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アメリカで最もミステリアスな「ビール暗号」を解読して、60億円相当のお宝をゲットしよう!

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(著) (編集)

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  過去2世紀にもわたり、トレジャーハンターやコンピューター科学者、さらには米軍までもがこの3つの暗号の解読に挑んできたが、これまで成功した者は誰もいない。

 「ビール暗号」それは莫大な財宝の在処を示したものと言われている。

 推定60億円相当もの価値があるという膨大な金銀や宝石でなるトーマス・J・ビールの財宝は、バージニア州のどこかに埋められたと伝えられている。

 過去100年もの間、大勢がその在処を探り出そうと挑戦しては、挫折してきた。

財宝のありかを示す3枚の暗号

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 ビール暗号とは1885年にアメリカで発行された小冊子にて紹介された暗号文である。3枚の紙からなり、各々には、財宝の所在地、財宝の内容、受け取り人が書かれているとされている。

 ビールは19世紀の冒険家で、現在のニューメキシコ州とコロラド州の州境付近へ探検に出た際に財宝を発見し、それをバージニア州の自宅へ持ち帰り、誰にも盗られないように埋めたのだという。

 彼はその在処、相続人、財宝の詳細を示す3つの暗号を作ったのだが、これは今もなお未解明のままだ。

 ビールの暗号は基本的な換字式暗号で、数字に従って”鍵”となるテキストの文字を読むことで、アルファベットが明かされるタイプのものだ。

 その鍵を知ってさえいれば、解読はすらすらと行える。ところが厄介なことに、ビールの暗号3つのうち2つの鍵が何か、知る人間は誰もいない。

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image credit:Virginia Hill/Flickr

2枚目の暗号の鍵を発見するも…

 過去200年に試みられた解読は、ほとんど言葉当て遊びのようなものだった。

 プロとアマチュア双方の暗号解読者が、合衆国憲法や大憲章からモンロー主義、果てはシェイクスピアの演劇まで、ありとあらゆる重要な文書の類を照会してきた。

 だが、いずれも上手くいかず、予期せぬ幸運で解読に成功し、その熱が再燃しなければ、誰もが諦めてしまっていたことだろう。

 19世紀、ある匿名のアマチュア暗号解読者が偶然にもビールの2枚目の暗号の鍵を発見した。

 それは独立宣言だった。そして、これによって非常に興味深いメッセージの一部が明らかになったのである。

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image credit:Historicair/Wikimedia Commons

ベッドフォード郡の、ブフォードから約4マイルのところにある、穴あるいは貯蔵所、地上から6フィート地下においた……

 ビールの記述は財宝についてに移り、次の一文で終わった。

1枚目は、貯蔵所の正確な場所を記している。発見は難しくない

 だが残念ながら、一枚目も、ついでに3枚目も解読できた者はいない。

 2枚目の暗号の解読鍵の偶然の発見と億万長者になるという欲望は、大勢の人々を残り2つの暗号で運試しをしようと駆り立てたが、誰もが失敗に終わった。

 暗号解読者は鍵さえあれば小学二年生でも解読できるのに、それがないために事実上解読は不可能だと嘆く。

 しかし暗号が解読されないからといって、財宝が発見できないというわけではない。技術の力があるではないか。

 ゆえに金属探知機、磁気探知器、ガイガーカウンターといったものでバージニアの田舎の片隅を捜索するトレジャーハンターも珍しくなかった。

 またある者は超能力者の助言やダウジングといったスピリチュアルな手段で宝探しを行なった。

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image credit:Historicair/Wikimedia Commons

宝探しに夢中になり逮捕者、破産者続出

 バージニア州法によれば、トレジャーハンターは仮に発見物が私有地で発掘されたとしても取得できる。

 これがトレジャーハンターをつけあがらせ、トラブルの元になったこともある。夜陰に紛れて不法に侵入し、他人の土地に穴を掘っては、そのまま去ってゆく者が大勢いたのだ。ある者は、古い墓地に財宝が埋まっていると確信し、遺体を掘り起こして逮捕された。

 さらに宝探しによって破産者が続出するという問題も起きた。二番目の暗号を偶然解いてしまった人物は、実際にこの憂き目にあっている。

 この成功譚に感銘を受けたある19世紀の作家は、その男が「家族、友人、子供をないがしろにし、史上最大の幻を追い求めるようになった」と記している。そして、こうした者は彼一人ではなかった。

 スタン・チャルノフスキーという男は、ダイナマイトやブルドーザーを買うために7年間で7万ドルを費やした。また1980年代にはまた別の男が、6ヶ月間バージニア中の岩を爆破してまわった末に破産した。

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image credit:Historicair/Wikimedia Commons

まるで呪いのような「ビール暗号」

一度、人生がビールの財宝に魅入られてしまうと、そこから抜け出すことはできない。麻薬や賭博のように取り憑かれてしまうのだ

ピーター・ビエマイスター、ビールの財宝:あるミステリーの歴史より

 60億円がいかに魅力的に映ったとしても、あなたがそれを探すために時間とお金を捧げようとしているのなら、これについて考えてみるべきだ。

 言うまでもなく、ビールの財宝が今も、それどころか過去においてさえも存在したという確たる証拠はない。

 我々に残されているのは、メッセージの断片と未解読の2つの暗号だけだ。

References:mentalfloss / odditycentral/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 27件

コメントを書く

  1. 1枚目を解読したら、冗談でした的なノリである可能性すらある。
    夢は夢のままがいいのかも知れない

    • +16
  2. 未来のトレジャーハンター「3枚目を解読したぜ!」

    「こんな け゛ーむに まし゛に なっちゃって と゛うするの」

    • +11
  3. 今はもうコンクリートの下かも
    他人に迷惑かけないならロマンを追いかけてるで済むけど一線超えたら駄目だ

    • +6
  4. 現代でも、存命中の大富豪が「お宝隠したから探せよ~」ってやったら
    国中から人が押し寄せてきて他人の土地は荒らすし地元の人間と問題は起こすし果ては殺し合いまで起きてえらいことになったよね…
    こんなものをバラまいた人間も意地が悪いが、一攫千金とかいう見えている地雷に血道を挙げる人間の何と多い事か

    • +6
  5. 金持ちは定期的にこういうの残しておいてほしいわ

    後の世のロマンになる

    • 評価
  6. 一山儲けようと狙って、破産してしまうって、
    どういう金の掛け方をしているのかと?
    やっぱ、ホドホドが一番だと思う

    • +4
  7. 案外とこういうお宝が数千年後に偶然に発見されて、
    『どういう切っ掛けから埋められたのか、サッパリ判らない』
    とか言われる様になるのかもね?
    (今までにも、こういう事例は有った気がするよ)

    • +7
  8. 解読できたんだが、自分で財宝を手に入れたいので回答は書かない。手に入れた後に解読方法を公開するよ。

    ……という冗談を書いた人間が、翌日、拷問の跡が残る遺体で発見された。
    ……などという事件があってもおかしくないな、うん。

    • +8
  9. 2枚目だけ解読できて「詳細は別の紙に」…
    全部いたずらで1枚目の解読方法なんてないのかもしれない…

    • +3
  10. ビール暗号はホント罪深い
    この時代の暗号で解けてない暗号だったら一文目は書籍暗号だろうから、今は解けんが、過去の書籍をすべてデータ化した時に総当たりは掛けられる可能性が残ってる
    絶版の本までわざわざスキャンするもの好きがいればだが

    でもたぶん真実はビール暗号の小冊子を出版した暗号好きホテルオーナーのちょっとした悪戯なんだと思う

    • +2
    1. ※15
      他2枚の暗号鍵も何かからの引用ならコンピューターによる総当たりもとれるが、問題は正解の判別手段が人が結果を読むしかない点にある
      なんにしても相当な時間と人が必要とされるだろう

      • +2
  11. 結局後世の人間を騙すための意味のない暗号なのでは?
    ヴォイニッチ手稿も一時は意味のないアウトサイダーアートと言われていたが・・・

    • 評価
  12. どう見ても小冊子を売って稼ぐための企画だよ。
    大昔の情報商材みたいなもんだよこれは。

    • +3
  13. アン・ゴー(行けません)とはよく言ったものw

    • 評価
  14. どのみちプログラム組んで片っ端から文章を打ち込んで試してる人もいるだろうから
    それでも見つかってないって事は現代まで残ってない文章なのかもね
    wikipediaにも書いてあるけど、ビール本人の手記や、現れなかった友人に託したものだったりしたら既にゲームオーバーだったりする

    • 評価
  15. サイモンシンの「暗号解読」に詳しく書かれてるよ
    暗号キーが、ビールの手書きの手記とか、ユニークな文書で既に失われてる説、
    名前の知られてない「小冊子」の著者がすべてでっち上げた悪戯説、
    政府機関かなんかがとっくに解読して密かに財宝を持ち去った説、
    あたりが有力だとさ

    • 評価
  16. てっきり、ビールを飲んで当てよう! みたいなビールメーカーのキャンペーンと勘違いした。

    • +1
  17. 本音。そりゃ6000000000円欲しいですよ!

    • 評価
  18. ざっとみた感じ、もっとも頻繁に出てくる数字は「96」
    これは「.」(ピリオド=一文の終わり)なんじゃないだろうか(・w・)

    とはいえ、他の数字がアルファベットか数字に変換する法則がわかんないや;

    • 評価
  19. トレジャーハンターと云う放蕩者は旺盛な自己顕示欲と虚栄心の塊のような人物である。
    ※彼等が記した書籍を読めば誰しも、そう感じると思う!

    莫大な財宝を手にしたら先ず、見せびらかして自慢したいのが彼等の欲求であるのに全く発表もせずに隠匿するのは考えられない!と確信する。
    実際は莫大な財宝など見付けられず困窮した為に、然も財宝を見付けたように見せ掛け自らの名を冠した財宝として埋めた事にしたんだと推測する。
    つまり、他人に自分と同様の憂き目を見させる為のイヤガラセであると思われる。
    ※莫大な財宝を個人で発見し、個人で自宅に全てを運び込み、更には個人で隠し埋める事が如何に困難であるかを考えれば「ありえない!」に行き着くと・・・・・・私は思いますよ。

    • +1

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