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人体サイボーグ化計画、少量の水でも生きていける人工臓器システム「Shenu: Hydrolemic System」

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 100年後の近未来、人類に訪れるであろう究極の食糧難、水不足。このアポカリプスにどう立ち向かっていくか?その答えを模索すべく、先月ドイツ・カッセル市内で開催された、国際現代芸術展「ドクメンタ(13)」にて出展されたのが、東京を拠点として活動するデザインエンジニアリング会社の「takram」の人工臓器システム「Shenu: Hydrolemic System」である。

 人工臓器を人体取り入れ、生命維持に必要な最低限のキャンディーを摂取することにより、1日32ミリリットルの水分のみで生きながらえることができるという。

ソース:Water Scarce After the Apocalypse? Install These Water-Conserving Cyborg Internal Organs | Popular Science
Shenu: Hydrolemic System | takram design engineering

 「ドクメンタ(13)」の今回のテーマは、100~200年後の荒廃した地球。「takram」に与えられた命題は「水筒」で、安全に飲める水の量が限られた世界において、現代の「水筒」と定義されているものは既に機能を果たさないであろうと予想、それなら人体に必要な水分(尿・大便・発汗・呼気)を極限まで少なくすることができれば、少量の水で人体を維持できるのではないか?という仮説の元に開発したもの。

Hydrolemic Systemを搭載した人体のX線イメージ

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このシステムはいくつかのパーツと特殊なキャンディーを摂取することで完成される
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 鼻からの呼気に含まれる水分を結露させ体内に留める鼻腔内器具(左)と、発汗を抑制するために首で作動する、動脈、頸静熱交換器具(右)

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 チタングリルを通しての体熱を電気エネルギーに変換する首輪型ラジエータ

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 大腸と膀胱に取り付け、便や尿から更に再利用できる水を取り出すろ過装置

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 生命維持に最低限必要な水分(32ml)と栄養分やホルモンを含んだキャンディ

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 Shenu: Hydrolemic Systemがどう機能するかがわかる映像

 この装置をフルで稼働させることにより、水や食料のない極限の状態でも生き残れる可能性がアップするというわけなのだが、できればそんな未来が訪れないよう祈るばかりなんだ。

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この記事へのコメント 76件

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    1. ※1,8
      だよね
      これは宇宙開発方面で必要な技術

      • +3
  1. 肉体は少量の水と錠剤で保てるとしても飽食に慣れた人間の感情・精神は保てるだろうか・・・

    • +4
  2. アメリカ軍の実験だったかと記憶するが、なんか昔に体を覆いつくすスーツで対表面から蒸発する水分を回収してまた飲むというのをしたら、アメーバ赤痢だかなんかを罹患するものがいたとかいう話を本で読んだことがあるが、その話を思い出して少しエンガチョな感じがしてしまうな・・・

    • 評価
  3. ディストピアっぽいギミック━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━!!!!

    • 評価
  4. キャンディが必要って…水不足が解消できるかわりに世紀末になったら
    キャンディ不足が出てきそうだな

    • +3
  5. まぁ、数世代先の人類の死生観がどう変わっているかまで、今から推し量るのは無理だけれど、仮にタイムスリップするとしてもこういう時代には行きたくないなぁ。こんなものに縋ってまで生きたくない。

    • +1
  6. サイボーグ食ってのはどう見ても味気なさそうでいけねぇな。

    • +5
  7. なるほど、
    とりあえず暫定的に
    「ナウシカ計画」と命名しよう。
    んでも個人的にはラムダ計画とかシグマ計画とか
    巨神兵計画を先に進めて欲しーなー。

    • -2
  8. 小便を濾過とかどうでもいい
    早く腕を飛ばす機能をつけろ

    • +2
  9. 100~200年で地球が荒廃する根拠が乏しいですね。20年前に、あと30年で地球の石油が枯渇するって騒いだ学者と同レヴェル。

    • -12
  10. 「人工臓器」という言葉の真下に出たごちそうフォトのバナーに苦笑

    • 評価
  11. 逆に今年の食糧事情が心配になるほど雨降ってるんだが

    • 評価
  12. 単なるコンセプトデザインじゃねーか

    • +2
  13. 砂の惑星で汗とか尿を再利用するスーツを見た

    • 評価
  14. 動画のように海面上昇するなら、海水から真水作り出せばいいじゃんと思った。
    こんな人工物が必要になる前に、戦争か、先進国化による少子化になるか、病気蔓延とかで予想するほど増えなさそうな気がするけどなぁ。

    • +2
  15. これが
    全身サイボーグ化への
    架け橋になるのかな
    「それって人間なのか…」
    ガリィの言葉を思い出したよ~

    • 評価
  16. 働かなくて良い時代はまだか
    なまぽの俺が言うのもあれだけど

    • 評価
  17. 身体の細胞は常に作り替えられているのだから、水分を補給すれば済むという話ではないのではないか? 飴で必要な物質を全て補えるようには見えない。

    • 評価
  18. デッドマンワンダーランドの囚人みたいだ・・・

    • +2
  19. ポコチンがどうにかなるだろ!このポコチンが!

    • -1
  20. 宇宙にいる間だけ下半身を切り離しておける技術を作ってよ
    こーどねーむ ジオング計画でさw

    • -1
  21. アニメとかの分かりやすい世界観や道具立てより、SFが好きなやつの心をときめかせるシステムだねえ。これは。
    あとたぶん、自分みたいに個人的に世紀末来てるやつも惹かれる。
    こういうのが実用化されている時代が、見てみたいなあ。
    これがどうでもいいって思うのは、比較的今の生活に満足してるからさ…

    • 評価
  22. コーヒー飲めなくなっちゃうわけ?
    飴なめたら喉乾かない?

    • 評価
  23. その前に成長速度が異常に早い野菜とか
    肉を合成しちゃう技術とかが先に来てくれないかな

    • +2
  24. 内容を吟味せずに言うのは悪いんだけど…。思った疑問。
    1.このシステムが許容できる運動量はどれくらいなんだろう。超安静状態しかだめとか?
    2.キャンディの水和物とかも利用するんだよね?結構食べるのかな?
    3.性的活動で失われる体液があるとバランスしないのでは…?つまり禁欲前提?

    • 評価
  25. 人体をいじる前にやることいっぱいありそうだけどな。
    地球規模の水循環システムに多少介入するとか、
    台風を内陸部に誘導するとか、海水の淡水化や浄化とか、
    生活排水のリサイクルとか、それより崩壊後の世界では
    人口減ってるんじゃないかね。それにテクノロジーは
    維持されているのかね。

    • 評価
  26. さすがtakramさんやで。完成度半端ない。
    動画の音楽もかっこいい。

    • -2
  27. まづは 赤いキャンディと青いキャンディが必須だナ。

    • 評価
  28. キャンディだぜぇ!
    こいつ山ほどキャンディを持ってやがるぜヒャッハー!

    • +2
  29. グリコなら一粒300メートル走れるんだぜ。

    • 評価
  30. 食事の際に顎を使わないとボケるらしいから
    せめてキャンディーじゃなくて、かたいガムとかにすべきだな
    それでも限界ありそうだけど

    • 評価
  31. よし、オレが実験台になろう
    わりとマジで

    • 評価
  32. こういう人体改造は遺伝子操作とかでもできないかな?

    • 評価
  33. SheneをShineと呼んでしまった・・・。

    • 評価
  34. サイボーグっていかにも永遠の命とかと直結するようだけど
    代謝しないから疲労するので耐用年数があるし、生身の体よりもたない
    古くなったら取り替えればいいって話だろうけど
    定期的メンテには多くの要員が必要になる、それが滞ったらオシマイ
    一方生身は病気でもしない限り一人で生きてられる

    • 評価
    1. ※52
      若いころからサイボーグになるわけではないんだし、それこそ70超えてからとかだと生身よりかははるかにいいんだろうし、メンテナンスが何とか言ってるけどナノテクノロジーとかがそこで活躍するとか、自己修復する素材が使われたり。
      あと要因なんてそこまで必要ないぞ。アシストコンピュータ(高性能AI)搭載のサイボーグの仲間数人がいれば何とかなると思う。孤立しなければ大丈夫

      • 評価
  35. 私も改造して欲しいわ。
    改造したら一ヶ月の食費が浮きそうよね。
    1000万ぐらいで手術してくれないかしら?

    • +1
  36. 「岸和田博士の科学的愛情」
    ならネタとして出てきそう
    いや、マジで!

    • -1
  37. じゃあ俺は特殊偏光ガラスのボディーにして「クリスタル・ボーイ」と名乗ろうかな

    • 評価
  38. 馬鹿じゃねえの
    そのキャンディー無しじゃ生きていけないなら何の意味もねえじゃねえか
    水の入手が難しい世の中でその都合の良いキャンディーがどうして手に入る

    • +2
  39. こういう手術しておけば被災したときにガレキの中に閉じ込められたりしたとき便利かもね。
    さらに、キャンディーは口上摂取じゃなくって体内に埋め込んどいて体が究極の飢餓状態になったときに作動すれば尚いいと思う。

    • +3
  40. これはアレか、
    脳死しても生命活動を維持するために人工臓器が身体を自立駆動したりするのか
    どっかのまんがみたいに

    • 評価
  41. でもきっと
    満腹感や食感を脳が欲して欲して
    生きられても、死ぬる。

    • 評価
  42. 肉を無機物に換えるのは気が引けるから
    この機械の機能を再現するように内蔵を改造するナノマシンか遺伝子改造でよろしく

    • 評価
  43. 100年後には脳もコンピュータ上でエミュレートしてるんじゃないの。

    • 評価
  44. 流石に老廃物を何度も巡らせれなくね

    • 評価
  45. 火星って言ってる奴いるけど、火星じゃ密閉された基地から出ないんだから普通の水循環システムで十分。水だけがない場所にしか適用できないだろ。これ。

    • 評価
  46. これ唾液だけでなんとかなるんじゃないかw

    • 評価
  47. 今でも絶食して生きている人はいる。
    気持ちの問題。人間は何でも本当はできる。

    • -1
  48. 書いてる事は利便性だけで後始末は?w
    痛みを伴わないなら、なんでも有りかもしれないけど。
    さすがに埋込み式は、その場所への負担が大きいから、数年後に飛び出てくるかもしれんw

    • +1
  49. かっこいいけど
    やっぱり僕は精神アップロード

    • 評価

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