メインコンテンツにスキップ

ブタからヒトへの臓器移植がまもなく実現。2年以内に移植可能に。

記事の本文にスキップ

60件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
Advertisement

 革新的な遺伝子編集テクノロジーがブタの臓器をヒトに移植する未来への扉を開けた。

 異種移植と知られるこの移植法だが、ブタの細胞内にブタ内在性レトロウイルス(PERV)が存在するために実現が阻まれてきた。このウイルスは人間への感染が危惧されるからだ。

 しかし最新の研究によれば、CRISPRという遺伝子編集技術によってウイルスを取り除くことが可能になった。いまや今後2年以内にブタからヒトへの移植手術が実現すると予測されている。

 研究を主導するバイオテクノロジー系スタートアップ「eジェネシス(eGenesis)」は声明の中で、「本研究は異種間のウイルス感染に関する安全性への懸念に対する取り組みとして重要な進歩です。弊社チームは今後もPERVのないブタ株の操作を進め、安全かつ効果的な異種移植を目指します」と述べる。

 『Science』に掲載された研究は、ウイルスのDNAを豚細胞から取り除いた上で、細胞のクローンを作り、卵子に挿入する方法の概要を説明する。ただしクローン作成の信頼性は乏しく、数千回行なった中でわずか15匹の子豚しか生存していない。それでもレトロウイルスを保有しているブタはいない。

 米保健研究局によれば、アメリカでは昨年だけでも33,600件の臓器移植が行われ、待機患者は116,800人いる。また臓器移植を待ちながら死亡する人は1日に22人いる。

 研究に参加した米ハーバード大学のジョージ・チャーチ(George Church)博士がニューヨークタイムズ紙に述べたところによると、今後2年以内に最初の臓器移植の実現が予測されるという。

 一方で、イスラム教やユダヤ教といったブタの腎臓を利用した移植手術に批判的な宗教グループからの反対も予想されるという。

via:sciencemag / nytimesなど/ written by hiroching / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 60件

コメントを書く

  1. あらゆる内臓を入れ替えた時それは豚なのか人なのかという議論が生まれてきそうだな

    • +9
    1. ※1
      伊集院光の奥さんが「いくら太ってもいいけど体脂肪率50%だけは超えないで」って言ってた話を思い出した
      人と暮らしてるのか脂肪と暮らしてるのか分からなくなるからだって

      • +3
  2. 宗教的にっていうより生物学的に大丈夫なのか?

    肝臓を移植して皮膚の色が変化した人が居たけど
    豚の臓器移植して顔が豚になったりしないのか
    図らずしてキメラが誕生したら笑うに笑えぬ

    • -7
    1. ※3
      既に皮膚移植で豚の皮膚が使われてるし。豚由来の人間の臓器はあくまで「人間の臓器」だし。

      • 評価
      1. ※24
        本当に人間の臓器が出来上がるの?
        遺伝子組み換えしたりんご食べると危険か危険じゃないかわからんって言ってる現状で
        この方法で作った臓器はまごうことなき人間の臓器なの?
        体内に入れて本当に問題ないの?

        • -4
        1. ※31
          遺伝子組み換えの食品が問題視されてるのは、それを食べたら人間の遺伝子まで組み変わっちゃうー!からでなくて遺伝子組み換えの作物以外は全て枯れるほどの強力な農薬使ってる所だよ。

          • +2
  3. アメリカって移植の数多いな
    日本なんてたった約1000人位であまりにも少ないため
    脳死の赤ん坊から提供された臓器を60代の人に移植して
    しばらく問題になってた
    もしできるようになったら、人工透析の患者で9割は移植が
    可能になるかもしれん

    • +4
    1. ※4
      それは遺体に対する認識の違い。
      西洋ではプラトンの時代から二元論が徹底してたからね。そしてデカルトによって近代の西洋医学が発展した。例えば、自動車の調子が悪くなったら車屋に見てもらって、故障した部品を取り換える。人間もこれと同様に考える。
      日本では子どもの角膜を提供した母親が、「お母さん、目が見えないよ」と毎晩のように子どもが夢に出てきて泣きながら訴え、とても後悔したという話がある。
      でも、西洋だと死後は生前の肉体を伴わないという考え方なのでこのようなことはない。
      また、アメリカは銃社会だし、交通事故も多いという点。交通事故は脳死になり易い。また、自殺者は銃で頭を撃つことが多く臓器は無事だし、銃声で発見も早い。日本だと首つり、服毒や飛び降りなど発見に時間がかかったり、臓器が使い物にならなかったりする。

      • +2
  4. 透析ってめっちゃ我が国の健康保険システムの負担になってるらしいから、
    腎臓移植だけでも簡単にできるようになったらとっても良いことなんじゃないかな

    • +15
  5. 日本ではiPS細胞由来の臓器移植が研究されているけど、時間がかかるのも事実だしね。
    ブタ由来の臓器移植のほうが実用化が早いのかなあ。
    助かる命があるなら研究する必要はあると思うよ。

    20年ほど前には、クローン技術で脳がない人を作って臓器移植に利用するという研究があったけど、さすがに中止になったようだ。

    • +6
  6. イスラム教徒はダメやろうね。
    CSI:NYで豚の皮膚は人間と酷似してると言って豚1頭を実験台にしていたシーンがあった

    • +1
  7. 心臓の弁膜とかだったら 30年以上前から
    豚の心臓弁つかってたぞ
    うちの ばあちゃん 術後経過化がよくて
    99歳まで生きてたからな

    • +13
  8. 人獣細工が出てて安心。
    昔もニュースになったけど今度のは実現しそうってニュースか

    • 評価
  9. 子供のころに原因不明で急速進行性の腎炎になって食事制限・運動制限を経て透析を経験した後、家族から生体腎移植してもらった者ですよ。
    腎炎の症状も透析も、生きる目的を見失うほど辛くて苦しいからね……
    解決方法が増えるかもしれないのは良いことだと思うよ。

    • +12
  10. 攻殻2(単行本のほう)の移植用豚工場が現実になる日も近いね。

    • +7
  11. よく臓器移植で臓器提供者の記憶が移ったとか、趣味・食の好みが変わったとかあるけどこの場合でもありえるのかな?
    豚さんの記憶とか貰っても恐怖しかないけど…

    • +2
  12. これが実現すれば移植手術にかかる費用や臓器密売ビジネスもある程度減るのかな?
    豚からの移植がどれくらいの難易度で費用がいくらかかるのかによるけど

    • +3
  13. 透析って儲かるからね。
    そのへんから横やりが入りそうな予感。

    • -3
  14. 豚の皮移植されたことあるらしいけど、今は特に問題ないよ。
    豚が神様的な位置付けの宗教の方々って、神様が犠牲になって人間を助けてくれるという考え方は無しなのかな?

    • 評価
    1. ※27
      ヤボなツッコミだけどさ…
      イスラムでブタは「不浄」だからね。汚物扱いなんだよ。
      神聖なのはヒンズー教の牛。

      • +6
    1. ※28
      この勢いだと脳を並列につないでブタが反乱するところまで現実化しそうだよねw

      • 評価
    2. ※28
      一応書いておくと、豚の臓器の大きさが人間と近いので、遺伝子操作して移植に使う、というアイデアは昔からあって、それを紹介がてら話にいれたのが漫画で、予言したわけじゃない。
      攻殻は大好きだけど。

      • +2
  15. 俺の身体に流れる豚の血が騒ぐんだぜ ! !

    • +1
  16. うまく言えないがなんかなあ~
    豚(人間以外の生物)への拒否感とかより、これ以上人間のために他の動物の命をお手軽な消耗品扱いして尊厳を侵すことが当たり前になり続けていいのかっていうか申し訳ないっていうか…
    明確な思想信条がある訳でもないし、だったら動物実験や毛皮やペットショップやら動物を犠牲にする既存の慣習はどうなんだとか自分がその立場ならどうだとかあれこれ反論があるだろうってのもわかる
    で、どう思う人がいようと、どうせ何十年後かにはそれが当たり前になってたりするんだろう
    その先にはどんどん「私を離さないで」や「アイランド」みたいな世界へのハードルが下がっていくんだろうなあっていう漠然としたモヤモヤもある

    ちなみに身内にも臓器貰わないと寿命が長くない人がいる
    本人はそのつもりないし、提供元がヒト以外になっても変わらないと思う
    (移植そのものをどうとか言いたい訳じゃない。念の為)

    • +2
  17. なんでブタさん?他のおさるの仲間じゃダメなの?
     ヒトとブタの遺伝子が類似していること
     他の猿の仲間よりもブタの方が体重・成育・消化器系・循環器系の構造が類似している
     ・・・かららしい
     食べるものも似通ってるよね 何でも食べる

    • 評価
    1. ※39
      養豚場で働いた事があるんですが、
      豚の出すモノの臭いがまるっきり人間のソレと同じで吃驚します。
      特に シッコの臭いは完全に同じで、あぁ、
      これなら完全では無いにしろ内臓に互換性があるのも納得とか当時思ってました。

      • +1
  18. 人権団体と動物愛護団体とのアツい戦いがw

    • -1
  19. サムネのブタさんが哀しそう(´;ω;`)

    • 評価
    1. ※44
      豚さんは綺麗好きで賢い生き物。もし記憶を引き継いだのならむしろラッキーだろう。

      • 評価
  20. むしろ脳だけ豚にした場合は人間なのかと

    • +1
  21. 筋膜はすでに豚でしょう 六年くらい前に豚の心筋をiPS細胞でうんたらという話を聞いたことがあるのでそれもかな。栄養サプリの鉄分とかも豚からだし、皮膚、軟骨、腸、筋肉辺りは実用化するだろうな

    • 評価
  22. お前ら豚や他人の臓器移植にまで難癖つけるのなw

    • -1
  23. こんなトンでもない研究、タブーですよ!
    世界中からブーイングがきちゃう!

    • 評価
  24. ついに人獣細工の世界が来るのかなあ

    • 評価
  25. 人獣細工のオチは主人公は人間だと思ってたら豚でしたー!!笑  だったっけ。

    • 評価
  26. 臓器はあくまで臓器。構造が複雑な臓器を豚からの移植で賄えるならこれは大きな進歩。腎臓は血管さえ繋げば良いので、ヒト・ヒト移植の実績もあり、実現が早そうだ。

    • -1
  27. 他の生き物を臓器提供の為に?一線を越えていると思う。人の臓器移植のあとにたんぱく質の長期記憶で移植を受けた人の食生活が変化するとかのレポートを読んだ。知らず知らずの内に豚さんのたんぱく質の長期記憶が人の中に紛れ込まないのか?
    ヒューマニズムや科学も一線を越えると倫理を失う、人の為なら何をしても良いのか?
    だめでしょ。臓器を取られるための生命などあってはダメ、人の側も人が人で無くなって行くぞ。

    • 評価
    1. ※56
      最後の一文に同感です。同時に、自分の大切な人が豚からの臓器移植で救えるという状況になれば迷わず豚を犠牲にすると思います。

      • +1
  28. こういうのあんまり詳しくないから何とも言えんけど、人間同士の生体移植でも拒絶反応で免疫抑制剤とか用いられるらしいけどどうなるんだろう
    その辺りを抑えるのも課題なのかな

    豚さんには多少の申し訳なさと感謝の念を抱きつつ…
    より良い方向に医療が発展する事を願いますぜ

    • 評価
  29. どうぞこんな移植手術を受けなくてもいいように健康でいさせてください。

    • +1
  30. 実験動物達への感謝と罪悪を忘れてはならない
    私たち人間は罪深い生命なれど、命を悼み尊ぶことが出来るのだ
    業を背負い、許しを請い、感謝の祈りを捧げよう
    神にではなく、己と命あるすべてに

    • 評価
  31. 食べる為に豚を育て、殺すことと一体何が違うんだ
    臓器移植を待ってる人達の苦しみは俺達の「腹減った~豚の角煮食いてえ!」程度の欲求よりも重い

    植物もあらゆる利用目的で殺してるよな
    それが何かおかしいか?

    • 評価
  32. 移植した人に子どもができて、その子が移植した人と子どもを成して…とどんどん豚成分の含有率が高まっていったとき、子孫はちょっと豚っぽいヒトになったりして

    • 評価
  33. こういう話題になると必ず非人道的だ!とかいう人が出てくるけど、そんなほぼ自己満足のための倫理観で助かる命を見捨てるとか、それこそ人としてどうなんだよと思う。

    • -1
  34. 非人道的なのは確かだろ。
    人だからこそ、動物の命の尊厳を侵さない方法を探ることが出来るはず。
    しかし、今の人類はその道を見失っている。

    • 評価
  35. 一型糖尿病という病気を患っている私からしたらとても嬉しいことです。

    • -1
  36. 前にロシア人に黒人の臓器を移植して、肌が浅黒く、黒くなってしまった画像を見たんだけど、これ大丈夫なの?しかも人間以外の…

    • 評価

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

サイエンス&テクノロジー

サイエンス&テクノロジーについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。