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アレくれや!おばあさんの元へお菓子をもらいに毎日やってくる野生の鹿(ノルウェー)

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(著) (編集)

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 ここ3年間、毎年に冬になると、ノルウェーのアウルランドに住む80歳のメッテ・カヴァムさんの家に一日2回、特別な友人がやってくる。

 その相手はなんとも立派な角と巨大な体をもっていて、窓越しにやってきては「来たぞー、アレくれや!」とおねだりをする。そう、その友人とは野生のオス鹿なのである。

 鹿は餌が少なくなるこの時期、メッテさんがくれるお菓子をもらいにやってくる。メッテさんはこの鹿にフリッペンと名付け、手作りのおいしいクッキーとロールパンを用意して待っている。

最初から無警戒で近づいてきた鹿のフリッペン

 メッテおばあさんが、この鹿を目撃したのは3年前のこと。フリッペンは森のはずれにあるメッテさんの自宅の庭を歩き回っていた。

 そんなある日、メッテさんが窓を開けてフリッペンにさくさくのクッキーを差し出すと、彼は悪びれもせず近寄ってきて、首を伸ばしてメッテさんの手からクッキーを食べたという。

 フリッペンは、このクッキーがとても気に入ったのだろう。それ以来、彼はメッテさんの家に毎日朝夕二回やってくるようになった。

 これは11月から翌4月まで続き、暖かい季節になると、フリッペンは仲間のシカたちともっと高い山へ行ってしまうのだが、彼はその後もまた戻ってきて、メッテさんの家に通い始めた。

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image credit:Britt Haugsevje Vangen

おばあさんしか信用していないフリッペン

 メッテさんとフリッペンとの奇妙な友情は、冬の間、町の話題になり、地元の人たちが大きなシカがメッテさんの家のキッチンの窓に首を伸ばして、クッキーをもらう貴重な瞬間をなんとか見ようとやってくるようになった。

 フリッペンはどうやら、メッテさん以外の人間は信用していないようで、その姿を写真におさめた人はほとんどいない。

 しかし、地元に住むブリット・ハウグセジェ・ヴァンゲンは、冬の素敵な写真を撮ろうと夫と歩き回っているとき、ラッキーなことにフリッペンを見かけた。ふたりは遠くからフリッペンを見ていたが、彼がメッテさんの家に近づいて、彼女と交流するのを見てびっくりした。

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image credit:Britt Haugsevje Vangen

 「すごく特別な瞬間を見たわ。言葉も出なかった」ブリットは最近ネットにその瞬間の写真を投稿した。

 メッテさんは彼にフリッペンという名づけた理由を、裏返ったような耳をしているからだとした。この特徴のおかげで、彼は何度か命を救われたのかもしれない。というのも、ハンターたちがこの耳を見て彼がメッテさんの特別な友だちだとわかり、誤まって撃ってしまったりしないようにするからだ。

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image credit:Britt Haugsevje Vangen

 フリッペンはクッキーのほかにメッテさんが家で焼くロールパンも大好きだ。しかも、メッテさんが手で直接与えるときだけ、フリッペンは食べるという。

 メッテさんには惜しげもなく体を触らせる。頭をモフモフしてもらうのが大好きなんだそうだ。フリッペンにとってメッテさんは、おいしいごちそうをくれて、やさしくしてくれる、人間界唯一の友と感じているようだ。

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image credit:Terje Terum/Firda

 この話は、6年前にあった、マゼランペンギンと彼の命を救ったブラジル人男性の特別な絆を思い起こさせる。

via:nrkfirdaなど/ written konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント 52件

コメントを書く

  1. でも人間を警戒しなくなっちゃって殺されちゃったりしないといいね。
    やっぱり可愛いから触りたいって傲慢なのかな。

    • 評価
    1. ※3 ※8
      このおばあさんしか信用していないらしから大丈夫じゃない?

      • +20
  2. でかいからいっぱい食べるんだろうけど
    毎日2回って通いすぎだろw

    • +20
  3. 塩味利かせるともっと喜ぶんじゃないかな?

    • +1
  4. ほのぼのするけど、後々心配だな。
    人間と野生が近くと、警戒心が薄れるからトラブルも増えかねない。
    人間はこんなに優しいおばあさんだけじゃないし、殺す人もいるしね。

    • -1
  5. 結果的に守られ狩人に撃たれないのもフリッペンの運命なのかも。

    • +20
  6. 前世がこのおばあさんの友人だったとか妄想してしまう

    • +13
  7. メッテさん以外は信用してないってハッキリ書いてるのに、
    警戒心がーって書いてる人間は本文読んでないのかね?

    • +44
  8. だから「鹿のいるところで盛り塩はイカン」とあれほど・・・

    • +1
  9. 素直にいい話だと言えない自分が悲しい

    • +2
  10. いいなあ、メッテさんいいなあ
    羨ましいなあ。

    • +4
  11. 気持ちはわかるけどあげないで欲しいな
    どうしてもあげたいなら
    最後まで責任を持って飼って欲しい
    お婆さんに限らず人間と
    この鹿の間で何かあったら
    処分されたり保護されたりして
    鹿の一生が変わってしまうよね

    • -21
  12. やさしいおばあさんの焼いてくれるクッキーやロールパンだもの
    おいしくて常連になるのも無理はない

    • +19
  13. 焼き立てとかおいしそうだ、鹿でなくても欲しいぞ

    • +22
  14. 鹿にあげるのはもちろんクッキー。なぜなら彼もまた、特別な存在だからです。

    • +22
  15. こっちの方だと山で鹿にあったら命は無いものと思えって言われるくらい凶暴だから話題になってんだよ。そして、奈良が人気な理由もしかと触れ合える場所が世界にここシカないから

    • +27
    1. ※24
      ちょっと待って。
      24が何か言ってる。

      • 評価
  16. ちゃんと本文読んでからコメントしろよな

    • +10
  17. 北欧のメルヘンそのもの。
    メッテおばぁさんとフリッペンさんの友情が
    ずっと続きますように…

    • +5
  18. 野生動物ならエサやりOKとか脳みそお花畑すぎるだろ…。
    鶴居村のアレも似たようなもん。

    • -11
  19. ほのぼのしながら上の方見たら氷柱やべえ!

    • +5
  20. 海外は野生動物に厳しいのか甘いのか
    よくわからんなー

    • +5
  21. こういうの好きだわ種族を越えた友情いいぞ!

    • +4
  22. ほのぼのしつつ、おばあさんの年齢が年齢なので先々のことを考えて悲しくなってしまった

    • +12
  23. フリッペンさんデカかわいい
    いそいそとやってきて窓をはなでトントンとノックするの想像して萌えた

    • +5
  24. そしてついにおばあさんが天寿を全うしたとき、
    立派な角をしたシカが、おばあさんの魂をのせて天に駆け上がってゆく姿をたくさんの人が目撃しました。
    裏返ったような、ちょっと変わった耳のシカだったそうです。

    • +12
  25. 運命を感じちゃったんじゃないかな
    他の住民には警戒してるみたいだし、そっとしておいてあげよう

    • +3
  26. ほのぼのとした話ではあるのだけど。
    野生動物にエサ付けするのは
    お互いに良いとは言えない気がする。
    批判的な※するとマイナス付けられるのだろうけど

    • +2
    1. ※37
      自分もあげちゃうタイプだし、ほっこりするけどそこが気になった
      猫とか猿への餌付けで思わぬところで被害が出たりするしね

      • +1
    2. ※37 ※39
      三年経ってもこの鹿一頭だけしかこのおばあさんの所にこないから大丈夫じゃないの

      • +4
  27. 昔話だったら
    おばあちゃんは少女で
    鹿は魔法が解けて王子様に戻って
    二人は結婚する

    • +4
  28. ついうっかりメジロにミカンをやり始めたら、毎日数羽来てミカン1個食ってくようになり、
    スーパーでメジロ用のミカンを買うという変なことになってるから餌付けはオススメしない
    月30個とかキツいわ~

    • +3
  29. 太らせたところで銃で仕留めようかねイッヒッヒッヒ
    by おばあさん

    • -3
  30. フリッペンにさくさくのクッキー→フリッペさんにクッキーて読んで とうとう鹿までさん付けかよと思ったわー

    • -2
  31. やっぱりエゾシカよりデカい(道民小並感
    反射で餌付け良くない(エゾシカは家業と過去の愛車の敵)と思ったけど、1頭と1人限定なら大丈夫かな。交通事故も避けて、仲良くお互い長生きして欲しい。

    • +4
  32. 朝起きるとおばあさんの玄関に採れたての山菜各種が山盛りでーってなって欲しいわぁ

    「まぁ誰がこんなに山菜をくださったのかしら?」

    そこには雪に残る鹿の足跡が・・・

    • 評価
    1. ※47
      フリッペン、おまいだったのか

      • 評価
  33. 一年中来るわけじゃなくて冬だけなのね

    • 評価
  34. 言っちゃ悪いが、ただの餌付けだよな
    怪我してるのを助けただとかではなく、野生動物に餌やってるだけで美談にするにはちょっとムリがある

    • +1

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