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新型コロナ・殺人バチ・巨大トカゲ(今ココ) 更なる脅威がアメリカを襲う(※トカゲ出演中)

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南米の巨大トカゲがアメリカに侵入/iStock
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 コロナパンデミックの渦中にあるアメリカで、つい先日ワシントン州でオススズメバチの侵入が確認されるという脅威が報告されたが、今回また新たな恐怖がフロリダ州とジョージア州を脅かしている。

 ペットして輸入され、飼われていたとされる南米原産の巨大トカゲが野生に放たれ、アメリカの在来種の脅威となっているのだ。

 現在、ジョージア州天然資源省職員は、同州に侵入しているとされるこのトカゲの捕獲に全力を注いでいる。『Daily Mail』などが伝えている。

Lizards invading Georgia

南米原産テグートカゲがフロリダ州からジョージア州へ侵入

 野生生物界においては、特に貴重な在来種を脅かす外来種は、生態系のバランスを崩す非常にやっかいな存在だ。

 そんな脅威が、アメリカのジョージア州で発生している。南米原産のテグートカゲ(Argentine black and white tegu)が、フロリダ州からジョージア州へと侵入し、保護された在来野生生物の存在を脅かしているという。

 白黒の縞模様のテグートカゲは、その種の中では最大とされ、全長1.2メートル、体重4.6kgほどに成長する。

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image credit: youtube

 従来はブラジル、パラグアイ、アルゼンチンに生息するが、エキゾチックなペット貿易によりアメリカに輸入されることは一般的となっている。

 おそらく、今回目撃されているテグートカゲは、もともとペットとして飼われていたものが逃げたか、飼い主によって故意に野生に放たれたかのどちらかだろうとジョージア州天然資源省は推測している。

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image credit: youtube

増殖して保護野生動物の脅威に

 侵襲的存在で捕食者が非常に少ないテグートカゲは、現在アメリカで急速にその数を増加させている。

 テグートカゲは一般的には人間に攻撃はしないとされるが、危険を感じるとその鋭い歯や爪、大きな尻尾で攻撃することもあるという。

 ジョージア州天然資源省のジョン・ジェンセンさんによると、最初フロリダ南部の複数の場所で確認されていたテグートカゲは、今はジョージア州のトゥームズやタットナル郡地域にも侵入しており、次のように注意喚起を促している。

Have You Seen Tegus in the Wild in Georgia?

テグートカゲは、動植物なら何でも食べますが、特にアメリカで保護動物に指定されているホリガメの卵やアリゲーターの卵を好んで食べるので、在来種に非常に悪影響です。

住民が注意すべきは、トカゲが避難場所として使わないように庭の穴を埋めたりペットフードを置きっ放しにしたりしないことです。

目撃者は、大抵ワニの赤ちゃんと見間違うようです。安全、かつ人道的に野生環境から削除するよう試みていますが、ペットとして飼っている人は最後まで責任を持ち、もし飼えなくなっても、引き取れる団体があるのでそこに連絡するなどしてください。

野生に放してしまうと、最悪の事態を引き起こす可能性があります。

 なおテグートカゲは、日中は水や陸の上を移動し、通常茂みや森林の混合地帯に生息しているが、冬は冬眠する習性を持ち、メスは年間35個の卵を産むことができると言われている。

さらにはウサギに感染するウイルスも拡散

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オグロジャックウサギ / Pixabay

 アメリカには他にも新たなる脅威が迫っている。西部複数の州で、ウサギに感染し、外来由来の「ウサギ出血兎ウイルス性出血病」を引き起こす致死性のウイルスが発生しているそうだ。

 3月以降、ニューメキシコ、テキサス、アリゾナ、コロラド、ネバダ各州で野生のウサギと家畜のウサギが数千羽が死亡、最近ではカリフォルニア州パームスプリングス近くの砂漠に10~20羽のオグロジャックウサギが死体で発見されている。

 兎ウイルス性出血病は感染力が高く、何も症状を示さないまま突然死することもあり、致死率は40~90%と言われている。日本では1994年に発生したのち、全国各地で散発的に発生しており、届出伝染病に指定された。

 なぜこのウイルスがアメリカに入り込んだのか?その感染経路はまだ明らかになっていない。

 ただし兎ウイルス性出血病は新型コロナウイルスとは関係がなく、ウサギの仲間のみに感染すると言われており、人間に感染することはないという。

 このまま感染拡大が続くと、アメリカに生息する数十種類のウサギ全てが壊滅的な打撃を受け、さらには食物連鎖が崩れることで生態系が脅かされるとして警戒が強められている。

追記(2020/05/19)本文を一部修正して再送します。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 19件

コメントを書く

  1. ペットとして飼っている人は最後まで責任を持つ
    本当にこれに尽きる

    • +18
  2. >>庭の穴を埋めたりペットフードを置きっ放しにしたりしないように
    ↑穴掘ってペットフード入れておけば捕獲できるのでは?

    • -6
  3. なに、恐竜だってアメリカ人には勝てないよ

    • 評価
  4. トカゲって言うか上から見たらホントにワニだわ
    小型のワニ

    • 評価
  5. さっきまでネットニュースチェックしていてウサギの出血症の記事を読みました。いろんなウィルスがあちこちでパンデミックですね。。

    • +4
    1. ※6

      オーストラリアとニュージーランドが野ウサギ駆除目的で意図的にウィルスを散布してるから
      90年代に撒いたけど、それに耐性つけたらしくて2018年頃に新しく韓国株をバラ撒いた
      100年周期のパンデミック、次回はウサギ出血熱かもね

      • +2
  6. テグスじゃなくてテグーだなこれはアルゼンチンだのブッラク&ホワイトだのレッドだのの品種がある

    • 評価
  7. 日本もペットは登録制にするか許可制にした方がいい
    飼えなくなった、でも保健所は可哀そうだから野に放つみたいなエゴは止めてほしい
    どのみち生き物に責任を持てない奴は碌な奴じゃなんだろうが…

    • +6
    1. ※9
      犬限定ですが、狂犬病予防法により登録が義務付けられています。

      みだりに野に放したら生態系に悪影響があるというのも十分わかりますが、試験などを通じて許可を与えられた個人だけが動物を飼うことができる、という仕組みをどう構築、運用していくか。運転免許のように「動物飼養免許試験場」などというものを各地に設けるのでしょうか?

      「飽きたペット捨てる話題」になると、許可制にせよとの意見が時折見られますが、ペットを飼うことにまで、お上のお許しが必要な世の中は、私はごめんです。

      • -9
      1. ※12
        揚げ足取り
        非建設的な意見
        非協力的
        いいとこなしなコメだな

        • +5
        1. ※16
          許可制を否定する理由は、ペットを飼うというごく個人的な営みに対して、行政が許認可のような形で介入するという仕組みがなじまないと捉えるからです。

          無責任な飼い方が許されないのは当然です。ただそれに対し現在ある鳥獣保護法や器物損壊などの罪で取り締まる以上に、さらに国民を縛る制度を設けるのが是か?と問うたまでです。

          世の中はペットを飼う人間ばかりではないので、そこに公金を支出するならば、一部は受益者負担として飼う側がそのシステム維持に対し支払う義務が生じます(自動車免許がその例です)。それが大多数の世論として異論がないのであれば、私はこれ以上反対しません。

          • -4
  8. テグストカゲじゃ無くてテグ―トカゲじゃね?
    もしかしてテグスだけに釣られたってこと?

    • 評価
  9. もうめちゃくちゃだな
    人類の英知はどこに消えたんだ

    • 評価
  10. アメリカでも在来種は喰われる側なんだな。

    • 評価
  11. テグートカゲ、食べられないのかな…?

    シッポのあたりとかワニ食べる人なら食べられそう。ペット用なら毒もなさそうだし

    • +1
  12. 巨大バッタも移動中だ
    アメリカに飛んだらヤバい

    • 評価
  13. ・ アメリカで「ウサギの致命的な出血性ウイルス」が拡大しており、全米のウサギが絶滅に至る可能性も

    ・ロシアで変異したマダニが人々を襲っていると科学アカデミーが発表。すでに4000人以上の子どもたちが病院に搬送され、噛まれたうちの36%がライム病に

    • 評価

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