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ストーンヘンジの巨石はどこからきたのか? 長年の謎だった石の産地が解明(イギリス)

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27件のコメントを見る

(著)・ (編集)

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ストーンヘンジの巨石の謎 /iStock
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 イングランド南部にある世界遺産「ストーンヘンジ」は、いくつもの謎に包まれているが、少なくともその1つは解明されたかもしれない。

 『Science Advances』(7月29日付)に掲載された研究によると、「サルセン石」と呼ばれる巨石は、ストーンヘンジから25キロ離れたウィルトシャー州ウェストウッズから運ばれてきたようだ。

サルセン石の産地の謎を探るため化学成分を解析

 ストーンヘンジは2種類の石で構成されている。1つは、砂岩である「サルセン石」。高さ9メートル、重さ30トンもある巨石だ。もう1つは、より小さな火成岩と砂岩でできた「ブルーストーン」である。

 これまでの研究では、ブルーストーンは西に200キロ離れたウェールズから運ばれてきたことが判明していたが、サルセン石の産地は不明なままだった。

 ブライトン大学(イギリス)をはじめとする研究グループは、携帯型X線装置を使ってこれらの化学成分を解析。99%がシリカで、残りはいく種類かの微量な元素であることが判明した。

 つまり、ほとんどの石は化学成分が同じだったのだ。それはいずれも産地が同じであることを意味している。

 研究グループは次に、化学成分をさらに詳細に明らかにするべく、1958年の補修工事で巨石からくり抜かれたものを質量分析にかけた(ちなみにくり抜かれた部分は補修以来、行方不明だった。発見されたのは2018年のこと。工事に携わった男性が暮らすアメリカの自宅にあった)。

 その結果を20か所ほどあった石の産地候補と照合してみたところ、もっとも一致していたのがウェストウッズだったのだ。

 これまでにウェストウッズ(旧名オーバートンウッド)とストーンヘンジの関係を指摘したのは、17世紀の作家で考古学ファンだったジョン・オーブリーただ1人であるという。

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ストーンヘンジ / Pixabay

紀元前2500年頃存在した高度に組織化された社会

 今回の研究によれば、サルセン石とブルーストーンが設置されたのはほぼ同時期(紀元前2500年頃)である。このことは、ストーンヘンジを作った人たちの社会は、高度に組織化されていたことをも示唆している。

 「その時期にとんでもない労力がかけられたに違いありません。まるでストーンヘンジは、さまざまな場所から素材が集合してきたかのようです」と、主執筆者のデビッド・ナッシュ教授は話す。

 その一方で、ストーンヘンジの入り口付近にあるヒールストーンがまず設置され、その後に他の石が建てられたという従来の説とは矛盾している。

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ストーンヘンジ / Pixabay

謎多き環状巨石群

 なお石の産地としてウェストウッズが選ばれた理由については、単純に実用性に基づくものであるかもしれない。そこは付近にある石の産地としては、一番近い場所の1つなのだそうだ。

 ここ一帯は初期新石器時代の人間が暮らしていた地域でもあり、巨大な円形古墳や耕作地、石器を研ぐために使った溝も発見されている。

 今回、石の産地が明らかになったが、ブリトン人が30トンもの巨大な石を25キロ離れた産地から運び込んだ方法は不明なままだ(有力なのは、そりに載せて引っ張ったという説)。またストーンヘンジの意味についてもはっきりしない。

 ナッシュ教授によれば、サルセン石のかけらを探すことができれば、研究グループが開発した解析法を使って、石を運んだルートなどの謎をも解明できるかもしれないという。

Origins of the sarsen megaliths at Stonehenge | Science Advances
https://advances.sciencemag.org/content/6/31/eabc0133

References:phys/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 27件

コメントを書く

  1. 当時川が通っており、そこを利用し持ってきたかもな
    後は25キロに大隕石が落ちてそのカケラが現地に飛んだとか
    素人の考える知識はこれ以上思いつかん

    • 評価
  2. あぁ~ あぁ~ あぁ~ すまんのぉ~ 医者やない、い・し・や(石屋)

    • -2
  3. たぶん単純にマンパワー投入したんだろうな
    現代人とは距離や時間の感覚が違うだろうし

    • +7
  4. 世界に散らばる巨石文化
    中には現在でも不可能とされるような建設技術で作られた遺跡も存在し、そこにかつて巨人族がいたと考えた方が理に適ってるらしいが、何かがそれを認めることを阻んでいるそうな

    • -4
    1. >>4
      巨人なんて物理的に無理だろ
      人間なんて2m超えると体があっという間にボロボロになる

      • -2
      1. >>6
        積み木が出来る知能があればいいなら
        ゴリラさんとか頭いいんじゃないの

        • 評価
      2. ※6 >2m超えればボロボロ

        それは巨人症というホルモン異常の病気の話だよね
        30m超えの恐竜が存在していたのを認めるなら、巨人族も存在したが絶滅したいう可能性は否定出来ないのでは

        • 評価
        1. ※11
          ※6の文言に対して恐竜の例を挙げたところは良い返しだと思う(正確に言うなら二足歩行恐竜では12,3m位)。
          でも一つ突っ込ませてもらえば、恐竜は化石という証拠が数多く出土するのに対し巨人は皆無。ここは存在を議論する上で決定的に違うところ。

          • +2
      3. ※6
        俺は巨人なんてファンタジーとしか思ってないけど
        その件に関しては心臓が通常の人間だからだな
        巨人族っていう人類以外の種族で心臓がそれに適応してたら一応は可能かもしれない

        • +1
      4. ※6 恐竜がいた時代は重力が軽かったとの説があるから本当なら人間だって巨大だった可能性はゼロではないと思うが巨大であっても今の人型と同じ体系だとしたらパワーも知れているんじゃないかと。

        • -1
        1. >>18
          重力云々はインチキ科学だぞ
          自転速度と遠心力を計算すりゃ高校生でもわかる話

          • 評価
    2. >>4
      現在不可能という建造物、一つ出してみ
      分からないということは、否定の理由にならん

      >何かがそれを認めることを阻んでいるそうな

      それは人間の良識、知性だよ

      • +3
      1. >>9
        まあ一つ挙げるとすればクフ王のピラミッドだろうね
        あの巨大岩石建造物での誤差からして、あんな物到底現在の技術でも作れないわ
        なんなら作ってみて

        • -5
        1. >>13
          大林組がネタにしてるぞ
          誤差云々は建築業者なめすぎです
          金と時間さえあれば、もっと高精度なものが作れるよ

          で、現代ではそんなコスパの悪いモノは作られん訳よ
          精度が不要で、もっと安くて頑丈な建物が作れるからねえ

          • 評価
          1. >>15
            大林組はピラミッドを専門に研究したのかね?海外の建築の専門家がピラミッドを調査した上で到底無理だと結論付けていたんだよ。
            誰かの意見だけ聞いてそれを信じ込み、可能性を否定する事こそ愚の骨頂、非科学的、コスパの問題じゃない、

            • -9
          2. >>20
            >誰かの意見だけ聞いてそれを
            その言葉、そのまま返すよ
            海外の誰が、どこで発表したの?
            それに対して、Natureだのナショジオだの、科学系メディアはどう反応した?

            建築家も研究家も、誰でも自称できるからインチキ科学の定番なんだな
            実績が重要

            • +3
          3. >>20
            こういう現在の~って言うのは詐欺まがいな言い方が多くて、最近のだと大和の主砲が無理って言われてる。
            けどこれは作るための設備がなくなっただけで設備から作れば作成可能な上に現在技術ならもっと良いのが作れる。
            ピラミッドも同じ話

            • 評価
          4. >>20
            当時の人間舐めすぎ
            現代の人間舐めすぎ
            情報も適当すぎるわソースだせ
            ピラミッド自体重要な部分以外は雑だぞ
            そもそも何千年も経ってるのに風化してない方がおかしいわ
            風化してるなら精度が良かったなんてわかるはずもない

            • 評価
        2. ※13 ※20
          ピラミッドの数倍はあるサイズのバカでかいダムや橋やトンネルや大仏を作れるんだから
          ピラミッドなんて余裕っすよ

          • 評価
  5. ♪あぁなぁたぁとわぁたぁしぃ~い~しの名産地ぃ~

    • -2
  6. 例えば,賽の河原で石を積む親不孝な子供。石にまつわる人の元型論。

    • +1
  7. 200kmとか、25Kmとか、
    重機の無い昔に、どれだけ手間を掛けて運んだのよ?と
    思ってしまう。どうしても作りたい…と思う人達が確かに居た
    そう考えるしかないと思う。それだけ重要な物だった訳だ

    • +3
  8. 以外と25kmは、古代人にとっては近所かもしれないぞ
    当時は、自転車も自動車も無かったから、移動は、基本的に自分で歩いて移動だ
    体力が違う

    • +2
    1. ※14
      江戸時代の話だが、当時で健脚と言われた人は1日40kmくらい移動できて、普通の人でも20kmくらいは日常的に歩き回ってた、って何かで読んだ。
      時間の観念とかも現代と違うだろうし、手間がかかることに対する考えもまた違うだろうし、案外本当にご近所感覚だったかもしれないね

      • +4
    2. ※14
      歩いて30分は近所か否か、友人と議論したのを思い出す
      埼玉じゃあ近所なんだよ分かれ分かってくれ!

      • +2
  9. 四十年以上前に日テレがエジプトでミニピラミッドを作ってるんだよね
    3トンの石を12㎞人力で引いて、クフ王のピラミッドの14分の1サイズを60日
    現代人がやって12㎞引けるならノウハウのある古代人ならもっと楽だろうね

    • +2
  10. ああ、ストーンヘンジね?

    転生前に金とヒマを持て余したんで遠方の集落に掛け合ってソリとか丸太とかで運んで貰ったんだわ、モニュメントってやつ?
    腕の立つ大工に「カッコ良く積み上げて」って頼んだら想像以上のモノができててビビったわ、木で骨組みくんで滑車でアレコレやってたけど詳しい事は知らね

    • -2

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