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世界初の完全な陰茎・陰嚢移植から1年が経過。男性のいちもつがきちんと機能していることを確認(アメリカ)

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(著) (編集)

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Image by Creative-Family/iStock
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 世界初の完全な陰茎・陰嚢移植手術から1年、患者は順調に回復し、完全にその機能を取り戻したと感じられるようになったそうだ。

 2010年にアフガニスタンに派遣されたアメリカ人兵士は地雷により下半身を激しく損傷、ジョンズ・ホプキンズ病院の移植手術スペシャリストが入念な準備期間を経て2018年、世界初の完全な陰茎・陰嚢移植が行われた。

アフガニスタンの戦地にて男性器を損傷したアメリカ人兵士

 この男性患者は、アメリカ兵士としてアフガニスタンに赴任し、パトロール中にタリバンの奇襲を受けた。負傷をした仲間に応急措置を施そうと近寄った瞬間、道路に設置されていた地雷を踏みつけてしまい下半身に大怪我を負った。

 突然の爆発によって両足のほとんどを失ったほか、損傷は腹部の一部や男性器にまでおよんだという。2010年のことだ。

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Image by gorodenkoff/iStock

 当時、男性器移植の実例は2006年に中国で行われた1例しかなかった。

 しかもその患者は合併症に苦しみ、移植した部分も血流不足で壊死の兆候が見られるようになった挙句、妻からも拒否される羽目になり、結局2週間後に移植した男性器を再度切除。手術は失敗に終わっていた。

難しい手術に挑んだアメリカの移植手術スペシャリストたち

 そんな困難かつリスキーな手術に挑んだのが、ジョンズ・ホプキンズ病院に所属する移植手術のスペシャリストたちだった。

 2013年、患者と医師たちは初めて面会し、それから5年をかけて入念に準備が進められることになる。そして亡くなったドナーから移植用の男性器が提供されると、満を持しての手術が開始された。

 なお準備期間の間、世界からは3件の陰茎移植の成功例が報告されていた。

 2件は南アフリカでの事例で、割礼によって感染し、性器を失った患者が対象だった。またもう1件はアメリカで、がんで陰茎部分切除を受けた患者が対象だった。

 しかし、今回の元米兵患者ほど怪我が酷かった患者もいない。彼の手術の場合、陰茎、陰嚢、下腹部の腹壁まで含む、総重量2キロ、長さ25センチにもおよぶ完全に丸ごとの移植だ。

 手術は顕微鏡を覗き込みながら1ミリしかない細い血管を無数につなぎ合わせるという難易度の高いもので、外科医11人がかりで14時間かかったという。

 手術の内容はYOUTUBEに公開されている。

機能の回復を確認

 そんな大手術から1年。担当の医師から、患者の回復は順調で、移植部の神経もしっかりとつながり機能しているという報告がなされた。

 『The New England Journal of Medicine』(11月7日付)に掲載された報告によると、「ほぼ正常に勃起し、オーガズムに達することもできる」という。

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Redett et al., NEJM, 2019

 「移植部の陰茎や先端部に正常な感覚があり、触れられた場所を特定することもできる……立位で排尿すると、その際の制約も頻度の高さも切迫感もなく、尿は強く流れ出る。」

 なお患者は陰嚢の移植も受けているが、生物倫理の観点から睾丸は移植されなかったとのこと。そのため子供を作ることはできない。だがもし移植されていたとすれば、ドナーのDNAを持つ子供を作ることはできたかもしれないそうだ。

References:Meet the wounded veteran who got a penis transplant – MIT Technology Review/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 45件

コメントを書く

  1. 女性が付けたのかと思ってワクワクしてしまった

    • -12
  2. 男からすると一抹の希望の光を与える記事なんだけど女性からみるとどうなんだろう
    見ず知らずの死人のスティックが入ることになるんだよね?

    • +12
    1. ※3
      いや、男からしても「どうなんだろう?」だよ
      自分が生まれた時からあるから息子スティックなワケで…

      死人スティックは言い過ぎでも、他人スティックだもんなあ
      性的マジョリティな男性にとって他人スティックは嫌悪の対象だ

      • +15
      1. >>7
        機能するということはエレクトもするのかな?

        • +1
      2. ※7
        今現在正常なスティックがあるからこその嫌悪な気はする。

        万が一、自分がスティックを失い、性の楽しみを失ったと仮定して、
        誰かが提供してくれるという話があったら、そりゃありがたいだろうなと。

        • +3
    2. >>3
      死人の部位をくっつけるって点ではもう他で出来てるんだから、そういうふうに感じて無理だと思う人はそもそもこの男性と関係を持たないのでは…

      • +2
    3. ※3
      いや、つい最近の当サイトの記事からだけど…、
      『中に血管の通っている人工肉を3Dプリンターで作製に成功』
      なんて記事も有ったので、息子スティックも
      もしかして作れるんではないの?(良くは知らんが)

      他人の組織を移植すると、拒絶反応も怖いし、
      何よりも、自由自在には作れん問題も有るし、
      やっぱ自在に作り出せるのであれば、新造の方が良いと思う

      • +12
  3. タマリオンの移植とか接合が不十分で剥がれるのを想像してしまってシュッとなる

    • +4
  4. せいしは移植先の人の栄養で作られるわけでしょ?
    それでも元の持ち主のDNAでしか子供作れないの?
    誰か詳しい人教えて

    • 評価
    1. ※9
      栄養は関係ないだろう。
      細胞の複製では幹細胞の核情報を引き継ぐわけだし。
      例えば血液なんかでも、他人の骨髄から造血幹細胞移植をすれば
      以後の人生は、赤の他人のDNAを持った血液が作られ続け
      自分の体内を巡ることになる。
      子種に関しては、例えば豚のセイシ幹細胞をネズミに移植して
      豚のセイシを作るといった実験もあった。

      • +9
  5. タイは妻が夫のチンを切り落とす事件が結構あるから
    移植術が進んでるという話を聞いたが、この記事のがかなり稀有な例なら
    やっぱタイの手術だと機能はしないんだな。

    • 評価
  6. 他人のだし複雑だけど、下半身見下ろした時何もないよりずっといいと思う。排尿とかもずっと便利だろうし
    「でかいのを移植してくれ!」なんて未来は来ないと思う(´・ω・`)

    • +13
  7. このトピックから思いついて書こうか迷ったけど書いておくか

    昔、他のだれかの睾丸を男の股間じゃない所に移植して変化があるかどうかって調べるキテレツな手術が行われた事がアメリカであったんだよな。
    日本でもうろ覚えだが大正時代だったか辺りに、睾丸を「繋がったまま」ほかの誰かの腕に移植したというキテレツな手術があって、おもむろに動いたせいで大出血して片方が亡くなったって話があった。
    かなり昔に読んだ資料だったか過去の新聞記事だったか奇妙な話を集めた本の話なので詳細は違ってるかも知れないが。

    • +8
  8. この手の移植手術が飛躍発展したら息子スティックやゴールデンボールを高値で売り買いする男性が現れるんじゃね…

    • 評価
    1. >>14
      パートナーの女性が好みのブツを入手して「これと付け替えて!」なんて言われる時代が来たりして…

      • -1
      1. >>19
        人工心臓が近い将来出来るみたいだから人工スティックも技術的には出来そう。
        好みに合わせてオーダーメイド。笑

        • 評価
  9. うわー手術これ痛そう…
    尿道にやわらかいカテーテル入れただけでもめっちゃ痛いのに、尿道や神経くっ付ける手術とか想像もしたくねーわ

    • +3
  10. 移植するスティックを自分の細胞から培養して好みのサイズのに取り替える
    なんて事出来るようになりそーだね
    そしたらワイのこのポークビッツをボローニャに出来るのか…

    • 評価
    1. ※23
      未来医師「無闇に大きくしても心臓を強化しないと硬さを維持できません。海綿体に大量の血液を送り込めませんから。ですから心臓と、ついでにスティックもデュアルにしてみませんか? (算盤の音) 今ならこのお値段でいけます!」

      • +5
  11. これで生まれた子供は移植先の子供なのか移植元の子供なのか

    • -1
  12. やっぱり睾丸は移植されなかったのですね…。
    体細胞から生殖細胞を作る技術ももうすぐというところまできているみたいですし、なんだか倫理の意味がわからなくなってきた…気がする。
    でも地雷の被害に合われた方にとっては術後の経過が良いのはなによりだと思います

    • +8
  13. スティックは男にとってはアイデンティティみたいなものらしいですね。他人のものでもあるかないかでかなり違うんでしょう。

    • +2
  14. いずれビジネス化される流れかなあ、と
    「パ」の字が抜けたパチ屋の看板を見て思う

    • 評価
  15. 女性化手術を受ける人から摘出したイチモツを移植するとか

    • +10
  16. ドナ ドナ ド~ナ~ ド~ナ~ ♪
    息子が揺~れ~る~ ♪

    • -2
  17. 性適合手術希望者同士で性器を交換するマッチングサービスとか始まる未来はあるんだろうか
    DNA的に異性の体は異物だから無理なのかな

    • +1
  18. 他人の息子なんて…ってコメントが結構多いが
    誰もいないより義理の息子でも欲しい人には朗報だ
    それでいいじゃないか

    • +10
  19. 中国の失敗してしまった患者さん可哀想だな。
    そりゃうまく機能しないわ死んだ他人のだわで妻が生理的に拒否してしまうのもわかるけど、合併症に苦しみ再切除って、、
    現在どうしてんのかな。
    IPS細胞でも移植でもいいわ、苦しむ人が救われる技術が進みますように。

    • +9
  20. 戦争で珍子なくした人はけっこうおられるそうで、以前読んだ日本兵のルポ記事に「立ち小便すらできないのが男として情けない」との記述がありました。
    排泄だけでも苦にすることなのに、機能するとなると、移植を望む人は多いでしょうね。

    • +8
  21. すばらしいニュースだが同時に俺の股間がヒュンッともさせた

    • +3
  22. 一物・・・おっと違った・・・一抹の不安が・・・

    • 評価
  23. たまたまも移植したとして、
    これで奥さん拒否しなくて子ども作った場合遺伝的には誰の子になるんだ?

    • 評価
  24. 心臓移植の人は、拒絶反応を抑える薬を死ぬまで飲み続けるけど、副作用で感染症に罹りやすくなるので常にマスクをしている。

    • 評価

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