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亡くなった飼い主にもらったぬいぐるみをぎゅっと抱きしめて保護施設にやってきた16歳の老猫(アメリカ)

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 まだ幼い子どもは、お気に入りの何かを肌身離さず持っている。そうすることで安心感を得ているのだ。

 これは人間に限ったことではないようだ。長年一緒だった飼い主が亡くなったため、保護施設にやってきた16歳の老猫、フーニーは、ボロボロになったぬいぐるみを持参してやってきた。

 フーニーとぬいぐるみは長い付き合いなようだ。施設に入ってからもフーニーは相棒のぬいぐるみを片時も離すことはなく、寝るときは抱きしめながら一緒に眠る。

ぬいぐるみ持参の16歳の猫

 今月4月半ば、メリーランド州のブレントウッドの動物保護団体アリーキャットレスキューにフーニーという16歳の猫が、ふわふわした相棒を連れてやってきた。

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image credit:Alley Cat Rescue

 それは彼と同じくらいの大きさで、似たような色をした猫のぬいぐるみだった。ずっと一緒にいたのだろう。摩耗しかなりくたびれたそのぬいぐるみは、フーニーと長いつきあいであることがうかがえた。

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image credit:Alley Cat Rescue

飼い主が亡くなり保護施設へ

 フーニーがここに来たのは長年一緒だった飼い主が亡くなったからだ。その人物には娘とその息子がいたが、母子ともに猫アレルギーだったため飼えなかった。

 そこで故人の娘は良い家が見つかることを願いつつ、フーニーを保護団体に託した。

 施設はぬいぐるみ連れの猫を受け入れるのは初めてだったものの、愛らしい老猫を快く受け入れることにした。

フーニーの好き嫌いリスト

 その時、彼女がフーニーの「好き嫌いリスト」も渡してくれた。さっそくリストを見ると彼のぬいぐるみは当然ながら「好き」に入っていた。

 フーニーはそれを抱っこしながら眠るのがとっても好きで、数年はそうやって過ごしていたらしい。また、人の膝にのってくつろぐのも好きだという。

ぬいぐるみを抱きながら過ごすフーニー

 かくして新しい飼い主を待つことになったフーニーは施設のスタッフのオフィスで過ごしている。施設に来た猫たちは建物内のどこにいてもいいのだが、フーニーはここが一番好きなようだ。

 オフィスでは、ボロボロの相棒を片時も離さず、抱きしめながら遊んだり、くつろいだりしている。

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image credit:Alley Cat Rescue

人がそばにいるのが好きなさびしんぼう

 スタッフのは彼と過ごすうちにいろんなことがわかってきた。

 フーニーは部屋で1匹のとき、なにやら話しているようにニャゴニャゴと鳴く。スタッフが見に来ると静かになる。元の飼い主に愛されていたのだろう。人がそばにいる環境が好きらしい。

 ひょっとしたらフーニーは孤独が苦手で、さみしくなると相棒のぬいぐるみに話しかけているのかもしれない。事実、慣れてきたらスタッフにもニャゴニャゴと話しかけるようになったという。

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image credit:Alley Cat Rescue

窓の外をみる楽しみも発見

 最近、フーニーにちょっとした変化が起きている。部屋の窓から車を眺める楽しみを発見したり、相棒を抱きしめることをせずに、隣に置いて寝るようにもなってきた。

 ぬいぐるみには飼い主の思い出がたっぷりつまっているのだろう。ぬいぐるみに飼い主を重ねていたのかもしれない。あるいは、ぬいぐるみまで突然どこかにいってしまうんじゃないかと不安でたまらなかったのかもしれない。

 少しずつ、少しずつ、フーニーは、飼い主がいない世界に慣れようとしている。スタッフは一心同体の2匹を見守りながら、彼らを心から愛する新しい家族との出会いを待ち望んでいる。

References:lovemeowなど /written by D/ edited by parumo

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この記事へのコメント 70件

コメントを書く

  1. 泣いた
    フーニーさんの第二の猫生が、穏やかにすごせますように…

    • +153
  2. ぬいぐるみごと大切にしてくれる良い飼い主が見つかりますように

    • +158
  3. 高齢化が進み地域とのつながりも薄くなっちまった今だから「残された家族」の問題が深刻になってきてる。
    最良の選択をしてもらったフーニーさんはラッキーな方だ。保護施設の中で飼い主と遊んだ日々をまどろみながら抱きしめることができる。
    でもそうじゃないペットの方が多い。飼い主が死んでしまい、選択されることすらなく、生きるか死ぬかの瀬戸際に楽しい日々が落ちていく。それじゃ飼い主さんも死んでも死にきれない。
    やっぱ自分が死んだあとも、残された家族にはみんなに愛されて欲しいよね。

    • +135
  4. カラパイアさんは絶対昼休みに私を泣かせる作戦ですよね?
    フーニーさんをぬいぐるみごと抱きしめてくれる
    ずっとのお家が見つかりますように。

    • +87
  5. うちに来る野良は庭に生えてる雑草が好みでよく寝てる
    しかも最近夫婦になったらしく一匹増えた
    リア充め、そのうち雑草取っちまうぜ(ひがみ

    • +24
  6. 家猫の平均寿命っていま15年前後らしいですね
    成人された方が猫と同居する場合一生涯の家族になることが十分考えられる時代
    もしもの離別の時も考えて準備していきたいものです

    • +46
  7. 洗ったら怒るんだろうなぁ。ダニとか一杯で臭そう。

    • -102
  8. なんて切なくて愛おしい猫様…。
    施設でこんな子を見つけたら、一瞬で我が家の家族になるわよ…。
    もちろん、相棒も一緒にね( ; ; )

    • +42
  9. タイトルの時点でもう駄目だった…
    良い家族が見つかりますように

    • +40
  10. 職場で読んだら目からよだれが出てきたわ…おなかがすいてるのかな…(TT)

    • +20
  11. ご主人の匂いがするのかな・・・(涙)
    フーニーが穏やかに暮らせる、
    良き家良き家族と巡り会えますように。

    • +40
  12. うちの猫も生後半年ぐらいのときに生協のゲームコーナーでとってきたフェルトのスライムのキーホルダーがずっとお気に入りだったなあ。

    • +21
  13. 高齢の動物は、引き取っても長い間一緒にいられないから、辛い思いしたくなくて忌避されがちなんだろうな…

    無責任な発言は承知の上だがそれでも、余生を幸せなものにしてあげたい!と名乗り出てくれる心の暖かな人が現れる事を願ってやまない

    • +49
  14. うちで飼っている猫も小さいときにあげた猫のぬいぐるみと今も一緒にいる、ボロボロで中からワタとか飛び出したりしてる。でも捨てるのもかわいそうだから毎回縫ったりしてメンテナンスしてる。

    • +38
  15. こんな可愛い猫を残して先に行くのは飼い主さんも心残りだっただろうね。

    • +40
  16. 娘さん、猫アレルギーなのにフーニーの好き嫌いを知ってたのか。
    きっと心優しい一家なんだろうな。
    フーニーさんに良い家族がみつかりますように。

    • +71
    1. ※24
      「猫のこと好きだし出来るならば自分で飼いたいけどアレルギーのせいで無理だから
      せめて他所へ貰われていった先で少しでも多くの幸福感を得てほしい」
      という気持ちを込めて書いたリストなんだろうな

      • +36
  17. フーニー「これワイのもんやから。飼い主?最近見かけんな?」

    • -27
  18. ニャゴニャゴがどんな感じなのか、聞きたい。

    • +40
    1. ※26 猫飼ってるとよくあるんだけど、結構長いセンテンスで、ニャーじゃなくて、ニャニャニャ、ニャー、ニャニャ、ニャー?みたいに鳴くのね。なんか一生懸命話してるのはわかるんだけど、内容わからないから「ごめん、猫じゃないからわからないよ」って返事してる。
      要するにおまえさんも猫飼ったらいいよってこった(゚∀゚)!

      • +2
      1. ※70
        >「ニャニャニャ、ニャー、ニャニャ、ニャー?」
        ひぃ~最後、疑問形なのかー‼
        何事かお尋ねになっているようなのに
        ニンゲンにはお答えできんのが口惜しい

        • 評価
  19. ペットアレルギー持ちだけど家族のペットの面倒見てるよ
    抗ヒスタミン薬は手放せないけど
    いろんな事情があるんだろうけどやっぱり最後まで家で面倒見てあげて欲しかったな
    切ないな・・・

    • +1
  20. うちの子の写真の横には、壊れてもずっと遊んでたねこじゃらしがある
    フーニー、長生きしてね

    • +20
  21. 飼いたいなぁフーニー最期までめいいっぱい幸せをあげたい。

    • +19
  22. 感動して涙出た。
    なんて可愛らしくて愛らしい子なんだ!
    新しいご家族に出逢えることを祈ってます😻

    • +14
  23. alleycatrescueinc(facebook) 4月24日のポスト
    alleycatrescue(Instagram) 4月25日のポスト
    両方を読んでみると、以前の飼い主さんカップルの男性のほうがメディア掲載を見て連絡とれたようですね。カップルの別離に際してHoonieは女性が連れて出たという経緯があったのだとか。男性とは10数年ぶりの再会になる予定とか。んで、つまりそれはかつて暮らした家に帰れる予定?! なんという展開。再会後の写真も載るといいなあ。

    • +44
    1. ※33 調べてくれてありがとう。いい後報があるといいな。

      • +10
    2. ※33
      運命のハッピーエンドですね。
      14年前に別れたカップルの女性のほうが「亡くなったご主人」で、その女性の娘と孫がアレルギーのためにフーニーを施設に託したと。
      フーニーは2歳で別れたきりのかつての飼い主の男性の家に行くんだね。
      覚えているかどうかわからないけどきっと幸せな余生を送れると信じたい。

      • +26
    3. ふぅぅうにぃぃぃぃ… うぅぅ
      ※33 乙ぅ…

      • +9
  24. アレルギーは個人差あるししゃーないね
    強く出て呼吸困難になったら猫どころじゃないし
    それに子供一家も貰い手を探すことはしっかりやっているし

    • +47
  25. まぁ、アレルギーの度合いにもよるし、娘さん自身はともかく息子も心配しての事だからね多分
    この猫ちゃんには問い合わせが殺到してるみたいだし、良い人に引き取ってもらえるといいよね

    • +21
  26. 絶対このぬいぐるみはいい匂いがする
    絶対だ

    • +20
  27. 猫の16歳がヒトの80歳にあたることを考えると、
    老後までずっと一緒だった存在が突然亡くなるのは、心中察するに余りある。
    どうか安らかな老後を過ごしてほしいものだ。

    • +29
  28. 猫も死別の悲しみがわかるし、孤独感もわかるし、愛される喜びもわかるんだよなぁ
    ぬいぐるみと一緒に愛してくれる、新しい家族が見つかるといいなぁ。

    • +25
  29. 16歳かぁ
    きれいな猫だなあー大事に育てられたんだね
    3県隣ぐらいなら飼うのにな

    • +11
  30. ……うぅっっ、駄目だ。こういう話には弱い。じわじわと泣けてくる。
    人間の話なら比較的冷静に聞くことが出来るのに、猫とか動物の切ない話はホント駄目だ。

    ぬいぐるみも猫も好きだから、切なさも二倍…(((;ω;)))

    • +11
  31. 飼いたい!!!!我が家も老猫ばかりだけど。

    • +4
  32. 好き嫌いリストっていうのがもう。甘えっ子のようだから、いい人と出会えるといいな

    • +9
  33. ここまで手厚く、理解を持って接する団体ってあるんだなぁ。

    誰にも愛情を注いでもらえず、孤独に亡くなる動物も多い中、フーニーはきっと幸運なケースだと思う。お互いに少しだけでいい、ちょっとの気配りと愛情を持って他者と接していけば、お互い幸せの相乗効果があるんじゃないかな。

    人間同士もね。

    • +12
  34. 人間もペットさんも年齢(老い・寿命)という問題は避けて通れない
    せめて最期は笑って逝けるように祈る

    • +6
  35. うちに迎えたい。15歳以上のおじいちゃん、おばあちゃん猫たちがまったりと迎えてくれるよ!

    • +5
  36. 猫にも心があることを沢山の人に知ってもらえたらと思います。

    • +6
  37. パパなのかママなのか魂が其処に入るんやね(o^―^o)

    • +3
  38. すげぇ。良かったな
    アカウントとかあったら見てえわ

    • +4
  39. 愛情をもって人に育てられた猫さんの心は人間の心と全く同じ。これは確定。

    • +5
  40. 泣いた。
    でも、もうお歳ですし慣れてきたスタッフと相棒のもとで最期を迎えてほしいな・・・
    連れて帰る家族にとってもフーニーにとってもそれが最善だと思う。

    • 評価
  41. 他人事じゃねえ
    うちには5歳の猫3匹がいる
    やつらを拾ってきた弟の結婚相手は猫アレルギー持ち
    まだまだこれからの猫たちのためには自分が頑張るしかない
    パルモたん、この記事お気に入りに入れたから、絶対続報載せてね!!

    • +8
  42. 先週うちの猫が14才で死んでしまってものすごく悲しかったんだけど、
    もしも俺が先に死んだら猫はもっと悲しむだろうから、
    飼い主である人間のほうが悲しみを受け止めるほうがいいと思ったよ
    きっとフーニーは飼い主を亡くして寂しいだろうからね

    • +14
    1. ※61
      強いね
      うちの子は最近めっきり具合が悪くなってきて
      私はそこまで強くいられる自信が無い
      強くなりたい

      • +4
      1. ※62
        母子ともにアレルギーの方に酷なことを言うなよ
        ましてや自分がアレルギーがあったのに、なんでそんなことが言えるのかと驚いてしまったよ
        自分がこうだったから、という前提が視野を狭くしていやしないかい?

        • +7
        1. ※65  同意。

          動物によるアレルギーを無理に薬で抑えて、不必要に肝臓を酷使することを
          平気で他人にも勧める人間が一定数いることに、異常性と恐怖を感じる。

          薬ってのは、如何ともし難い時に使う物であって
          解決できる原因や状況について、敢えて解決しない選択をしてまで服用するものではない。

          不必要な薬を日常的に服用する事によって
          いざという時の薬の(肝臓の)代謝能力を低下させる事は、副作用を起こしやすい体を作り
          重篤な感染症や病気を発症した時に、使える薬がなくなってしまうという重大な危険を伴う。

          単にペットが可愛いというだけで、感情的な理由だけで
          他人にまで危険を勧めるのは遠慮願いたいね。
          記事の人たちは、全員がきちんと責任を果たしている以上、何を言う権利もないぞ。

          • +6
  43. 結果は良い方向に転がりそうでよかったけど、保護施設のステンレスの箱みたいなのが気になる
    薄い毛布みたいなのはあるけど、できれば猫ベッド的なふわふわした暖かい床にできないのかな

    • +1
  44. 私も小学生の頃は猫アレルギーだったけど、野良猫に異常に懐かれてしまい、ヒィヒィ言いながら猫を飼ったよ。その後も家族が拾ってきた死にそうな猫を飼ったり、ペットショップで病気になって処分されそうな猫を飼ったり、なんだかんだで猫の切れない人生。
    そしていつの間にかアレルギーはなくなった。私は特異なパターンかもしれないけど、アレルギーと向き合う方法もあるし、高齢猫だし老い先は長くないんだろうから娘さんが飼ってあげてほしかったなぁ。

    • -9
  45. 猫ってニャゴニャゴ話すんだ。初めて知った。

    • +3
  46. 切ないな。。犬を飼い始めてから軽度の犬のフケアレルギーである事に気が付いたんだけど、清潔にしていれば問題ないから、彼女らの場合はどうしようもなかったんだろうね。。フーニーのぬいぐるみを大事に抱いている姿がとにかく切ないよぉおおおおお。

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