メインコンテンツにスキップ

【R.I.P】もふもふ羊のクリス。ギネス世界記録に認定された「世界で最も毛が多い」羊が天命を全うしこの世を去る(オーストラリア)

記事の本文にスキップ

29件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube
Advertisement

 2015年に、オーストラリアのキャンベラ郊外で、大量の羊毛に覆われて荒野をさまよっているところを救助・保護されたメリノ種のクリスが、老衰のため10月22日に死亡した。 ヒツジの平均寿命は10年から12年とされている。クリスの推定年齢10歳とされている。

 クリスの羊毛の多さは、ギネス世界記録に認定されるほどだった。

 クリスが旅立ったことをフェイスブックでシェアした、キャンベラの家畜保護慈善団体が経営する農場「リトル・オーク・サンクチュアリ(Little Oak Sanctuary)」のスタッフは、「羊毛の重さで注目を集めた羊だったが、それ以上に大きな存在だった」とその死を悼んだ。

Beloved Australian sheep famed for record-breaking overgrown fleece has died

大量の羊毛を身に纏っていたところを保護されたクリス

 クリスがキャンベラ郊外で保護されたのは、2015年のこと。仲間もおらず、たった一頭で荒野を孤独にさまよっていた羊は、立つのもままならないほどの大量の羊毛を覆っていた。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube

 足元まで垂れ下がったその羊毛は、体に負担を与え感染症の危険性もあったため、羊を救助・保護した人々は早急に毛を刈り取る必要があると判断し、羊毛刈り大会の優勝者が数人の協力を得て、45分かけて毛刈りを行った。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube

羊毛の重さでギネス世界記録に認定される

 刈られた羊毛は、重さが約41kgにもなったことから、「1回の毛刈りで、刈り取った毛の量が最も多かった羊」としてギネス世界記録に認定され、後にオーストラリア国立博物館に寄贈され、展示されることになった。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube

 当時、博物館の職員は次のように述べていたという。

あのまま重い羊毛に覆われていれば、おそらく数週間しか生きられなかったでしょう。移動も困難で、天候が温かくなると熱のストレスを受けやすかったに違いありません。

 事実、野生の羊とは異なり、羊毛のために飼育されている現代の家畜化された羊は、羊毛を失わないように育てられている。そのため、飼い主に捨てられ野生化した羊が人間に毛を刈られることがなければ、その羊毛は成長する一方なのだ。

 およそ5年以上も毛が伸び放題の状態で過ごしていたとみられるその羊は、キャンベラにある非営利団体経営の農場「リトル・オーク・サンクチュアリ(Little Oak Sanctuary)」に引き取られ、クリスと名付けられた。

Facebookで開く

推定年齢10歳のクリス、老衰でこの世を去る

 当時、各メディアが「大量の羊毛を纏った羊」と報じ、ギネス世界記録に認定されたこともあって、クリス「世界で最も毛の多い羊」として一躍有名になった。

 しかし、それからおよそ4年後の10月22日、クリスは老衰で旅立った。クリスの訃報をフェイスブックでシェアしたリトル・オーク・サンクチュアリは、このように綴っている。

みなさんに、とても悲しいお報せがあります。羊のクリスが旅立ちました。

クリスはとても愛らしく賢くて、人懐こい羊でした。

羊毛の重さで注目を集め、世界記録を保持していたクリスでしたが、私たちにとってはそれ以上に大きな存在でした。

今、私たちはクリスを喪って大きな悲しみに暮れています。

クリスが世間に知られることになった出来事よりも、クリスの存在そのものを私たちは永遠に忘れることはないでしょう。

クリスよ、どうか安らかに。

Facebookで開く

ユーザーらからは、クリスを保護した農場に感謝の声

 2015年に話題になった羊を覚えていた人も多かったようだ。フェイスブックで訃報がシェアされると、多くのユーザーらからこのようなコメントが寄せられた。

・クリスは虹の橋を渡ったんだね。クリスを保護し、暖かい住処を与え、クリスを愛してくれた農場のスタッフのみなさん、本当にありがとう。

・クリスは、この農場で保護され飼育されて本当に幸運だったと思う。晩年はきっととても幸せだったんじゃないかな。クリスを世話してくれたリトル・オーク・サンクチュアリ、ありがとう。

・この農場でボランティアとして働いているけど、クリスの鳴き声をもう聞けないなんて、なんだか寂しい。とっても性格が良く、みんなに喜びをもたらしてくれた羊だったよ。

・ニュースを知ってすごく悲しい。どうか安らかに…。

・クリスを世話してくれたみなさんに、心からお悔やみ申し上げます。

・クリスはきっと、農場でたっぷりの愛情を注いでもらっていたんだろうね。悲しいけど、きっと今は天国で幸せに暮らしているはず。

References:Fox Newsなど / written by Scarlet / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 29件

コメントを書く

  1. この羊を始めてニュースで見たとき
    人間と共生しないと生きていけない
    生き物っているんだなと感じた
    というかそこまで
    品種改良をしてしまったのかって感じ
    見境なく毛が生えて
    手のつけようの無い状態になるわけでしょ
    怖いものを感じたわ

    • +8
    1. ※1
      まぁ勝手に歯とか角が伸びすぎて死ぬ鼠とか猪とか自然にもいるし

      • +9
    2. >>1
      猫も犬も牛もそうだろ。
      もしかしたら都会のカラスやスズメもね。

      人間を自然から切り離して考えるから一瞬異様に思えるけど
      人間および人間の作り出した環境も自然の一部だと捉えれば、彼らは新しい環境に適応した生き物にすぎない。

      • +8
  2. ちょっと思ったのだけど、こんなにフカフカの毛に覆われていたら、肉食獣に襲われても倒され難い気がした。案外と羊の毛は、防寒用以外にも体の保護用途も有るのかも知れない。(ある程度の高さから落ちてもクッションの役目もしそうだし…)

    • +2
    1. ※2
      自分もそれ思った
      肉食獣に襲われてもプーリー以上に牙も爪もとどかないんで生き延びられてたんでは
      たぶんグリズリーとか虎とかに襲われてもノーダメージ

      あと、羊毛って脂もってるからそんだけの量があったら空気抜けなくって水に入っても浮いたんじゃ?と思う
      刈る前に実験してみて欲しかった(´・ω・`)

      • +1
    2. ※2
      仮にそうだとしても羊はものすごく臆病な生き物だから、恐怖心半端ないと思うよ
      どっちが幸せなんだろうな

      • +4
      1. >>14
        群れだとスケープゴートがいるっていうよね

        • 評価
    3. >>2
      残念ながらソースを見つけられなかったけど羊の毛皮は狼の牙とかにある程度耐えられるようになってるってどこかで聞いた覚えがある。
      あと刈り取る前の羊の毛皮は全然ふわふわしてなくてゴワゴワでマジで防御力高そうな感じだぞ。
      人の手が入って初めてあのふわふわになる。

      • +3
  3. >そのため、飼い主に捨てられ野生化した羊が人間に毛を刈られることがなければ、
    >その羊毛は成長する一方なのだ。

    なんだ、結局人のせいなのか、、
    救助してやっただの、愛情注いでやっただの、恩着せがましく美談にしてるが
    結局はおまえら人間が原因じゃねえか笑
    そんなのは全部「して当たりまえのこと」なんだよ

    • -19
  4. 何が41㎏だ!俺なんて数えたら56本も生えてたぞ!

    • +13
  5. 個人的にだけどR.I.Pって響きはノリがあって軽い感じがするので良く無いと思う
    自分の最愛なる人を亡くして仮に葬儀とか代行をしてもらった時に
    報告にR.I.Pなんて書かれたら腹が立つと思うのだが…。

    • -13
    1. >>7
      そうなん?
      YouTubeの英語コメントでは本当の訃報でも真面目な長文の中にR.I.P.って見たりするから、そこまで考えてなかった
      確かR.I.P.って刻んだ墓石とかあったと思う
      意味も rest in peace. で、安らかにお眠りくださいだから変な意味じゃないよ。ラテン語でも頭文字がR.I.P.でなんとか~て聞いたことがあるけど詳細は忘れた
      たしかに日本人の葬儀で日本人がR.I.P.を使ったらなんで今ちょっと英語を使いたがったん?ってなるかもしれんけど

      • +9
  6. 羊って草食動物で体も大きいのに犬よりも短命なんだ。

    • +2
  7. 脱走して数年後にモコモコで見つかったシュレック君は微笑ましいニュース扱いだったのに

    • +3
  8. この手の羊の最期ってどうなるんだろうと調べてみた。
    断尾と去勢され、食肉の場合は生後1年以内にラムとして出荷。日本は大半がラム。
    羊毛の場合は4-6年飼育され、加齢でシープスキンの価値が下がる前に屠殺される。
    肉はドッグフードや飼料なんだそうな。
    元々は羊毛用の羊が老いた際にマトンとして食べてたっぽい。
    ニュージーランドでもラムの方が倍以上食べられてるみたい。

    • +5
  9. 家畜は野生では生きられない種が多いからね…

    • +9
  10. これがホンモノのストレイシープ・・・
    生前は良い夢見れてたのかなー

    • +2
  11. このニュース最初にきいたときは 
    毛の重さに歩けなくなって飢え死にしたのかとおもって暗い気分になったんだ
    違っていてよかったよ

    • +2
  12. 「羊の命は羊毛よりも重い」とか思ってしまった私を許してくれ……
    どうぞ安らかに。

    • +2
  13. これから特別大きな羊雲を見つけたらそれはクリスのチームかもしれないな、なんつって。

    どうぞ安らかに。

    • +3
  14. 人間なしでは生きていけないほどに品種改良された生き物と言えばカイコかなぁ。

    • +5
  15. ブリッジ!!ラピュタはこの中だ!!🐏

    • 評価
  16. オーストラリアの肉食獣てディンゴしか居なく無い?

    • 評価
    1. ※27
      肉食動物でいいならワニとかいるけど住む場所違うかな

      • +2
      1. ※28
        そうかワニいたわ。
        羊食べるのかな。

        • 評価
    2. ※27
      大切なのは、この羊が現在何所で生活しているか?ではなく
      「この生き物が進化した時代に、どの地域で暮らしていたか?」
      だと思う。要するに進化した時代の形質を今でも伝えている訳で
      その地域に暮らして居た肉食獣との生存競争も、当然有ったと思う

      今ではほとんど意味が無くなってしまった形質も、その生き物が
      進化した時代には大きな意味を持っていたのでは?と思えたので

      • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。