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これは怖い!消防士も恐れる火災の現場で起きる爆発現象「バックドラフト」を再現する科学実験

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36件のコメントを見る

(著) (編集)

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 ネット時代の今、私たちは人々が発信する多様な情報を知ったり、日常で目にすることがない危険な事象をも見ることが可能になった。

 そんな昨今、ベテランの消防士も恐れるバックドラフトを再現した映像が話題になっている。

 あらゆる事象をスローモーションでとらえるユーチューバーが、専門家の協力により現場で発生しうる激しい炎や煙をカメラで記録。

 すると高温に達したコンテナから灼熱の炎とともに巨大な煙が噴出!実験を見守る彼らの度肝を抜いた。火災の怖さを思い知らされることとなる。

4K Slow Motion Backdraft

専門家のもとバックドラフトの再現に挑戦

  この映像はさまざまな事象をスローモーションで公開するyoutubeチャンネル、The Slow Mo Guysによるもの。

 彼らは消防士が直面せざるをえない最大の恐怖、バックドラフトを再現する特殊なセットを用意した。

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中には家具も置いてみたが

灼熱の爆風ですべて吹き飛ばされる恐れもある

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内部を記録するカメラも準備し

炎の規模を測る1.5mごとにマシュマロを設置

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 今回の実験協力者は、オーストラリアのクイーンズランド州消防救急局局員であり消防技術者のシャン・ラッフェルだ。

 彼は屋内火災の対処法を指導する国際的な団体CFBTのインストラクターでもある世界トップクラスの専門家だ。

ドラゴンのように突如噴き出す煙と炎

実験が始まり燃え始めたコンテナはどんどん高温に

530度を超えると内部を映すカメラも撮影不能になった

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2人が見守る中、温度が677度に達したその時…

いきなり煙が噴き出した!

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その後さらに激しい煙の塊が噴出!

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まるで炎とともに首を伸ばすドラゴンのよう

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 極めて突発的に発生するバックドラフトは消防士の真の脅威だ。この現象に直面した消防士は一番高い位置から換気を試みる。高熱を外に逃がして発火を避けるためだ。

爆発的な燃焼現象バックドラフト

 バックドラフトとは、酸素が不足している区画内に酸素が急速に入り込んだ時に発生する爆発的な燃焼だ。

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 その呼称は、火災の煙が突然室内に引き戻されるのを目にした人々の話から生まれた。

 こうした報告から、空気が燃える部屋に引き込まれるのはバックドラフトの前兆という見解が生まれ、前兆に気づいた場合はすぐ避難すべきといわれている。

あらゆる火災で炎を読み取る消防士

 炎で過熱された超高温の一酸化炭素ガスが引き起こす恐ろしい現象は、経験豊かな消防士にとっても重大な懸念になっている。

 しかし専門家のラッフェルは、あらゆる火災が消防士に役立つ兆候を示すと語っている。

 消防士が現場で読み取るのは火災の発生段階だけでなく、その後の炎の予測や状況判断に有用な変化だ。そしてその変化こそが最も重要視すべき点なのだ。

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 その兆候に気づくスキルは、最も安全かつ効率的な鎮火を目指す消防士に不可欠なものであり、知識と経験に基づいて決定を下す消防士の証にもなるという。

 一方アメリカのニューヨークの消防局に20年も勤務するベテラン消防士も、この現象のカギとなるのは「煙・空気・熱・炎」の4つだと語っている。

 実験していた2人もあまりの勢いに身をすくめていたバックドラフト。

 頭でわかっていても映像で見ると本当にぞっとする火災の怖さだ。てか、こんな爆発が起こりうる場所にもすぐ駆けつける消防士はやっぱりヒーローだわ。

References:youtubeなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 36件

コメントを書く

  1. そのままズバリで、バックドラフトという映画がありますね~個人的にわりと好きな映画です。テーマ曲が昔の、料理の達人に使われてました。

    • +8
    1. >>1
      じゃあ、映画派と、テレビ番組派かで、曲の捉え方が、全く違うかもしれませんね。

      • 評価
  2. 腐敗したクジラ解体業者の俺でもビビるわ

    • +2
  3. バックドラフトという現象は自分も映画で知った。前も再現実験はこういう感じのコンテナでやってた気がするけど、長い形で再現しやすいのか、単に手に入りやすいのか。
    つか、マシュマロ食わんの?

    • +7
    1. ※5 ※27 ※28
      マシュマロは高温だと解けて無くなるのさ

      • +3
  4. ときに美しささえ感じてしまう煙と炎の有様だけど、500℃以上になるとか聞いてゾッとする。
    本文中にあるように、重い耐火服着て、視界の狭くなるだろうゴーグル付けて、五感がほとんど封じられたような状態で、火災現場のちょっとした変化を読み取るのは本当にすごいスキルだね。

    消防署の横通ったりするとよく訓練されてる様子も見かけます。
    いつもありがとうございます。

    • +12
  5. 撮影している2人が呑気なのが多少 気になる。

    • 評価
  6. 密閉率の高い屋内での火災で起こり易いと聞いた事がある

    • +2
  7. >>まるで炎とともに首を伸ばすドラゴンのよう
    申し訳ないのですが息子スティックに見えてしまいまして……

    • +3
  8. 他にも映像はあるだろうけれど、これを含めてもっと拡散・周知されるべき実験だな。
    スキルの無い一般人にだって無差別に、いつ襲いかかって来るか分からない現象だ。

    • +6
    1. ※13
      YouTubeと言わずTVなんかでも流したらイイね!

      • +1
  9. そのですね…上から3枚目の画像が横から見たちn…いえ、なんでもないです。

    • 評価
  10. 火事の現場を見た時に消防士さんって本当に勇敢で有難い方々だと思ったけど
    もし自分の子供が消防士になるって言ったら多分泣くと思う
    全世界の消防士さんとそのご家族も含めて本当に心から尊敬しております
    火の用心!

    • +6
    1. >>19
      酸素(新鮮な空気)が入ってこないと爆発は起こらないから酸素吸入の時間があるんだよ

      それ(酸素が火事現場に入っていく状況を風邪が火事現場に向かって吹いていく)を感じ取って、消防士は、バック…、記事に書いてあるよね、読もうよ

      • -2
  11. バックドラフト(映画)懐かしい。
    確かカートラッセルと、あの何とか3兄弟の弟、ウィリアムボールドウィン?だったかな。うろ覚え。ただあの映画を見て、中で燃えてる部屋のドアを不用意に開けちゃいけないんだっていうのは良く分かった。消防士さんは凄い。

    • +10
  12. バックドラフト→空気の遮断された室内で燃焼が続き、酸素が全く欠乏した状態で扉等の開口部が開くと多量の空気が流れ込み爆発的な燃焼が起きる。マンション等密閉された室内に多く、煙が少ないと怪しい。

    フラッシュオーバー→空気の遮断された室内で燃焼が続き、酸素が若干欠乏した状態で不完全燃焼が起き、可燃性ガスが室内を満たす。可燃性ガスが一定の割合になると爆発的な燃焼が起きる。同じマンション等密閉された室内に多く、黄色や黒っぽい煙が多量に噴出してくるのが前兆。

    開口部を開ける前に扉を触って熱を計る。異常な熱さを感じればバックドラフトやフラッシュオーバーを想定して開口部に立たないようにする。

    似たような爆発的な燃焼現象です。消防士は必ずこのような教育を受けるので安心して下さい。

    • +12
    1. ※31
      粗大ゴミと廃コンテナだろ。なにも問題ない

      • +1
  13. 開けた瞬間にドカンじゃなくて、結構時間差あるのね…
    何も起こらないから大丈夫と油断して、足踏み出したらドカンのパターンか…
    さながら自然のトラップだね…こわい……

    • +6
  14. たしか、このスローモーガイズの人って、前に牛乳をたくさん飲み込んで吐くっていう動画も撮ってたような。個人的にすごく面白かった。
    それはともかく、バックドラフトってかなり怖いもんだね。

    • 評価
  15. 流体力学系の論文に使えそうな絵ですな

    • 評価
  16. 血管みたいな筋があって、気体でもあんな風になるんだな。

    • 評価

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