メインコンテンツにスキップ

捨てられていた2匹のヤギ。1匹はすでに亡くなっていた。もう1匹は亡きヤギに寄り添い、離れることを断固として拒んだ

記事の本文にスキップ

23件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 ヤギは我々が思っている以上に賢く、そして愛情にあふれた動物である。かつて、大好きだったロバと離れ離れとなり、その悲しみから何も食べられなくなってしまったヤギの話をしたが、新たにまた、ヤギの情愛の深さを物語る話が報じられた。

 先月イギリスで、ゴミ廃棄場に放棄されていた2匹のヤギが発見された。そのうちの1匹はすでに息絶えていた。

 亡くなったヤギに寄り添い、その体を守ろうとしていたヤギ。

 レスキュースタッフが、生き残っているヤギを保護しようとしたのだが、断固として親友のそばを離れようしない。スタッフは4人がかりでようやく保護することができた。

ゴミ廃棄場で見つかった2匹のヤギ

 先月1月22日、チェシャー州バスフォードの陸橋の下のゴミ廃棄場で2匹のヤギが放置されているのが見つかった。彼らは身を寄せ合っていたが、悲しいことに1匹は息絶えていた。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:RSPCA

 生き延びたヤギは親友の体に寄り添いながら、少なくとも4日間はそこにいたとみられている。

 その後、英国動物虐待防止協会(RSPCA)のもとに連絡が入り、気の毒なヤギはようやく救い出されることになった。

既に亡くなっていた1匹のそばに寄り添う1匹

 通報者は通行人の男性だった。彼はヤギが横たわるもう1匹に寄り添っていたと教えてくれたが、それは4日前に同僚から聞いた情報で、彼自身はその日の朝に現地を見て連絡したという。

 そのヤギはずっと1匹のそばから離れずにいたのだろう。スタッフの一人は、ヤギがとても社会的な動物であることから、このヤギは亡き親友を思い、守ろうとしていたのだろうとみている。

人間の親友はヤギもだった。犬と同等の愛情とコミュニケーション能力を持っていることが判明(英研究) : カラパイア

この画像を大きなサイズで見る
image credit:RSPCA

 しかもその2匹は彼らを不要とみなした何者かによってそこに捨てられたようだった。また、もう1匹がどの時点で息絶えたのかは不明で、亡くなってから捨てられた可能性もあるという。

強い意志で親友のそばから離れようとしないヤギ

 その後RSPCAは救出に着手したが、親友のそばからどうしても離れたくなかったヤギを移動させるのは困難だった。

 そこで4人のスタッフが協力して生き残ったヤギを安全に連れ出すことにした。

 ヤギはいざとなればとても強く、彼らのツノは深刻な被害をもたらすことがある。とくに今回の場合、そのヤギは精神的な負担が大きく悲惨な状態なこともあり、移動は慎重に行わなければならなかった。

頭突きの抵抗を避けながらの救助劇

 そこで彼らはヤギの首にロープを回し、2人が生き残ったヤギのツノをつかみ、残りの2人がロープを引いていった。

この画像を大きなサイズで見る
image credit:RSPCA

 そのヤギはとても悲しそうだった。心が折れたかのように沈んでいたため、彼の亡き親友を置いて先に連れ出す時はスタッフもやり切れない思いに駆られた。

 だが救助しなければならない。どうしてもその場を離れたくないヤギはスタッフ全員に頭突きしようとした。幸いなことにけが人は出なかった。

 やっとのことでヤギを動かしどうにか彼を施設に運び込んだあと、スタッフが容態をチェックした。彼はひどく落ち込んでいたもの体の調子は良く、病気やケガもなかった。

失意のヤギが幸せになれる場所を探して

 そして現在、そのヤギは元気を取り戻しており、スタッフは彼がきちんと落ち着ける場所を探している。望ましいのはたくさんのヤギたちがいて親友を失った悲しみを和らげられるような環境だ。

 救助に関わったスタッフは、互いに寄り添い続けた2匹の絆に胸が痛んだと語っている。

 「こんなに残酷なことした人物を思うと悲しい気持ちになります。でも彼は他のヤギたちと友だちになって幸せに過ごすことになります。そうなるべきです」

References:thedodo / rspcaなど /written by D/ edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 23件

コメントを書く

  1. 捨てるなんて。欲しいわ、ヤギ。近所で飼ってるひといるけど、犬ほどうるさくないし、
    さほど獣臭くもない。世話が行き届いているからなんだろけど。

    • +8
  2. 抱きしめてあげたい。
    もういいよ、って。
    一緒に泣いてあげたい。

    • +32
  3. 動物にも感情はある!
    その前に捨てるな!!

    • +24
  4. 捨てたやつは誰にも見取られないさびしい最期を迎えるがよい

    • +37
  5. 生き物をごみ捨て場に放棄するとかよっぽど地獄で永遠に焼かれたいマゾのようだね

    • +25
  6. こうも社会性を持ち賢いヤギなのに、なぜ悪魔の崇拝対象としてヤギは使われたのだろうか。
    人に忌避されるような害獣的側面もそこまで無いように思えるし(増えすぎると草木に影響を与えることはあるらしいが)

    • +7
  7. どうか幸せになって欲しい。

    捨てた人は、自身も捨てられてしまえばいい。ゴミ捨て場に捨てるなんて、なんでそんな酷いことができるんだ。

    • +22
  8. ヤギは高い所が大好きだからキャットタワーならぬヤギタワーを作ってあげるといいと思う

    • +5
  9. 亡骸も一緒に移動させればよかったのかも知れないけど、衛生上そういう訳に行かないよね。。
    虹の橋のたもとと現実世界とで、それぞれが幸せに過ごせることを祈るよ(;ω;)

    • +21
  10. 飼えなくなっちゃって土手や草地に置いていくとかならまだしもゴミ捨て場ってなんだよ、ヤギさんって面白くて可愛い、ゴキゲンな四つ足さんなんだぞー!(`;ω;´)
    いや、土手や草地だとしても置いていくなよって思うけど、ゴミ捨て場ってひどすぎる。

    • +15
  11. 酪農家で採算が取れず、餌代も厳しくなったのだろうか。
    せめて正直に保護団体に話し、引き取りをお願いする
    ようにしてほしい。当面の餌代くらいは付けて。

    移動の際、仲間の遺体を先導して運んだら、
    スムースにいったかな?

    • +5
  12. 連れ出す時はスタッフもやり切れない思いに駆られた。(しかし写真は笑顔)

    • -3
  13. 親友のロバと引き離されて拒食症になったヤギの話をここで読んだけど、このヤギは大丈夫かなあ。

    親友も自分の分まで生きてほしいと願っているに違いないよ。姿が見えないだけで、そばにいるはずだよ。

    • +3
  14. せめて生きてるヤギが救われてよかった
    スタッフの人が笑顔なのって?と思ったけど連れ出せてホッとした笑顔なんだろうなって勝手に思ってる
    あのままだったらどうなったか・・(泣)
    幸せになるんだよ~

    • +8
  15. 珍しく記事の方向に共感出来なかった。もう少し経緯や詳細が知りたい記事だった。繋がれていたんじゃないなら、自分の意思でそこに留まったんじゃなのかとか、僅か数日で一頭は死んでいるなら、原因は”捨てられたせい”ではないかも知れない。ペットや観賞用が彼らにどれ程幸福で、大量に飼育されている処に送られる事が何故幸せだと書かれているのかも、余り共感出来なかった。なんでだろう

    • -17
    1. ※20
      現実はそんなスッキリ素敵な物語ばかりじゃないよ

      • +3
  16. 元の飼い主も案外死んじゃった山羊を如何にかしたかっただけだったのかもと思った
    死んじゃったほうだけ遺棄しようとしたら(ソレもいかんのだろうけど)此の子が頑として離れなかった
    だから仕方なく二匹を手放す事にした

    有り得ないって事はないと思う

    • +2
  17. ウィキって「ヤギ=悪魔」について読んだけど、
    しっくり来ないな~。
    雑草を食べ、お乳・お肉・皮・毛皮ももたらして
    くれるありがたい存在なのでは?

    • +3
  18. ヤギさんの頭突きは、かなり力も強いし衝撃もすごい。多分手加減されてても簡単に尻餅つかされる。そして自分の角がどういう角度で曲がっているのか熟知しているようで、一旦下げた頭をアッパーのように振り上げて角で人の手を払ったり衣服を引っ掛けたりしてくる。強いです。
    本ヤギの同意なく動いてもらうにはかなり大変。だから無事に連れ出せて(上のコメントでどなたかも言ってたように)スタッフさんはホッとして笑顔なんじゃないかしら。
    あとヤギさんの角って、血が通ってるので触るとあったかいんですよ。仲良くなると触ってもあまり怒られません。

    • +9
  19. 弱った動物を見ると即虐待というのには閉口するんだけど
    ヤギ飼ってる人も名乗り出づらいよ

    • -5
  20. 悪魔って異教では神だったものが多いよね
    ベルセブブも元は豊穣の神だったみたいだし

    • +5

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

画像

画像についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

動物・鳥類

動物・鳥類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。