この画像を大きなサイズで見る次のトレンドは何だろうかと常にアンテナを張り巡らせているオシャレさんなら要チェックなものがある。先月、キノコから作られた代替レザーについて紹介したが(関連記事)、今ファッション業界ではキノコが熱いのだ。
キノコにオシャレなイメージはあまりないかもしれないが、キノコ(菌糸体)から作られた次世代レザーで勝負に出る企業が続々と登場してきていると、『New York Times』が伝えている。
名だたるブランドと業務提携したキノコレザー
アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くスタートアップの「Bolt Threads」は、「Mylo」という菌糸体から作り出した代替レザー製品を2018年から限定的に生産。これが好評を博して、現在は世界進出の準備を進めているという。
同社が提携する企業にはアディダス、ルルレモン、ケリング、ステラ・マッカートニーといった有名ブランドが軒を連ねており、その注目度の高さがうかがえる。
Bolt Threadsの創業者ダン・ウィドマイアーCEOは、独占契約が慣例だったファッション業界で複数の企業と提携できたのは従来ならなかったことで、キノコレザー市場の成長の証にしたいと語っている。
この画像を大きなサイズで見るなぜ今、キノコなのか?
紙や包帯などに使えるキノコ素材の特許が出願されたのは、意外に古く1950年代のことだ。それがここ10年でBolt Threadsのほか、Mycelium MadeやMycoWorksといった数多くのキノコ素材企業がファッション業界に進出している。
なぜ今、ファッション業界はキノコレザーに注目しているのだろうか? それはこの業界のビジネスが、そのイメージとは裏腹に非常に環境負荷が高いことと関係している。
たとえば動物の革を使ったレザー製品は、食肉生産によって生じる廃棄物を有効活用しているという意見もあるものの、実際には動物から剥いだ革をレザーに加工する過程で汚染物質が使用されている。
また革を供給する牛もメタンという強力な温室効果ガスの排出源となっている。そもそも動物を殺すこと自体に抵抗を感じる消費者も多い。
環境問題や倫理問題への消費者の関心が高まっている今、ブランドイメージを維持したいファッション業界にとって、環境負荷が低く、動物を殺す必要もないキノコレザーは魅力的な選択肢なのだ。
従来のレザーにも匹敵する性能を持つキノコレザー
Bolt Threads社はMyloの生産地を具体的には明かしていないが、ヨーロッパ某所にある倉庫だそうで、材料は食材用のキノコであるという。
これを作るには、まず縦横無尽に張り巡らされるキノコの根のような部分(菌糸体)を、おがくずなどの有機物の中で成長させる。
温度と湿度を調整しながら2週間も成長させると、シート状になった菌糸体が出来上がるので、ここになめし・染色・エンボス加工などの処理を施すことで、レザーのような質感の素材に仕上げる。
生産過程では綿生産の半分程度の水しか使われず、動物素材に比べて温室効果ガスや汚染物質の排出量がずっと少ない。また生分解性もある。
環境に優しいだけでなく、質感も魅力だという。冷たいプラスチックのような触り心地の合皮とは違い、Myloには天然素材ならではの暖かさと柔らかさがあると、Bolt Threadsで製品開発を担当するジェイミー・ベーンブリッジ氏は説明する。
なおBolt Threadsが生産するのはキノコ素材だけではない。Myloのほかにも人工的に作ったクモの糸製品「Microsilk」もある。ただしこちらは今のところ、価格や性能の面で、競合となるポリエステルのような繊維に太刀打ちできるほどではないという。
一方、キノコレザーは価格の面でも性能の面でも業界が求める基準を満たすことができるし、キノコ農家ならすでにいくつもあるので生産の拡大も容易であるそうだ。
この画像を大きなサイズで見るキノコスニーカーやキノコアクセサリー
実際、すでにMyloを利用した製品の計画も伝えられている。
たとえば、Adidasは2021年からMyloを使ったクラシックスニーカーを開発する予定であるとのこと。同社グローバル戦略部門のジェームズ・カーンズ氏によると、価格は従来のものよりも若干高めで、最初は少量生産になるという。しかし消費者がキノコ素材スニーカーに慣れた頃を見計らって、生産を拡大していくつもりだそうだ。
またLululemonも来年からバッグやアクセサリーなど、さまざまなラインでMyloを使った製品を開発していくつもりであるという。
(環境問題について)この業界の競争力を変えていかねばなりません。デザインや創造性の点では競争力がありますが、地球への負荷を減らすという点ではまだまだです。温暖化を止める魔法の杖はないのですからね
と、カーンズ氏はコメントしている。
/ written by hiroching / edited by parumo
















ワシのキノコもオシャレしたいのう…
いや、たけのこの皮だって、昔から重宝に使われて来たわけでさぁ・・・
>>2
アホか規模がちゃうやろ
不思議なのはキノコという素材から生み出しているのに
フェイクレザーという形態を採る必要があるのかと言う事
立派なマツタケでも貧弱なエノキタケでも良いじゃないか
環境負荷が従来の皮革を下回るなら、これほど望まれた素材はないな。
植物の皮だって、動物の皮革ほどではなくとも建材に利用されてるレベルで十分な耐久性は持っているわけだし、コスト次第ではこちらを選びたい。
尤も、これが極端なヴィーガン等の感情論から発した物なら、眉にツバ付けて静観するけど。
なんだかんだこういう新素材ってぜんぜん一般化しないな
せっかくの新素材なんだから全く新しい使い方をしても良さそうなのに、わざわざ皮革を模倣するってことは、やっぱり皮には抗いがたい魅力があるんだろうね
イミテーション全盛になっても本物の皮は珍重されてものすごい価格がついてそう
>>6
そりゃそうだよ。信念を持って肉を食べない人たちが大豆ベースで作るのはイミテーションの肉なんだから。
>>6
肉を食べなくなってから、なんとなく皮製品は引いてしまうようになったから、こういうのが出回ったらとても有難い。
>>6
名刺入れや財布など、従来の用途で必要なの。
目新しさに飛びついてるだけ…
少ししたら「知らないうちにキノコ使ってた!」なんてことになりそうねw
牛革のもとは肉牛や乳牛だからな。「代用品ができたのでもう牛革は要りません」だと、肉や乳を取った後の牛の皮が無駄に廃棄されることになるんだけど、その辺はどうなんだろう。
※11 ※18
だとしてもなめし加工の段階で環境負担が大きいという話だろう
無駄にしないために環境壊してたんじゃ本末転倒
ベルトから第二のキノコがにょきにょきと…
ただ、キノコレザーは耐久性と言う点で本革に遠く及ばないのが現状であって
長期に渡って使われるモノに使うにはまだまだ改良してもらえないと使えないのよ。
だから数年で更新されるであろうファッション関係程度にしかまだ使えない・・・
菌糸がこんなところにまで
合成革は劣化スピードが早くてうんざりしてたから
安価でボロボロに崩れていかないなら使いたいな
サボテンを使ったフェイクレザーも前にここで見た気もするんだけど
きのことの品質差を知りたいな
日本は湿度が高いからキノコレザーバッグからキノコがワンポイントっぽく生えそうだよね。
スマホケースとかあんまり水に触れないし用途として良いのでは。
合成革の代替にはなっても本革の代替にはなりそうにないな
これはこれで良いと思うが肉食が層々無くなったりはしないんだから革自体は生き残って欲しいな
肉も革も余す事無く使ってこそ命を大事に出来ると思うんだ
蒸れない、ひび割れない、ならいいかも
これでレザーパンツ作ると当然…
松茸級ならいいけどエノキ級ソロだったら
焼いて醤油かければ食えるのか!?
人工蜘蛛の糸の実用化はすでに日本には有るんじゃなかったっけ?
常時人間に付着していなかった数多のキノコ菌種が突然変異体となって
ラストオブアスの世界に・・・?
レザーじゃない物にレザーの名前をつけないで欲しいね
一番アレなのはヴィーガンレザー
皮革製品じゃない物にレザーとつけるのは違法にしろよ
>>27 すごくわかる!
洋服とかの品質タグに合成皮革じゃなくて
塩化ビニールって表記してほしい。
所詮、革の模様つけたビニールなんだから…