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 米国南部やメキシコに生息する、アリゾナ・バーク・スコーピオンは猛毒をもつサソリとして知られている。その毒は強烈で、タバコの火を押し付けられそこに太い針を差し込まれたかのような激しい痛みに襲われ、下手をすると命にかかわることもあるそうだ。

 そんな猛毒を持つアリゾナ・バーク・スコーピオンを、パクパクとおいしいごはんとして食べている生き物がいる。砂漠に生息する野ネズミの1種であるミナミバッタマウスだ。

 なぜミナミバッタマウスは、猛毒をものともせずにサソリを食べることができるのだろう?その答えは、進化の過程で得た特殊能力にあった。ミナミバッタマウスはサソリの毒を体内のアミノ酸と結合させ、鎮痛剤に変えていたのだ。
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 米ミシガン州大学のアーシュリー・ロウ率いる研究チームは、一般的な実験用のマウスとミナミバッタマウスの後ろ足にサソリの毒とただの生理食塩水を注射してその経過を観察した。

 一般的なマウスはサソリの毒を注射すると、足をなめる回数が大幅に増えたのに対し、ミナミバッタマウスはほとんど後ろ足を気にすることはなかったという。逆に生理食塩水を注射した時の方が足を舐める回数が大幅に増えたという。

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 哺乳類における「痛み」は、通常、生き残るために必要なものと考えられており、サソリは、その捕食動物を撃退するために相手に痛みを負わせ、一方の動物は生き残るために痛みから学習する。

 哺乳類は、神経細胞におけるナトリウムチャネルと呼ばれる痛覚の受容体によって脳と神経系に送られことで痛みを感じ取る。研究チームがこの受容体を調べたところ、サソリの毒がアミノ酸と結合して、ナトリウムチャネルの一部を鎮静化させたことを確認したという。サソリの毒を鎮痛剤に変えていたのだ。

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 ミナミバッタマウスは砂漠という過酷な環境下において、生き残るため、数百万年にわたる進化によってこの能力を身に着けていったと考えられる。

猛毒をもろともせずサソリをムシャムシャたべるミナミバッタマウス


 研究チームは、痛みを緩和する新たな方法が見つかるかもしれないとして引き続きこの研究を続けていくそうだ。via:neatorama


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コメント

1

1. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 08:54
  • ID:5DMQ3Q7p0 #

無毒化すると同時に痛みも消すとは、進化って凄い

2

2. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 09:01
  • ID:hN9fCnx00 #

進化ってヤツぁ・・・

3

3. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 09:50
  • ID:KbIRGTj70 #

 一撃必殺かと思ってたけど、動画の連打刺しに吹いたw

4

4. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 11:01
  • ID:Oa.CnkQ90 #

ええーバリバリ食っとる・・さそりにとっちゃ天敵もいいとこだな・・
毒が効かなかったらただの虫だもんな

5

5. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 11:05
  • ID:dVQ9hWdQ0 #

こういう進化ってホントすげぇわ

6

6. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 11:27
  • ID:fI7TH2o60 #

ミナミバッタマウスとか命名者のネーミングセンスが()

7

7. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 11:39
  • ID:6dn5h0L60 #

顔にめっちゃ刺されてますやん
目に刺さったら大変じゃね

8

8. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 11:52
  • ID:9QsJxhkA0 #

ハムスターに似ていて可愛いですね
ご飯の時の、目を細めて美味しそうに食べる表情がとってもいいね

9

9. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 12:46
  • ID:Vbb8BaEK0 #

顔めちゃくちゃ刺されとるがな…平気なんだろうけど痛そうに見えてしまうな

10

10. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 12:48
  • ID:9KoSl0Wd0 #

サソリの毒を、ネズミが鎮痛剤に変え、人間がそれを使う

11

11. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 12:51
  • ID:cZTaAEFj0 #

めっちゃ顔面に毒針食らってるw

12

12. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 13:22
  • ID:E3Ta7XZk0 #

「ものともせず」じゃないかな。
「もろとも」(諸共)の場合は「せず」をつけずに使うのが一般的だと思う。

13

13. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 13:37
  • ID:BclLcTQf0 #

鎮痛剤に変えているってことは、毒は無効化されるってこと?すごいな。
そして実験に使われたマウスのことを考えるといたたまれない。
痛い思いをさせてごめんよ(´;ω;`)

14

14. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 14:07
  • ID:.WlsCw9A0 #

「もろともせず」ではなく「ものともせず」では?

15

15. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 14:56
  • ID:WRuiO3WN0 #

不可思議

16

16. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 16:34
  • ID:XHlIE1bg0 #

凄いよなあ
毒蛇に噛まれても寝て起きたら無毒化されてるあの方みたいだわ

17

17. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 17:33
  • ID:XrQl3iOD0 #

過剰な猛毒もってる生き物がいるが
こういういたちごっこの果てにああなるんだろうな

18

18. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 17:42
  • ID:H35.DsxP0 #

タイに行った時にサソリ炒ったやつ食べたけど、硬くてほとんど食べられなかったわ
味付けは美味かったけど

19

19. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 18:46
  • ID:1D6NUWJI0 #

すごい・・・!
順応能力ってすごい。こんな種の変化っていうか進化の瞬間をちょっとでも感じられて
少し感慨深い気持ち。
だが、ネーミングセンスは謎だっ

20

20. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 20:21
  • ID:B7hnqBQ00 #

なんてピッタリな能力
どうやって進化するんだろう

21

21. 匿名処理班

  • 2013年10月29日 21:20
  • ID:Jl2d28jY0 #

このネズミの祖先が数百万代とか数千万代にも渡って「この毒に適応できる体になりたい」と願い続けたか毒を食う修行を続けた結果徐々に適応して手に入ったのか?
それとも数百万年の間に何かの手違いで奇跡的に生まれた、毒が平気な1匹がその能力を子孫に残していったのか?
簡単に進化って言うけど過程が想像できない。

22

22. 匿名処理班

  • 2013年10月30日 01:18
  • ID:dxl8.MWA0 #

鎮痛できても刺されるときは痛いもんでしょう。痛み止めの注射そのものがとても痛いというのにちょっと似てるかな。

23

23. 匿名処理班

  • 2013年10月30日 04:22
  • ID:ZfI564Ms0 #

最初に毒を無効化出来たネズミは
「みんなサソリ食わないから独占しまくりでウハウハw」
とさぞ喜んだことであろう。

24

24. 匿名処理班

  • 2013年10月30日 05:26
  • ID:1kPhB1X20 #

毒や痛みはともかく針で怪我しないのかな

25

25. 匿名処理班

  • 2013年10月30日 05:55
  • ID:vt2wRLaZ0 #

実験するのは仕方無いとしても、後でちゃんと治療してあげてほしいよね。

26

26. 匿名処理班

  • 2013年10月30日 13:23
  • ID:7Pm0x17.0 #

ひょっとして刺されれば刺されるほど気持ちいいとか?

27

27. 匿名処理班

  • 2013年10月31日 08:39
  • ID:Z7WF5swD0 #

顔面が滅多刺しじゃねーかwww痛い痛い痛いwww

28

28. 匿名処理班

  • 2013年10月31日 11:27
  • ID:ZQivQQCo0 #

このネズミに対応した進化はまだかかるのかな
そしてその進化したサソリに対応したネズミが現れて
さらにその進化ネズミに対応したサソリがって考えてたらきっと寝れる

29

29. 匿名処理班

  • 2013年11月05日 18:18
  • ID:MeT.4Msh0 #

※23
「自然に生じた遺伝形質の差(背の高い人も低い人もいるように)で、毒が普通に効く個体と効きにくい個体がいた。すると効きにくい個体は無理すればサソリを食べる事が出来る分、他の個体よりも生存に有利で子孫を残す機会も多かった。すると次の世代では親世代から受け継いだ毒の効きにくい形質を持つ個体が増え、その中でも更に毒が効きにくい個体が積極的にサソリを食べて有利となり、世代交代を重ねる内に種全体の抵抗力が強化されていった」というのが大雑把な解釈です。

30

30. 匿名処理班

  • 2013年11月05日 18:47
  • ID:MeT.4Msh0 #

※30
このネズミの特殊な力がサソリの側の変異(ヘビの様な神経毒を獲得するとか)によって一転して不利なものに変わってしまう可能性も絶対にないとは言い切れませんね。遺伝的変異は有利も不利もランダムですから、環境次第で善悪どちらにも転ぶという事になります。
ある民族にはマラリアが感染出来ない特殊な赤血球を持つ人が存在します。これは酸素運搬能力が低い遺伝病で、本来なら生存に不利な形質のため他の民族では広まる事がありません。しかしこの民族の住む地域にはマラリアがあったため、ハンディキャップは一転して生存の武器に変わりました。生命というものは本当に何がどう転ぶか分かりません。

31

31. 匿名処理班

  • 2013年12月01日 13:52
  • ID:KQZEU.JO0 #

このねずみちゃんを飼うには、
サソリを餌として与えなきゃいけねえってことだな。

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