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ベネズエラのピザハットが仮想通貨による支払いを承認

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(著) (編集)

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 仮想通貨の一種、ビットコインを使った一番最初の買い物はピザだったと言われている。それから10年が経過した今、ベネズエラでは仮想通貨でピザを注文できるようになった。

 世界最大のピザチェーン「ピザハット」は、仮想通貨決済プラットフォーム企業「クリプトバイヤー」と提携し、ベネズエラ全店で仮想通貨による支払いを導入したとのことだ。ピザハット店舗では世界初となる。

 その背景にはベネズエラの深刻なハイパーインフレがあるようだ。

仮想通貨でピザを購入

 仮想通貨は暗号資産とも呼ばれており、特定の国家による価値の保証を持たない資産(通貨)であり、暗号化されたデジタル資産(通貨)であることが大きな特徴だ。

 我々が普段使用している紙幣や貨幣は、国がその価値を保証している「法定通貨」であり、日本の場合だと、日本銀行が発行する日本銀行券(紙幣)、および造幣局が製造し政府が発行する貨幣(硬貨)のみがそれにあたる。

 一方で仮想通貨は、特定の国によって一定の価値が裏付けられておらず、インターネット上でやりとりされる「交換するための媒体」、「電子データ」であり、物理的な実体もない。

 だが仮想通貨でも、法定通貨で行うほぼ全てのこと(交換、決済、送付(送金)、融資等)ができるし、法定通貨とも交換できる。

 使用できる仮想通貨は、ビットコイン、バイナンスコイン、ダッシュ、DAI、イーサリアム、ライトコイン、テザー、XPTなどの各種コインだ。

 ピザハット・ベネズエラは、地元メディアにこう説明している。

今日、普段デバイスを手放さない人にとって、テクノロジーの利用は欠かせないものになっています。弊社にとって、若者や大人など、テクノロジーの知識のある人々に寄り添うことは大切なことです

背景にあるハイパーインフレ

 ベネズエラは今、深刻な経済危機の最中にある。ピーク時には268万%という文字通り天文学的なハイパーインフレーションが国民生活を直撃し、現金はほとんど無価値になってしまっている。

 このような経済的苦境において、一部の国民は現金以外の資産への鞍替えを試みているようだ。それが仮想通貨で、自国の通貨を信用できないベネズエラでは広く受け入れられているという。

 ベネズエラでは2020年1月にもバーガーキングでの仮想通貨決済がCryptobuyer社との提携で開始されている。

References:elaxioma / unilad/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 6件

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  1. 仮想通貨って本当に不思議だ。
    数年前に急にふらっとその存在が出てきて、今こうやって取引されてる。
    詳しくないから仕組みとかわからないけど、なにか得体のしれないものを感じる。
    突然浸透したよね?陰謀論者じゃないけど、なんかあるんじゃないかって勘ぐっちゃう

    • -4
  2. すでに自国通貨が破綻してるからなんだろうけど、
    仮想通貨だから実体としてのコインや紙幣がある訳じゃない。
    実際にビットコイン使える人(=スマホ持ってる人)がどれだけいるんだろうね。

    • +1
  3. ハイパーインフレの国だから出来ることだな

    • 評価
  4. ちなみにピザハットのハットは帽子じゃなくて小屋って意味だよ

    • 評価
    1. ※4
      HutとHatね。
      日本では何故か帽子目印になっちゃったけどね…w

      • 評価

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