってても。
    ちなみにインカの複雑な石組などもロストテクノロジでオーバーテクノロジだ、なんて語られてる事があるが、実際は現地には今も製法が伝わってる。
    土を乗せてこすり合わせる事で尖った部分を見つけ削っていくと言う超アナログな方法だったりする。
    それと、古代遺跡はそれほど正確ではない。
    完全に鏡面仕上げでもしない限り角度や寸法を厳密に計る事は不可能。
    マスコミやオカルト信者が「一番都合のいい箇所」で計ってるだけのこと・・・。
    巨大石を運ぶのにクレーンは本当に必要か?
    正確に切り出すのに超技術は必要か?
    それらの技術の根幹は原始的な部分にあり、考え方を変えれば誰でも使えるのだ。

    • -1

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