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現在のアメリカで行われている悪魔祓いの現場をテレビ局が実況中継

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(著) (編集)

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 今年、アメリカで行われた悪魔祓いの現場にテレビカメラが入った。

 テレビ局のレポーター、エミリー・バリスさんが訪ねたのは、オレゴン州に住むジェームス・クラウド氏。クラウド氏は「アドベント・カトリック教会」という教派の大司教を務めている。

 ただし、「カトリック」と入っていても、この教派はバチカンを中心とするローマ・カトリック教会とは何の関係もない。「カトリック」とは固有名詞ではなく、元々はラテン語で「普遍的な」という意味なのだ。

 とはいえ、悪魔の跋扈(ばっこ)に関するクラウド大司教の見解は、ローマ・カトリックのものと大きく異なるわけではない。「時を経るにつれて、こうした(悪魔憑きの)ケースは、より暗く、闇に近づいている」と大司教はいう。

 その原因としては、言明はされないものの、オカルト信仰やインターネット上に存在する各種の闇の寄主、ドラッグの普及などが示唆されているそうだ。

Oregon priest performs exorcisms: ‘Cases are getting darker’

金切り声をあげる悪魔に憑かれた

 悪魔祓いの行われた場所は、オレゴン州のとあるゴーストタウンに残る、廃墟となった教会だ。

 依頼主は、ブレント・グッドリッチさん。この2年間、何体かの悪魔にとり憑かれて苦しんできたのだそうである。

 「私も、こうなる前には、こんなことが実在するなんて思っていませんでした」とブレントさん。「今、奴らはずっと、私の周りで騒音、金切り声を立て続けているんです」

 「それが、私の知った真実だし、他の人々にも真実を知ってほしい」とブレントさんは続ける。「別の方法で(真実に)気づいていたらと思う。…私は、これ以前には、こんなに信仰に篤くはなかった」

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悪魔祓いの儀式

 テレビカメラが回り、レポーターが見守る中で、悪魔祓いが行われた。

 「主なる神よ、聖霊をもって私たちを守りたまえ」

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 悪魔祓いは守護を求める祈りから始まった。「聖人たちよ、殉教者たちよ、使徒たちよ、闘いを始めるにあたって、私たちを(神に)とりなしたまえ」

 「不純なもの、悪しきもの、不純な霊、そして悪魔に、立ち去るよう命ずる」

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 「イエスの名において、そなたらはこの者から平和のうちに離れよ。…そなたらはこの者に対して力を持たず、支配することはできない」

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 祈りと聖油による30分ほどの儀式が終わった。クラウド大司教は、ビシッという大きな音を聞き、振動のようなものを感じて、悪魔が離れたのを感じたという。

 「奴らは、命令に従いたくなくて叫びながらも、大司教との闘いから逃れようとしていました」と少し力の増した声で、ブレントさんは語った。

 しかし、クラウド大司教によると、悪魔はブレントさんから離れはしたが、逃げ去ったわけではないという。悪魔を自分から祓い落とすことに成功した人は、聖なる道を歩み続けなければならないそうだ、

 「しっかりと立ち、自分の霊的な生活をしっかりと保ちなさい」と大司教はブレントさんに告げた。

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悪魔と戦い続けてきた人生

 「もしも、これまでの人生で見てきたことの半分しか見たことがなかったとしたら、私もやはり(悪魔憑きというようなことは)信じなかったでしょう」と語るクラウド大司教は、人生のほとんど全てを悪魔との戦いに費やしてきた。

 大司教は、父親から悪魔祓いの祈りを教わったが、それを実践したために、元々属していた教会を追い出されてしまった。そこで、「アドベント・カトリック教会」を立ち上げ、率いている。

 また、大司教は心理カウンセラーの資格も持っている。専門分野は、ドラッグの濫用からの回復についてだ。真の悪魔憑きを見分けるためには、ドラッグの濫用やメンタルヘルスといった問題である可能性を排除しなければならない。そのために必要なスキルなのである。

 「悪魔祓い師はみな、(実践において)恐怖を感じます。しかし、私は怒りを感じるのです。そして本気で闘いに挑むのです」

 「月日の経過とともに、より暗い事例が増えています」

 クラウド大司教は、悪魔祓いの訓練のためのクラスも持っている。ただし、受講するためにはオレゴンまで出かけていく必要があるが。

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この記事へのコメント 25件

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  1. 宗教やオカルトに対して科学を持ち出してもあまり意味はない。
    本気で信じていたら、それがその人にとっての真実だろうし。
    じゃあ何を信じればいいんだっていうね、そこが難しいんだけど。
    ネットの情報からフェイクを見抜くのと同じくらい難しい。

    • 評価
    1. ※2
      科学的な治療を拒んで民間療法で病状が悪化したり最悪死亡する人もいますよ
      良い例がホメオパシー
      本人が自己責任でやっていても家族や周囲の人には無駄な不幸ですし
      選択権がない子供が親の疑似科学信仰のせいで病気が悪化する例もある

      この記事の場合でも脳腫瘍等による症状を悪魔のせいにして正しい治療をしない可能性があります
      バチカンの悪魔祓いは医学も学んでいて医者に任せるべきケースを教えてるので、まだ被害は少ないですが、この記事は怖いです

      • +1
    2. >>2
      バカっぽいけど心理学的にはこれで治るような精神的なものもあるから…
      心理療法の始まりもこれから始まってるし…原始的だけど…

      • +3
    3. ※2
      皆が知ってるプラシーボ効果一つを例にとっても、肯定的にも否定的にも
      悪魔祓いの効果を説明することができる。
      心理学的な面からも悪魔祓いの効果を論理的に説明できるだろう。
      科学は悪魔の存在そのものに対しては否定が強いかもしれないが、
      悪魔祓いの効果に対しては、むしろ肯定的ですらある。

      要は信じているものを安直に否定されたくないが故に「持ち出すべきではない」と言ったのだろうけど、それは悪魔祓いとかオカルト以前に、萎縮という。

      • 評価
  2. こう言うのはモニター挟んじゃうと情報足らなくて一気に胡散臭くなっちゃうんだよなぁ
    生の体験で受けるその場の雰囲気とかが重要だと思うんだよ

    • +2
  3. >ドラッグの濫用
    これが悪魔の正体じゃないの?

    • +9
  4. 日本にも魔祓いする拝み屋さんがいるね

    • 評価
  5. 実況なら昔の古舘伊知郎ばりに盛り上げてくと、
    良い感じにうさんくさ楽しい番組に…。

    • 評価
  6. 日本も陰陽師って職業が1000年以上続いてたもんね
    精神は健康や行動に影響を与えるから
    当然にように受け入れて信じられていた時代は
    「邪気は去った」と言われれば安心して体調が良くなったかもしれないし
    「祝福を受けている」と言われれば大胆な手段に出て、良い成果に繋がったかもしれない

    そういう意味では、『効く』地域にはこういう事も必要なんじゃないかな

    • +4
  7. 心理カウンセラーの資格持ってるあたり本質的なところをわかってる人に見える
    宗教って要は古典的な心理療法でしょう

    • +9
  8. しばらく前にバチカンで世界的なエクソシスト講習会がやってたね

    • 評価
  9. 現役の悪魔払い師が今も活動してると同時に、悪魔主義の儀式をやって捕まる連中も未だにいるんだよな。
    アメリカってなんていうか中世と現代が入り交じった世界観をしてる。

    • 評価
  10. 悪魔を精神病理的な現象だと考えるのは、現代の解釈だと思うんだな。この4次元時空の世界は、多次元宇宙の内にあって、その他の多世界と重なり合って存在しているけれども互いに認識することはできない。しかし物質でない何らかのエネルギー体、霊的なものは世界間を相互に行き来しているかもしれない。何か知的な古き者たちが地球に侵入し、人間の霊的な本体を手に入れようと、神々との戦いを繰り広げているのかもしれない。科学が進歩すればやがて真実は見えてくる。

    • -1
  11. 日本にもこういうオカルトバラエティー番組あるよね
    最近は観なくなっちゃったなあ

    • 評価
    1. >>21
      オウムのサリン騒動からオカルトや心霊を扱った番組は減ったよね。

      昔夏休みになるとお昼にやってた「あなたの知らない世界」とか懐かしいなあ。

      • 評価
  12. 科学にもわからないことはいっぱいあるし、科学的じゃないからと恐れたり拒絶したりしてしまうのは、むしろ科学的じゃないと思う。思考や行動の画一化は種の生存率を下げる。多様性が大事だと思うよ。
    でも多様になりすぎると地球規模の課題に対して意思決定することができなくなる。だから難しい。

    こういう”医療行為”において科学的に実証された行為と民間療法や霊感治療さえも各方面から”専門家”が集まって、患者と一緒に最適解を探すという風土は、あってもよいと思う。互いに互いを否定してしまうのは仕方ないとしても、そこで争ったり攻撃したりするのではなく、ひたすら患者が良かったと思える処方だけを探すというアプローチには可能性を感じる。
    日本にはほぼ強制的な医療保険制度があるおかげで非科学的な治療行為は比較的しっかり排除され、おかげでガン治療薬や再生医療で大きな進展を遂げることができているけど、少し科学偏重になりすぎている点が心配でもある。種痘の発見ももとは民間信仰から起きたことだし、一方で日本では国による予防接種が元で肝炎訴訟なども起きている。科学だけを盲信する態度が正しいとは限らない。
    オバマケア以降も医療保険制度では揉めているアメリカだけど、ガチガチの科学至上な制度にしてしまわないのは医療行為に神秘的な側面があることを肌で感じているからじゃないかな

    • -1
    1. >>22
      民間信仰は、おばあちゃんの知恵的な物で、「本当は科学で説明できるが、感覚的に分かっていた」という事のような気がするけど?
      刺身とわさび(殺菌効果がある)を一緒に食べると良い、とか…

      肝炎も、注射針の使い回しによるもので、科学の盲信というより、単に医療知識の不足によるものでは

      • 評価
  13. 悪魔祓いするならエクソシストより
    デビルマンの方が強いんじゃね

    • 評価
  14. 多分おるんやろ
    ナメてる人多いけど日本にも似たような事はある

    • 評価
  15. キリスト教は根本的な矛盾を孕んでるのがこういうとこにも出てる。
    彼らの説明によれば悪魔はサタンを始め全て神の僕で、神の意志によって操られ人間に取り憑いてる。
    人間に試練を与えるためだ。
    ならば悪魔が神の名前や聖水を嫌がるというのはおかしいし、
    そもそも神の僕たる教会関係者が悪魔を祓うこと自体が神の意志に背くことになる。
    これは取り込んだ現地宗教の神様を無理やり悪者にしたり
    免罪符で儲けようとした利益優先の運営だったり
    信者を洗脳するため強引に対立軸を持ち込んだことで生じた歪みだ。

    • -1

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