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元米軍パイロットが作る、超かっこいいアーマースーツ。人は彼を「ブルックリンのトランスフォーマー」と呼ぶ

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(著) (編集)

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本格的なアーマースーツを作る男性 image credit:instagram
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 SF映画さながらのクールなコスチュームでポーズを決める男性。彼はアメリカのニューヨーク在住のパフォーマンスアーティスト、ピーター・コキスさんだ。

 元米軍パイロットだった彼は、航空にまつわる豊富な経験をもとにリサイクル品や廃品で自作したコスチュームを観光地で着こなすパフォーマンスを続けている。

 地元では「ブルックリンのトランスフォーマー」と親しまれてるコキスさんの素晴らしいスーツコレクションを見ていこう。

Transformers Made of Trash

ガールフレンドの一言でスーツ作りに目覚めたコキスさん

 ピーター・コキスさんがコスチューム製作に目覚めたきっかけは、以前ガールフレンドが言った「あなたってちょっと堅物すぎるから、もう少しリラックスして少し変わったことでもしてみたら?」という一言だった。

 それは冗談めいた会話だったが、コキスさんは彼女の的確なアドバイスに感銘を受け、身近なものだけでできるスーツ作りにとりかかった。

 その作品は最初はごく簡単なものだったが、パレードに参加しては改良を重ねるうちにギャラリーの注目度が増し、「あれ見て!」と喜ぶ子どもたちの顔が楽しみになった。

 以後、彼はスーツ作りに夢中なりトランスフォーマーやターミネーター、エイリアンなどにヒントを得た作品を次々制作。現在は9つものスーツがあり、その都度パフォーマンスに使っている。

経験を生かして設計。リサイクル品を使ったスーツ

 航空関係に詳しい彼が経験を生かして作るメカメカしいコスチュームは、構造的な余裕をもたせた組み立て式になっていてアップグレードも可能だ。

 しかも材料はすべてリサイクル品で、トイレットペーパーホルダーやキッチンの排水管といった廃品までうまい具合に組み合わせている。

 一方で着用については少々やっかいな点もある。それはスーツの重さや蒸れだ。

 使ってるものがものだけにそれぞれのスーツはかなりの重さがあり、中にはコキスさんの体重と同じくらいのものもある。

 そして夏は中にこもる熱が重さ以上にきつくなるためパフォーマンスはいっそうハードになってしまう。

すべてはパフォーマンスのため。エアコンを封印し恋愛も断念

 それでもコキスさんの情熱は尽きることなく、大好きなパフォーマンスのためにストイックな生活を続けているという。

 たとえば費用は最小限でも体に負担がかかるスーツを着るため、夏になると部屋の窓を全て閉めてエアコンなしで働くというトレーニング法を自らに課している。

 かつてコキスさんのドキュメンタリーを手がけたスタッフが、夏に取材した彼の様子をこのように語っている。

コキスさんの家の温度は48℃になっていました。私たちは撮影中に汗だくになりましたが、彼だけは快適そうにしてました。彼は重さ77キロのスーツを着こんだ時の暑さに備えてるんです

 また彼はパフォーマンスと引き換えに快適に過ごすことをやめただけでなく、なんと前述のガールフレンドとも別れてしまった。

 スーツ作りに熱中し、台所のテーブルを部品で埋め尽くすようになったコキスさんは彼女とスーツの二択に迫られて恋愛をあきらめたそうだ。

自分にしかできないパフォーマンスに全力を

 とはいえ今の彼はとても充実している。自分にしかできないことを成し遂げる喜びに全力を注いでいるのだ。

世界中を探しても私と同じことをしている人はいないと思います。航空機のように余裕がある構造を自分で設計して構築するんですから。そのために何千もの部品を集めるのは大変ですけどね

 春と夏にブルックリンの観光地コニーアイランドの遊歩道に行けば、コキスさんのパフォーマンスに遭遇できるだろう。

 その瞬間はいかつい見た目に驚くかもしれないが、みごとな出来栄えのコスチュームをまとった彼が誇らしげにポーズを取ってくれるにちがいない。

 コキスさんのクールな手作りスーツが気になる人はコキスさんのインスタグラムアカウントをチェックだ

References:odditycentralなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 37件

コメントを書く

  1. 堅物は悪ふざけでも全力を尽くして最後までやりきるわけだよ。
    いい加減に生きている人間はここまでやり通せない。

    • +23
  2. 実用性はなしでも
    こういうメカってときめいちゃうんだよなぁ

    • +11
  3. すげー!!ww
    しかしある意味、余計堅物になってしまった。

    • +29
  4. レベルの高いコスプレだな
    蒸れは腰部に小型ファンの着いた作業服があるけど、あれ真似出来ないのだろうか

    ちなみにエイリアンクイーンは実際撮影した本物はゴミ袋で作られたらしい

    • +4
  5. 堅物さんに「変わったことでもしてみたら?」って言ったらその変わったことを極めやがるのか・・・

    • +12
  6. フォールアウトのパワードスーツもやって欲しいなー

    • +2
  7. 茹で玉子のスライサーには笑ったわ。
    よくよく見ると色を変えれば吸気か排気口にピッタリだわ。

    • +4
  8. クリムゾン・タイフーンを選ぶセンスは評価に値する

    • +4
  9. 完成度凄い
    しかしやはり重いんだなぁ
    力技で行く辺りがアメリカ的でいいね
    ただ熱中症にはならないで欲しい

    • +13
    1. ※12
      ゴチャゴチャ感とディテールの両方で、本邦の戦隊モノ巨大ロボのそれを優に超えているよなw

      • +3
  10. お笑いを極めたお笑い芸人だが、その本性は神経質な堅物
    って話に通じるものがある気がする。

    • +5
  11. 頭身が小さいせいかトランスフォーマーより
    ディスクシステムのメトロイド思い出した

    • 評価
  12. パワーアシストスーツというものが今実用化されててですね・・・
    その技術が使えればもっと楽に着られるかもしれない

    • +3
  13. このコスチュームなら小型ファンとか仕込めそうだが無理なんかね
    最近の着ぐるみには割と装備してるらしいが

    • +4
  14. ここまで大きな衣装じゃなくても
    炎天下でヅラや濃いメイクに長袖のジャケットに
    ストッキングやロングブーツだったり
    冬場に露出度の高い薄着だったり
    コスプレには体力が要るんだよなぁ…

    • +3
  15. 動力炉は自前か
    燃費とメンテナンスが大変だな

    • +3
  16. 出逢ったころはこんな日が
    くるとは思わずにいた …

    • 評価
  17. 一つのことに集中して追求するタイプのかたなんだろうなぁ、良き理解者がそばにいるといいが…

    • +6
  18. 段ボールで作ってください。。。
    現在日本の甲冑の撮影用の大半は段ボールですよ

    • 評価
  19. 坊主アタマのロボコップ感
    名前を尋ねられて振り向いて「マーフィー」って応えてほしい

    • 評価
  20. パワーアシストとかが手に入るようになったら導入してアップグレードしてほしい

    パワードスーツコスプレとかワクワクする

    • +2
  21. 元軍人言うからほんまもんの軍用スーツかと勘違いしてしまったよ

    • 評価
  22. 特撮系のメカデザインとかでプロでやって行けそうな気もするけど

    • 評価
  23. アーマスーツ作りの情熱に負けた彼女の気持ちが切ない。

    • 評価

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