この画像を大きなサイズで見る一般的に笑顔は、他人に好印象を与え、信頼感を高めると言われている。ところが、サイコパスにみられるような反社会的な人格特性を持つ人がニコリと微笑んだところで、かえって逆効果になるようだ。
過去の研究によって、笑顔には信頼と協力をうながす効果がある一方、「パーソナリティ障害」をにおわすサインはそれを阻害することが明らかになっていた。
では、笑顔と病的な人格が組み合わさった場合はどうなのだろうか?最新の研究によると、反社会的人格特性を持つ人の場合は、笑顔が逆効果になることがわかった。だが、それ以外のパーソナリティ障害の場合には、笑顔の効果もあったようだ。
営業スマイルで信頼感は得られるのか?
これを調べるために、ニューヨーク大学(アメリカ)の研究グループは、参加者262名に投資ゲームをプレイしてもらうという実験を行った。
まず参加者には投資資金として0.5ドル与えられる。
次いで参加者は、投資対象となる候補者の人格について記した短い説明を読む。その説明は、候補者が「境界性パーソナリティ障害」「反社会性パーソナリティ障害」「パーソナリティ障害はない」のいずれかであることを示唆する内容だ。
それと同時に、その投資候補者が無表情あるいは笑顔のどちらかを浮かべている短い映像も見せられる。
その上で、参加者はその人物に投資する金額を決める。投資に先立って、参加者には投資した資金は3倍になると伝えられている。ただし増えた資金を参加者に分配するか、あるいはそのまま手元に置くかは、投資された人物の判断に委ねられている。
研究グループは、参加者が投資した金額をその相手に対する信頼の指標とみなして、投資候補者に対する信頼感を測定した。
この画像を大きなサイズで見る信頼感は笑顔と人格のどちらにも影響されることが判明
その結果、信頼感は笑顔と人格特性どちらにも左右されることが明らかになったという。
パーソナリティ障害なしだった場合に比べて、境界性パーソナリティ障害や反社会性パーソナリティ障害と紹介された候補者に対する投資金額は、少ない傾向にあった。
だが笑顔には投資金額を増やす効果があった。ただし、それは境界性パーソナリティ障害かパーソナリティ障害なしの候補者の場合だけだ。
反社会性パーソナリティ障害と紹介された候補者の場合は、反対に獲得する金額が減ってしまっていた。
大抵の場合、笑顔は信頼できそうな印象を与えるものですが、反社会的な特性を持つ人だと、逆効果になることがあります。ジョーカー(バットマンの悪役)のような狡猾そうなキャラを想像してみてください
と、研究の主執筆者であるローレンス・イアン・リード氏は説明する。
ジョーカーに微笑みかけられたら、信頼するどころか、ゾッとするだけだろう。
この画像を大きなサイズで見る紹介の仕方も信頼感に違いを生む
なお別の参加者を募ってフォローアップ実験も行われたのだが、このときは投資候補者の人格について少々違う説明がされていた。
すると意外なことに、反社会性パーソナリティ障害と紹介された人物であっても、笑顔で投資金額が増えるという結果が得られたのだ。
この結果は、笑顔が信頼感に与える影響は、人格の紹介のされ方にも左右されることを示しているという。
最初の実験では、反社会的な人は、反抗的・ひんぱんに嘘を吐く・攻撃的な議論をふっかけるといった感じで紹介されていた。一方、2回目の実験では、無慈悲・衝動的・無鉄砲と紹介された。
「反社会性パーソナリティ障害といってもさまざまで、例の影響が出るのは一部の要素だけです。信頼感に影響するのがどの要素なのか、そのうち明らかにできたらと思います」と、リード氏。
この画像を大きなサイズで見る爽やかな笑顔も陰湿な笑顔も
また一口に笑顔といっても、にこりとした爽やかなものから、ニヤリとした陰湿さを感じさせるものまでさまざまだ。
今回の実験で使われた笑顔は作り笑いだが、大頬骨筋によって唇の両端を持ち上げ、眼輪筋で頬を引っ張り上げるといった点では、自然な笑顔と同じ筋肉が使われていたし、それを浮かべるタイミングも同じだったという。
はたして、どのような笑顔なら信頼感を高めることができるのか? そうしたことも今後の研究課題であるとリード氏は語っている。
この研究は『PLOS ONE』(6月25日)に掲載された。
In smiles we trust? Smiling in the context of antisocial and borderline personality pathology
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0234574
References:psypost/ written by hiroching / edited by parumo
















やっぱバレてんのかー
※1
いや、この実験だと単に
同じビデオクリップの人物の笑顔を見せても、
「反社会的で嘘つきです」と紹介された場合は胡散臭い印象
そうでなければ好意的な印象になる、という
前情報に引きずられるってだけの結果だろう。
いわゆる「ピエロ恐怖症」もこれが原因…?
バイキンマンもベガもドクターワイリーも
ワリオも笑顔のイメージだもんね。
>どのような笑顔なら信頼感を高めることができるのか?
ビジュアル的な笑顔の質・心理的影響じゃなくて、単に意味的な情報の組み合わせという事では?
「嘘をつく+笑顔=騙されそう」「残酷+笑顔=とりあえず無慈悲に稼いでくれそう」ってことじゃないの?
実際の実験方法と考察がどういうものかわからないけど、記事の内容だけだと上記のように取れる
>>4
記事内容だとまさにそれ以外の何物でもないね
悪いやつの笑顔→ろくでもないことを考えている
いい人の笑顔→優しい感じがする
みたいな
>>5
記事だけ読むと基本的に笑顔の方が信頼されるけど例外もある、みたいな話っぽいな
笑顔そのものが信頼度を高める情報ではあるけど組み合わせ次第では効果が下がるというか
他者に向ける笑顔と、感情が発露しての笑顔の違いが結構見分けられる、ということかな?前者は好意として伝わるだろうし、後者はその笑顔の理由を推測するだろうから意味合いが変わるね。
偏見以外の何もでも無い
※9
偏見というか先入観の問題では
>どのような笑顔なら信頼感を高めることができるのか?
コワイコワイコワイ
愛想笑いは逆効果ってことか…
同じ笑顔ってのは語弊あるよね
含みのある笑顔って表情筋が連動してないのか片側だけに力入ってたりして歪んでる
やっぱバレてんのかー
ヒューマノイドの笑顔も表情筋や仕草なんかを研究してるけど
やっぱり人間が自然に作る笑顔とは違うんだよな
自分的にはおかしな笑い方してる奴って
眼球の光り方というか瞳に違和感がある気がする
※15
どんなに唇の形を笑ってるようにしても、目が笑ってないと不気味な感じがするよね。
生身の人間にもそういう人いるけど。
誰に対しても笑顔で言葉も穏やかなんだけど、目だけ冷たく光ってる人。
悪役やってる時のウィレム・デフォーだね
今から書くことは完全に持論なんだけども、骸骨の口元って基本的に口角が上がってるように見えて、笑ってるようにも見えることから正体不明の笑顔=死を連想させるのではないかなって思ってる。だから成人の笑える理由のある笑顔は受け入れられるが理由不明の笑顔になんとなく警戒してしまうのは前述した死や死に繋がる厄介事を連想してしまうのではないかと。
目が笑ろてない
先にサイコパスですって紹介してたらそうなるわ。
反社会的って、アナーキストとかではないのかw
笑顔とは本来攻撃的なものである
投資対象にするかどうかと、人間的に信頼できるかどうかは関係ない気がするけどなー
投資したお金が回収できるかどうかを考えたら、あんまりお人好しっぽい人は選ばないよね
>>24
投資で得た利益を、ちゃんと返してくれるかどうかは、信頼性の問題だと思う。
単に与えられたデータを先入観を引きずっているって話のような。
人間は顔を育てる生き物
性格も遺伝子も顔に出るからね
私は顔や外見で人を判断します
これ先入観を煽った実験なんじゃないの?
何の情報も与えずに反社会的人格特性を持つ人を紛れ込ませて
その人の笑顔を信用しない人が多いとかならへーってなるけど
「この人物は信用できませんよ」って紹介して、
それから笑顔がどんな効果があるかって実験だよね、
で、「信用出来ない人物」が笑顔を見せても余計に信用度が下がるけど、
その先入観なしで紹介されたら、笑顔は信用度を上げる効果がある、ってこと。
さらに、「信用出来ないとされる人物」でも、紹介の仕方で、信用度が上がる、と。
笑顔が気持ち悪いといわれたワイは反社会的な人間だった?
>>33
プレコックス感
いや、これは違うと思うけどな。
例えばサイコパスとかソシオパスの殺人者の笑顔の写真と普通の人の笑顔の写真をまぜこぜにしてどの笑顔が変か?ってやっても多分わからんと思うし(チカチーロとか明らかに写真がおかしいのは別)。
むしろ、非常に魅力的な人間だと相手に油断させる技術があるって聞くけどな。笑顔なしにそんなことができるとは思えん。
うんまあ
ろくでもない事をしても笑顔が屈託ない人間はいる
自分のしてる事の意味が全般的によく分かってないらしい
蛭子さんの笑顔は最強
オカルトレベルに根拠のない話ばかりじゃん
心理学が科学名乗っていいのかよ?
俺めっちゃ善人だから (ニイィ
情報伏せてるのかと思いきやオープンでやってるのか
この実験ってむしろ被験者側の差別意識を証明するものでしかないのでは?