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あの時に撮影されたあの場所の今を同じ構図で撮影。視覚で変化を認識できる「昔」と「今」の比較写真

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 科学技術は日々進歩していく。諸々の変化の速度が上がったと感じるのは、おそらく年齢のせいばかりでもないのだろう。

 風景もまた変化していく。新しい建物がたち、橋が架けられ、あるいは取り壊されて。そのような風景の「昔と今」の写真を閲覧できるのが “re.photos“(再写真)というサイトだ。

 記憶というものは曖昧なもので、いつのまにかすり替わっていたりするものだ。だが写真はその時を忠実に記録している。

 昔とは違った顔を見せる今。だがその今も変化し続けているのだ。

 ”re.photos”は、ドイツのオスナブリュック大学での研究から派生したユーザー参加型のサイトである。ユーザーは、ある地点の昔の写真と、できる限り同じ位置、角度で撮影した現在の写真とをペアでアップロードするのだ。

 サイト上では、昔と今の写真が重ね合わされ、スライダーで切り替えながら閲覧できる。また、コメントを書き込むことも可能だ。

 こうして集められた写真は、撮影対象(建物、自然、人々など)、撮影の時期、2枚の写真の経過年数、撮影場所などで絞り込んで検索できる。現在のところはヨーロッパの写真が大半だが、北米、アジア、オセアニアの写真も存在するようだ。

1. ノルウェー、リスタッド (125年)

 リスタッドは、ノルウェーの最南端近くの山中、川沿いの集落である。中央の印象的な白い建物は教会だ。

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imege credit: Axel Lindahl, Oskar Puschmann / www.nibio.no

/ re.photos [CC BY-NC-ND 4.0]

2. ノルウェー、オッダ (116年)

 馬車が自動車になっても、谷間の静けさは変わらない。しかし、1880年代には、こういった陸路は科学技術の偉業と捉えられていたようだ。

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imege credit: Axel Lindahl, Oskar Puschmann / www.nibio.no

/ re.photos [CC BY-NC-ND 4.0]

3. ドイツ、ドレスデン:聖母教会のマルティン・ルター像 (55年3ヶ月)

 第二次世界大戦中、ドレスデンが空爆された翌日に、聖母教会は崩落した。1993年から13年間かけて再建され、2005年に再び聖別されている。

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imege credit: RalphU, joergmkam / re.photos [CC BY-SA 4.0]

4. フランス、パリ、オルセー通り (116年)

 1900年のパリは、万国博覧会に訪れた4,800万人の観光客で賑わっていた。セーヌ川沿いのこの区域には、エキシビションの一環として、各国の象徴となる建物が建ち並んでいたのである。

(左から:アメリカ、オスマン帝国、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ベルギー、ドイツ、スペイン、モナコ)

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imege credit: Brooklyn Museum Archives, Nicolai Wolpert

/ re.photos [CC BY-NC-SA 4.0]

5. ウクライナ、プリピャチ市 (29年)

 市の中心部からチェルノブイリ原子力発電所までは約4km。1986年4月26日にあの原発事故が起こったのだ。

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image credit: re.photos

6. ドイツ、ミュンヘン:ホフブロイハウス (107年)

 国立ホフブロイハウス醸造会社による直営のビアホールだ。100年以上経ち、空襲を受けても、建物の外観は変わっていない。

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imege credit: k.a., Munchener / re.photos [CC BY-NC-ND 4.0]

7. アメリカ、モンタナ州:チェイニー氷河 (94年)

 グレイシャー国立公園内。氷河が消えてしまっている。

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imege credit: Marius R Campbell (USGS), Blase Reardon (USGS)

/ re.photos [CC BY-NC-ND 4.0]

8. フランス、パリ:エッフェル塔 (105年)

 1910年の写真で塔の向こう側に見えるのは、万博に向けて1876年に建てられたトロカデロ宮殿だ。1937年に取り壊され、現在はシャイヨ宮となっている。また、エッフェル塔自体の装飾も少し異なっている。

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imege credit: Stephane Passet, Nicolai Wolpert / re.photos [CC BY-SA 4.0]

via: re.photos / deMilked / wittyfeed など / written by K.Y.K. / edited by parumo

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この記事へのコメント 16件

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  1. バック・トゥ・ザ・フューチャーのヒルバレーも入れよう

    • -2
  2. >ノルウェー、オッダ

    谷川と道との境い目が
    未だに石をブッ刺した柵ってのが、
    へたにガードレール等にするより風情があって良いと思った。

    • +10
  3. エッフェル塔の装飾は復元した方がいいよね
    デザインの統一感がない理由がわかった

    • +25
  4. 2の場所は120年たっても崩落個所が少ないな。よほど固い岩質なんだろうか。

    • 評価
  5. いいね、過去の面影を残しつつ、って言うのが凄くいい。
    後他の人も言ってるけどエッフェル塔の装飾は戻すべき。

    • +1
  6. どこか切ないのは郷愁か感傷か。
    しかし、ドレスデンは戦後8年経ってあの状況?

    • +3
  7. 1 は、もうちょっと前に行って写真を撮ると同じ角度になったかもなーと思いました。元の写真よりも左後ろにいる感じ。
    でも、同じところに家をたてるのねと、右手前のおうちをみて思いましたことよ。

    • +2
  8. 昔と今=人工的発展
    だと思ってたから4で目からウロコが落ちた気分
    しかし全く知らない景色でも昔からのものが残ってると知ると妙に嬉しいというかノスタルジックな気分になるのは何でなんだろうね

    • +4
  9. 昔の写真を見るの好きだから大変興味深く拝見した
    比較することで時代の流れを感じさせる

    • +5
  10. エッフェル塔はちいさなアーチみたいなのがあるほうがかわいいね

    • +2
  11. パリなんて全然変わってないのかと思いきや
    ずいぶん建て替えられてるのね

    • +1
  12. 海外(特に欧州)だと昔の建物がまだ残ってて違いがわかりやすいけど
    日本の東京だと昔の建物なんてロクに残ってないからなぁ
    センスのかけらもない無機質なガラス張りのビルばっかりで面白くもなんともないよね

    • +1
  13. 全くと言っていいほど変わってないような・・・
    羨まし過ぎる

    • 評価

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