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父親のように慕っていた男性が亡き後もスマホにメッセージを送り続けた女性。4年後の命日、返事が届く(アメリカ)

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kaboompics/pixabay
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 たとえ血が繋がっていなくても、生前親しくしていた大切な人を喪うとその悲しみは大きい。まして、自分をとても可愛がり、慕っていた父親のような存在を失うと、その悲しみから癒されるには、多くの月日が必要となることだろう。

 この4年間をそんな気持ちで毎日過ごしてきたアメリカのアーカンソー州に住む女性は、愛する人を喪っても身近に感じていたいという思いがあったのだろう。生前男性が持っていたスマートフォンにメッセージを送り続け、日々の出来事を綴ってきた。

 しかし、4年目の彼の命日前日、いつものように女性がメッセージを送信すると、返信があったのだ。

父親のように慕ってきた男性が他界

 アーカンソー州に暮らすチャスティティ・パターソンさん(23歳)は、4年前に父のように慕ってきたジェイソン・リーゴンズさんを喪った。

 パターソンさんの実の父親は健在だが、リーゴンズさんはパターソンさんの人生においてとても大きな存在だった。

 多くの黒人が暮らす貧しい小さな町で生まれたパターソンさんの親は、複数の仕事を掛け持ちして生計を立てていたため、似た境遇の他の子供たちとスケートリンク場にたむろするのが習慣になっていた。

 そこで出会ったのが、リーゴンズさんだった。

 彼は、子供たちにスケートを教えたり、子供たちのために誕生日パーティーを開いてくれたり、いろんな悩みを聞いてくれて、いつしか地域の子供たちは彼を特別な存在に思うようになった。

 ロールモデル的存在だったリーゴンズさんは、パターソンさんのこともとても可愛がり、プロムやダンスなど学校行事にはいつも参加してくれて、友人には「娘」と紹介するほどだった。

 その頃から、パターソンさんもいつも悩みを聞いてくれるリーゴンズさんを「父」として更に慕うようになった。

 しかし、4年前にリーゴンズさんが他界。悲しみに暮れるパターソンさんは、愛する「父」を今でも近くに感じたかったのだろう。リーゴンズさんが生前使用していたスマートフォンの番号に、この4年間ずっと朝夕2回メッセージを送り続け、心情や日々の出来事を綴ってきた。

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4年目の命日の前日、スマホから返信が

 パターソンさんは、リーゴンズさんの4年目の命日前日にこのようにメッセージを送った。

パパ、私よ。明日はまた辛い日になるわ。これまでにもここで伝えて来たからパパは知っているだろうけど、私はいろんなことを乗り越えて強くなれたと思う。

パパが大好きよ。パパがいなくて本当に寂しいわ!

 パターソンさんは、カレッジを卒業したことやがんを克服したこと、失恋したことやいつか結婚する時に1人でヴァージンロードを歩くのが怖いことなどを綴り、4年経った今でもどれほどリーゴンズさんを恋しく思っているかを伝えたが、当然返信は期待していなかった。

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 ところが、この日返信が来たのだ。そこにはこのように綴られてあった。

こんにちは、お嬢さん。私はあなたの“パパ”ではありませんが、この4年間ずっとあなたのメッセージを受け取っていました。

 リーゴンズさんの死後、この電話番号を自分の番号として使っていたブラッドと名乗る男性は、2014年8月に娘を交通事故で喪い悲しみに暮れていた時に、パターソンさんからのメッセージを受け取って「神からのメッセージだ」と思ったという。

愛する人を喪ったこと、心からお悔やみ申し上げます。

でも、私はあなたのメッセージを受け取り、生きる希望を貰いました。そしてあなたの成長をこの4年間密かに見守っていました。娘が生きていれば、あなたのような女性になっていたかもしれません。

あなたは、誰よりも多くの出来事を乗り越えた素晴らしい人です。あなたの心を壊したくなかったので、これまで返事をしませんでした。

明日からの更新を、また楽しみにしています。

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1件をフェイスブックでシェアすると大反響

 パターソンさんが、スマホのメッセージのスクリーンショットとともに10月25日に自身のフェイスブックでシェアすると、大きな反響を呼んだ。

 また、26日の更新では、

家族や友人に、神様はいるんだってことをシェアしたかったのです。4年かかったけど、ちゃんと現れてくれました。

愛する人への悲しみを示す方法は人それぞれで、それは周りに批判されることでは決してありません。

もし、あなたの愛する人が今もそばにいてくれているなら、どうかその人たちにめいっぱい愛を伝えてください。

私は、本当に素晴らしい人を喪いました。でも周りの人からの温かいサポートを受けました。悲しみに暮れる私を支えてくれた人たちにも、とても感謝しています。

と記し、改めてリーゴンズさんがどれほど大切な存在だったかをシェアした。

 なおパターソンさんは、メッセージを送信するたびに配信済みになっていたことを知ってはいたが、返信が来るとは思っていなかったと話しており、フェイスブック上に「私はもう大丈夫だから、パパをもう休ませてあげようと思う」と綴っている。

References:Woman texts dead father’s phone for 4 years gets response | WTVR.comなど / written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 65件

コメントを書く

  1. 大好きだった父(のような存在)を亡くした娘と、娘を失った父親…。
    メッセージのやり取りは現代的なスマホだけど、古い米文学の短編に出てくるようなお話を読んだ気分。リーゴンズさんもよい人だったんだなあ。

    • +70
  2. ブワッ(ヽ;ω;)職場で泣いてしまった!
    全くの偶然が、双方の心の支えになってたんですね…
    映画化できるよこれ。

    • +22
  3. いい話すぎる。ふたりに幸せが訪れるよう祈る。

    • +23
  4. 楽しみにしていますって言ってるのにやめちゃうんか

    • +13
    1. >>4
      思った。同じ頻度じゃなくていいから続けてあげようよ…

      • +1
    2. >>4
      パパじゃないからねw

      ……現実はこんなもんか

      • -3
    3. >>4
      パパを休ませてあげようと思うとはあるが、新しく知り合った人と今後どうなるかはわからんよ

      • +5
      1. >>29
        オレも最初はそう思ったけど、パパのおかげで新しく知り合えた男性としめ付き合いが始まるんじゃないかな。

        • +1
    4. >>4
      オレもそう思ったけど、これからは仮のパパ、娘ではなくそれぞれ正しい個人名で新しい人間関係築くんじゃないかな。
      良い出会いになるといいね。

      • +2
    5. >>4
      楽しみにしていますねってのは気を使わせないようにってのもあるだろう
      この転機をきっかけに2人とも前を向けるんじゃないかな
      もちろん落ち込んでいたことが後ろ向きだとは思わないけど、ふんぎりがつくというか

      • +1
  5. お互い、単にごく普通に存在してて、たまたま大事な人を喪失した凹んでただけの普通の人で、たまたまの話なんだけど、
    その2人をマッチングした奇跡は神の小粋な計らいとしか思えない。

    • +24
  6. ちょっと待って ! 死んだパパにメールしてたら四年後に返信が来て拍手喝采

    • -7
  7. 俺もずっと松潤を名乗る人物からタッキーと間違えられてメッセージが来てる…返信して良いのか分からないから放置してるけど…

    • +31
    1. >>7
      そんなんやったら、オレもエロサイト覗いた後にきまって「こんな私なんかじゃダメですよね」 てメールを神様のお導きで可愛い子から貰ってるぞ。
      ダメな訳がある訳ないがこんなブス男で逆に彼女をガッカリさせたくないから返信はしない。オレのせめてもの男気や。

      • +5
    2. >>7
      ウチの奥さんなんか、ドバイの石油王から、「3000万円もらって欲しい」ってメールがしょっちゅう来るよ。
      私はタクヤからメール来るし。苗字は木村とは限らんが(笑)。

      • 評価
  8. 送っていた方も受け取っていた方も救われたんじゃないかな
    嬉し恥ずかしな感じだけどw

    • +13
  9. 誰かに見られているって思うと
    メッセージのやり取りもなくなりそう

    • +7
  10. 泣けた。こんなことあるんだな。
    ナショナル・ストーリー・プロジェクトにありそうな話。

    • +5
  11. お互い本当はわかってたって言うのがなあ…
    女性の方は亡き父親に想いを馳せながら自分の中で見切りをつけていて、男性の方はその見切りをつけていく彼女に救われていていて…

    いやー…いい話だ…ほんと朝から連続で心情に来るものばかり載せてカラパイアさんは。

    • +12
  12. バカバカしい
    こんなの普通の感覚ならどっちの奴も気持ち悪いやろ

    • -40
    1. >>16
      たから奇跡的なんだよ。
      彼女も送信されてるてことは他人に行ってるのわかりつつ送らなおられん気持ちだった。 普通は相手も人違いとメールするところなんだろうが男性は男性で穴の空いた心が彼女のメールで癒されていた。
      普通では居られなくなっていた者同士が知らず知らず補いあってた。
      貴方はまだ心から大切な人を失ったり、会えなくなるという経験がないんですね。その時が来たらきっといい話だなと感じれると思います。悲しい思いはしたくないものですけどね。

      • +15
  13. えっ、こわ。。。って思った私はやはりひとでなしなんだろうな…

    • +2
  14. こんな奇跡ってあるの?仕事行こうと思ったけど、なんかぼやけて前が見えないわ

    • +3
  15. リーゴンズさんが繋いでくれたんでしょうね

    • +7
  16. いい話か?
    返信もせず4年もメール見てた(見られてた)とか
    気持ち悪いにも程があるんだが…

    • -15
    1. >>25
      見ず知らずの人間からイイね欲しさに世界中に必死こいて発信している滑稽な人間。
      一方、他人とは分かりつつもたった一人(パパのつもり)に気持ちを伝え続ける一人の女性と、それを黙って受け取り見守ってくれてた見ず知らずの一人の男性。

      オレから言わせりゃ気持ち悪いのは前者だよ。

      • 評価
        1. >>48
          スマホを使って映えさせながら不特定多数に日々をひけらかすのと、娘が父親一人に宛てて日々を綴り、またたった一人の女性(娘)のメールを丁寧に読み続ける男性て事で出来てると思うけど。

          二人の切実さが気持ち悪いと思うかどうかは人それぞれだが。

          • +1
  17. 個人的なメッセージ(見ず知らずの人からの善意の返信)をフェイスブックに晒す感覚が理解できない。
    外国人の感覚だと普通のことなの?
    自己顕示欲がすごくて、ええ…ってなる。

    • -9
    1. >>26
      外国人とか日本人とか関係ないと思う。
      純粋に、こんな素敵なことがあったの!とシェアしたかっただけじゃないかな。

      • +2
    2. ※26
      ぶっちゃけ日本も昔、ネットでの個人情報交換はそれほど問題なかったし、オフ会も頻繁に開かれ、そこから人間関係が広がった(ちなみにうちの旦那もそれで知り合ったし、今でも付き合いがある友人が数十人)Windowsすらなくルーターをガーガーならして通信していた時代ね。
      個人情報保護法ができたのも要因だと思うが、某巨大匿名サイトがネット環境を異常にしたと、ネット歴28年の自分はつくづく思う。当時は「ネットを使って酷いことをしよう」という人間はほとんどいなかったし、チャット内で親しくなると個人情報を晒し合うのも普通だった。「ちょっと変わった人だな」と思っても、「狂ってる」と思うような人はいなかったから。ちょっと変わった人には今みたいに煽るような事など言ったり書いたりせず、ただ無言で皆が避けるだけ。まだ大人の理性が主力だった時代。
      誰でも利用できるようになればなるほど、頭がおかしい人達が増えていったし、それに対する耐性も減っていった。
      それと個人情報保護法は「自分の情報を渡さくていいけど、相手の情報も分からなくなる法律」と常々思っている。

      • 評価
  18. 返事が来た事によって少々の気恥ずかしさと共に現実に戻ったんだね
    でもこれでお互いに死者への想いを昇華できたろうからよかったじゃない

    • +9
    1. >>28
      なんか読み違えてる気がするけど。
      まぁ、それぞれか。

      • 評価
    1. ※30
      心が貧しい人だね。
      でも肉体は亡くなっても愛する娘や、愛する父親を想ってこういう偶然を作ったかもしれない人達を、肉体は生きていても思考と精神はほぼ死亡してるのではないかと思える人物が見下すのは、なかなか考え深い。

      • +6
  19. これ返信するまでの四年間、どうしたもんか悩んだんだろうなぁ。
    何か放置しちゃったし、こうすぐに間違いですよと言えばなんてことないけれど、読んだら大事な人を失った人の悲嘆がつづられているし、ご自身の経験と相俟って無碍にしたくなくなったけれど、前の番号使用者に向けたもだしどうすんべって。

    返信したのは三回忌じゃないけれど、そろそろ大丈夫な気配もあったのかな。
    なんにせよ見知らぬ誰かを思いやれる人が相手で良かったの。

    • +23
    1. >>32
      明日からまた大変な日々です。ってあるから今までの話で直に応援せないてもたっても居られんくなったんじゃないかな。君のパパならきっと今こう言ってくれるよって。

      • +3
  20. ヴァージンロードを一人で歩くのが怖い?
    本当の父親いるんでしょ?

    • -6
    1. >>35
      血が繋がってるからといって良い親とは限らんのが現実

      • +8
    2. >>35
      生きているけど行方不明
      好ましい人物ではないので没交渉
      危険な人物なので接近禁止措置を取っている
      刑務所に収監されていて
      結婚する頃シャバに出てる可能性が無い
      等が推測される

      • +9
    3. >>35
      これ男にはいざという時まで普段では気づけん繊細な悩みやな。目から鱗やった。

      • 評価
  21. 個人情報漏洩を過剰に怖がるのは日本人としては普通だし
    怖いと思うまでは正常な反応だと思うけど
    文章を読んで怖い以外の感情が上回るのが多数派ってとこだろうね

    気持ち悪いという意見も理解できるけど
    誰も見てないブログに毎日鬱日記書き込む人なんかもいくらでもいるし
    それでもどこかにメッセージを発信してるというだけで心がいくらか救われるのは容易に想像つくはずだ

    • +7
  22. 今の日本はこんなお話ですら殺伐としちゃうのか(´・ω・`)

    • +8
    1. >>46
      本当にもう余裕がないからね…皆ギスギスしてるよ

      • +2
    2. >>46
      日本のTwitterなら「嘘松ー!嘘松ー!」で炎上して質の悪いまとめサイトで晒しあげられて…まで見えてしまう。当人たちが、良い方向に進めたならそれでとっても良いことなのにね

      • +2
  23. カラパイアには色々感動する話があって、なんか聞いたような話も多いので、ちょっと鈍感になってた感があるけど
    これは、素直に感動して、ちょっと涙でたよ。

    50歳になるまで1年切ったジジイだけど、批判するような人間じゃなくて良かったと思った。

    • +1
  24. 自分なら最初の一日二日で間違い電話ですよって言っちゃうかも

    • +1
  25. どっちも女々しいわ
    死後数年粘着されるとか実の娘でも嫌だわ

    • -6
    1. >>61
      亡くなった瞬間片付いたやったー!とっとと焼いてどっかぶちこんでおわりおわり!
      供養?なんで死んだ後も構わなきゃいけないの?と娘に思われたいのか

      • +1
  26. また送ってねって返事来てるのにもうやめるんかい!!!!

    • 評価
  27. 父が孤独死した後にラインの友達候補に父が出てきた時はビビったな
    プロフ画像から察するに、スマホを買ってもらった中高生っぽい
    自分からしたら縁起が悪い話だけども

    • 評価
  28. 4年間我慢したんだけど、どうやったら丁重にお断りができるだろうかと考えた結果

    • 評価
  29. そろそろ間違い電話を機械的に処理できるシステムが必要

    • 評価
  30. 死後もその人柄を慕って色んな人からメッセージが来るから、遺族が解約せずに取ってて、ここぞって時だけパパに成り代わって返信してくれてるとか有りがちな話を想像してたら予想の遥か上だった。。

    ケー番変えて、その番号が新しい人に渡ってLINEの友達リストがブッ飛んだ私とはえらい違いだよ。。

    みんなもケー番変えたらLINEの電番を新しいのに変更する手続き忘れるなよ!!

    • +2
  31. 彼女の本当の親父はどうしたんだよ・・・ 

    • 評価

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