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地球に「第2の月」が発見される。ただし期間限定

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(著) (編集)

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024-657-834 from Pixabay
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 地球にはおよそ3年前から月が2つ存在していたようだ。

 アリゾナ大学の全天サーベイ「カタリナ・スカイサーベイ」の天文学者によって、地球の重力に捕まった直径2~3メートルの小惑星が発見されたのだ。

 ただしその軌道は極めて不安定で、数カ月後には再び軌道を離れ遠くへ飛んで行ってしまうとみられている。

期間限定のミニムーン

 “ミニムーン”の可能性がある2020 CD3は、先月NASAのレーダーに捕捉され、2月15日に観測された。

 以来52回観測された結果から、一時的に地球の重力に捕捉されたものと結論づけられ、25日に国際天文学連合によって発表された。

 どうも3年ほど前に地球の軌道に進入し、現在にいたっているようだ。

 発見者の1人であるカッパー・ビエルチョス博士は、「ミニムーンの可能性がある『2020 CD3』という天体を地球が一時的に捕捉」とツイートしている。

 ビエルチョス博士の計算によれば、直径は1.9~3.5メートルと小さく、そのために20等級とかなり暗い。

 また小惑星としてはもっとも一般的な「C型小惑星」に分類され、大量の炭素を含んでいると考えられている。

数ヶ月後には地球から離脱

 NASAのシャンタヌ・ナイドゥ博士によると、2020 CD3は2月13日に地球に再接近し、現在はその重力から抜け出そうとしているという。ただし、その後も地球の近くにはいて、約25年後に再び接近するらしい。

 また2020 CD3が宇宙船の部品である可能性も絶対にないわけではないとのことだ。

 だが、それでも大ニュースだ。何しろ、ビエルチョス博士によれば、C型小惑星が100万個も知られている一方で、地球の軌道にあることが判明しているものは、これまでたったの2つだけなのだ。

 なお、最初の1つは、2006年から2007年にかけて18ヶ月間地球を周回していた「2006 RH120」という小惑星であるそうだ。

References:inverse/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 19件

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  1. 解約しないとそのまま契約続行なんだろ
    月なだけに

    • +12
  2. どうせどっか行っちゃうならなんか資源回収できないかな

    • +3
  3. 直径2~3メートルの小惑星って気付けるもんなの?すごいな。

    • +5
  4. なんでもかんでもUFOだと言い張る某氏「地球を監視しているのです」

    • 評価
    1. >>9
      あれを聞くたびにゲンナリするんですよね……
      科学的調査もせず主観だけで喋るから

      • -1
  5. この衛星に観測機器を取り付ける計画とかどっか立ててたりしないかなぁ…
    約25年後に再接近が予測されてるならば、試料採取と同時にできそうな気がしなくもない

    • +4
  6. 今まで何度かこういう仮初の月が存在したはず
    地球の公転軌道上付近にも非常に近い微惑星が存在して時折地球とランデブーしたりする
    これらの微小天体は観測もし易いうえに将来の鉱物資源供給元となったり有望
    ある手度の大きさの探査機を下ろし、中継用の孫衛星とか回して継続的な観測を続けられるのであれば非常に有望な気がする。

    • +1
  7. 2~3mを衛星と名付けるなら探せばもっと見つかるきがする

    • 評価
  8. 落ちてきて隕石になるわけじゃないのか。

    • 評価
  9. そのままハマって完全に定着するのって難しいんだな
    なんか衛星のありがたみが増した

    • +2

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