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そのダンベルやバーベルは大丈夫? アメリカで公共ジムのトレーニング器具から薬剤耐性菌が大量に発見される

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(著)

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“ジムのトレーニング器具に薬物耐性菌/iStock
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 健康になるためのジムなのに、それがかえって病気になるリスクを高める結果になるかもしれないとは皮肉なことだ。

 この度発表された研究によると、アメリカの公共のトレーニングジムに置いてある器具には、厄介な薬剤耐性菌が潜んでいる可能性が高いという。

黄色ブドウ球菌が公共のジムに潜伏

黄色ブドウ球菌」は、人の傷口や、皮膚・手指・鼻・耳など、身近なところにいる細菌だ。食べ物の中で増殖するときに毒素を作り出すために、ブドウ球菌食中毒を引き起こすことで知られている。また皮膚の擦り傷などから感染してしまうと黄色ブドウ球菌血症を引き起こすこともある。

 アメリカ疾病予防管理センターによると、同国では2017年に黄色ブドウ球菌血症は12万件報告されており、2万人が死亡しているという。

 さらに抗生物質が効かない薬剤耐性を備えた黄色ブドウ球菌も存在し、院内感染の原因となることもある。

 身近にあるからといって決して油断できない細菌なのだが、『American Society for Microbiology』(7月23日付)に掲載された研究によると、それが公共ジムのトレーニング器具にも潜んでいるのだという。しかも複数の薬剤に対して耐性まで備えている。

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ダンベルやバーベルから薬剤耐性菌を検出

Pixabay
 ウェストチェスター大学(アメリカ)の研究グループは、2つの大学のレクリエーション施設から細菌のサンプルを採取して、それらの薬剤耐性を調べた。

 採取場所は、たとえばダンベルやバーベルのバー、ケーブルマシンのグリップ、トレッドミルのハンドルといった、トレーニング器具の利用者がよく触れる部分だ。

 こうして得られた黄色ブドウ球菌を、「アンピリシン」「オキサシリン」「ペニシリン」といった抗生物質入りの培地で培養し、その薬剤耐性を検査。

 すると、トレーニング器具45台の表面から採取した黄色ブドウ球菌462株のうち43%でアンピシリン耐性が確認されたとのこと。

 またアンピシリン耐性を持つものとして代表的な60株のうち、73%はさらに2つ以上の薬剤(エリスロマイシンやスルファフラゾール)に対しても耐性を持っていることが判明したそうだ。

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Pixabay

ジム管理者はこまめな消毒を

 この結果は、ジム内の人間が定期的に接触する部分は、複数の薬剤耐性を備えた黄色ブドウ球菌の温床になる場合があることを示していると、研究グループは述べている。

 ジムのような屋内では、コロナの感染を防ぐためにマスク着用・ソーシャルディスタンス・換気などが大切となるが、それ以外にもこまめに消毒して、トレーニング器具を清潔に保つことも忘れてはいけないようだ。

High Levels of Antibiotic-resistant Bacteria Found on Equipment in Communal Gyms | ASM.org
https://asm.org/Press-Releases/2020/July/High-Levels-of-Antibiotic-resistant-Bacteria-Found

References:sciencedaily/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 45件

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  1. 公共のジムなんて今使ってるの?
    コロナ時代は家トレが普通やぞ

    • +4
  2. 薬剤耐性って、アルコール除菌は耐えられないのかな?
    抗生物質に耐性があるだけ?
    よく除菌しろって〆なわけだからそれであってるかしら…

    • +5
    1. ※4
      自分も不思議に思ったので、ちょっと調べてみました。

      ・薬剤耐性菌は、菌に感染した時に体内の菌を殺す(or増殖をおさえる)目的で投与される抗菌薬が効かない菌
      ・感染を予防するためには、日ごろから、正しい手洗いの徹底やアルコール消毒、マスクの着用、うがいなどが重要

      こういうことなので、アルコール消毒は有効です。
      ってか、後半はもうアレですね・・・

      自分は素人なので、専門の方が教えてくれるといいな。

      • +4
    2. ※4
      この記事では抗生物質への耐性菌だけしか書いていませんが、一応アルコール耐性菌もいることはいます。

      • +5
      1. >>14
        施設や病院などでは、アルコールが効かないタイプには次亜塩素…家庭で言うハイターやブリーチが、フォローしてます。
        それでもの場合、銅イオン、高アルカリ、滅菌光線などなど、あります。ご安心を。

        が、公共施設や商業などには、やはり手洗い・うがい・マスクが対抗策で自衛をお願いしたいです。

        • +3
    3. >>4
      アルコール耐性菌もいます。
      そして、消毒・除菌・殺菌・滅菌の表記の違いがあります。
      消毒(菌やウイルスが生きていようとも、毒が無害化された状態)
      除菌(菌やウイルスがその場から減った状態)
      殺菌(実は10%でも殺せているなら表記出来る…)
      滅菌(問答無用で、100%死滅してある状態)

      家庭用品には殺菌と、滅菌の表記は使えない法律ですから、けっこう曖昧な世界なんです。あまりアルコールを過信せずに、手洗いうがい、免疫アップも合わせて頑張りましょう。

      • +7
    4. >>4
      アルコールはウィルス、細菌、の活動を〆る事もありますが、むしろ、アルコールの汚れを取りやすくする作用から、汚れごとその場からウィルスや細菌をかっさらい、無くすと言う物理的攻撃のイメージが強いかな。
      なので、キチンとゴミ袋を〆て可燃物に出すとか、次亜塩素酸ナトリウムに漬け込むなどの後始末に気をつけないと、広めるだけなんて、イヤな結果もありますから、ご注意を。

      なお、アルコールで荒れた手は、どうしても感染しやすいので、お手手のお手入れもセットで。

      • +2
      1. >>21
        漢字です。シメと読みます。意味は固く閉じる。物事のキチンとした終わり。封印の強調。最後に行う決まり事。なあなぁをお堅くする。…幅広く使われています。〆

        • +4
  3. ジムにある裸足で乗る体重計等が、クッさー―― エゲッツな――――― なのです。

    • +3
  4. 結局、小まめに手を洗って細菌を物理的に落とすのが一番なのか

    • +7
    1. >>6
      それな
      あとアルコール消毒より結局石けんやハンドウォッシュが強い

      • +6
    2. >>6
      一方的なイメージだけど外国のジムって日本より汚そうだよね…体臭も強いからアメリカのジムとか臭そう。

      • -2
  5. くっさーな柔道着とか野球道具、がきんこらが泳ぐプールなど
    いろいろとやばい環境で生きて何もトラブルなかったぞ
    普通の健康体なら問題ないと思うし、病人ならまず家で休み
    元に戻ったら来やがれというごく普通のことで済む

    • 評価
    1. ※7
      高校時代、柔道部の同級生に柔道着が汚過ぎて、体にカビが生えた奴おったなぁ

      • +1
  6. ジムでは、細菌様の方も鍛えられているのかもしれませんなあ。
    ベンチプレス菌
    デッドリフト菌
    スクワット菌
    菌トレ、菌トレ~!

    • +3
  7. まぁコロナ関係なく多人数と共有する物触った後は手洗いしてから物食べたりはせんとね
    消毒して貰いたいが余り過信せずにそこは自衛で行きましょうや

    • +4
  8. 血と汗と泥にまみれるスポコン路線は、もはや完全に過去の異物なのね
    これからのスポーツ選手は全員ハンカチ王子以上に清潔さをウリにしなくちゃ

    • +1
  9. なぜダンベルに薬剤耐性菌が現れたのだろう?

    トレーナーさんがアルコールでよく消毒してるイメージがあるからそちらに耐性のある菌が出てくるならわかるけど、抗生物質への耐性を獲得する原因がわからない。

    それとも、公共施設など多くの人間が触れる場所ならもうどこでも薬剤耐性菌で溢れてるってことなのかな?

    • +4
    1. >>20
      おそらくはジムに医療従事者、または耐性菌を持つ患者さんのご家族などが通い、残していったもの。
      耐性菌はほとんどが消毒の嵐をくぐり抜けてくる強者なので、アルコールでヤラれても、一部は残りやすいんです。

      ここからが重要なポイントですが、残った菌(バクテリアの事、ウィルスでは無い。)は周囲の菌の死骸を食べて、水を飲んで爆発的に増えます。だいたい数時間後にはアルコール拭きする前より遥かに多い数までいきます。しかも、アルコール責から残ったツワモノだけの世界なんです。

      大切なのは水分を残さない事。出来れば死骸も残さない方が良いので、アルコール拭きの後は、カラカラに乾いたフキンで拭く2度拭きがオススメです。
      恐れず理解して動けば大丈夫です。耐性菌と言えど、少量なら人間の免疫の方が強いですから、感染の前に白血球やリンパ球がやっつけて健康を守ります。

      • +5
    2. ※20
      私もそれが気になった。
      消毒・滅菌のプロじゃない人たちがやったから結果的に不完全で、耐性菌が生まれたのか、不特定多数が触るからどこかから耐性菌が持ち込まれたのか、全く別の要因なのか…この記事ではわからないね。
      とにかく、いずれにせよ手洗いは益々しっかりやるべきだな

      • 評価
    3. ※20
      黄色ブドウ球菌は人間の肌にいる菌だから
      保菌者が触った場所が汚染されるのは良くある事
      たまたま耐性持った菌のマスターがそこの大学の生徒なんでしょ

      • +1
  10. ガチムチ菌に感染したくて通う奴もおる。

    • 評価
  11. 欧米人が不衛生なだけ
    コロナでよく分かったわ

    • -3
    1. ※27
      新型コロナについて東アジアで言えば、感染者数死者数ともに日本はワーストクラスなんだけど、その事実をどう思います?

      • +1
  12. 公共の他の場所、交通機関のつり革や手すりとか
    自動では無い扉のノブとか、そういう場所と比較した上で
    ジムの方が菌がズバ抜けて多いとかって事で無ければ
    ジムは危ない的な論調で発表するのは科学的な態度では
    無い様に感じますが。

    • 評価
    1. >>31
      そうね、実際、普通にその辺にもいると思われますよ、耐性菌。

      • +1
    2. >>31
      ジムの場合、ずっと接触し続けてる事が問題なんでこういった思い込み記事が書かれたんでしょう
      ドアノブを力を込めて何分も握る事はまず無いですし

      更にトレーニング中なら、体のアチコチに触れて菌まみれになって家に持ち帰る事も
      外とくらべれば警戒心も落ちる

      • +1
  13. 吉良吉影のジムへの偏見が説得力を持つな
    岸辺露伴は潔癖症と真逆だから平気だったんだな

    • +1
  14. 日本の温泉で子供のころに感染症を貰ったわ
    いまだに痕残ってる
    ジムや銭湯もやばいと思う

    • 評価
  15. 薬剤耐性菌なんてどこにでもいるわ。
    何なら自分の皮膚をぬぐって培養出してみればいい。絶対に抗菌薬耐性をもった菌検出される。
    でもそんなものは健康な人間には感染しない。
    くっついてるだけ、と、感染症、の区別もつかないド素人記者がこういう馬鹿記事を書くから本当に腹が立つ。(医者より)

    • -1
    1. ※37 人の気持ちに寄り添い病気を治すのが使命のはずの医師がすごい言葉使いですね。医師にもいろいろなタイプがいるのですね。そもそも黄色ブドウ球菌の危険性はご存じのことかと思います。感染症の起因菌となるのでそれが薬物耐性をもつとなるとやっかいなものとなります。

      ちなみに、文章の最後にこの研究が掲載されたASM Microbe Onlineの原文があるようですので、そちらを精査してみてはいかがでしょう?研究職の私としては、「健康な人間には感染しない」という明確な根拠を提示して欲しいところです。

      どんな種類の研究でも、研究者は少しでも世の役に立てばと真剣に行っております。今までの常識が通用しない実験結果がでてくることもあります。ご理解いただければと思います。

      • 評価
      1. >>38
        ためしに自分の皮膚擦って細菌出してみろ。
        耐性菌なんぞいくらでも出てくるわ。
        それともお前は健常者じゃないのか?
        自分の皮膚に雑菌が付いたからって感染してると思っているのか?

        • -4
    2. >>37
      お気持ち良くわかります。病院清掃員の立場で生意気でしょうが、よく勘違い…と言いましょうか、ヒステリックと言いましょうか、細菌やウィルスのひと粒でも触れたら、即病気の風潮で、掃除のやり方にも文句言われる事もありまして。
      コロナ騒動でレベル・ゾーン・エリアなどの言葉も知れた感もありますが、病院清掃にも細かい仕様があります。ロビーと感染室は同じ掃除はしませんが大丈夫なんです。
      まして一般家庭は除菌で充分とわかってもらえません。わずかな接触で即陽性では無い、は理解してもらえないので、先生が荒れるのもごもっともと思っています。
      まとまりなくてすみません。

      • +1
  16. 薬物耐性菌てのはよく聞くけど、
    耐性つけにつけまくって、
    やがてありとあらゆる化学物質に耐性がある菌てのが出現するのか?

    それとも上限があって、耐性スキルの欄(?)がいっぱいになるとそれ以降は、
    何か一つに耐性をつけると、ほかの何かの耐性を失うトコロテン状態になるのかね?

    • 評価
    1. >>41
      薬は効かなくても石鹸で洗えば死ぬからね。
      ただし免疫低下者の体内で増殖すると危険。石鹸で洗えないからね。
      だから健康な人間は手荒いうがいだけで十分。
      重症患者接する人間は注意する。
      これだけですわ。

      • +1
      1. >>44
        ありとあらゆる化学物質…まずコレ、まだやれていない。体内の耐性菌の場合、菌が耐性を持つより先に人間が化学物質にヤラれて死にます。薬は身体に良いものではない。
        また、菌の研究施設でも、興味本位で菌のスキルアップするほど責任が取れる所はないでしょう。なので、誰も答えられないと思います。
        まだまだ薬の開発と菌の追いかけっこは続きますけど、現在の耐性菌だけでも、凄くスゴく病人や老人には致命的に危ないので、手洗い・うがいに協力下さい。

        • +1
  17. ジムなら水虫、いんきんたむし、ほか皮膚病の感染を心配をしたほうがいいね。

    • +1

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