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キノコ狩りに行ったら剣が生えてた!3300年前の貴重な青銅器時代の剣が発見される

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39件のコメントを見る

(著) (編集)

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キノコ狩ってたら剣が狩れた image by:(Jiři Juchelka / Silesian Museum
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 森の中には不思議と謎がいっぱいだ。思わぬものに出くわすことがある。ある森の中でキノコ狩りをしていた男性が、とんでもないものを狩ってしまったようだ。

 石の間からなにやら突き出たしたものを発見し、蹴りをいれてみたところ、それは3300年前の青銅器時代の貴重な剣だったという。

生えていたのは剣だった

 予想外の発見を果たしたのは、チェコ共和国東部にあるモラヴィア(17世紀の魔女裁判で有名)でキノコ狩りをしていたローマン・ノバク氏だ。

 その地方のキノコは雨で大きくなる。雨の降った日、キノコ狩りに出かけた彼だったが、石の間からなにやら突き出した物体を発見。

 それは金属のようにも見え、お目当てのキノコではなさそうだ。そこで蹴りを入れてみたのだが、なんとそれは古代の剣だったのだ。掘り返してみると、ほかにも青銅の斧まで見つかったという。

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image by:(Jiři Juchelka / Silesian Museum

紀元前1300年頃の貴重なヴェスビー・ソード

 すぐに専門家に連絡し、検査が行われた結果、剣と斧は紀元前1300年頃のもので、当時北ヨーロッパで使われていた「ヴェスビー・ソード(Vasby sword)」(この名称は最初の剣が発掘されたスウェーデンの町にちなむ)によく似ていることが判明した。

 保存状態は良好で、柄のあたりで刀身が折れている以外はほぼ完全だ。柄の部分に彫られた円や三日月のような装飾も綺麗に残されている。

 ポーランド、シレジア博物館の考古学者ジリ・ユヘルカ氏の説明によると、素材である青銅の種類から、剣は青銅器時代に北ヨーロッパで作られたと考えられるとのこと。ただし斧については地元で作られた可能性もあるそうだ。

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image by:(Jiři Juchelka / Silesian Museum

武器というよりは儀式用のものの可能性

 3300年前というと、中央ヨーロッパではちょうど「骨壺墓地文化」が興り始めた頃で、剣は非常に高価なものだったという。

 特に今回剣と斧が発見された地域は、まだ人口がまばらで、先史時代の遺跡が存在する場所からは離れている。考古学にはいわば僻地であって、こうした剣が見つかるのは非常に珍しいのだそうだ。

 なお発見された剣と斧は、溶かして鋳型に注いで作られた鋳造品だ。その品質はそれほど高くはないようで、X線検査からは内部にたくさん気泡があることが分かっている。

 それは武器としてはあまり強くはないということだ。このことから実戦に用いられることはなく、儀式などで使われていたのではないかと推測されている。

 とはいえ森の中には以外なものが潜んでいる可能性があるということは確認できた。日本の森の中にも徳川の埋蔵金とはいかないまでも、お宝が眠っていそうだ。

References:ancient-origins / livescience/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 39件

コメントを書く

  1. 青銅器時代って石器の後か
    随分古い物が出てきたな

    • +4
  2. 武器というよりはこの剣、キノコ狩りに使ったんだったりして

    • +6
  3. 祭祀用だとしても、この形が祭祀に使うにふさわしいと思うのは、それ相応に強い実用品がなければそういう発想にならないだろう。
    だったら、実用に耐える青銅剣がこの近辺から見つかる可能性もある。もちろん青銅だから腐食してしまって残ってないかもしれないけど。

    それに、敵も味方も精度が低いものしか作れないなら、気泡があってもそれが最強だから、これが実用されてた可能性だってあるよ。

    • 評価
  4. 保存状態は良好で、柄のあたりで刀身が折れている以外はほぼ完全だ

    >>それは金属のようにも見え、お目当てのキノコではなさそうだ。そこで蹴りを入れてみたのだが

    ここみんなも気になったよね?

    • +15
    1. ※7
      そうか?山や海辺でフィールドワークしてたら、変なモノ見つけても普通、手で触らないぞ。
      それこそ、木の枝やアウトドアナイフの先端、その辺に落ちてる石でツツいて、それが何なのか確かめるのは非常によくあること。 
      それこそ、足のつま先で突いたり、足で踏んだり、軽く蹴ったりするのは全然不思議じゃない。

      てか、みんなやってるだろ。山歩きしてて、変な物体見つけたら「うわぁッ!ナニコレ!!?」って足で確かめるやつ。 何ならアウトドアナイフの一番使用頻度の高い使い方って、よくわからないモノをツツいて観察するため触診棒でしょ。

      • +2
  5. >保存状態は良好で、柄のあたりで刀身が折れている以外はほぼ完全だ。

    いや、折ったんただろ?と

    • +11
  6. 蹴ったから折れたんだと思うよ。
    まあ凄い発見、貿易ルートや古代都市の位置、技術力が推測できる。

    • +2
  7. この当時から、剣は切るものではなく、叩きつけるモノだったんだろうな

    • -1
  8. 両方とも息子スティックの隠語かと思った…

    • +1
  9. ノバク氏(蹴りを入れたときに「ボキッ」と音がしたが、そこは黙っておこう)

    • +12
  10. 3300年前に装飾を施した金属製の武器があったことに驚く。

    • +4
    1. ※14
      シックルソードやケペシュがそれに当てはまると思うよ

      • 評価
  11. アーサー王!?エクスカリバー!?
    って、思ってたらオノまで出てくるなんてなぁ。しかも、キノコ狩りで…
    神話やゲームの世界って現実にあるんだな。

    • +2
  12. 周辺をさらに詳細に調べれば
    誰かの墓とか出てくるかもね

    • +7
  13. 世界にきけん(コロナ)が せまった時
    勇者によってひき抜かれるはずの
    伝説の聖剣だ。

    • +1
  14. 日本だと見つけても連絡できる専門家がいない件

    • -10
    1. >>22
      自治体文化財保護担当部署へ連絡だぞ
      ちょっと調べればわかることを、なぜ調べない
      近くに大学があれば大学へ相談するのも手だ

      • +2
  15. 所有権はどうなるのだろう?
    こっそり持ち帰る人もいるんだろうな。

    • 評価
  16. いや…青銅がどういうものか知らない人が多い
    日本だと十円玉が青銅やぞ
    べつに青くない
    そしてサビの色は青白いんだよ
    どう考えても偽物や

    • -8
    1. ※28

      10円玉も錆びて緑青が出たものもあるよ。はっきりと緑系の色。
      それに、どう考えたら「偽物」と断定できるのか教えてほしい。

      • +7
    2. >>28
      10円玉は銅貨だから赤いぞ
      そして、青銅器は柔らかい銅に
      白っぽい錫スズを混ぜてより硬くした物で
      色は黄金色に近い

      因みに日本ではその有り難そうな黄金色と、
      同時に渡来した鉄器がより硬くて鋭利だから、
      青銅器は非実用的な祭器に使われ崇められた

      • 評価
  17. 青銅の剣と斧・・・盗品かなー
    追手がいたのかなー 重いから隠したんだろうか

    • -1
  18. 折らずに抜けてたら王権が与えられてたかもしれんぞ・・・もったいない

    • -1
  19. 蹴ったから折れたんだろって言ってる人いるけど、画像見る限り、
    ついさっき折れたにしては、折れた部分の経年劣化の具合が違う。
    本当にごく最近折れたばかりなら、折れた部位が隙間なく、ピタリと一致するはずでしょ。

    • +2

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