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人と人の絆をつなげる“郵便配達猫”、猫を介して隣人と心温まる文通(イギリス)

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人と人の絆をつなげる郵便配達猫 image credit:Zack King/Twitter
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 ポストマン・パットならぬ、ポストマン・キャットの登場だ。飼い主の知らない間に、猫が別宅を持ったという事例は少なくない。そしてそれは、猫に運ばせたメモ書きで発覚するケースも、また少なくない。

 イギリスのロンドン北東部に住むカップルの飼い猫の場合は、別宅とまではいかずとも、去年から近くに住む隣人宅を頻繁に訪れていたようだ。ある日、首輪に挟まれていたメモを見た飼い主は、驚くと同時に隣人とのメモのやりとりを開始した。

 現在もそれは続いており、猫が結んだ不思議なペンフレンドの縁が、ロッククダウン中の飼い主や隣人の心を大きく癒しているようだ。

飼い猫ビリー、郵便配達猫となる

 ロンドン北東部ハックニーに住むオルガ・シプノヴァさん(29歳)とパートナーのザック・キングさん(39歳)は、飼い猫ビリーが結んだ縁で、見知らぬ隣人とペンフレンドの関係を築くことになった。

 事の始まりは去年の9月。オルガさんは外から帰宅したビリーが、首輪にメモを挟んでいることに気付いた。ラップに包まれてあったそのメモには、このように記されてあった。

あなたの猫は、外出中に我が家を訪問することが好きなようです。ドアの前に座って中に入れてほしいと「ニャ~」と鳴く姿はとてもかわいらしく、私たちはあなたの猫が大好きになりました。

誰の猫なのかわからないし、名前も知らないけれど、私たちはあなたの猫を「ビリー」と呼んでいます。あなたのフレンドリーな隣人より。

 そこで、オルガさんは見知らぬ隣人にこのように返信した。

ウチの猫と友達になってくれてとっても嬉しい!しかも彼の名は、ビリーっていうんですよ!!あなたが付けた名前こそ正真正銘のウチの子の名前なんです!

 そしてビリーは、オルガさんが書いたメモを隣人へとちゃんと配達してくれたのだ。

 返信をもらった隣人は喜び、再びビリーの飼い主にメモを綴った。それによると、隣人の同居人が夏頃にビリーの名札が首輪に付けられていたのを覚えていて、「この猫はビリーっていうんじゃないかな」と隣人に話したようだ。

 今はその名札がなくなってしまったため、オルガさんは、新しくビリーの名札をつけるつもりであることもメモに付け加えた。

 隣人は、ビリーがまるで伝書鳩のようにメモを届けてくれたことに驚き、返事をくれたオルガさんたちにもお礼の言葉を綴った。

 それから、オルガさんたちカップルと隣人はペンパルになり、定期的にメモのやり取りをするようになった。

配達猫ビリー、隣人との間にメモを届け続ける

 ビリーが結んだ不思議な縁で、隣人とやり取りすることが楽しくなったオルガさんとザックさん。

 何より2人は、隣人がビリーをとてもかわいがってくれて、「サーモンなんかはビリーは好きかな?おやつをあげてもいい?」などと親切に尋ねてくれる思いやりをとても嬉しく思ったようだ。

 メモのやり取りは、簡単な会話からやがて双方のおススメのレシピやテレビ番組にまで広がり、たくさんの情報をシェアするようになった。

 更に、隣人は郵便配達を続けてくれるビリーのために、ハート型の透明プラスチックの小さな容器を「郵便バッグ」として手作りしてくれた。

 オルガさんも、ペンパルとのやり取りをカラーペンでするように。

 ビリーは、責任を持ってそのメモを双方に配達してくれていたようだが、しばらくすると郵便バッグをどこかで失くしてしまったようだ。

 それでも、双方は工夫をしてメモのやり取りを再開。

 しかし、去年からコロナの影響により引き続きロックダウン措置が実施されているイギリス。クリスマス前に困難な時期を過ごしていたビリーの飼い主は、しばらくの間隣人にメモの返信をしておらず、隣人とのやり取りが少し疎遠になってしまっていた。

 すると、ビリーが隣人からのメモを配達してきた。

こんにちは!この前メモをビリーに配達してくれるように頼んだのだけど、失くしちゃったのかもしれないし、そちらに届いていないんじゃないかと思って。

ロンドンは、コロナの感染予防対策措置が厳しくなっちゃったけど、元気にしていますか?クリスマスはどんなふうに過ごす予定ですか?どうかお元気でいますように。

もし今週ビリーが来なかった時に備えて…良い週末と素敵なクリスマスを過ごしてくださいね。あなたのフレンドリーな隣人より。

現在もペンパルは続行中

 オルガさんとザックさんは、去年からの辛いロックダウン中に、ビリーによって結ばれたペンパルとの縁が大きな癒しとなり、やり取りのメモを全て大切に保管し続けて来た。

 メモを友人や家族に見せたカップルは、Twitterでも一連をシェア。ビリーを介した隣人との心温まるやり取りは、多くのユーザーらの心も打ったようで、「こんなかわいい配達猫、ウチにも来てほしい」「あら、別宅があったことがバレちゃったんだね!(笑)」「素敵なストーリーをシェアしてくれてありがとう」などといった声が寄せられた。

 ザックさんによると、現在は少しペースが落ちてしまったが、変わらず隣人とのやり取りは続いているという。が、配達頻度はビリーの気分次第のようだ。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 17件

コメントを書く

  1. うちのニャンも白黒ちゃん。白黒猫は可愛くて良いぞぉ。

    • +19
  2. ねえ君、
    なにかこうNNNのメンバーによる
    粋な計らいのように感じてならないんだ。
    そうは思わないかい?

    • +13
  3. うちの猫だと思ってたら
    ある日首輪を着けて帰って来たのでそれ以来
    別宅の人が着けた首輪を外して自分の首輪を付け合い
    首輪で所有権を主張しあう
    「この猫はウチの子だ戦争」が勃発する事もあるw

    • +11
  4. 日本は道路事情が厳しいので
    飼い猫を放し飼いに出来ないから
    外国のこういう話は和む

    • +11
  5. 白黒パターンの塩梅が正装タキシードに見えちゃうんですけど。
    貫禄あり過ぎ。(思わずこちらからぺこりと会釈しそう)

    • +5
  6. 猫さま「このご時世下僕どものメンタルケアも疲れるぜ」

    • +7
    1. ※13 いろんな人がいて、今まで外に出していた猫を
      コロナが移るからと家に入れなくなる人も出てくると思う。
      確かに外に出られるのが当たり前と思って暮らしている子が
      すんなり完全室内飼いを受け入れるのはむずかしい。
      自分が庭で世話している地域猫(家の中はもうギリギリの頭数)
      は、犬小屋の中に発泡スチロールの箱を入れ、毛布を厚く敷いて
      ホカロンを時間差で2~3個入れている。
      外断熱は小屋を毛布で巻いて引っ越しヒモで縛り、上から
      ブルーシート(銀色だけど)を2重に固定して雨雪よけ。
      入り口にはシートがノレンになってるが、時々中に雨が入って
      ないか要チェック。

      • +3
  7. 思ったよりビリーさんちっちゃい!そして可愛い♡

    • +6
  8. こんな猫の郵便配達員ならワクワクして寝れなくなるな。

    • +1
  9. 猫「誰も俺が手紙書いてるとは思わないだろうな…」

    • 評価

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