ただ、十分な社会的距離を実行しながら、人の多くない場所での散歩を1日1回のみ認められている国もあるため、子供たちは短い時間をほんの少しだけ楽しむことも可能だ。
そこで最近、各地域で広がっているのがベア・ハンティング(熊狩り)ムーブメントだ。子供たちが道を歩くだけで楽しい気持ちになれるようにと、各家庭が窓辺に熊のぬいぐるみを置き、子供たちに笑顔をもたらしているという。
イギリスの人気児童書を基にベア・ハンティングが拡散
ここ最近、アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの各地域で広がっているのが、「ベア・ハンティング(熊狩り)」だ。これは、子供たちの冒険を描いたマイケル・ローゼンとヘレン・オクセンバリーによるイギリスの人気児童書『We’re Going on Bear Hunt(きょうはみんなでクマがりだ)』(1989年初出版)が基になっており、外出制限中で退屈な子供たちがほんの短い時間の散歩でも楽しめるようにと、窓辺に熊のぬいぐるみ(時に犬や猿などもアリ)を置いて地域全体を元気づけようとする活動だ。Going on a Bear Hunt? Come and spot Barnsie! He’s beary excited to see you! Read the book that inspired this global scavenger hunt by taking advantage of our BOPIS curbside pickup from 10am-5pm! #bnclarence #familyfun #goingonabearhunt pic.twitter.com/LGjQg54gHi
— Barnes&NobleClarence (@BNClarence) March 31, 2020
インターネットでは、ハッシュタグ「#GoingOnABearHunt」がSNSで拡散され、多くの地域で窓辺に熊を見つけた、もしくは熊を飾ったという投稿がシェアされている。
こちらのTwitterでは、地域の50軒以上の家の窓辺に熊のぬいぐるみが飾られてあるから、親は子供たちを車に乗せてベア・ハンティングに連れて行けることがツイートされている。
More than 50 homes in our neighborhood have put bears in their window so parents can drive younger kids around to find them. The activity pairs with the Bear Hunt book. #NKlearnsathome #goingonabearhunt pic.twitter.com/G6HnyIjgPF
— Lauren (@LOpett_VA) March 24, 2020
地域社会の精神を活性化させ、子供も大人も笑顔に
パンデミックで外出自粛を命じられている人々は、不安や心配を抱え、社会からの隔離により一層の孤独を感じ、気分が滅入ることも多いだろう。そんな中で、ささやかではあるがこのベア・ハンティングは、封鎖中の地域社会の精神を活性化させるいい活動となっているようだ。
Put a bear in your front window for families to see when they take a walk. #goingonabearhunt pic.twitter.com/KDPiArkDYO
— Pat (@PatGrove864) March 25, 2020
What’s that I spot.... #GoingOnABearHunt 🐻 pic.twitter.com/TSFrqtLjA6
— Kirsty Myron (@kirstmyron) March 26, 2020
このように多くのユーザーらが、TwitterやInstagramのハッシュタグに参加している。Taking part in neighbourhood #goingonabearhunt pic.twitter.com/OZMxiJt023
— joanne allen (@jocreates2day) March 25, 2020
References:mashable.comなど / written by Scarlet / edited by parumo
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コメント
1. 匿名処理班
めっちゃ怖い爺さんが住んでるはずの家の窓にも、よく見たらクマ置いてある……そんな想像しちゃうね。
2. 匿名処理班
気になって、クマっちゃう。
3. 匿名処理班
参加したいけど睨みをきかした顔の
ダルマしかないや
4. 匿名処理班
熊狩りって何事かと思ったら紅葉狩りみたいな感じでほっこりした
5.
6. 匿名処理班
シロクマで良いなら置くけど
多分目線の高さ的に子供が気づきそうもない
7. 匿名処理班
いろんな熊さん🐻🧸可愛い
8. 匿名処理班
※3
グ、グレムリンも参加してるみたいだから…
9. 匿名処理班
うちはキツネさんしか居ない。
前に防災グッズの詰まった防災熊さんがいたけど、当時の彼女がなぜか「誰かのプレゼント」と嫉妬して騒いだので、知り合いのところに貰われていった。
10. 匿名処理班
一方ロシアの熊はリアルガチだった
ロシアでは熊があなたを狩る!
11. 匿名処理班
呼んだ? ฅʕ·ᴥ·ʔฅ
12. 匿名処理班
木彫りの熊でも参加可能ですか?
13. 匿名処理班
参加したいけどマンション高層階だからだれも見つけてくれないよ
14. 匿名処理班
釣られてたま
クマー
15. 匿名処理班
熊の数だけ誰かを元気づけようとしている誰かがいるってことが素敵だね
16. 匿名処理班
なおロシアは”外出禁止を守らせるためにライオンを放った”と言うフェイクニュースをひてするために政府が熊を放ったと言っていたけどな。
(当然ネタ)
17. 匿名処理班
>>3
ご利益がありそうでむしろ良いのでは
18. 匿名処理班
※3
北海道の木彫りの熊しかありませんでしたわ
メロン熊よりはいいかな
19. 匿名処理班
外出制自粛要請前と後で全く生活が変わっていないので、こういうお話もちょっと遠い世界な感じがするんだよね
もしかして陰キャって有事には強いんじゃないの?粘り強く仕事して勉強してるよ…
20. 匿名処理班
※4
ガールハントって言うけど、あれも狩じゃないからねw
そういえば○○ハントと言うけどバードウォッチングみたいに観察するだけの野外ツアーがあるよね。
あんな感じのゲームなんだろう。
21. 匿名処理班
心あったまるけど斜め目線で見てみたらなんかこういう状況初めてだから世界が異様に感じる。
生まれてからSARSとかあったけどこんな大流行初めてや。
小さかったから実感なかったのかわからんけど。
なんか変だ
22. 匿名処理班
ええオッサンだがアルペジオやガルパン大ファンなんでキリクマやボコのぬいぐるみならちょっと欲しいと思ってしまう
23. 匿名処理班
>>22
ぬいぐるみは老いも若きも女も男も分け隔てなくみんなのお友達だよ
恥ずかしがることはないんだ
24. 匿名処理班
子供の頃、通学路のレースカーテンの出窓がある家で
「あ、トイプードルのぬいぐるみが置いてあるな」
と思いながら そのまま歩いてだんだん距離が近寄ったら、
ちょうど家の前を通り過ぎる時
いきなり立ち上がって動きだし、ビビった。