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この上飛ぶべからず。アメリカに存在する11ヶ所の飛行規制区域

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19件のコメントを見る

(著)

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 年末ともなれば世界各国の人々が、それぞれの休暇を有意義に過ごすために飛行機に乗って旅行をするだろう。物理的には自由に大空を飛べる飛行機であるが、諸事情から飛行が禁止されている区域も存在する。

 その理由には、合理的なものがある一方で、批判されているものや、謎めいたものまで様々だ。ここではアメリカで飛行規制区域に指定されている11ヶ所の地域をご紹介しよう。

1. 米初代大統領ジョージ・ワシントン邸

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バージニア州マウントバーノン(制限:海抜約450m)

 アメリカの父ジョージ・ワシントン邸の上空を飛行することはタブーである。ワシントンのために1758~78年にかけて建設された木製の邸宅は、230年以上の時を経てきたため、その保存には慎重な対応が求められている。そして、上空を飛行する飛行機の振動から歴史的な建造物を守るため、飛行規制区域が設定された。このため本邸宅の航空写真は非常に珍しいものとなっている。

2&3. ウォルト・ディズニー・ワールド

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フロリダ州オーランド&ディズニーランド — カリフォルニア州アナハイム(制限:地上約900m)

 飛行規制は臨時に設定される場合もあるが、その大方の理由はイベントなどで大勢が集まることだ。そして、おそらくウォルト・ディズニー・ワールドやディズニーランドほど、定期的に大観衆が集まる場所もないだろう。9.11同時多発テロを受けて、2003年にディズニーの運営会社は、オーランドとアナハイム上空に”臨時”飛行規制区域を設定させることに成功した。この区域は現在でも有効であり、某キリスト教系団体が上空から”ゲイの日”の宣伝を行うことができず言論の自由が妨げられているとして、法的な異議を申し立てた。

4. ブッシュ・コンパウンド

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メイン州ケネバンクポート(制限:海抜約300m)

 メイン州南部の町ケネバンクポートの風光明媚な場所に建てられたこの屋敷は、1世紀もの間、ブッシュ家の夏の避暑地として利用されてきた。ここにはミハイル・ゴルバチョフやマーガレット・サッチャーなど数多くの要人が訪問したほか、ブッシュ一族が何度も結婚式を挙げたことでも知られている。

5. パンテックス核施設

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テキサス州アマリロ(制限:海抜約1,400m)

 テキサス州アマリロから北東に27km離れた地点にある本施設は、厳重な警備が施された核施設である。その役割はアメリカが保有する核の安全性と信頼性を保つことだ。過剰な核兵器の廃棄管理を徹底するとともに、冷戦時代のミサイルも保持している。付近が飛行規制区域に指定されるのも当然だろう。

6. ワシントンD.C.

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制限:海抜約5,500m

 9.11同時多発テロ以降、アメリカの首都には世界で最も厳しい飛行規制区域が設定された。周囲を取り巻く防空識別圏に侵入する航空機は、自身の識別を表示することが義務づけられている。また、その内側にあるロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港の周囲にも、15海里の飛行制限区域が指定されている。2005年、無線機の故障した訓練生が操縦するセスナ機が識別を表示しないままホワイトハウスヘ向けて飛行し、F16ファイティングファルコンまで緊急スクランブルするという事態にまで発展した。

7. キャンプ・デービッド

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メリーランド州サーモント(制限:海抜約1,500m)

 ウィンドブレーカー姿のアメリカ大統領が何度も撮影されたことで有名なキャンプ・デービッドだが、正式名称を海軍サーモント支援施設という。世界大戦中にフランクリン・ルーズベルト大統領が別荘兼避難所として指定し、以降多くの要人がもてなされ、重要な協定が結ばれたことも数知れない

8. ケネディ宇宙センター

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フロリダ州メリット島(制限:海抜約1,500m、予告なく無制限に変更可能)

 天文ファンには御馴染みのロケット打ち上げ管制施設であるが、その勇姿を目撃できるのは地上からに限られている。メリット島にはほかにも、ケープカナベラル空軍基地が隣接しており、NASAの活動と相まって、軍事的な理由からも上空の飛行が規制されている。

9. エリア51

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(制限:全面飛行禁止)

 アメリカ西部のネバダ州に広がる砂漠のど真ん中に設置された空軍基地であり、軍用か民間かを問わず一切の航空機が高度無制限に飛行を禁じられている。UFOとの関連が噂される基地であり、1947年に墜落した異星人の宇宙船が回収されたとするロズウェル事件で一躍脚光を浴びることとなった。空軍の説明では、当区域は新兵器の試験に利用されており、2013年に公開された公文書からは1950~60年代にU-2スパイ機計画が実施されていたことが明らかとなっている。しかし、何もない砂漠に首都よりも厳重な規制がかけられているのは奇妙に思える。

10. バウンダリー・ウォーターズ・カヌーエリア・ウィルダネス

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ネソタ州北部(制限:約1,200m)

 カナダ国境から320kmほどの地域に設けられた、4,000m2以上もの広大な面積を誇る自然保護区域である。およそ1,200ヶ所の湖が点在し、氷河に削られて形成された手つかずの自然が広がっている。アウトドア好きから愛されるこの地は、1948年に当時のトルーマン大統領によって飛行制限区域に指定された。

11. キングス・ベイ海軍潜水艦基地

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ジョージア州(制限:約900m)

 至極当然な理由で規制されている別の軍事施設として、キングス・ベイ海軍潜水艦基地が挙げられる。この基地には原子力推進弾道ミサイル潜水艦と、核弾頭を装備した艦隊弾道ミサイルのトライデントが格納される。早い話がミサイル施設である。大量破壊兵器を格納し、厳重な飛行規制区域に指定されているにもかかわらず、過去10年間で8件もの空域侵犯が犯され、4件の墜落事故が起きた。

via:mentalfloss・原文翻訳:hiroching

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この記事へのコメント 19件

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  1. 11の4件の墜落事故って…そういうこと?((((;゚Д゚))))

    • +4
  2. エリア51ってステルス機の開発とかやってたところだろ
    まあ、オカルティストたちがUFOのことで騒いでいてくれた方が都合が良いかもしれんね

    • +1
  3. 今の時代無料でぐぐる地図を使い宇宙から見れる時代
    あまり意味無いような

    • -1
  4. 10番良いねぇ行ってみたい。
    こういうのを見ると、やっぱりフォールディングカヤックが欲しくなってしまう。高いけど。

    • 評価
  5. ブッシュ邸が異様な輝きをはなっている…

    • 評価
  6. 当たり前だけど歴史ある建造物がひとつもないね
    こんなのよりインディアンの聖地とか守ってくれ

    • 評価
  7. ブッシュ邸()
    貴種がいないので代わりに資産家一族を崇める
    病気ですな

    • +1

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