この画像を大きなサイズで見るイギリス、インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究グループによると、既存の2種類の薬には骨髄から幹細胞を放出させる効果があり、体に備わった自然治癒力をアップさせられることが分かったそうだ。
これを使えば、脊椎・腰・脚といったさまざまな種類の骨折の治癒を助けたり、手術後の速やかな回復を促したりできるかもしれないという。
投薬で骨髄を意図的に警戒態勢にする
既存の薬とは、骨髄移植に使われる「CXCR4拮抗薬」と、膀胱の制御に使われる「β3アドレナリン作動薬」だ。
病気になったり、怪我をしたりしたとき、組織を修復・再生するために骨髄が各種幹細胞を動員することが知られている。
サラ・ランキン教授によると、骨折をしたとき、骨の中の幹細胞が活性化して、やがては治癒するが、あまりにも怪我が酷い場合、体だけでこれを行うには限界があるという。
そこで、この2種の薬を使うことで、意図的に骨髄を”警戒態勢”にして、体の治癒プロセスを促進しようというのが、この研究の基本的なアイデアだ。
この画像を大きなサイズで見るラットの骨の形成と修復速度がアップ
ラットを対象とした実験では、投薬後に骨髄から「間充織幹細胞」が放出されることが確認された。
間充織幹細胞は、骨に変化して、骨折の修復を助ける成体幹細胞の1つだ。このおかげで、骨の損傷部位へのカルシウム結合が促進され、ラットの骨の形成と修復速度がアップしたとのことだ。
研究グループは今後、人間の健康な被験者でその効果を試し、それが上手くいけば今度は実際の骨折患者での治験に臨みたいと考えているそうだ。
この画像を大きなサイズで見る手術から3週間後の脊椎の状態。一番左は投薬されていないラットのもので、一番右は2種の薬をどちらも投薬されたラットのもの。赤は骨の中に組み込まれたカルシウムを表しており、投薬によって治癒速度がアップしていることが分かる。
image credit:Imperial College London
内在性カンナビノイドが幹細胞放出に関連
面白いのは、今回の薬の片方には、骨髄内の脂肪細胞から「内在性カンナビノイド」を放出させる効果があるらしいことだ。
このことは、幹細胞の動員と傷の修復において、内在性カンナビノイドが何らかの役割をはたしている可能性を示唆しているという。
ちなみにカンナビノイドとは、アサに含まれる化学物質の総称のこと。大麻がもたらす強い陶酔感も、じつはTHCというカンナビノイドの1つによるものだ。
ただし、こうした植物性カンナビノイドは、骨髄よりも脳に作用するので、今回の実験で確認されたような治癒促進効果はないそうだ。
既存の薬の別の治療目的に使うという発想の転換
なお、今回のような既存の薬を本来とは別の使い方をして、体の自然治癒力を助ける方法を「再生薬理学」というそうだ。
一から新しい幹細胞治療を開発するとなると膨大な時間と費用がかかるが、すでに体への作用がはっきりしている既存の薬を利用するなら、ずっと速く、安く、かつ安全に新しい治療法を開発することができる。
この研究は『npg Regenerative Medicine』に掲載された。
References:Drug cocktail holds promise for spinal injuries | Imperial News | Imperial College London/ written by hiroching / edited by parumo














東洋医「そこはすでに我々が1000年前に通過したところだ」
※2
漢方(本草・中医学)の方剤は全部そうだね。
漢方は単品で使うことはまず無い(生薬や民間薬では有)。
これは細胞分裂を促進するから、
今の病気は治るけど、テロメアが減って寿命は縮まるね
逆に言えば組合わせが悪いと毒薬になるものも有るわけだ。
漢方ってすごい
薬には「混ぜるな!危険!!」もあるからな、気をつけよう。
もう治ったけど半年前に骨折したときにそんな薬欲しかったな
自称セラピストみたいなのが勝手に混ぜたスピリチュアル的な薬飲んで病院送りになる人たちが出そう
しょっちゅう出てるか。もう
※9
そこでこの還元水素水!
ゲームの調合薬みたいな…
>>10
ポーションとハイポーションとか
ポーションと竜の牙とか
亀の甲羅と竜の牙とか
※14
しっぱいさく
薬草+アオキノコか
市販薬のあれとこれを合わせるとコロナ特効薬になる
みたいな事実無根の噂が出て大量品切れになる未来
骨折以外にはどうなんだろう
ウロですまないが、幹細胞のテロメアは無限じゃないっけ 単なる細胞はテロメア有限だけど
ちょっと面白いページを見つけた。
消風散と似た効果を持つ方剤との比較なんだけど、生薬を効果で分類してそこから違いを書いてある。
http://www.kigusuri.com/kampo/kampo-care/019-16.html
本文の「既存の薬の別の治療目的に使うという発想の転換」ってのは意外とありますね。
たとえばバイアグラは心臓の薬として開発していたハズが、治験では効果がなさそうなので治験をやめて、薬を返してもらおうと思ったら渋るので詳しく聞くと息子スティックが元気になる効果があったので、息子スティックが元気にならない病気の人に治療薬としてってのは有名ですね。
あるいは血圧の薬なんですけど、ケが生える効果もあってミノキシジルはシャンプーに配合されるようになったりね。
いわゆる期待する作用とは別の副作用を使うというのも発想の転換とメリットとデメリットを比較して、場合のよってはアリなんですわ。