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マルチタスク人間は存在しない?2つのことを同時にすると中途半端になってしまうことが解明(京都大学研究)

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(著)

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 複数のことを同時にこなす。コンピュータにおいて複数のタスクを切り替えて実行することができるシステム、マルチタスクになぞられて、マルチタスク人間という言葉が浸透して久しいが、どうやらそれは神話だったようだ。

 二つのことを同時にすると、どちらも中途半端になるという研究結果が、京都大学、こころの未来研究センターの船橋新太郎教授と渡邉慶・元研究員、英オックスフォード大学研究員の研究グループが明らかにしたという。

 これは、ニホンザルの前頭連合野の神経活動を記録することで解明された。

 これまで、混雑した道で車を運転しながら携帯電話でおしゃべりするなど、二つの課題を同時に行おうとするとうまくいかない現象は「二重課題干渉」としてよく知られていた。

 注意や記憶、思考など、認知機能を担う脳の前頭連合野外側部を二つの課題が取りあうために起こると考えられていたが、脳で何が起こっているのかは謎だった。

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 研究チームはまず、ニホンザルに視覚刺激が現れた場所を記憶させた。それと同時に、別の場所への注意を促してみたところ、サルは二重課題干渉が起きて「記憶の成績の低下」が観察されることを確かめた。

 さらに、大脳に細い電極を差し込んで前頭連合野外側部の神経活動を測定したところ、二つの異なる課題がそれぞれ、前頭連合野の共通の神経細胞集団を同時かつ過剰に動員しようとするが、神経細胞が限られているため、互いに干渉しあい、活動を抑制してしまうことを突き止めた。

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via:scienceportal

 船橋教授は「二つの課題が、限られた脳神経の資源を使おうとして、二重課題干渉が起こっていることがわかった。二重課題の研究はこれまでもあったが、今回のように仕組みに迫る解析はなかった。能力を最大限発揮しようとすれば、一つのことに集中した方がよい。この仕組みは自閉症や統合失調症などの究明にも役立つだろう」と話している。

 パルモの場合にも、音楽を聴きながら勉強するとか、電話で話しながら記事を書くとか、まったくできなかったわけで、「あぁ、あたしはマルチタスク人間じゃないんだ。不器用ですけん。」と思い込んでいたのだが、そんなに器用な人って実はレアな存在だってことがわかっただけで、ちょっとうれしかったりするもんだ。

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この記事へのコメント 42件

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  1. 同時にやってるようにみえるだけで、本人の頭の中では個別で考えてるものだ。

    • +2
  2. まぁPCに例えるならメモリに余裕があるときにやることだよね

    • +1
  3. だがしかし、中途半端の作業が一般人クラスだとしたら
    と思ったけど一つの事に集中するようにしようか・・・

    • -1
  4. 完全なリアルタイムのマルチタスクでないの?。
    瞬時に考えることを切り替えつつも考えられ続けられると思うけどねー。
    ただ、切り替えるタスクが多くなると精度が下がると言う話なら間違ってはないけどね。

    • 評価
  5. そんなこと言いだしたら、コンピュータだってマルチタスクさせたら中途半端になるよね
    例えばBoostをビルドする際に、CPU数を大きく超えた-j30とかでビルドしてみなよ
    遅くなるから
    例えばHWキャプチャボードでリアルタイム録画しながら、ウィルススキャンしてみなよ
    取り零すから
    許容範囲を超えたことをやらせようとしたら、そりゃあ何でも中途半端になる
    ラジオ聞きながら車の運転なんて誰だって普通にこなせる
    そこから更に、横からナビの音声案内が入っても余裕で対応できるっしょ?
    boostビルドだって、3770Kに対して-j8くらいなら最速でビルド終了するし
    キャプチャもウィルススキャンも片方づつやらせれば取り零さないし、その方が早く終わる
    それはどれもが許容範囲に収まってるからだ
    わざわざ許容範囲を超えたことやらせて「マルチタスク人間は存在しない」とかアホかと…

    • -11
    1. CPUのマルチタスクは本当に同時に処理してるわけではなく、タイムスライスという技術で複数のタスクを少しずつ交互に実行してる
      CPU時間内に収まっていたとしても必ずいくらかの遅延が起こる
      人間の脳も少なくともいくつかの機能は同時に処理されないことが分かっているし、グローバルワークスペースは論理的な情報をそれほど並列作業できるほど大きくない
      >>5にあるような一見ちょっとしたことでも並行してやれば確実に全体のパフォーマンスに影響がでる

      • +4
  6. GPUとしてもGPGPUとしても使えばそらハンパになろうが
    GPUとしてなら複数の描画を処理するのは問題ないだろう?

    • 評価
  7. 知ってた。俺も発見した事あるよ。鳥のほとんどの種は空を飛ぶことが出来る。

    • -1
  8. 二つのことを同時にするんじゃなくて同時進行でするんだよ

    • -2
  9. リソースが低い仕事ならマルチタスクできるということになるじゃないか

    • 評価
  10. まぁ四割性能が落ちても
    0.6のを二つ同時にやると
    トータルで1.2になるので
    その間に1つしか出来ない人より進んでいるわな。

    • 評価
  11. 紙をハサミである形に切るとき
    かなり複雑に複数の仕事を同時にやってるんじゃないの?
    楽器を演奏するってのもそうじゃないの?

    • 評価
  12. 仕事で求めらるのは結果だからな。少しでも早く結果を出さないといけない。
    中途半端になるのはしょうが無い。結果を早く出していれば足らない部分や間違っている部分を修正する時間はいくらでも取れる。
    仕事が出来ない奴はこれが出来ない。結果が出てくる時には既に手遅れになって。

    • 評価
  13. 俺の場合は中途半端どころか、片方がストップするw

    • +5
  14. これ文脈的に、「二つのこと」の前に「精神の集中を要する、全く別の能動的な」って言うのが抜けてるよね
    音楽を聞き流しながら何かをやるっていう、集中を要しない受動的なことと集中を要する能動的なことなら別に両立出来るのはおかしくない

    • +2
  15. 神経系も使えば発達するだろうから、定期的に訓練した場合の結果が欲しいね。

    • 評価
  16. 何度もやれば
    どういう状況だとどちらに注力すべきかが分かるから
    効率は上がるよ

    • 評価
  17. 自分が料理を複数同時進行できない理由がわかったw
    素直に着実に1品ずつ作るようにしよう

    • -1
  18. しかもマルチタスクをしていると個々の情報も頭にも入りにくいんだよね
    んで疲れてミスするという
    だったら一つに注力して仕上げた方が確実だし速いし、一つ一つ仕上げて経験値を積んで引き出しを増やすのが一番だったな

    • +1
  19. たまに音楽を流しながら作業してる
    あとで、どれだけ音楽を無視していられたかで、自分の集中を計ってるよ
    音楽に気を取られすぎるような場合はもちろん切るけどね。
    他には、人の声は注意をひくから雑音に紛れさせるために音楽を流してる、
    という話も聞いたことがあるよ。

    • 評価
  20. 誰かと会話しながら車運転すると何故か行きたい方角の正反対に
    行っちゃうくらい苦手だわ

    • 評価
  21. 人間の場合、脳の性差から女性のほうがマルチタスクが得意なことが実証されてるみたいだけど、猿もメスのほうがマルチタスクが得意だったりするのかな
    でも猿じゃなくて人間で検証したほうがいいような…w

    • +1
  22. 生物の進化の中で、多くの生物がマルチタスクを経験してないが、それでも人間にはそういう能力が備わっているんだろうか?
    11さんが例えで「性能4割落ち」といっているけど、やはり平均して6割以上落ちてると思う
    同時進行で効率が上がるなら、皆やってるはずなんだが…

    • 評価
  23. 猿より、人間の方がマルチタスク能力は高いと思う

    • +2
  24. 個人的な経験でいうと、音楽聞いて歌いながら数学の問題は考えられたけど、英語は無理だった。考えると歌が止まる。
    要するにマルチタスクできるかどうかってのは、使う脳の分野が別かどうかによるんじゃないかなー

    • 評価
  25. 運転=ハンドル操作+アクセル/クラッチ/ブレーキ操作+周囲に注意+…
    ギター演奏=フレット移動+ストローク+リズムキープ+…
    ひとつの動作概念はかなりの数の下位動作に分解されるんだが。「2つのこと」って表現があまり科学的ではない希ガス。

    • 評価
    1. ※28
      車の運転もギター演奏もマルチタスクじゃないぞ。
      ひとつの動作を素早く連続してやっているだけだ。

      • +2
  26. きみらは 自転車も運転できないんだ。
    まあ、ひとそれぞれだから  ね・  ・・・・。

    • -3
  27. 同時進行できる俺かっこいい厨が湧いてる

    • +2
  28. 音楽聞きながら本読むと内容が頭に入らない

    • 評価
  29. これまでに同時複数タスク処理はヒトにしかできないと言われてきた。今回サルの前頭葉神経回路の解析結果から、ヒトもおなじと直接的に結論するのは早計かも。サルは普段、同時複数タスク処理など必要のない生活をしているので、いきなりやっても難しい。それに対して、日常的にそれを要求される生活を送っているヒトの場合、それを可能にするような神経回路(wiring)があるかもしれない。

    • +3
  30. 同時進行って
    右手でドラえもんを書いて左手でアンパンマンを描くってことか

    • +1
  31. 片っぽがオートでできるほど単純ならできるんだけどね。
    息をしながら本を読むとか。

    • 評価
  32. つまり「あれもこれもそれも全部やれ」って命令する上司はサル以下ってことも証明されたわけか

    • 評価
  33. 2つのことを同時にやっている人をみると、その器用さにあこがれたものである。
    1つのことしか出来ない私は、ズ~ト不器用だと思っていた。
    この記事で救われた感じである。

    • -1
  34. 2枚目の写真の女性がなぜこのような格好なのか気になる

    • +2
  35. 食事しながらだと歯を磨けずに中途半端になる、と。

    • 評価
  36. 同時にといっても、右手で和文を描きながら右手でその英訳を書くとかは誰でも無理だし、
    食事しながらテレビ見るってのは誰でもできるしな

    • 評価
  37. それは無理やり二つの事を同時にやろうとするからだよ。
    例えばギターを弾きながら歌うというマルチタスクなわけだけど、弾き語りに慣れてる人は一連の流れをひとつの動作として覚えているだろう。
    一般的にマルチタスクといっても可能な場合と不可能な場合とあるし、上手く一本化してシングルタスクにしないと無理だよ。
    “マルチタスク”は不可能は良く解かる。ただし他人から見てマルチタスクが本人から見てもマルチタスクとは限らない。

    • +1
  38. 被験者は「健常者」でしょ。
    「双極性障害者」の場合は同時進行型で、そのほうが効率よく物事を進められる。
    その研究も出てるし、私も納得してる。
    統合失調症の研究にどう役立つのかもさっぱ。わかりません。

    • +1

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