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エクソシストの階段から、懺悔の階段、死の階段、天国の階段まで。一度はのぼりたい。世界11の魅惑の階段

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 ただ移動するだけの階段ならば、エレベーターやエスカレーターを使ってしまいがちだろう。だがここにあげるこれらの階段は、普段はあまり動きなくない人でも自分の足でのぼってみたくなる魅力を秘めている。

 その1歩1歩が貴重な体験となり、生きていることを実感させてくれる貴重な経験となるだろう。隠された秘宝的な階段はあなたを別次元に導いてくれるかもしれない。

1. 「懺悔の階段」と呼ばれる二重らせん階段(オーストリア)

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image credit: Michael Stiedl via Wikimedia Commons.

 ウィーンから列車で数時間のところにあるグラーツは、文化的にとても豊かな町だ。町のおもな観光名所のひとつは王宮(The Burg)で、ハプスブルグ統治時代の1438~1453年の間に建てられたもの。

 現在でも見事なゴシック建築物として、紛れもなくグラーツが誇る自慢のひとつだ。この王宮にある二重らせん階段は、一般的に”懺悔の階段”と呼ばれていて、末端はくっついているが、ふたつの階段が反対方向にらせんを描くように設計されている。そのため、目を引く複雑な建築図形を生み出している。

2. 映画エクソシストで使用された階段(アメリカ)

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image credit:SarahStierch via Wikimedia Commons.

 ワシントンDCには、Mストリートのはずれに有名な97段の石の階段がある。1973年の大ヒットホラー映画『エクソシスト』のクライマックスシーンで使われて注目されるようになった。

 近くのジョージタウン大学の学生たちが、撮影中にスタントマンが一度ならず二度も階段から転げ落ちるのを目撃して興奮したものだった。昼の間はごく普通の階段だが、夜になると、薄暗い明かりしかないこの狭い階段は、明らかに不気味な雰囲気をかもし出している。

3. 発電所にあるフローリ階段(ノルウェー)

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image credit: courtesy of Megan McDonough.

 開いた口がふさがらないような驚きの階段をお探しなら、ノルウェー、リーセフィヨルドにあるこの階段は最適だろう。今は使われなくなった企業の土地にあるこの階段は、一般にも公開されていて、アウトドアを楽しむトレッカーに人気だ。

 4444段もある木の階段は、てっぺんまで昇ると海抜740メートルになる。敷地内に残された古い発電機など文化的遺物を見て歩いたり、まわりの小さな村を散策したりすることもできる。

 この階段は、トリップ・トラップ・トライアスロンという競技のコースにもなっている。階段を昇るには体調を整えておこう。昇って降りてくるのに平均数時間はかかるという。

4. カラフルなセラロンの階段(ブラジル)

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image credit:Alex Thomson via Flickr.

 大胆な色使いで有名なブラジルだが、この階段はそうしたラテンのプライドの完璧な例と言えよう。

 チリ生まれのアーティスト、ホルヘ・セラロンが1990年代にリオデジャネイロにあるボロボロだった階段を刷新し始めた。

 ブルー、グリーン、イエローなど鮮やかな色で階段を塗っているうちに、セラロンの芸術家魂に火がつき、結局、トータル250段のステップに世界中から集めたタイルを貼り巡らすことになった。

 セラロンのアートは、頻繁に模様替えされているが、ラパやサンタ・テレサ界隈を横切る、ホアキム・シルヴァ通りからピント・マーティンズ通りにかけて見ることができる。

5. トラヴァースイネルトーベル橋の吊り階段(スイス)

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image credit:Marco Zanoli Wikimedia Commons

 トラヴァースイネルトーベル橋は階段状の吊り橋となっていて、スイス、ヴィアマーラ峡谷の上、60メートルのところにかかっている。

 エンジニアで建築家のユルグ・コンツェットがロルフ・バチョフナーと共に設計した。この橋は、さまざまに高度の違うふたつの峡谷をどうやってつなげるかという問題を一気に解決した。今の階段ができる前は、ハイカーたちはロープの吊り橋を渡らなくてはならなかったが、土砂崩れのせいで壊れてしまったのだ。

6. 目の錯覚が楽しめるポチョムキン階段(ウクライナ)

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image credit:Saskia Heijltjes Flickr

 ウクライナ、オデッサにあるポチョムキン階段は、もっともよく知られたこの町のシンボルで、ちょっとした目の錯覚を起こさせるような設計になっている。

 下から階段を見上げると、ステップだけしか見えないが、上から階段を見下ろすと、ステップは見えずに踊り場だけが見える。また、階段の下から見ると、ステップが長くみえる。これは下のステップが上のステップよりも広く作られているせいだ。

7. 16thアベニューのタイル階段(アメリカ)

San Francisco, California – 16th Avenue Tiled Steps Project HD (2014)

 カリフォルニア州サンフランシスコには、カラフルで装飾性豊かなこの163段のタイル階段がある。

 この革新的なプロジェクトは、アイルランドの陶芸家アイリーン・バーと地元サンフランシスコのアーティスト、コレット・クラッチャーの発案・制作によるもの。

 完成までに2年半以上かかり、必要な資金を集めるために、地元地域からの草の根的なアプローチが必要だった。この作品には、2000枚以上のハンドメイドのタイルや鏡、ステンドグラスが使われている。場所は、ゴールデンゲートハイツの閑静な界隈、16thアベニューとモラガ・ストリートが交わるあたりだ。

8. ワイナ・ピチュの死の階段(ペルー)

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image credit:Flickr / Andrew Hitchcock

 マチュ・ピチュと間違えられることがあるが、アグアス・カリエンテスにあるワイナ・ピチュはそびえたつような山で、インカトレイルでもっともよく見られる絵葉書にもなっている。

 全行程を踏破するのに数日かかるトレッキングの途中で、ワイナ・ピチュに登ることができるのだが、階段は、山を巻くように作られていて、あらゆる角度からの眺望が楽しめるが、険しい登りと滑りやすい地面のため、死の階段とも呼ばれている。一日最大400人までしか登ることができない。

 雨季のハイキングの場合は、濃い霧とぬかるみ対策の装備をするすべきだ。

関連記事:手すりがなくて震える…ワイナピチュ山の断崖絶壁にある死の階段(ペルー)

9. 天国の門と呼ばれる階段(湖南省、中国)

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image credit:ikimedia Commons.

 ”天国の門”に到達するのは、普通の登山よりも少々困難だが、ここにくればものすごい体験ができる。

 中国のこの山を訪れる者は、まずケーブルカーで数千フィートの高みへ向かうか、カーブだらけの非常に狭い山岳道路を行くバスに乗らなくてはならない。ぽっかりと空いた穴を見上げるふもとに着くと、寺院まで続く999段の階段が待ち受けている。

 最近、スカイウォークなるものが山に設置され、床が透明ガラスになっている天空の歩道から巨大な天国の門を見下ろしながら、スリル満点で歩くことができるそうだ。

10. 天への階段(メキシコ)

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image credit:Rosa Menkman Flickr

 メキシコ、ヒリトゥラの熱帯雨林の中にあるこの彫刻庭園は、イギリスの詩人エドワード・ジェイムズのシュールレアリズム主義を反映している。

 海抜600メートルのところにある80エーカーほどの庭園で、まわりには自然の滝、池、さまざまなデザインのコンクリート彫刻が点在している。階段は特にどこにもつながっていないが、ジャングルの中にこうしたものがある不思議な光景が独特な魅力となっている。

 階段を昇りきると、庭園全体を見渡すことができる。ヒリトゥラはメキシコシティから車で約7時間のところにある。

11. タイガー&タートル マジック・マウンテン(ドイツ)

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image credit:Eichental Flickr

 まるでジェットコースターのようだが、これは複雑に入り組んだ歩行可能な階段だ。昨年、ドイツのデザイナー、ハイケ・ムターとウルリッヒ・ゲントがデュイスブルグでこの249段の傑作を披露し、それ以来、地元で人気となっている。

 逆さまのループはもちろん歩くことはできないが、海抜44メートルのところにある、ジェットコースターのようにカーブした階段からは、ライン川の眺めを楽しむことができる。夜間も開放されていて、手すりに巧みに取りつけられたLEDライトが美しい光を放ち、さらに一見の価値ありだ。

All written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 19件

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  1. 日本の「さざえ堂」も不思議な形でオモロイと思ふ。

    • +5
  2. 日本も負けていません
    山形県の出羽三山、羽黒山神社
    滋賀県近江八幡市の長命寺
    熊本県釈迦院の釈迦院御坂遊歩道
    長崎県の舞岳ふれあいロード
    是非、踏破したいです

    • +2
  3. ペルーの階段はオレが足をかけた瞬間にポッキリと折れるに違いない

    • +2
  4. スリランカの聖山スリパーダは ないの?
    A.C.クラークの『楽園の泉』で読んで以来、登りたい階段の筆頭候補なんだ

    • +2
  5. 日本のお寺も階段が名物なところは結構あるよな。

    • 評価
  6. 日本にも「登りの人と下りの人が絶対にすれ違わない」不思議な二重階段が有る重要文化財が有りましたよね。
    あれも構造を聞いて「ほおぉー!!」ってなりました。

    • 評価
  7. エクソシストの階段って、仰向け四つん這いで降りてくる方かと…

    • +5
    1. ※8
      滑って頭を痛打して昇天する未来しか見えませんね(笑)

      • -2
  8. 9の岸壁の穴をフライングスーツで飛びながら通過するイベントをドキュメンタリーで観たことがあるな 

    • 評価
  9. 9の天門山は一度行ってみたい。出来れば武陵源の方も。

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  10. 最後のはどっか行く為の階段じゃないのか!と言うか歩けない所もあるのかw

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  11. 3のノルウェーの長階段は去年カラパイアで教えてもらったプルピット・ロックとシェラーグボルテンの奇跡の岩のちょうどあいだ辺りにあるね

    • 評価
  12. ポチョムキン階段は他にもっということあるだろ、有名すぎて省いたのかも知れんが

    • +2
    1. ※13
      セルゲイ・エイゼンシュティンの「戦艦ポチョムキン」のことでしょうか?
      乳母車が階段を落ちて行くシーンは圧巻ですね
      授業で観て、後から小さい映画館で観直したのはいい思い出

      • 評価
  13. 岐阜県JR岐阜駅の中には、鍵盤になってて歩くと音が出るメルヘン階段がありますよ!エスカレーター使わんでちょいと歩けや!ってことらしいんですが、歩いてる人はまず見ない。階段で飛び跳ねてる人はいるけど。ちなみに音の出る時間帯は決められてます。

    • +1
  14. バチカンの二重らせん階段がありそうでなかった。

    • 評価
  15. ブラジルの階段は世界ネコ歩きでも出て来ましたねぇ

    • 評価
  16. 階段っていいよね。登るのも楽しいけど見ていろいろ想像するのも楽しい。

    • +1
  17. 教会かなんかにどうやって作ったのかわからない階段ってなかったっけ?

    • 評価

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