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ウォンバットよ、お前もか! 体が光る有袋類はまだまだたくさんいることが判明(オーストラリア)

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31件のコメントを見る

(著)

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ウォンバットも体が蛍光色に光ることが判明 image by:Western Australian Museum
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先日カモノハシが紫外線に照らされると蛍光を発するとお伝えしたが、どうもこの調査結果は専門家の間でかなりの反響を呼んでいるようだ。

 もしかしたら、知られていないだけでまだまだ光る動物がいるのではないかと。そこでオーストラリアの動物学者はわざわざUVライトを借りてきて、ウォンバットで実際に試してみた。すると光るではないか!

 他にも蛍光する動物が次々と見つかってしまったのだ。

紫外線で光を発する動物が続々発見される

 西オーストラリア州立博物館のケニー・トラブリオン博士は、「カモノハシが光る」という論文を読んで驚き、自分の目で確かめてみるべく、わざわざUVライトを借りてきた。

 そして博物館が所蔵しているカモノハシを照らしてみる。確かに論文どおり蛍光を発した。

 今度は他の動物でも試してみたところ、なんということでしょう!

 カモノハシはおろか、ウォンバットやハリモグラ、ミミナガバンディクート、ポッサム、数種のコウモリまで蛍光を放ったのだ。

 博士によると、2ダースほどの種を試して3分の1近くが光ったという。その衝撃をミミナガバンディクートのウサギのような耳と尻尾が「ダイヤモンドのように輝いた」と、ツイッターで伝えている。

紫外線を当てると光るミミナガバンディクート

なぜ彼らは光るのか?

 生物蛍光は、外部から紫外線を吸収して可視光に変わる現象で、ホタルのような生物発光とは異なる。ではなぜ彼らは蛍光するのか? その確かな理由は今のところ分からない。

 しかしトラブリオン博士は、単純に暗闇で仲間を見つけやすいようにではないかと推測している。というのも、生物蛍光をする種の多くは夜行性だからだ。

 「そのメリットは、おそらく遠くから仲間を見つけられることです。その動物は安全だということが分かっているから、近寄ることができるでしょう」とトラブリオン博士は話す。

 一方、肉食の有袋類はまったく光らなかったという。同博士は、これも合理的なことだと考えている。というのも、目立ってしまえば、獲物に逃げられてしまうからだ。

光るウォンバット

紫外線に紛れ込むカモフラージュ

 だが生物が蛍光するのは目立つためのものではなく、その逆だという意見もある。

 タスマニア大学のカモノハシの専門家サラ・ムンクス博士は、生物蛍光はカモフラージュの古い形なのではないかと述べている。

 「仲間を見つけるためだとは思いません。カモノハシにはそれ以外にも仲間を見つける方法がいくつもあります。ほかの種の研究からは、古い形のカモフラージュであることが示唆されています。」

 生物蛍光をすると、紫外線を頼りに獲物を探す肉食動物の目には消えたように見える可能性があるのだそうだ。特に紫外線が多い夕方や明け方では、有効な目隠しになるだろう。

他にも意外な動物が生物蛍光してるかも

 なおトラブリオン博士が光る動物の写真をツイッターに投稿したところ、すぐにほかの研究者から連絡があったとのこと。どうもしばらくはUVライトを片手に行う調査が動物学者たちの間で流行りそうな雰囲気だ。

 もしかしたらみんなの周りでも、意外な動物が光っているかもしれない。あるいは一部人間とかも…

References:abc / sciencealert

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この記事へのコメント 31件

コメントを書く

    1. ※1
      そうそう、おいらも、って、やかましいわ!

      • +36
  1. 目立つんじゃないかと思ったらカモフラージュになるのか

    • +4
  2. 捕食者は目立ったら不利だけど狙われる側はカモフラージュになるってのがなかなか複雑で理解に苦戦した

    • +5
    1. >>4
      まあこれは夜の場合地面の方は光を反射して光って見えて逆に空の方は暗いからじゃないかな
      捕食者は基本獲物を上から眺めて見つけようとする
      狙われる側は基本捕食者より低い位置から捕食者を見つける

      • +4
      1. >>9
        魚が背中面は色あって、お腹は銀色なのと似た理由かな?

        • +3
  3. 光る生物って結構おるよね
    Gとか軍用犬やらカメレオンに甲殻類、なんならヒトも発光してるし

    • 評価
  4. 多くの猛禽類は紫外線を視認できるらしいので、周囲の地面とかと反射率が同等ならばカモフラージュになりますね。
    一方で哺乳類は紫外線を視認できないはずなので、自分たちは発光してるという自覚もないでしょうね。

    • +4
    1. ※6
      ちがうそうじゃない。
      「ウォンバットが紫外線を発している」のではなく、「紫外線を吸収して、蛍光を発している」。光っているのは紫外光ではなく可視光。
      紫外線が見える/見えないは関係ない。

      • +2
  5. そもそも蛍光灯を
    夜中に当てるなんて
    人間だけだものね
    だから判明しただけで
    生物としては実は
    ありきたりな能力
    なのかも

    • +9
  6. 洋服の漂白剤や化粧品にもUVカットや蓄光材はいってるから
    人間なんてエレクトリックパレード並みに光り輝いてみえてるんだろうなぁ

    • +14
    1. ※10
      ナルトのガイ先生みたいな人ならいいけど、
      ラジウムを塗る人たちの場合は悲惨

      • -1
  7. “発光” と “蛍光” はずいぶん違うけど、
    植物でも蛍光するやつはちょいちょいよくいるよね。ピーナッツとか。

    ピーナッツも仲間を呼ぶために蛍光する性質を備えたのだろうか。
    カムフラージュのため?

    • +4
  8. 人間の目で視認出来なかった色が、UVライトを利用する事で確認できるようになったのか

    • +1
    1. >>13
      月から届く太陽光の反射光線は可視光よりも紫外線の方が線量が高い。
      この為、夜行性の動物は可視光よりも紫外線を頼りに活動するものが多い。虫がブラックライトに集まるのもこの為。
      ここで仮説として挙げられているのは、紫外線を吸収して、可視光に変換して放出する事で、紫外線を頼りにする捕食者の目には映らないのではないか、という事。

      • +6
  9. カモフラージュになる説明が説明になっていない。

    • 評価
    1. ※14
      紫外線が見える生物がいて、紫外線を当てると可視光線に変換して光る、それは紫外線が見える生物から見て黒い物に見えるようになる、という事なんじゃないかな。

      • +1
      1. ※22
        はええ~、昼行性の人間の常識からすると、逆転の発想みたいに感じるね。

        • +3
  10. 強烈な紫外線を毛で吸収して皮膚まで届かないようにするのが本来の目的で、べつに光りたかったわけではない、という説を読んだことがあるけど、ウォンバットもそれじゃないかなあ。オーストラリアって紫外線強そうだし。

    • +5
  11. なんだよみんなおもしろ生き物だったのか!すき!

    • +3
  12. 耳と尻尾だけ光るってのも面白いなぁ。
    臭腺か何かの分泌物を塗ったところが蛍光性を持つのか、毛自体がそうなのか。

    • +2
  13. ここまで「う~~~~~ウォンバット」なし ←おっさん

    • +4
  14. 韓国の通貨危機のことを

    ウォン・バッド

    • -3
  15. いっそ、何でもかんでも紫外線当ててみたらどうでっしゃろ?

    • +1
    1. ※24
      きみにブラックライト当てると
      すげー光ってるはず。 ほこりだらけや。

      • +1
  16. これは、やむを得なく染まってるか染み出てると思う
    ウオンバットも水浴びの習性があるよね
    水場で発生してるバクテリアが付いてるか取り込んでしまってるかと思う
    今のところ意味がないんだよ、たぶん

    • 評価

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