7_e7

 人の心って本当に不思議だ。自分の心とは裏腹に、時に思わぬ行動をとってしまうことがある。人は昔から心と行動の背後に隠された「理由」に強い関心を示してきた。これらの心の謎が、実験によって解明するようになったのは20世紀に入ってからのことだ。

 行動学から社会的力学、脳内の生物学的プロセスまで、実験心理学の名の下にさまざまな領域で注意深く整えられた研究が実施され、人間の振る舞いについて深い洞察をもたらしてきた。

 「きもち」というとらえどころのない人間の感情がどう行動と結びつくのか?その答えはまだ完全にでていないが、徐々にわかりつつある。

 ここではかつて実施されたものの中でも特に有名で、常識を覆した心理実験を見ていこう。深層心理の働きは、人間の行動に影響をあたえていて、我々は思っている以上に自分のことを制御できていないのかもしれない。
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1. クラス分割実験(外観で分けて扱いを変えるとどうなるか?)


1_e8
article source:A Class Divided

 マーティン・ルーサー・キング牧師が暗殺された1968年、米アイオワ州の教師であったジェーン・エリオットは小学3年生のクラスで差別、人種差別、偏見といった問題を話し合おうと考えた。

 クラスの子らは町のマイノリティたちとの交流があまりなく、話がほとんど理解されていないと感じたエリオットは「青い瞳/茶色い瞳」実験を行った。すなわち、1日は青い目の子たちを贔屓(ひいき)して優越感を感じさせ、その翌日は変わって茶色い目の子たちを同じように扱った。

 その結果、エリオットから贔屓されたグループはやる気を見せ、積極的に質疑応答を行い、その内容も的を得たものとなり、さらに試験の成績まで上がった。一方、差別的な扱いを受けたグループはやる気を失い、消極的で回答も不正確なものとなった。

 人種や外見かかわりなく、周りの扱いによって性質が変化する例となった。
 

2. ピアノ階段実験(退屈な作業に楽しさを取り入れると?)


2_e8
article source:thefuntheory

 フォルクスワーゲンが提唱する「ファン理論」は、退屈なことを楽しくすれば、人の行動を望ましいように変えられることを証明している。

 実験ではストックホルムの地下鉄の階段をピアノの鍵盤のように変えて、利用客がエスカレーターの代わりに健康的な階段を使うかどうか観察した。


Piano stairs - TheFunTheory.com - Rolighetsteorin.se

 結果、階段の利用率は66パーセント増加。きっと楽しいからだろう。私たちは遊び心を持っている。街並みを楽しく作り変えれば、人々を幸せでかつ健康にできるということだ。


3. 地下鉄のバイオリニスト実験
(人はどこでも真の価値に気が付くことができるのか?)


3_e6
article source:snopes

 2007年1月12日、朝にワシントンDCの地下鉄を利用した人の前で、前触れもなく世界的に有名なバイオリニストのジョシュア・ベルがミニコンサートを披露した。およそ45分間に渡ってクラシックの名曲6曲(うち2曲がバッハ)が1713年製ストラディバリウス(5億円と言われている)で演奏された。

 しかし立ち止まってしばらく耳を傾けたのはわずか6人のみ。20人がコインを投じたが、そのまま立ち去った。ベルはおよそ32(約3500円)ほどを稼ぎ、演奏を終了。

 彼に気づいた者はおらず、拍手もなかった。世界の超一流バイオリニストが名器中の名器で演奏したなどと、誰一人気づかなかったのである。

 このイベントを催したワシントンポストの記者の意図は、「文脈と認知と優先順位の実験」を行うことだった。つまり「ありふれた環境において、しかも都合のよくない時間帯において美は心に響くか?」という実験だ。

 この実験は、美の評価のみならず、その環境と見栄えが違いを生み出す程度について興味深い疑問を提起している。ちなみに実験の3日前、ボストンのシンフォーニーホールで開催されたベルコンサートのチケットは1万円以上だった。

追記:(2017/12/07 15:40)コメント欄から指摘があったので調べてみたところ、日本のwikipediaには、バイオリンを弾いているのがベルだと気付いた人物が1人いたと記載されている。その人物を入れると立ち止まって演奏を聞いたのは7人で、お金を置いていった客は28人。ベルだと気付いた1人が20ドルを置いたが、それでも合計32.17ドルにしかならなかったとある。

4. 煙の充満した部屋での実験
(緊急事態の時、他人の反応が自分の行動にどう影響を与えるのか?)


4_e5
article source:Socially Psyched

 この実験では、被験者に1人で部屋に入ってアンケートに記入してもらった。すると床下から煙が漂ってくる。さあ、あなたならどうするだろうか?

 慌てず部屋から出て、責任者に事態を伝えるのが正しいだろう。では問題だ。同じ状況だが、室内にほかにも人がおり、煙を一向に気にしない様子だったらどうするだろうか?

 1人の場合、75パーセントが煙に気づいて平均2分ほどで事態を報告した。ところが、そこに2人ほかのにも人がいて平然としていた場合、部屋から出て煙を報告したのは10パーセントだけであった。10人中9人は、煙に目を瞬かせながらアンケートへの回答を続けたのである。


The smoke filled room study

 この実験は、緊急事態であっても周囲に受動的に振る舞う他人がいると対応が遅くなる(あるいは何もしない)ことを示す格好の事例だ。人はどうやら自分の直感よりも他人の反応のほうを信頼しているようなのだ。赤信号、みんなで渡れば怖くない……だろうか。


5. ロバーズ洞窟実験
(仲間意識。つくられた対立グループに人はどう反応するのか?)


5_e6
article source:.dowellwebtools

 この実験は「現実的葛藤理論」を試したもので、対立したグループの間で限られた資源を奪い合うと否定的な態度や振る舞いが生じることを示す事例である。

 実験では、11歳の少年と12歳の少年の2グループにサマーキャンプ(と参加者には説明してある)に参加してもらった。最初の週では、両グループが顔を会わせることはなく、互いに存在も知らなかった。この間、少年たちはグループ内で仲間意識を育んだ。

 2週目、相手グループを紹介すると、すぐさま葛藤の兆候が現れた。実験者がグループ間で競争が起きるよう仕向けると、予想通り、両者の間の敵対レベルと攻撃的行動が増加した。

 3週目には、問題解決のために両グループが協力しなければならない状況を作った。例えば、子供たちに破壊行為が原因で飲み水がなくなりそうな印象を与えた。これを解決するには両グループが協力しなければならない。

 問題に協力し合ったグループは、実験が終了するまでにはかなりの友情を育んだ。グループを超えて交流することが偏見や差別を緩和する上で最も効果的な方法の1つであることを実証している。


6. カールスバーグ社会実験
(映画館でまわりが全員いかつい男たちだったら?)

6_e8
article source:Youtube

 デンマークのビール醸造会社カールスバーグによる社会実験。何も知らない被験者のカップルは映画を見るために観衆が大勢いる映画館に入る。空いている座席は中ほどの列の右側の2席だけだ。他の座席はタトゥーの入ったかなりいかつい容貌の男性バイカーで占められている。

 バイカーを見て、席に座らず映画館から出ることにしたカップルもいた。しかし席に座ったカップルはバイカーたちから拍手喝采を浴び、カールスバーグのビールを振る舞われた。

 本実験は見た目ばかりで判断してはならないという事例だ。ちなみにこれは正式な実験ではなく、広告用に撮影されたものだ。

関連記事:映画館で自分たちの席以外はすべてマッチョな強面のバイカーたちで埋め尽くされていたら?壮大なるどっきり企画


7. ミルグラム実験
(閉鎖的な状況の中で権威者の指示に従う人間の心理状況は?)


16_e2
article source:wikipedia

 1961年、心理学者のスタンレー・ミルグラムは、人が権威的な人物から出された、従えば他人を傷つけるであろう指示に従うまでの時間の長さを測るという実験を行なった。

 まず実験協力者にくじを引かせ、教師役と生徒役に分けた。実際には教師が真の被験者で、生徒役は役者が演じるサクラである。

 くじには2つとも「教師」と書かれており、サクラの実験協力者がくじを引く前に本来の被験者が教師となるよう仕向けられていた。

 教師(被験者)には生徒に質問をさせる。この生徒は別室におり直接姿を見ることはできないが、インターフォンを通じてお互いの声のみが聞こえる状況下に置かれた。

 教師(被験者)には生徒の回答が間違っていた場合、電気ショックを与えるよう指示が出されている。サクラである生徒はわざと間違って答える。そして被験者が電気ショックのスイッチを入れると、本当は電気など流れていないのだが、生徒はそのような振りをする。

 実験が進み電圧が上昇する(と説明される)につれて、生徒はさも激しい電気が流れたかのように大声を上げるようになる。

 教師(被験者)はこれにひどすぎると抗議する。だが、実験者である権威的人物が続行を促すと、電気ショックを与え続けるのだ。その結果、教師役の被験者の65パーセントが致死レベルである450ボルトまで与え続けた。

 つまり通常の人は、それが何の罪もない人を殺してしまうような行為であっても、権威的人物が出した指示に従う可能性が高いということだ。権威への服従は、人間の心に植え付けられているようだ。

※追記(2017/12/07)ただしこの実験は、生徒との隔絶の差等、同様の閉鎖環境でも個々の細かな要素によって結果の変動が大きく、類似する実験ではまったく違う結果になり易い事から、その影響が過剰に喧伝されているという批判の声もあったとwikipediaには記載されているが、その出典元は明らかになっていない。

8. 自動車の衝突実験(記憶の改ざんを証明する実験)


8_e6
article source:simplypsychology

 1974年、ロフタスとパーマーは、質問によって出来事の記憶が改ざんされることを証明する実験を行なった。

 ロフタスらは、さまざまな質問の仕方を通して被験者に車の速度を推測してもらった。この類の推測は大抵の人が苦手とするもので、それゆえに示唆された内容を受け入れやすくなる。

 被験者は車が衝突する映像を見せられ、まるで事故現場にいた目撃者であるかのように、事故の様子を説明するよう求められる。


Loftus and Palmer Replication Crash Footage

 被験者はグループに分けられており、各グループは衝突の表現を変えつつ、その時の速度を質問された。例えば、「激突(smashed)/衝突(collided)/ぶつかった(bumped)/あたった(hit)/接触(contacted)した時の時速はどのくらいだったでしょう?」といった具合だ。

 その結果、”表現”によって被験者が受けた時速の印象が変わった。質問で「激突」と表現された場合、速度の最高推定値は65.6キロ、次いで衝突/63.2キロ、ぶつかった/61.3キロ、あたった/54.7キロ、接触/51.1キロという結果であった。つまり目撃者の証言には質問の仕方でバイアスが生じるということだ。

 交通事故の時両者の言い分が食い違いを見せるのは良くあることだ。目撃者ですら記憶を変えてしまっている可能性があるのだ。

All translated by hiroching / edited by parumo

 人間の思考は思っている以上に外的な環境や状況に左右されてしまうようだ。時にそれは脳すらも欺いてしまうというのだから、自分を制御することの難しさがわかるだろう。

 他にも興味深い心理実験や社会実験があるので、この続編を近々お伝えしたい。

追記(2017/12/07):本文を一部追記して再送したします。

もともと海外からの引用記事なので出典情報が乏しかったのですが、日本の社会心理学者である三浦先生が、各項目の関連情報がわかるリストを作成してくださいました。ウィキペディア以上の情報がわかる出典情報が掲載されておりますので、興味のある方は以下のサイトをご覧ください。

人間の心の謎について驚きの事実を暴いた8つの心理・社会実験(カラパイア) 関連情報

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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2017年12月06日 20:37
  • ID:7nGRm1mO0 #

面白かったです。
次回の紹介をお待ちしてます。

2

2. 匿名処理班

  • 2017年12月06日 20:43
  • ID:9RP0tBjM0 #

時間帯にもよるだろうけど、移動目的で来る地下鉄でバイオリンはどうなんだろ
聴きたいけど急がないと今日の稼ぎを棒に振るとか仕事を失うとかじゃ安易に立ち止まれないと思うんだよなぁ
美しいと感じようが大事な用事を放っぽる訳には行かないっしょ普通

3

3. 匿名処理班

  • 2017年12月06日 20:46
  • ID:SusPwoc20 #

たしかミルグリム実験のデータは捏造で再現してみるとほとんどが途中でやめた、という結果が出たとかなかったっけ。

4

4. 匿名処理班

  • 2017年12月06日 21:02
  • ID:634htI5D0 #

こういう知識はいざという時に自分の判断を疑ってみれるからありがたいね

5

5. 匿名処理班

  • 2017年12月06日 21:05
  • ID:yX.oZiyu0 #

興味深かった。カールスバーグも広告であることがめいきされてたし。続編にも期待

6

6. 匿名処理班

  • 2017年12月06日 21:21
  • ID:nfL42.cY0 #

4と7は怖い結果になったなあ…

7

7. 匿名処理班

  • 2017年12月06日 21:26
  • ID:Mm6Vgcv60 #

心の闇を引き摺り出したという点ではスタンフォード監獄実験もある程度の成果を挙げたことになるのだろうか、

8

8. 匿名処理班

  • 2017年12月06日 21:29
  • ID:BBIQfPMz0 #

4の実例だと、隣の部門で火災発生した時動いたのは
たった一人であり俺だけだった
俺が動けたのは時々消防署の訓練に参加して火の怖さや
消火器などの消火設備の取り扱いに慣れたこと
あの時は何も考えず大量の消火器持って駆け付けた
一度でも訓練をするといざとなった時に生死の境目では
生きるほうに矢印が向かってくるよ

9

9. 匿名処理班

  • 2017年12月06日 22:45
  • ID:LIpbRKAr0 #

激突、と聞くと大げさに伝えがちになるのか

10

10. カモノハシ

  • 2017年12月06日 22:47
  • ID:nYXkPTpt0 #

※8
かっこE
こういう心理の存在を知ってることがそういう場面でいち早く行動できる要因になるかもね
社会的意義のある記事をありがとうパルモ

11

11. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 01:01
  • ID:I9cIABLq0 #

4の実例、韓国の地下鉄火災であったね。
駅構内で火災発生後電車が駅で停車し、ドアが開いていて煙が充満しているにも関わらず誰も逃げようしない状況が防犯カメラに写し出されていたというもの。
アナウンスがないし皆騒がないからまたすぐ発車するだろうと思ったらしい。
乗客のほとんどが一酸化炭素中毒でお陀仏。
そのニュースを見て以来、空気読まなくてもいいから危険を感じたら自分だけとっとと逃げようと決心した。

12

12. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 04:07
  • ID:XvMkSlXX0 #

ミルグラム実験はでっちあげで、
ストーリーに都合の良い結果を選別している指摘はされているよねぇ。
全体像をみると、実験の大半でほとんどの人が
何らかの形で拒否していたという指摘があるよね。
他にも実験助手を務めた人の話で、
上手くいった実験も「被験者にヤラセの仕組みがバレていたと思う」
って言う話があるよね。

13

13. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 07:22
  • ID:zw51w7Ox0 #

8の事例は日常的な会話や思考でもよく経験するよな。
問題のある物事を表現する際に適切な言葉を選ぶように気をつけないと、事態を必要以上に悲観的に捉えたり、逆に余りにも楽観視してしまったりする。
それでメンタルにも実際の結果にも影響が出る。

14

14. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 07:58
  • ID:SPMTATEd0 #

津波や地震なんかでもそうだよなあ。自分が危機を感じずに死ぬならしかたがないけど危機を感じていながらまわりが気にしてないみたいだし…って死ぬのはもったいなさ過ぎる。
大げさだと笑われてもいいし臆病だといわれてもいい、逃げよう。

15

15. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 11:40
  • ID:1BDduBlr0 #

※2
「都合のよくない時間帯において美は心に響くか?」ということだから、切迫した状況でも「素晴らしい演奏だ。急いでいるけどこれを聞き逃したくない」と思う人がどれだけいるかという事じゃない?
多くの人にとって、道端で超有名演奏家が名演奏をしていても「それらしい演出」がなければ日常が優先されるんだろうなぁ。

16

16. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 12:07
  • ID:T1NOAVB20 #

6のイカツイおっさんしかいない映画館は逃げたほうが正解だろう

世間は見かけで判断するなというが面倒ごとに巻き込まれ被害に遭わないためには人を見かけや声色で判断しなければならない
第1それしか判断する情報がないのだから
なにかあったあとでは遅すぎるのだ

17

17. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 13:47
  • ID:KiWSTGV.0 #

人間は己の性質をもっと知り、それが自然にも人為的にも問題を引き起こす可能性があるという自覚を個人が持つ必要がある。人はもっと自分の仕様についてきっちり知り、その認識に基づいて能動的に思考し、判断する必要がある。

18

18. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 13:55
  • ID:wH5pztPl0 #

犯罪において、自白のみを証拠とすることがいかに危険かを証明していますね。
自白させる場合のオープン化と裁判官の価値観に基づく先入観的判決をどうするかは法治国家における重大な問題ですね

19

19. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 14:18
  • ID:4z3yoc260 #

「ミルグラム実験」とその延長線上としての、「監獄実験」この二つの実験は、今の日本の社会や企業体質を考えるうえで、本質を考える良い資料になっていると思うよ。

結局、ブラック企業の根本は、「下の物は上に絶対服従しろ」という「儒教」に関する間違った理解が根底にあるから。

つまり、「看守は上で囚人は下だから、囚人は看守に服従しろ」、「会社は上で従業審は下だから、従業員は会社に服従しろ」これが諸悪の根源だから。

元々、これは、権力者に都合のいいように捻じ曲げられたもので、論語には「君君たらずんば臣臣足りえず(上に立つものがそれにふさわしい義務と責任を果たさないなら、下は上に従う必要はない)」こう書かれている。

このあたりから、過ちを改めないと、ブラック企業問題は解決しない。

20

20. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 14:32
  • ID:asPpYTji0 #

※2
素人に聴かせたらストラトヴァリウスより現代のヴィオリンの方が良い音だと感じた人が多かったっていう実験もあるし
超一流の演奏も地下鉄という悪い環境下だと良い音に聴こえない可能性もある
耳が肥えていないと演奏の善し悪しは聞き分けられないかもね

21

21. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 14:59
  • ID:bxjVHBrb0 #

3 はちょっと嘘だね。
実際にはこれが素晴らしい演奏で、使っている楽器が名器であることにも気付いたお爺さんがいた。
演奏家がジョシュア・ベルだと気づいて仰天しながら聴いていた女性もいた。

22

22. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 16:00
  • ID:ESO9Yt6z0 #

ちくしょう。俺が大好きな「パス回し中にゴリラが通過する実験」や、「会話中に会話相手がさりげなく入れ替わるけど気づかれない」実験がないなんて!
社会心理学、知覚心理学、認知心理学にはこの手の実験がたくさんあるから興味のある方はぜひ。

3. 地下鉄のバイオリニスト実験、はずいぶんと悪意のある風に解釈されているね。
3の実験の本来の解釈は、人間が外界からの刺激を受け取った時、それがどういうものであるかを判断するためには、その刺激に対してちゃんと能動的に注意を向けなくてはいけない、ということ。
我々はふだん目を開けて耳を澄まして道を歩いてるように思えるけど、それは“注意を向ける”という行動とセットにならないと、価値判断には至れない(安全危険の判断くらいはできるとしても)。
だから、3の実験はストラディバリウスや一流のプロの演奏には普遍的な価値がないのではなくて、それらを理解するために利き手にも準備(注意)が必要、という話なのだ。

23

23. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 16:39
  • ID:t1wL.HHv0 #

※20
そもそもストラディバリウスがあそこまで高い理由は
人気のある製作者だったのに正式な製法が散逸していて誰にもわからないのと
当時の演奏環境が大規模なものに移行していて
埋もれずに粒だつ音が評価されたためだったりするからね

なので現代の技術を使った楽器や仕上げられた音のほうが有利な場面も少なくない
かなり聴き込んで音そのものを覚えてる人じゃないと判別は難しいと思う

24

24. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 17:32
  • ID:2fhbBFNE0 #

※15
何かあったとき、見た目での反差別を訴える人が助けてくれるわけじゃないですしね。

25

25. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 17:45
  • ID:xxJTym9S0 #

真の価値みたいなのは幻想って?

26

26. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 17:45
  • ID:6AEsgHl40 #

8はガスライティングってモノに通じるな

27

27. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 18:40
  • ID:yQa399fW0 #

※3
調べてみたら再現性は高いみたい
ttps://www.newyorker.com/tech/elements/the-crisis-in-social-psychology-that-isnt

28

28. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 19:14
  • ID:XvMkSlXX0 #

※3
BS世界のドキュメンタリーでやってた
「ショックルーム〜伝説の“アイヒマン実験”再考」とかやね。

他にも、実験手法自体、驚くほど杜撰だったとかいう指摘も前々からあるよね。
詳しく調べると調査票には被験者が実際に誰かを傷つけていると思っていたかどうかについての質問もあり、ミルグラムは被験者の4分の3が信じていたと報告したが、24%は「疑問がある」と答えてたりするしな。


29

29. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 19:28
  • ID:vQjh7Vhq0 #

ミルグラム実験はほとんどやらせででっちあげですよ…
サクラが痛がる演技なんてばればれで、でも筋書き通りの結果を出すために被験者にボタン押せと強要していたって
のちに被験者がインタビューに答えています

30

30. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 21:19
  • ID:4z3yoc260 #

※22
「パス回しゴリラ実験」、面白いですね。

「被験者に「バスケ動画の中のパスの回数を数えてください」とかいうと、パスの回数を数えるのに夢中になって、動画の途中出てくるゴリラのコスプレ男に気が付かない」。こういうものですが。

結局「人間は見たいものしか見えない(見ようとしない)」ということを、示しているのでしょうが。

ちなみに、「パス回しゴリラ実験」の静止画版として、「美女とゴリラ実験」というのもありますが。

こっちの方は、「巨乳の美女の写真を見せて、「この写真にはどこかおかしいところがあるが、それはどこか」と質問する」。というものですが。

じつは、この美女の隣にゴリラがいるのですが、誰もそのゴリラに気が付かないそうです。

ある一転に視線がくぎ付けになって。
どこがとは言いませんが。

31

31. 匿名処理班

  • 2017年12月07日 22:56
  • ID:rYFwl.H40 #

※11
私も真っ先に韓国の地下鉄事故を思い出した。
あの事故の教訓があるから、そういう状況になったら空気読まずに避難すると思う。
あの動画を見てなかったら、私も避難しなかったかもしれないけど。

32

32. 匿名処理班

  • 2017年12月08日 00:44
  • ID:MHtANO.90 #

※30
ちょっとうろ覚えの記憶なんだが・・・
むかしネットで「美女とゴリラ実験」のパロディ写真で、美女の隣にゴリラの代わりに絶妙におかしなデザインのご当地ヒーローを入れ込んだものを見たことあるんだが、その時のスレではみんなの視線がなぜかご当地ヒーローに吸い寄せられるという怪現象が起きてたw

33

33. 匿名処理班

  • 2017年12月08日 01:17
  • ID:i1UcVEzx0 #

※11
自分だけが事実を知っていて、周囲や世間の大多数が誤りを信じている場合
適切な行動が周囲に受け入れられないどころか非難阻止され封じられる事がある
特に日本の風潮、更にその中で女性社会や田舎社会だと
周囲と同じでいたい・変な目で見られたくないという意識が強くて
多数派が正義で少数派は悪というだけの倫理がまかり通りやすい

とここまで読んだ人は他人事のように思ってるかもしれない。
俺が台湾の宿で千人ほどの日本人観光客を接待してたとき客の7割は
台湾に対し親日イメージから台湾人は皆善人との幻想しか持ってなくて
しかもそれは情報の偏りによって結果的に洗脳風に定着しただけなのに
みんな一から自分自身の考えでそういう結論に達したと錯覚してて
現地で何を見てどんな経験をしてもその妄想を強化する材料にしてばかりだった
観光客は元々台湾を好きな人で占められていたというわけでもなく
実際ガイドブックも全く読まず近いからなんとなく来たという人が4割だった

34

34. 匿名処理班

  • 2017年12月08日 03:00
  • ID:Lb8xMfXv0 #

※32
確かに、この実験の写真には亜流として、ヒーローというか怪人物がゴリラの代わりに写っているものがありますね。

で、調べてたらこのヒーローというか怪人物は、コウガサブロウというキャラクターだそうです。

ちなみに、美女の方はロージー・ジョーンズという女性だそうです。

まあ、この美女とゴリラの写真自体、ゴリラが見えない(見えづらい)加工をいろいろとしているようですね。
元ネタの写真はバストトップではなく、全身像ですし。
ロージー・ジョーンズで画像検索すると、元の写真が見られますよ。

35

35. 匿名処理班

  • 2017年12月08日 05:20
  • ID:BXsAT4b80 #

※27
そのコラム記事は、ミルグラム実験について再現実験の結果を論じているのでは無くて、社会科学とかの実験全般において、再現実験っていうのは今まで取り上げられる事が難しかったっていう話と、今まで失敗してきた実験は報告されてこなかったっていう話から、最近、再現実験にもスポットが当たってきたという話じね?

36

36. 匿名処理班

  • 2017年12月08日 15:01
  • ID:bIYJmK1j0 #

※33
ここに来るからには、こういうのに精通した方だと思います。ですので蛇足とは存じますが一様…
カッサンドラシンドローム。
ギリシャ神話で、カッサンドラは、アポロンの恋人になり、未来を予知出来るようになる。が、その力でアポロンに捨てられる未来を予知したため、アポロンの愛を受け入れない。アポロンは怒って、彼女の予知を誰も信じないよう呪いをかけたということからその名がついた心理学用語がある。

37

37. 匿名処理班

  • 2017年12月08日 17:37
  • ID:d0rsPhIN0 #

※35
※27の人です、確かにそうでしたどうもありがとう。
改めてちゃんと調べたらミルグラム実験の再現性はまだまだ議論されてるみたいですね。
ttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19209960

ミルグラム実験の要因別に分析した2014年のメタ分析データがありました。
このデータだとミルグラムのいう「65%までが致死量まで」はちょっと言い過ぎな感じがします。
ttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24705407

38

38. 匿名処理班

  • 2017年12月13日 17:41
  • ID:NBjto6vH0 #

6だけ微妙すぎる

39

39. 匿名処理班

  • 2017年12月13日 21:00
  • ID:MXOuFOVR0 #

人との関係を重要視する人間らしい実験が見れて感心する。
4番の実験は興味深くて、異常を感じているのに他人が正常だと判断しているなら正常ナノではないかと思ってしまう集団心理は恐ろしい。
韓国の地下鉄炎上事件なんかも正にそうだね。
目立って爪弾きにされたり矢面に立つのを嫌うのは、全人類同じなんだと感じた。

40

40. 匿名処理班

  • 2017年12月15日 08:11
  • ID:1VjKRZJH0 #

ミルグラム実験がやらせと言う本(ジーナ・ペリー)もまたミルグラムを悪と見るバイアスがかかってる
たしかに実験もガバガバな面があるけれど、その一部はミルグラム本人も自著で書いてるし、また実験結果すべてを捏造と言えるものではない
2009年、2015年の似た実験も参照

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