この画像を大きなサイズで見るかつての科学者にとって、空の青さというものは謎だらけで、チャンレンジしがいのあるものだった。18世紀に活躍したスイスの自然科学者、オラス=ベネディクト・ド・ソシュールもその1人であり、彼はついに空の青さを図るための計器「シアン計」を発明したのだ。
1740年、スイス、ジュネーヴで生まれたオラス=ベネディクト・ド・ソシュールにとって、空はとりわけ興味を引くものだった。母ルネ・ド・ラ・リーヴェゆずりの旺盛な好奇心と精力に、義兄の博物学者シャルル・ボネに与えられた書物の助けもあって、植物の知識をせっせと蓄積していった。
大人になると、ジュラ山脈を歩き回って、植物の採取やスケッチ、観察に精を出した。22歳にして、ジュネーヴ大学の自然哲学教授に任命され、数学、物理学、地質学、自然史などの講義が絶賛された。モンブランに初登頂を
果たした登山家としても知られる。
この画像を大きなサイズで見るソシュールはとにかく測定魔だった。測れるもの、いや、ときには測れないものまで、ありとあらゆるものを測ってみようとした。そのために、毛髪湿度計、磁力計、風力計など、さまざまま測定機器を自分で発明した。高度の違いによる気温・気圧の減率を確立したり、太陽によって空気が温められるメカニズムを調べるために、黒い箱の中に温度計を設置して、ほかのオープンな場所との太陽光の強さの違いを比較する装置を開発したりした。
この画像を大きなサイズで見る自分で作ったツールと科学セットを持って、谷を歩き回り、山の高みに登るうちに、ソシュールは空の色について疑問に思うようになった。地元では、高みに上がるほど、空は黒くなり、次第に無色になると言われて恐れられていた。空の青さは何日かたつと、わずかに薄れて雲の白い色に溶け込んでいくため、視覚的な効果であることは彼にはわかっていた。この色の変化は、水分含量の違いによるのではないかと彼は結論づけた。
では、どうやってそのブルー度を測るのか?
ソシュールはプルシアンブルーのサスペンションを使って、白と黒の間で識別できる、あらゆる色合いのブルーに染めた一辺を集めてカラーサークルを作り、シアン計をこしらえた。
この画像を大きなサイズで見るシアン計は、現在では風変りな装置のように思われているが、リトマス試験紙や酢酸鉛、ヨー化デンプン紙と本当に違いがあるのだろうか?
青空の謎は、19世紀のイギリスの物理学者ジョン・ティンダルが、ティンダル現象を発見して初めて解決された。イギリスの物理学者レイリー卿や、ドイツの物理学者グスタフ・ミーが、光の散乱数理に目をつけた結果でもある。しかし、ソシュールの測定器は、厳格な科学の世界において、教訓となる具体例として評価される。多くの意味で、彼は世界を探求して切り開いたのだ。
確かに空の青さは違って見える時があるけど、それを計測しようと考えるなんてすごい!誰かの好奇心が未来の技術革新につながっていくのだね。














測定器を知るとともに、その癖と限界も知り、限りある性能の装置でいかに誤差を排して実像に迫るか。この人はそういうことにいち早く意識を向けていたってことなんだな。
米の栽培で似たようなカラーチャートを使ってるな
元祖カラーチャートかな。
色温度がどうのこうの
空の色は何色か?
空が青いぜ
カメラ起動させたらこの輪が表示されるアプリとかあったら一部で受けそう
これ実物ほしいな。意味もなく空の色を測って記録したい。
これは科学じゃなくて、美術で学ぶ芸術の表現方法だよ
青に魅了されたんだろうな
玄孫の超有名な言語学者に触れていないということは、この人自身が結構有名なんだね
※10
えー!?このソシュールってあのソシュールのひいひい爺さんなの!
学者一族なんだね
毛髪湿度計作ったことあるある!
開発したのはこの人だったのかー。すげーよ。着眼点が人と違いすぎて驚嘆する。
白と黒の間に灰色があってもいくないか。
あの人のひいおじいちゃんだったのか
立派な家系だな
中国の空は真っ白か真っ黒のどっちか…
ああ、わずかに茶色が混ざっているか、黄砂由来の
この人のおかげで、ミー散乱、レイリー散乱、ラマン散乱等の今自分が研究してる大気放射伝達があるのか……
空をずっと見てましたという感じのキレイな眼をしてますね
夕焼け小焼けで日が暮れて・・・
日々の雑務と業績に忙殺された今の科学者にこれが出来る?
測れないものは測れるようにせよ
いつも思う、日本の空って薄い色だね。
なにこのロマンチックが止まらない計器