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医師が臨終宣言。だが本当は死んでいなかった。生きたまま埋葬されそうになった男性(インド)

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(著) (編集)

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fmajor/iStock
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 海外では土葬がまだ行われている地域もある。そのため、生きたまま埋葬されてしまうというアクシデントが稀に発生する。

 インド北部ラクナウに住む20歳の男性もそうだった。危うく生きたまま埋葬されそうになったのだ。だが彼の場合、その事情が込み入っていたようだ。

 入院していたのは個人病院なのだが、家族が経済的に医療費の払えなくなりそうになったそのタイミングで、理不尽な死亡宣告をされたのだ。

死亡と診断され家に連れ帰ったところ、遺体が動き出す

 2019年6月21日、モハンマド・ファーカンは事故に巻き込まれて病院に運ばれた。

 危篤状態が続き、家族の貯金が医療費で底をつきそうになった頃、医師が臨終を宣言した。ショックを受けた家族は、すぐに葬儀の準備にとりかかった。

 ところが、モハンマドの遺体を家に連れて帰った後、彼の手足を動いているのを見た兄がびっくり。慌てて家族に知らせて、ムハンマドを別の病院に連れて行った。そこでは、ちゃんと生存が確認された。

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KatarzynaBialasiewicz/iStock

もう医療費を払う余裕がない。そう語ったらすぐに死亡を告げられる

「弟の死にショックを受けたぼくたちは、葬儀の準備をしていたんです。そうしたら、弟の手足が動いているじゃないですか」ムハンマドの兄、

 イルファンは語る。「すぐに、弟を別の病院(ラム・マノハル・ロヒア病院)に連れていくと、ちゃんと生きていることを医師が確認して、人工呼吸器をつないだんです」

 「ぼくたちは、前の個人病院に70万ルピー(およそ1万米ドル)を支払っていました。もうお金がないことを話したとたん、病院は弟が死んだと言ったのです」

 ラム・マノハル・ロヒア病院の医師は、ムハンマドは確かに危険な状態だが、決して死んではいないと話す。脈はあるし、血圧も反射作用もちゃんと機能しているという。

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KatarzynaBialasiewicz/iStock

死亡診断を下した病院を調査中

 この奇妙な事件はマスコミの注目を集め、個人病院がこの件にどのように対処したかを、地元自治体が調査に乗り出すはめになった。

 「我々は、この事件をしっかり認識しているので、徹底的に調査されることになるだろう」ラクナウ市の医務部長ナレンドラ・アガーワルは言う。

References:Declared dead by UP hospital, man wakes up just ahead of burial | india news | Hindustan Times/ written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 35件

コメントを書く

  1. だから通夜をしろとあれほど…と思ったら事情が違った。
    金の切れ目が命の切れ目、インドやっべぇぞ!

    • +19
  2. 医は算術だからしかたない(許されるなどと言う気はないが

    • -1
  3. 先生、こっちのヒトはどう見ても死んでますね?

    あー ウチは医療費を払い続ければ
    死ぬコトはないの

    • +19
  4. 医師「反省の気持ちを踊りで表現します」
    兄 「1万ルピーを踊りで表現します」
    自治体「踊りながら調査を見守ります」

    • +4
  5. 嘘の死亡宣告は病院にとって、医療費の収入以上の損失になるのでは…?

    • +11
  6. 意味がわかりません

    心臓動いてるし脈もあるし体温あるんだから家族はすぐ気がつくだろ
    なぜ気が付かないんだ?

    • 評価
    1. ※6
      人間は死んで即座に冷たくなるわけじゃなく体温が徐々に下がって常温と同じにつまり冷たくなる
      この時気温が高いと当然すぐ冷たくならないし
      死んだと宣告されて家に連れて帰る間の短い時間ですぐ冷たくなるわけでもないから
      体温がまだあると気付くよりも、体が動いているのに気付くのが先立ったというだけだろう

      • +7
      1. ※10
        そういえば、インドのその時期の気温って50℃超えてなかったけか?

        この記事ではこの出来事があったのはどの地域課は書いてないけど、その時期は、まだ暑かったはず。

        案外、狂気的な気温の影響で、熱中症になる人が陸続としていたために、早急にベッドを開ける必要とかがあったのかもしれないね。

        そんで、助かる見込みのない人を「死んだこと」にして、ベッドを開けようとしたとかいう事情があったのかも。

        • +3
  7. 医者(病院)も商売だけどさ、患者の命預かっておいて、金ないならはいお前はタヒね、つかもうタヒんだ、って人として狂ってる

    • +12
  8. 「巌窟王」で
    囚人が本当に死んでいるか確認する為に
    看守が囚人の死体に焼きごてを押し付けるという
    場面があったなぁ…

    • +2
    1. ※11
      フリーダ・カーロが亡くなった時 死を認めない夫に医者がメスを渡して頸動脈を切るよう勧めたって話が
      俺なら絶対トラウマになるし結構な長患いの末の御臨終なのに本当に切って血が吹き出ないので初めて諦めたディエゴ・リベラ豪胆すぎる

      • +1
  9. インドでは医療機関はヤベーのか。アメリカは破産するし。日本でも態度の極悪な医者いるしな。

    • +4
  10. 動くのに気がつかなければ、、((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

    • +4
  11. インドの公立病院は十分な設備もなく、診察を待つ人たちが列をなし、その間に息絶えてしまうという劣悪な環境が日常化しているそうです

    • +5
  12. 単純に誤診か誤判断なんかそれとも、ウチは金払えないのに治療してやる義理はない→でも変な噂たてられても面倒だしな~→死んだことにして追い出すか。
    後者だったらちょっと嫌やね。

    • +2
  13. 医療だってボランティアじゃないんですよ
    たとえば一文無しだけどパンくださいって人がパン屋にやってきたらタダでパンあげなきゃいけないわけ?
    そのほうがおかしいでしょう
    なんで医療だけ聖域だと思うのか、論理的に説明してください。

    • -21
    1. >>18

      医療費を払えないなら普通に治療中止すればいいのに(しかも払えなくなりそうってだけで滞納してるわけじゃないとのこと)ように思えるが。

      聖域じゃないから嘘の死亡宣告を出す悪徳医者が存在してもいいのか?

      それとも聖域じゃないからまだ脈拍があるにもかかわらず死亡宣告を出してしまうヤブ医者がいてもいいのか?

      • +18
    2. >>18
      「人命は他の何にも替えることができない」「人命に優劣はない」と言えばわかりやすいですか?

      死に瀕する命を前に、金銭の多寡によって生死を分けることが倫理的に許されないからです。

      当然医療行為にも多額の経費が伴うから、それを社会で相互に賄うための制度が健康保険であり、さらにそれすら支払えない社会的弱者を救済するために各種バックアップ制度がある。

      言うなれば、医療従事者は、崇高な理念は当然として、高い技術に見合う対価を得るべき職業人であることに誇りを持っていると思います。特別な存在だと驕った思想とは一線を画すものかと。

      • +13
      1. ※20
        おっしゃってることは、だいたい正しいと思います。
        が、インターンが無給だったり、非常に安い賃金でコキつかわれている現実はどのようにお考えですか?インターンは研修中とはいえ一通り医者として認められた医療行為をできる免許をもった人ですが、その技術に見合う報酬は受けてないように思えます。
         
        米国と比較すれば同程度の治療が圧倒的に安くできる日本、それどころか医療費のかからなキューバ、どうやらロシアもそうみたいですが、今回の記事を読んでどういう世の中にしたいか考えて、投票に行きましょう。
         
        って、選挙の啓もうかっw

        • -14
        1. ※22
          20です。

          先日報道のあった大学病院の「無給医」問題のことでしょうか。

          私自身は医療関係者ではないので、内実に詳しくありませんが、いくつかの報道と論評を参考に・・・

          まず根底に人手不足と、大学病院の限られた予算があるようです。加えていわゆる医局ピラミッド構造。未だ年功序列が幅を利かせる実態とあわせると、昔ながらの体質を引きずった一般企業に、その姿がダブります。近年はブラック企業と呼ばれますが。

          。医師みずからが給与を辞退している例もあるようですが、それは「空気を読んで」いるのかも知れません。

          時代にそぐわない、徒弟制度のような実態は改善すべきです。しかし最も弱い立場の労働者が、大きく声を上げることが難しいのも、また事実です。

          ただ国の調査が入ったことにより、近年の働き方改革のように、悪質な労務実態には遠慮なく行政指導が入るようになれば、上も下も意識改革に迫られるでしょう。

          何にしても、人命を預かる職業に携わる人は、本当に尊敬しますし、それに見合うプロとしての報酬は当然のことです。

          記事の内容からは少し離れてきましたねw

          • +4
    3. >>18
      そうだな、だからお前にだけ重税かけても文句ないよな?
      論理的に必要だし誰もそこまで払う必要は無いがお前は聖域じゃなかったら何をやってもいいと言うのだろう?

      • 評価
  14. 臨死体験(全然信じてないけど)なんかよりこっちのパターンの方が現実的にありそうでずっとこわいわ
    そして
    お金さえあればどうにでもなる
    お金さえあれば幸せ
    そんな考え方がますます強くなる

    • +5
  15. 筒井康隆さんの「家族八景」の一エピソード。

    この作品は、多岐川裕美さんとかが主演して何度も映像化されている、「七瀬再び」の前日たんになる。

    で、家政婦の七瀬はテレパシスト(テレパシーの使える能力者)という設定で、家政婦として様々な家庭に派遣されて、その力を使って、見たくもないものを見たり聞きたくもないものを聞いたりしてしまう。

    ある一家では、その家のおばあさんがきつい性格で、日常的に嫁いびりや家政婦いびりをしていた。

    ある日、そのおばあさんが発作を起こして倒れてしまい、そのまま「ご臨終」と判断されて葬儀が執り行われ、棺桶が火葬場の窯の中に入れられた。

    その直後、七瀬はある「声」を聞いてしまう。

    その声は、火葬されたいる最中の、おばあさんのものだったが、その声(テレパシー)を聴いたのは七瀬だけだった。

    という話。

    • 評価
    1. ※27
      >>海外では土葬がまだ行われている地域もある。そのため、生きたまま埋葬されてしまうというアクシデントが稀に発生する。

      これってそういうことだわな
      確かに焼いてしまえば生きたまま埋葬されることはありえない
      まあ日本の医療環境では仮に土葬だろうがそういうことはないと思うけど

      • 評価
  16. アメリカだと保険に入ってるかどうかで入院もさせてもらえなさそう…

    • 評価
  17. ということは、この病院は今までも金のない患者の呼吸器を外してきたってことか。それって殺人にならんの?

    • +1

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