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深い傷を負って獣医に助けられたフラミンゴ。危機に瀕している野生動物を救うための活動に参加(キュラソー島)

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(著) (編集)

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 車に乗り込み学校へと向かうフラミンゴ。え?フラミンゴ?思わず二度見してしまう光景だろう。

 ベネズエラから北に約60km。カリブ海に位置するキュラソー島で昨年10月、ひどい怪我を負い、獣医であるオデット・ドゥーストさんに助けられたフラミンゴのボブは、助けてくれたオデットさんの元を離れようとしなかった。

 元々人間に飼われていたのだがどうやら途中で投げ出されてしまったようなのだ。野生に戻すのは難しそうだ。

 以来ボブは、オデットさんと共に危機に直面している野生動物たちのことを知ってもらうため、学校や施設を回り、生きた美しい野鳥の見本として講義に参加する。

 ひどい怪我を負って回復したボブは、キュラソーの住民たちに野生動物保護の大切さを教えてくれるのだ。

フラミンゴ、ボブとの出会い

 オデットさんがボブを知ったのは、ボブがホテルのプールのそばの窓に衝突して倒れたことがきっかけだった。外来生物の獣医であるオデットさんは、野生動物のリハビリもやっているが、フィイスブックで事件を知って現場にかけつけた。

 そして治療後、オデットさんはボブを野生に返すことは難しいと気づいた。ボブは個人が所有する群れの一員として人間に育てられたものの、飼い主によって野に放たれた鳥だったのだ。

 彼はたすけてくれたオデットさんに興味を示し、オデットさんから離れようとしない。

 野生に返すのは難し。そう判断したオデットさんは、ボブを彼女が保護している鳥軍団の一員に加えた。

 オデットさんの家の庭や、オフィスの隣のポーチを改造した鳥小屋には、ほかにもコンゴウインコ、ナスカカツオドリ、カラカラなどの鳥がいる。

野生動物を知ってもらうため。オデットさんと共に施設めぐり

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image credit:Jaspar Doest

 野生動物写真家のジャスパー・ドゥーストさんは、オデットさんの従兄だ。彼女の家にいたボブのカリスマ性に魅了されてしまい、その多忙な毎日を記録することにした。

 オデットさんはボブを学校やメディアの支局に連れて行って、地元の人たちに鳥について講義したりする。

 キュラソー島には、250種類ほどの美しい鳥が生息しているが、16万の住民のほとんどは鳥たちのこと、彼らがさらされている脅威を知らない。

子どもたちの待つ学校へ

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image credit:Jaspar Doest

 オデットさんは、ボブと、翼をなくしたペリカンと一緒にユリアーナドルプにあるゴイロ学校に到着する。

 フラミンゴを見るのは生まれて初めて、ましてや間近で見ることなどないという子どもたちが多い。

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image credit:Jaspar Doest

危機に瀕しているフラミンゴたち

 キュラソーでのフラミンゴと人間の関係は緊迫している。リゾート開発のせいで、鳥たちの餌場や営巣地が侵害され、放し飼いの犬に襲われて怪我をするケースもある。自撮り行為が鳥たちに害を及ぼすこともある。

 オデットさんによると、鳥が飛ぶ完璧な写真を撮ろうと、石をやたらと投げつける人がいるという。

 なじみのない生徒に車まで連れていかれても、ボブは平然としている。これまで人間と一緒にほとんどの時間を過ごしてきたからだろう。

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image credit:Jaspar Doest

 オデットさんもジャスパーさんも、本当はボブに野生の中で自分の人生を送って欲しいと願って

いる。だが野生を知らないボブにそれは難しい。

 野生動物保護の象徴としてのボブの役割に慰めを見いだしている部分もある。ボブは地元のニュース番組に出演して、さらに社会との関わりをもった。

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image credit:Jaspar Doest

 ボブは干潟にいるすべてのフラミンゴのため、状況を改善しているのだ。

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 オデットさんはもともとリハビリの仕事のために自腹で資金を提供していたが、鳥たちの世話には多くの費用を必要とする。そこで、寄付を募るための団体をたちあげた。彼女は常時保護した鳥たち4~5羽の治療を行っている。

via:metafilte / neatorama/ facebook / written by konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. 野鳥に石を投げるなんて言語道断
    投げていいのは塵取りくらいだって

    • +9
  2. 自己顕示というくだらない事の為に石を投げるのに生理現象のフンをぶつけられキレるのはおかしいよなぁ?

    • +16
  3. オデットさんなんて鳥好きそうな名前だな

    • +14
  4. 人間の側を離れないってのがなんか悲しい
    いい人に出会ってよかったね

    フラミンゴって水かきあるの初めて知った
    そういや水鳥だった

    • +9
  5. そんな馬鹿馬鹿しく下らない理由で石を投げる馬鹿がいるんか・・・
    そういう奴らこそ石の雨に打たれてしまえばいいと思ってしまう。

    • +25
  6. フラミンゴ生で見た事ないなぁ
    上野動物園にいるかしら

    • +1
  7. フラミンゴでも、車に乗るとお外を見たがるのだな。
    娘が可愛がってるカメも、車に乗せると首をいっぱいに伸ばして飽くことなく外を見てる。
    連中も、やっぱり楽しいのだろうな。

    • +11
    1. ※9
      なんかすごい文学的センスを感じるんだが
      正直大好きかも

      内容、流れ、簡潔性、シュールな〆、全部ツボ
      文章のプロの人なのかなぁ

      • +1
  8. フラミンゴのピンクはね。
    尻の上の分泌腺から出るピンク色の油を身体に塗りつけてるからだよ。

    もし、人間が鳥から進化したなら、
    今頃、尾てい骨辺りから、みんな油が出てるんだな。たぶん。

    で、ズボンの後ろが油まみれだと「ほら、アイツ、尻に油浮き出てんぞ。ズボン洗ってなくね?」とすぐに判るからな。

    そして全国のおばちゃんは『翼を下さい』を唄いながら、二の腕でスーパーの特売日に羽ばたいて行く。

    • -17
    1. ※10
      フラミンゴの色は餌の色です
      尾脂腺の脂に色はありまてん

      ボブさんとじかに会える人たちうらやましいなぁ
      たいていの鳥には仲良くしてもらえるのだけど
      フラミンゴの雄にだけは好かれたためしが無い…

      • +12
      1. ※16
        通常だと好かれる好かれない以前の問題だと思うの
        16は一体なにものなの

        • +1
  9. フラミンゴってめちゃめちゃ首細いなぁ
    水掻きが綺麗なピンクでかわいい
    野生に帰れないならせめて、優しい人のそばで幸せに過ごしてほしい…

    そして野鳥に石を投げてまで写真撮ろうとするバカは許せない

    • +6
  10. フラミンゴがオデットでおじさんがボブかと思ったら逆か(笑)
    白鳥の湖かと思ったのに(笑)
    偶然ってすごい

    • +3
  11. しかもオデットさんおっちゃんじゃなくておばちゃんじゃないか(笑)

    • +1
  12. いいなあ
    フンなんかいっぱいしてもいいしなんなら新聞紙敷き詰めておくから弊社にも来ないかなフラミンゴ

    • +1
  13. フラミンゴってどんな味するのかな?

    • -3
  14. フラミンゴは大勢の集団で暮らしているので、数が少なくなると元気がなくなっちゃうんだって。で、鏡を置いて配慮している動物園がどこかにあった。(上野じゃないと思う。)ボブはきっと自分も人間と同じ姿と思ってるかも。ともあれ、人間をナカマと認識して、そばにいたいのは間違いないね。

    • +2
    1. ※17 群れが小さい→危険→子育ては無理でしょと思うようです
      鏡を置いて群れを大きく見せたら繁殖が始まったそうですよ

      • +5
  15. フラミンゴ抱っこって不思議の国のアリスみたいw

    • +2
  16. こういう活動は素晴らしいけど、トランプは環境局の予算を削減したんだよな。
    影響がないといいけど。

    • +1

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