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ペットにも心安らげる終末を。アメリカで広がりを見せるペット向け在宅ホスピス

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(著)

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 ホスピスとは、余命宣告を受けた人の心身の苦痛や死の恐怖を和らげ、尊厳を保ちながら最期を迎えてもらうために行う終末期ケアのことをいう。

 日本ではホスピス=病院などの施設の印象が強いが、最近では在宅でも行われようになった。一般的に、医師と看護師に加え、ソーシャルワーカー、スピリチュアルカウンセラー、さらにボランティアなどから構成されるチームが、患者とその家族のケアにあたる。

  ホスピス先進国のアメリカでは、ペット向けホスピスも広がりを見せている。

 その最先端の例の一つが、コロラド州立大学獣医教育病院において、ボランティアの支援を受けて運営されているペットホスピスプログラムだ。

 ペットの在宅ホスピスを支援する為、獣医学生が無料で各家庭を訪問する。

家庭に獣医学生を無料で派遣

 このサービスは、終末期にあるペットが、慣れ親しんだ自宅で愛する家族(飼い主)と共にケアを受けられるよう、入念な訓練を受けた獣医学生たちがそれぞれの家を訪問するプログラムで、同病院から車で30分以内の場所に暮らすペットなら、無料でケアを受けることができるという。

 ペットホスピスに参加するのは、ペットの終末期の変化とケアに関する専門研修を受けた獣医学生たち。

 プライマリーケアを担当する獣医と共に各家庭を訪問し、通常の診察に加えて、ペットの苦痛を和らげるためのケアを実施し、飼い主に対しては終末期に向き合うにあたって必要な情報を提供しながら、心のケアにも努める。

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ペットホスピスの普及で自然死の選択が増加

 アメリカでは、回復の見込みのない病気になったペットを安楽死させる人も多い。しかし、ペットホスピスの普及とともに、自然死を選択する飼い主が増えているという。

 愛するペットが衰弱していく姿を見るのは楽なことではないが、人間のホスピス同様、鍼やハーブなどのホリスティックなアプローチと西洋医学の両方を活用しながら対応していくことになる。

 自然死を選択するにしろ、安楽死を選択するにしろ、ペットの終末期ケアを熟知した信頼のおける獣医の存在は非常に重要で、International Association for Animal Hospice and Palliative Care(アニマルホスピスおよび緩和ケア国際協会)では現在、獣医と飼い主双方に向けた教育プログラムを考案・実施している。

via:psychologytoday / csu-cvmbs/ written and edited by mallika

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この記事へのコメント 16件

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  1. 海外では安楽死をさせる人が
    増えてるようだけど、

    この活動のように
    自然死を見直してほしいなぁ。。

    • +3
    1. ※2
      増えているというか選択肢として最初から用意されているから

      • 評価
  2. でもオレの場合、人見知り&人嫌いでペットに愛情注いでるから、
    犬が死んで心が痛んでもケア人と話す事はストレスで無理だわ。

    • +4
  3. 安楽死が悪くて自然死が良いことではないよ
    どちらかを選択することになってもその子に対して真摯に向き合って答えを出すのが最良だ。
    日本では安易に安楽死を否定する人間が多すぎる‥

    • +9
  4. 「治らないのはわかっているのに、いつまでこの苦しみが続くんだろう」と思いながら、正気と痴呆を行き来しつつ、寝たきりで体も動かせず、苦しい苦しいと泣きながら生きるより、この日と決めてお別れできる方がいい。
    あくまで自分自身の場合はね。それをペットに適用する是非についての意見は求めてない。あくまで自分の場合。何度も書くけど、あくまで自分自身の場合はね。

    • +7
  5. 人の心のケアはいらんが、在宅ケアできるのはいいなあ
    酸素室の貸し出しとか輸液とか、もっとハードル下がるといい

    • +3
    1. ※7
      どちらも複数回の経験あり。

      酸素室レンタルは、電話一本で設置しに来てくれる。ハードルというなら、費用の面と、酸素室を設置する場所が必要なことか。で、部屋が汚なかったり普段他人が来ない一人暮らしだったりすると、部屋の片付けと他人が入る心の準備も結構なハードルかも。でもネコのためだし何とかした。酸素室は早めに手配しておくのがよい(獣医さんでもそう薦められた)。飼い主の心の余裕のためにも。

      輸液はずっと自宅でやっていた。ネコは通院がストレスになるから、自宅でやったほうが絶対いいと思う。一人で輸液するのは最初は勇気がいるけれど、何とかなる。ネコも結構協力的だし。

      もしかかりつけの獣医さんが自宅輸液を嫌がるタイプだったら、積極的にやらせてくれる獣医さんを見つけたほうがいい。

      ペットの介護をする飼い主には、本人が自覚している以上にストレスがかかっている可能性もある。時々訪問してくれるのは、随分な慰めになるかもしれん。その意味で、この「ホスピス」はペットのためであると同時に、飼い主のためでもあると思う。

      ペットだって、自分の介護のために飼い主がぼろぼろになるのは不本意ではなかろう……。

      • +2
      1. ※13
        ちょこっと自己レス。

        「不本意ではなかろう」→「不本意だろう」

        • 評価
  6. 人間も同じだよ
    もう治療に効果が無いとわかっていても、続く治療、衰弱する身体、排便すら自分でできなくなる現実、なぜ死なせてくれない、と言うのが精一杯な現実、でも安楽死は法律で認められていない
    諸外国の一部では安楽死を認めて法制化してるところもあるようだね

    自分の死くらいは自分で決めたい
    だけど現実は、自分の死すら他人の都合で決まってしまう

    • +5
  7. 自然死だと病気にもよるがひたすら自殺したいほどの苦しさでもがき、あげくに息止まるだけだからな
    人間みたいにモルヒネ打ちまくりもできないだろうから地獄だろ。食えなくなれば餓死と同じ。餓死は一番つらい死に方
    いざとなったら眠らせて安楽死も視野に入れられる海外のほうがええな

    • +3
  8. >2
    選択出来るとはいっても日本の獣医はギリギリになるまで自分たちがやりたくないから安楽死はすすめてこない

    • 評価
  9. すごくありがたいサービスだね。
    高齢や、病気なんかのコは病院連れて行くだけでもしんどそうなことがあるから、うちで定期的に診てもらえるなんて感謝しかないや。

    • +2
  10. 本当にその時にならないと分からないよね
    最初の猫は突然死、次の猫は安楽死させるのが可哀想で死ぬまで苦しめてしまった。
    その次の猫は安楽死させたけど、もう少し生かして一緒に居たかった喪失感が大きかった
    どちらの選択にもメリット・デメリットがあって苦しいから、本当にどれが良いのか言えない

    • +3
    1. ※14
      自分は安楽死は考えはしたが選択はしなかった。

      何をしてもしなくても、どちらの道を選んでも、自分の選択は間違っていたんじゃないかって、後になってずっと思い出しては悶々とする……。

      ふっと「やりきったよな」って思えることもあるんだけど。
      いろいろと後からジワジワくるわいな。

      • 評価

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