この画像を大きなサイズで見る眠っている脳は新しい記憶を形成できる。人が寝ている間に複雑な音を流して、目が覚めてからそれを憶えているかどうか調査した実験からわかった事実だ。
今回発表されたフランスの研究によると、人は、眠りの浅いとき、レム睡眠時には、外部から入ってきた情報を覚えていることが判明した。
それなら睡眠学習は効果があるのか?
やりかたによっては効果があるのかもしれない。だが、外国語習得のようなものはダメだ。脳が音とその意味を紐づけながら記憶する必要があるからだ。
睡眠学習の歴史
眠っている間に学習する試み、いわゆる睡眠学習には長く奇妙な歴史がある。
1927年、ニューヨークの発明家A. B. サリガーがサイコフォンを発表した。これはタイマー付きの蓄音機で、シリンダー型レコードを再生することができた。
レコードには「寿命延長」「適正体重」「結婚」といったタイトルがつけられており、一例として最後に挙げたレコードを再生するとこんなセリフが流れてくる。
私は結婚したい。私は愛を放つ。私の会話は面白い。私の会社はうまくいっている。私には性的魅力がある。
1933年にサリガーがニューヨーカー誌に語ったところによると、数千台が売れたらしく、彼自身は「インスピレーション」と「健康」を愛聴していたそうだ。しかし結局このビジネスは破たんした。
睡眠学習の効果
だが我々が無意識でいる間に学習できるという考えには、サイコフォンが提案した以上のメリットがある。
『Nature Communications』に掲載された最新の研究は、寝ている人に音声で教えることが可能であることを実証している。
1950年代の研究者は睡眠学習を単なる奇抜なアイデア以上のものとはみなしていなかった。1956年の実験では、夜間にトリビアを聞かせた被験者は目が覚めてから思い出すことができなかったと報告されている。
だがサイコフォンの精神は今もなお受け継がれているようで、寝ている間に外国語を習得したり、お金持ちになったり、格闘技を身につけたりといった、似たようなアプリが現在も販売されているようだ。
それでも辞書の単語を覚えたり、カンフーを習得したりといったことを目的としないのであれば、成果は得られるかもしれない。
例えば、2014年の研究で、イスラエルの神経科学者らは、66名の被験者が睡眠中に悪臭をまぜたタバコの煙を嗅がせてみた。すると彼らは実験から2週間、喫煙しなくなったのだ。
この画像を大きなサイズで見る寝ていても脳は外部の情報をとりこみ処理している
今回の研究は、仏PSL研究大学トマ・アンドリヨン(Thomas Andrillon)博士らによるものだ。彼らは被験者20名が眠っている間にホワイトノイズを流した。
ほとんどのノイズは完全にランダムで、パターンの予測が不可能なものだった。しかし時折、5回繰り返される長さ200ミリ秒のノイズをパターンとして組み込んであった。被験者はこのパターンを憶えていた。意味などないことが功を奏したのだ。
寝ている人間は聞こえてきた音に耳を傾けることも、何かと関連付けることもできない。
アンドリヨン博士によると、睡眠学習による外国語習得が上手くいかないのはこのためだという。そうするには、脳は音と意味を記憶する必要がある。
しかしホワイトノイズのような音声パターンの記憶は自動的に起きる。眠っている脳は外部で起きている情報も大量に取り込んでおり、驚くべき複雑さで処理しているのである。
実験では、被験者が目を覚ましてからホワイトノイズを再生し、ノイズのパターンを特定するよう指示した。これは前の晩に聞いてでもいない限り、極めて難しい作業である。しかし被験者は適当に言い当てた場合以上の的中率で、みごとにパターンを特定できた。
レム睡眠と浅い眠りの時に記憶が形成される
さらにホワイトノイズパターンの記憶が睡眠の特定のステージでしか形成されないことも判明した。
翌朝になって思い出せるのはレム睡眠と浅い眠りのときにノイズを流した場合で、より深いノンレム睡眠時に流した場合では成績が悪化した。
これは完全に新しい記憶の形成に睡眠ステージが関係していることを示した初めての証拠だ。アンドリヨン博士の見解では、この実験は記憶形成における睡眠の役割について、2つの相反する理論の矛盾を解消するヒントになるという。
その理論の1つは、睡眠中の脳は覚醒時の記憶を再生するというものだ。そうすることで記憶は強固になり、しっかりとシナプスに書き込まれる。
もう一方の理論は、睡眠は古く、弱い記憶を取り除く役割があると説明する。
この画像を大きなサイズで見る古い記憶を整理した後で、新しい記憶を強化
今回の研究は脳がどちらもできることを示唆しているとアンドリヨン博士は話す。それらの機能はただ発生するステージが異なっている、つまり古い記憶を整理した後で、新しい記憶を強化しているのかもしれない。
両仮説が補完的なものであることを疑った専門家は他にもいる。しかし今回まで明確な実験的な裏付けを得ることができていなかった。
むろんこれだけであらゆる専門家がその結果に納得しているわけではない。
アンドリヨン博士も、例えば、直接シナプスを測定していない点など、実験結果の限界を承知している。
そして睡眠サイクルと記憶との関係について理解が進むことでさらに優れた睡眠学習が編み出されるかどうかはよく分からないと話す。
ついでながら、睡眠の役割は記憶に関するものだけではない。脳を正常に機能させるために、きちんと7時間以上眠るよう博士は勧めている。
References: Indiatimes.com / Researchgate / Nature














寝ている最中地震や停電が起こった時にそんな事がある
揺れて目が覚めたのに、まるでその数秒前から起きてたような感覚に陥る
ドライブレコーダーみたいに、目覚める直前の記憶が再生されるようだ
中学生の頃、睡眠学習機使ったことがあるけど俺にはなんの効果もなかった
今更過ぎて…
テレビつけっぱなしで寝ている間のテレビ番組が
夢で出てくるなんて事はよくある話
もちろん映像はまったく別の状態での夢ですけどね
寝てる間に流れてたテレビの音声がそのまま夢の中で具現化されたことならよくある。いい夢見れるCDないかな
こういう話、大昔からインチキ教材に使われてるぞ
こういう研究を発表する時は、勉強には全く使えま
せん、となんども釘を売っとくぺきやな
それよりもまず夢を思い出す方法を頼む
※6
個人的な経験だが、朝に起きる2時間ぐらい前に目覚ましをセットして、
突然起こされるようにしてみよう。
そしたら起きる直前まで見ていた夢を覚えていられる。
あと夢日記もおすすめ。
??「記憶が新しく形成されているのではない、私が新たに生まれ変わったのだ」
寝ているときの頭の動きは本当に奇妙だわ。なんか内容は荒唐無稽っていうか、常識的に考えてありえねえだろって感じなのに夢の中ではその内容で自分が納得してるんだよ。なんて表現すりゃいいだろう。会社にいたと思ったら、次の瞬間自宅にいるとかそんな感じ。そして夢の中だとそれが全く奇妙だとは思わないんだよな。
子供の頃の記憶は夢が混ざっているというよね。
TVのOnタイマーを使っていたら、TVから流れるニュースの内容が
オンタイムで夢で再現されたことがあったなぁ。
あるねぇ
バナナマンのラジオ流しながら寝てしまったときはバナナマンが夢に出て来たりしたな
人間も自動学習機能搭載してほしいよなー
憶えてないだけで、実はこまめに起きているんだっけ
寝る時は寝るでスイッチしてないと管理が難しいんだろうなー
これって難易度別の脳使用方法なんだろうね
つよい自我による自覚力がものを言いそう