この画像を大きなサイズで見る雨が降った後、独特の匂い(ニオイ)を感じたことはないだろうか?特に緑の多い自然の中、雨粒とともに立ちのぼる、あの独特な土の香りは、どこか心が癒されるものがあり、結構好きという人もいると思う。
雨の匂いは「ペトリコール」と呼ばれており、昔から世界中の人が感じていた普遍的なものだ。
そしてまた、雨の匂いに癒されるのは、決して気のせいなどではない。それはある生物をおびき寄せる、甘い誘惑であり、細菌の生存策略なのだという。
雨の匂い「ペトリコール」
雨が降り始めたとき、地面からふわりと立ちのぼる、あの土っぽくて懐かしい香り。実はこの匂いには「ペトリコール(petrichor)」という名前がついている。
この言葉は1964年、オーストラリアの化学者イザベル・ベア氏とディック・トーマス氏によって作られた造語だ。
語源は古代ギリシャ語の「ペトロス(petros)」と「イコル(ichor)」に由来する。
「ペトロス」は石や岩を意味する言葉で、地面そのものを象徴している。「イコル」は、神々の体内を流れる神聖な液体を指し、人間の血液のようなものだ。
つまりペトリコールとは、「地面からにじみ出る神聖な香り」といった意味合いを持つ。
ペトリコールはそれ以来、科学の世界はもちろん、文学や音楽、香水の分野でも注目されるようになった。単なる科学用語にとどまらず、人々の記憶や感情を呼び起こす「香りの名前」として定着した。
ペトリコールの元は土の中にいる細菌によるもの
『Nature Microbiology』(2020年4月6日付)に掲載された研究では、「ストレプトマイセス属(ストレプトミケスとも言う)」の細菌が放つ匂いが動物に与える影響を観察している。
600種以上が属す放線菌最大のグループであるストレプトマイセス属は、土の中や腐った植物などに潜んでいる。
その特徴は、「ゲオスミン」という土のニオイがする化合物を放出していることだ。
ゲオスミンは雨上がりに特に空気中に舞い上がりやすい。
普段はあまり気がつかないかもしれないが、雨が降った後は私たちにも土の匂いが感じられる。
これが雨の匂い「ペトリコール」の正体だ。人間は特にこのゲオスミンに対する嗅覚が鋭いのだという。
この画像を大きなサイズで見る土の匂いに引き寄せられるトビムシ
人間が雨上がりの土の匂いが嫌いじゃないように、この匂いが大好きな昆虫もいる。
モナシュ大学(オーストラリア)の研究グループの観察よると、「トビムシ」という昆虫の近縁は、この土のニオイが大好きなのだそうだ。
彼らは、触覚でその匂いを嗅いでは、ストレプトマイセスに引き寄せられる。そして、トビムシがそれを食べると、体には細菌胞子が付着する。
そうした胞子は、トビムシが方々へ歩き回り、いく先々でフンをすることで拡散される。どうやらストレプトマイセスは、匂いでおびき寄せられたトビムシを利用して、自分たちの勢力を拡大させているということらしい。
ストレプトマイセスの代謝物には結核の治療に用いられた最初の抗生物質「ストレプトマイシン」が含まれている。これはハエや線虫など、他の虫にとっては毒であるが、トビムシはこの物質を腸で解毒することができる。なので食べることができるのだ。
このところ、家に閉じこもってばかりでいい加減イライラするという人も多いだろう。次に雨が降ったら、土のある場所に行き、ペトリコールを胸いっぱいに吸い込んでみてはどうだろうか。少しは気分が安らぐかもしれない。
References:nature. / sciencealert/ written by hiroching / edited by parumo














子供の頃の夏の日を思い浮かべます
※2追記
夕暮れ 遠雷 そよ風 近づく雨音
埃っぽいけど嫌いじゃないあの不思議な匂いね。雨なのに土埃?って不思議だった謎が解けた。
雨の匂いいいよね~って言うとたまに「は?そんなものないけど」みたいな反応されるけど、こういう裏付けがあると錯覚じゃなかったと思えてなんか嬉しい。
土を掘り返した時の匂い
※4
どんな土かにもよるけど、
密閉されていた土が開放された際の匂いは
またちょっと違う気もする。
古い箪笥のように、若干カビっぽさがあるというか。
匂い立つ夏の夕立 ⇒ 熱く灼けた粉っぽい白茶色い土に
ザッと水を撒いたような、乾いた(?)もわっと感。
土を掘り返した匂い ⇒ 青黒い深い畑の土の
ひっそりとした湿ったひんやり感。
余談だけど、子供の頃
遊んでて汗そのものはそこまで臭わなくても、
腕に傷とか出来てペロッと舐めた瞬間
むわっと肌から塩っ気のある体臭が沸き立つ感じが、
通り雨が降り始めた時のグラウンドと雰囲気 似てると思った。
なぜか蟲師を思い出したわ
大気の排ガスやホコリって聞いて育って来たけど違うのか?どちらにしても体に悪いのは違いないけど嫌いじゃない
世界って本当によくできてるんだなぁ…
こういう「誰が考えたんだ、こんな上手い仕組み?」と思える自然現象を知ると神の存在を信じる気持ちもわかる気がする
>>7
ヒトの心臓のクソ設計を知ると神は居ないかすこぶる無能だって思っちゃうけどね
このにおいにはペトリコールという名前が付いているって何年か前に知ったよ。
雨も悪くないなって思えるよね。
>>9
ギリシャ語で石のエッセンスと言う意味なんですよね
>>22
へぇ~素敵だね(^_^)
アスファルトの匂いじゃないのか
>>10
それ分かる。
心踊る匂い
※11
シンギング イン ザ レイン♪
雨上がりのにおいじゃなくて、雨の降り始めのにおいのイメージ
このにおいがして「はっ」と気が付いて洗濯物を取り込めるから
※12
お湿り程度の通り雨で上がっちゃった後の運動場
なんかは、降り始めの匂いのままな気がする。
本格的な土砂降りになると、もっと水っぽい匂いになるね。
ゲオスミンって聞いたことあると思ったら、
鯉やなんかの川魚特有の泥臭い臭いの元の
物質だった
新緑の若葉の匂い、快晴の日のグラウンドの匂い、ベビーカートの赤ちゃんの匂い、
若い女のコの匂いなんかの香気成分の定性分析してみたい。
放線菌の匂い
土手の土を掘り返すと匂う
※16
ほう~せんきん ほう~せんきん♪
土の匂いも嫌いじゃないが,都会の夕立でアスファルトが急冷された時のスチームみたいな匂いが好きだ。
晴れた日に布団干した匂いの方が好きだ
あれは紫外線で死んだダニの匂いなんだっけ?
>>18
えっ、、、まじ?
>>18
その説は最近否定されて、
布団の繊維由来だと判ったらしいよ。
排ガスとかアスファルトの匂いって意見にジェネレーションギャップを感じるわ
ゲオスミンの臭いは好きじゃないなあ
わあ海の匂いがするよこんなに海から遠いのに → ドブ川の腐敗臭だった
上京するまで 川なんて臭ったことないし、あの匂いは海のいい香りだと思ってた。
薄まってたので気づかなかっただけなんだ。
高い木が多い深い山だと常に香るあの匂いと似てる気がするが違う物?
あの匂いは大好きだ
干潟で「磯の香り♪」って喜んでるけど
「海の生物たちが日干しされて死んでいくニオイ」死臭なんだよね…
引き寄せられるトビムシの Wikipedia の説明の中に攻殻機能とあるんだけど、なんだろう?
アスファルトの道、周囲の家には土の庭がある
これから雨が降る匂いが風に押されたとたんにパタパタっと落ちた雨粒がいったん途切れた瞬間の匂い、あれが雨の匂いの中でもいちばん好きだ
雨が降る前のにおいは草刈りをした後のにおいがする。
と言ってもわかる人と、「草刈りの後のにおいって何?」って人に別れるから、雨が降ってくるねって会話が成り立たない。
雨が降った後と違うんだよな。これがまた。
思わず二郎さんが、「トビムシ!トビムシ!」
匂いを感じるのは降り始めだよなあ
雨よりも、雪が降ってる時の匂いのが好き
雨が降っているときに外にいて
雨がやんだら屋内に入ったとき見切りをつけました
見てなかっただろうけど
雨がやんだ頃には屋根の上には虹がでていました
ストレプトマイシンを、ただで吸い放題。
雨上がりの地面の匂いはいーけど
真夏の草いきれはたまったもんじゃないね
青臭い匂いが何とも言えない
白秋の詩にもあったけどアレの臭いに似てる
何人張ってんだよ
雨が降った後の匂いと、最初の結核治療薬に関連性が有ったとは知らなかった。『カビの一種だ』辺りまでの知識は有ったけれどね。まあ自然は全て繋がっている気もする。人間も自然の一部分だよね、きっとさ。
カビそうな感じのする、あの湿っぽい臭いですか?
あれ、私は嫌いですね。余計ジメジメしてそうだから。
植物が雨を吸い込むときの匂いだと思ってました。
雨上がりの草木の匂いもすごくいいです。
雑菌の匂いは生命のスープ
母なる海の記憶を呼び起こすのかもしれない
アスファルトよりも雨の後のコンクリートの匂いが好きだったな 資材置き場とか団地の階段とか
何人かの方が書いてらっしゃる、雨が降りはじめのアスファルトの匂いは、私も好き。
ときに、「雨が振りそうな匂い」とか「雪が振りそうな匂い」って時々聞くけど、どんな匂い? そっちは全然わからない。(たぶん)
降ったあと?いやむしろ降る前に臭わないか?アレ
あの匂い嫌いじゃない
でもジオスミンて水処理の世界だと悪臭の原因で悪者なんだよ
「カビ臭」ってことになってて臭気取るのがなかなか大変で色々工夫してんだ
でもまさかあの雨の日のにおいと同じ物とはしらなかった
※49
ヒトがこの匂いに敏感なのは、腐った水を嗅ぎ分けるために進化したからって言われてるね。
この匂いに関してだけはイヌにも引けを取らない感度らしい。
降った後より夕立が近づいて来る時のあのツンとした匂いが好き
勝手に蜘蛛の匂いって呼んでる
雨降りのアスファルトの匂いもストレプトマイシスなの?この世で一番好きな匂いだけど。二番目は新しい畳の匂い、
人間はペトリコールにものすごい敏感で、
10億分の1に薄めても嗅ぎ取れるんだが、
なぜそこまで敏感なのかはわかってないらしい
子供の頃、あのニオイで雨が降る時間を察知してた……何処かで降り出してから雨雲がこっちに来る場合に限る。
生臭いし、ミミズの匂いだと思ってた