cover_e3
image credit: youtube

 アメリカでは、行方不明の人を探すのに、牛乳の容器などの日用品などが使用されることがある。そこに顔写真や必要な情報を印刷することで、多くの人の目にとまりやすいからだ。

 こういった取り組みはペットにも広がり、最近ではピザ屋が箱に迷子ペットのチラシを貼ったりビール会社がビール缶に保護犬の里親探しの広告を出している。そして今回、それが功を奏したようだ。

 ある女性は、ビール缶に印刷された保護犬の写真をSNSで見て、3年前に行方不明になってしまった飼い犬を発見したのだ。
スポンサードリンク


Minnesota woman sees long-lost dog's photo on beer cans promoting Manatee County shelter pups

ビール会社が保護犬の里親募集広告をビール缶にプリント


 フロリダ州ブレーデントンのビール醸造会社Motorworks Brewingは、同州マナティ郡動物サービスと提携し、シェルター(保護施設)に連れて来られた犬たちの里親募集の広告をビール缶にプリントするキャンペーンを開始した。

 ビール缶のラベルには、引き取り可能な犬たちの顔がプリントされており、そのうちの1匹で施設にDayDayと名付けられた犬も、新たな飼い主を探しているところだった。

2

 当初、シェルターに連れて来られたDayDayにはマイクロチップが埋め込まれており、その登録者がモニカ・マティスという女性であることがわかったが、登録情報が古かったため、モニカさんの現情報がわからず、スタッフは連絡することができなかったという。

 しかし、今年1月にFacebookでビール缶の保護犬広告について知ったモニカさんは、偶然そこに飼い犬の写真を発見したのだ。

00

犬は引っ越す前に行方不明になっていた


 Facebookを見ていたモニカさんは、ビール缶にプリントされた犬の記事に目を留め、驚きの声をあげた。それは、3年前に飼っていた愛犬ヘイゼルだったからだ。

 当時、モニカさん一家はアイオワ州に住んでいたが、ヘイゼルは3年前に突然行方不明になった。

 探したが見つからず、「もう2度と会うことは叶わないのだろう」と悲しみを抱え、その後一家はミネソタ州へと引っ越した。

 その時にマイクロチップの登録変更手続きに関する情報を失ってしまい、モニカさんは以降更新することができなくなってしまった。

 だが、彼女はビール缶にプリントされたDayDayという犬は、間違いなくヘイゼルであると確信した。

 モニカさんは、すぐにシェルターに連絡し、自分の飼っていた犬であることを証明するために全ての必要な書類や写真をかき集めて、シェルターへ向かった。

3

3年の月日を経て犬と再会


 ヘイゼルがどれだけモニカさん一家にとって大切な犬だったのかを確認することができたシェルターのスタッフは、奇跡の再会を喜び、モニカさんにヘイゼルを引き渡した。

 スタッフによると、マナティ郡では去年だけでも4000匹以上のペットが「迷い犬・猫」として持ち込まれたという。

 そのうち、飼い主と無事に再会できたのは500匹。マイクロチップの情報が更新されていなければ、どれほどシェルター側が飼い主の情報を得たくても叶わない。

 今回の1件で、シェルタースタッフは改めてマイクロチップ更新の重要性を促している。

1

 ヘイゼルのミネソタ州への移動については、非営利団体Friends of Manatee County Animal Serviceのボランティアたちによって、無料で行われた。

 ちなみに、3年ぶりに飼い主と再会できたヘイゼルが、なぜ、どのようにしてアイオワ州からフロリダ州に行きつくことになったのかは不明ということだ。

References:fox13newsなど / written by Scarlet / edited by parumo
あわせて読みたい
保護犬のラベルをビール缶に貼って里親探し。ビール醸造会社が地元の動物救済団体と提携(アメリカ)


迷子の犬や猫を救え!アメリカのピザ屋がピザの箱に迷子ペットのチラシを貼って宅配するという試みが開始される


自宅から犬を盗まれて2年後、SNSにより奇跡の再会(ウクライナ)


混雑した通勤電車内に迷い込み行方不明となった犬、SNS大捜査網により無事飼い主と再会(アイルランド)


クリスマスの奇跡。散歩中に行方不明になった愛犬と再会した少年がこぼした大粒の涙(アメリカ)


この記事に関連するキーワード

キーワードから記事を探す

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
カラパイアの最新記事をお届けします
この記事をシェア :    

Facebook

コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2020年02月08日 12:25
  • ID:w3koX9Xc0 #

1番イヤなシーン
捨てた犬が飲んでるビールの缶にプリントされてる事に気づくが何も無かったかのように空き缶を握りつぶして投げ捨てるところ

2

2. 匿名処理班

  • 2020年02月08日 12:34
  • ID:uQHgVBkz0 #

>ビール缶に印刷された保護犬の写真をSNSで見て…

何、その画期的な広報の仕方!日本でもやれば良いのに!

3

3. 匿名処理班

  • 2020年02月08日 12:35
  • ID:tUn45Mc.0 #

3年も経てば犬相も変わっているだろうに、写真だけで良くわかったね。
よっぽど大事に思ってたし忘れずにいたのだろう。

4

4. 匿名処理班

  • 2020年02月08日 12:39
  • ID:gYfn96IH0 #

アメリカは広いからなあ。ほんとにチップ情報が重要だ。

5

5. 匿名処理班

  • 2020年02月08日 12:58
  • ID:fiBVf42v0 #

アメリカの地理に詳しくないのでちょっと調べてみた。アイオワ州からフロリダ州まで距離にして約2200km。本州の全長が約1500kmだから途方もなく遠いのがわかると思う。
よく見つかったね。

6

6. 匿名処理班

  • 2020年02月08日 13:13
  • ID:3xMPSpLM0 #

アメリカは昔から迷子の顔写真を飲み物のパックに印刷とかしてるよね
ほんとこういうの日本でもやってほしい

7

7. 匿名処理班

  • 2020年02月08日 13:19
  • ID:s0Qg.8iH0 #

コメリカとビールの会社の粋なはからいに、ばくしゅを送りたい。

8

8. 匿名処理班

  • 2020年02月08日 13:30
  • ID:6PYoOcVc0 #

☓1件 ○一件

9

9. 匿名処理班

  • 2020年02月08日 20:17
  • ID:YvM0EICR0 #

缶のワンちゃんの視線が気を引いて商品としてのアピールにもなっていいと思う

10

10.

  • 2020年02月08日 21:37
  • ID:bajf4icf0 #
11

11. 匿名処理班

  • 2020年02月09日 00:30
  • ID:G.CY68tZ0 #

良かったワンU^ェ^U

お名前
スポンサードリンク
記事検索
月別アーカイブ
スマートフォン版
スマートフォン版QRコード
「カラパイア」で検索!!
スポンサードリンク