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イラン軍にイルカ部隊が存在する可能性が浮上(イラン)

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(著) (編集)

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Andrea Izzotti/iStock
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 ご存じのように、イランとアメリカは緊張状態にある。イランの核開発問題を発端とするいざこざで、トランプ米大統領は2018年5月に核合意を離脱。そこからまたひと悶着あって、アメリカがイラン革命防衛隊のカセム・ソレイマニ将軍を殺害したことにより、全面戦争になるのではないかと危惧されていたが、今の時点では、事態は沈静化したように見える。

 だがお互いの主張は相容れないものがあり、今後どうなるかはわからない。

 そんな中、イランの恐るべき兵器は核以外にもあるというかつてのニュースがアメリカ国内をにぎわせている。それはイルカである。

 2000年当時のBBCの報道によると、イランはロシアから軍事訓練を受けたイルカを大量に購入したというのだ。

ソ連軍のイルカが水族館に引き取られるも経営難に

 もともとイルカたちはソ連軍が訓練したもので、その崩壊後にロシアの水族館に引き取られていたらしい。しかし人々の関心が薄れると、水族館も経営難となり、イルカたちを手放さざるを得なくなった。

 「イルカたちを置き去りにすることなんて私にはできません」とイルカ訓練士のボリス・ジュリドさんはロシアの新聞、コムソモリスカヤ・プラウダ紙の取材に答えている。

 「あいつらが飢える姿なんて絶対に見たくないです。病気になったら治療だってしてやりたい。でも、財政難で高価な薬も尽きていたし、エサになる魚もありませんでした。」

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Image by StockSnap from Pixabay

敵のダイバーを殺す訓練を受けた精鋭殺人部隊のイルカたち

 1991年、ソ連が崩壊し、イルカ部隊はロシア太平洋地域にあった基地からクリミア半島へと送られた。このイルカたちは背中に装着したモリで敵のダイバーを殺す訓練を受けていた。

 さらに潜水艦の推進器が発する音の違いから、ロシア艦とアメリカ艦を区別することもできた。機雷を抱えて敵艦に接近し、自爆攻撃を仕掛けるなんてことも可能だったということだ。

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John Gibson from Pixabay

ただしイランにイルカ部隊があるかどうかは不明

 イランが購入した後、イルカたちは黒海からペルシャ湾に輸送されたが、その理由は不明だ。イランの狙いがイルカ部隊の入手だったと断言することはできない。

 ただK. プラウダ紙によれば、ジュリドさんの訓練は軍事的性質のもので、それはイランが購入してからも続いたらしい。

 イルカは50年以上も生きる。そのため、ソ連時代に訓練を受けたイルカたちがまだ生きていたとしてもおかしくはない。また、そのイルカ以外にも軍用イルカが訓練された可能性もある。

 国連安保理やアメリカはイランに対して武器の輸出を禁止している。しかしジュリドさんにとっての関心はイルカの安全だ。

 「アラーであろうと、悪魔であろうと手を結びますよ。イルカたちの安全が私にとっては一番なのですから」とジュリドさんは語った。

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Gerhard Gellinger from Pixabay

 2019年5月、胴体にハーネスを巻かれたシロイルカがノルウェーで発見されるというニュースが報じられた。

 このシロイルカは、当時、ロシア海軍に訓練されたスパイでは?と噂されていたが、ロシアからイランに渡ったイルカである可能性も浮上してくる。

 また、冷戦時代には、ロシアのみならず、アメリカや他の国でも海洋生物を特別訓練を行っていたと報道されている。

 そして現在も、訓練した海洋生物を所有している軍を持つ国は存在するのだ。イルカが人間の言葉を話せるのなら、その真相が明らかになるのだが…

References:military/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 28件

コメントを書く

  1. イルカがせめてきたぞっのアレが現実に!?

    • +11
    1. >>1
      つまりイラン軍は貝でできた戦車も保有しているということに…

      • +4
  2. イランの軍人さんに確認をとったら「そんなのいるか」って言われた。

    • +7
  3. 犬なら軍用犬は幾らでも居るのだからイルカだって訓練出来てコスパ合うなら存在してるんじゃないの。

    • +8
  4. イラン、一度は観光してみたかったのに、行きにくくなっちゃったなぁ。
    外務省ホームページでも「渡航中止勧告」だし。

    • +1
  5. 一方で昨年ホルムズ海峡で起きたタンカー爆破事件が訓練とかテストケースとかだったらヤだなぁ。

    • 評価
  6. ボリスさんの為にも彼らが戦わなくて済む事を祈るばかり。

    • +3
  7. シー・シェパードが解放してくれないかしら。海に放されても、自力で魚を捕って生きていけないかなあ。。。訓練士さんはツライだろう。でも上の命令はゼッタイだし。

    • -1
    1. >>20
      日本の船に自爆攻撃したあげく、日本人がイルカを殺した!許せない!ってやりそう

      • +3
  8. 映画「イルカの日」を思い出す。現実になりませんように。

    • +1
  9. 鳥や動物を兵器として使うなんて100年以上前からある

    • +5
  10. 動物を自爆装置にするのはやめてほしい、まじで

    • +6
  11. イルカにとって潜水艦を見つけるのなんて簡単だろうな。

    • +2
    1. ※29 一方、イルカ・クジラ類のソナーを潜水艦のソナーが狂わせているという報告あり。所有者はアメリカ軍。

      • +2
    2. ※29
      そもそもが動き回っている潜水艦を探し出すには海は広すぎるので、そういう用途には使えないでしょうねえ
      実際には、設置された機雷を探し出すとか港湾内で敵側の潜水工作員の侵入を防ぐとか、そういう用途に使われるようです

      • 評価
  12. この前ロシアのイルカ兵器が見つかったやん

    • +1
  13. ファ~~  ファ~~~~~ ( ;∀;)

    • 評価
  14. イルカ「ロシア語で考えるんだ」(ロシア語で命令しろ)
    イラン兵「えーと、、????」

    • +2

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