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混雑した通勤電車内に迷い込み行方不明となった犬、SNS大捜査網により無事飼い主と再会(アイルランド)

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(著) (編集)

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 ひょんなきっかけで迷子になってしまうペットだが、どんなに探しても二度と巡り合えないケースもある。だが今回のケースはSNSの良いフォースの力で再び巡り合うことができたというハッピーエンドコースである。

 アイルランドで飼い主とはぐれた犬がぽつりと電車内に迷い込んでしまった。乗客らの通報を受けた鉄道職員が一旦保護。SNSで迷い犬のことを写真と共に投稿し、それが拡散され無事飼い主のもとに帰ることができたのだ。

Lost Dog in Ireland Wanders Onto Dublin-Bound Train

混雑した通勤電車に乗り込んでいた犬を乗客らが目撃

 アイルランド東部キルデア州のサリンズから、ダブリンのヒューストン駅に向かうアイルランド鉄道に一匹の犬が乗り込んだのは、4月3日の朝のことだった。

 飼い主のいない犬が電車内にいるのを複数の乗客らが目撃し、鉄道職員に知らせた。

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 職員のひとり、テッド・メアさんは、このオス犬をヘイミッシュ(仮)と名付け、その日の夜飼い主の代わりに面倒を見た。

 同時に、テッドさんはSNSを通してヘイミッシュ(仮)の動画や写真を投稿し、「3日の午前8時46分に発見されたこの犬に、心当たりがある人はいませんか」と問いかけた。

 テッドさんの投稿は、国はおろか世界中に瞬く間に拡散されるところとなった。ヘイミッシュ(仮)の飼い主発見のために、地元メディアまでもがキャンペーンに参加し、可愛いヘイミッシュ(仮)を見た複数の人たちは、「自分が飼いたい」と名乗りをあげた。

 飼い主とはぐれたにも関わらず、終始リラックスした様子のヘイミッシュ(仮)は、駅職員らのサンドイッチを貰うなどしてみんなに可愛がられ、すぐになついたようだ。

その後、ヘイミッシュは動物保護センターへ

 翌4日、テッドさんはヘイミッシュ(仮)の飼い主をSNSで探す一方で、自身がボランティア活動をしているキルデア州の動物保護センター『My Lovely Horse Rescue』にヘイミッシュを連れて行った。

 この施設では、主にリハビリの必要な馬が預けられているが、豚や羊など他の動物も保護されている。ヘイミッシュ(仮)を見た施設スタッフらは、たちまちこのキュートな冒険家に心を奪われた。

SNS大捜査網が功を奏し、ついに飼い主が見つかる!

 SNSの拡散が功を奏して、翌日にはヘイミッシュ(仮)の飼い主と名乗る一家が連絡をしてきた。

 その日の午後、マイクロチップを埋め込まれたヘイミッシュは、7日に飼い主家族と保護センターにて再会。ヘイミッシュ(仮)の本名は、タイソンだったことが判明した。

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 施設スタッフは、フェイスブックのアカウントで、ヘイミッシュの飼い主がお世話になった鉄道会社やその他の人々に感謝の気持ちを示していたことを伝え、このように綴った。

ヘイミッシュ(仮)、本名タイソンの冒険はハッピーエンドを迎え、きょうだい犬ぺブルのいる飼い主の家に戻っていきました。

この一匹の小さな犬は、今回の素晴らしい冒険の中で多くの人に出会い、その人々の心を溶かしてくれました。タイソンは、私たちが毎日耳にする英国のEU離脱問題ニュースよりもずっと大切な何かを教えてくれたような気がします。

タイソンが無事に家に戻れたのは、この国の動物好きの人たちの努力があったからこそではないでしょうか。元気に施設の農場を走り回る姿をもう見られないなんて、少し寂しい気もするけれど、私たちの心にはいつまでも彼が残した小さな足跡が刻まれています。

なぜ犬は電車に乗っちゃったの?

 ちなみに、タイソンの飼い主は、なぜタイソンが電車に乗ったのかということについては首をひねっているという。

 タイソンは、ぶらりとひとり…いや一匹でどこかを旅したい気持ちになったのかもしれないが、ペットのぶらり一匹旅は危険を伴う。

 だがここまで顔が知れ渡ったタイソンはもはやアイルランドでは有名犬。次にまたぶらりをしたとしても、地元の人たちがすぐに身元を特定してくれるのかもしれない。

 今回はSNSの良い一面があらわれた例だ。何かを傷つけるのではなく、何かを救うためにSNSの拡散力が利用されれば、世界はすこしずつやさしくなれるだろう。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 20件

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  1. お帰り、昨日は気が向いたからちょっと遠くまで行ったんだよな・・・ヘイミッシュ

    • +5
  2. 犬を人に置き換えた時パノプティコンとしての完成度に恐れ慄く

    • +2
  3. なんか全然的外れな事を書いて申し訳ないんだけど、「自分が飼いたい!」って名乗りでる人達って、他の保護されてる動物については気にしないんだろうか
    こういう特別なストーリーが付属されてない動物には興味ないんだろうかとふと思った
    可哀想な犬猫なんてゴロゴロいるのに

    • +7
    1. ※4
      やっぱり背景を知ると情が移って助けたいと思うんじゃないのかな?

      • +3
    2. ※4
      特別なドラマが欲しいんじゃないの?

      • +1
    3. ※4
      こういうのはそれを目にする、しないと言うところに大きな差があるんだよ
      保護施設なり日本なら保健所なりに能動的に行くには一定のハードルがあって誰もが気軽に行こうと思う場所ではない
      しかしテレビなりのマスメディアに扱われると特にそういう意識をしなくても情報として飛び込んでくる
      そうすると※9の言うように情が移って名乗り出る人は増える
      それにその名乗り出た人たちがその後、そういった恵まれない動物が他にもいる事に思い至り施設に赴いて引き取るという行動に移した可能性だってあるだろう?
      そういった気付きのきっかけとなる可能性もあるんだから、そう非難がましく言う事ではないと思うがね

      • +2
    4. ※4
      崖っぷち犬のときは引き取りたいという人が殺到して
      では代わりに他の保護犬はどうですかと声をかけると他の犬はいらない
      (話題にになった)崖っぷち犬でないと意味がない、と断りも多数だったとか
      ひどく呆れた思い出があるよ…

      • +1
      1. >>17
        そっくりな姉妹犬もいたのに
        姉妹犬には里親希望者0だったんだよね…
        しかも崖っぷち犬は引き取られた家で
        幸せになれなかったらしい…

        • 評価
  4. おかえりタイソン君!
    カラパイアを見てるとマイクロチップの大切さが見に染みるな…(´・ω・`)

    • +13
  5. なんて人懐っこくて可愛い犬なんだろう!
    犬怖い私でもナデナデしたくなってしまいます。

    • +2
  6. アイルランドなのにジェイムズじゃなくてヘイミッシュとスコットランド人の名前なのか
    犬種や顔つきとかにスコットランド要素がどこかにあるのかな

    • 評価
    1. ※11
      「ヘイミッシュ」はあのホームズの相棒ジョン・ワトソン博士のミドルネームって説が濃厚だから、ちょっとホームズの真似をしてみたくなったのかも…と思っていたら良いな

      • +4
  7. 日本の通勤電車だとサラリーマン達に踏みつぶされてんだろな。
    盲導犬に悪戯する男がいるぐらいだし。

    • -1
  8. 見なよ、へーミッシュ(仮)のあの不安げな顔をさ
    でもみんなの力で無事うちに戻れて良かったな!へーミッシュ(仮)

    • +1
  9. なんてかわいい冒険家
    無事に家族と兄弟のところに帰れてよかった

    • +2

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