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「15日後に必ず戻る!」と置手紙を残して刑務所を脱出した囚人、その理由とは?(イタリア)

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(著) (編集)

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必ず戻ると置手紙をして脱獄した囚人 vero_vig_050/pixabay
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 友人を人質に残し「3日後に必ず戻る」と約束し、紆余曲折を経て、その約束を果たし処刑台に戻ってきたのは太宰治の「走れメロス」のメロスだ。

 そして現実には「15日後に戻ってくる」と置手紙を残し、刑務所から2人の囚人が脱獄するという奇妙な事件があったという。

 彼らにはいったいどんな事情があったのだろうか?『roma.repubblica』が伝えている。

我が子を助けるため、置手紙をして脱獄した2人の囚人

 6月2日、ローマにあるレビッビア刑務所から2人の脱獄者が出たことは、地元メディアですぐに報じられるところとなった。

 逃走したのは、タバド・スカノビッチ(40歳)とリル・アフメトビッチ(46歳)の2人で、いとこ同士だという。

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image credit:Italian Police

 刑務所内の監視カメラを確認したところ、2人は2日になる午前3時頃、監房室の窓枠棒を切り、消火栓ホースを使って中庭に降りた後、カッターで有刺鉄線を切って外壁を乗り越えて脱走した様子が捉えられていた。

 しかし、看守は全く気付いておらず、朝の号令時に初めて2人の不在がわかっただけだったようだ。

 この脱走劇が注目されたのは、刑務所内に2人が置手紙を残していたからだ。そこには、概ね次のような理由が綴られてあった。

早急に解決しなければならない問題がある。自分たちが介入した犯罪により、巻き込まれた子供たちを守らなければならない。

ことが住めば必ず戻ってくる。15日待ってくれ

 彼らは、自分たちが関与した犯罪に子供たちが巻き込まれているのを知り、どうしても助けにいきたかったようなのだ。

 どんなに犯罪を重ねてきても、我が子だけは守りたいという親心はあったようで、それをするためには脱獄という手段しかなかったようだ。

果たして2人は戻ってくるのか?

 地元メディアによると、この置手紙の指紋を照合したところ、間違いなくタバドとリルの2人が残したものだと判明したそうだ。

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Ichigo121212/pixabay

 手紙には、15日後に戻ってくると律儀に記されてあるが、だからといって警察側はそれを信じて待つほど愚かではなく、直ちにメディアに2人のマグショットを共有し、2人の行方を捜索開始した。

 ちなみに、2人は詐欺や盗品の受け取りを含む非暴力犯罪により、2029年末まで刑期が言い渡されており、2人の妻も同様に刑務所に収監されている。

 今回脱走を図ったことで、約束通り戻って来てもその刑期が更に5年間延長される事実に直面しており、このことが2人を自発的に刑務所に戻ってくる可能性を更に低くしているという。

 約束の「15日後」まであと2日。2人は未だ刑務所に戻っておらず、当局も捜索を続けているが、まだ見つかっていない。

 果たして、この約束は守られるのだろうか。 続編が待たれる。

written by Scarlet / edited by parumo

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この記事へのコメント 51件

コメントを書く

  1. インディアンウソつかないの教えを思い出した

    • +2
  2. 数年後には映画化決定やな。戻ってこれたらの話

    • +12
  3. だったら、最初から子どものために犯罪など犯すべきではなかったんだよ。
    何が起きてもそばにいてやれないのが囚人なんだから。

    • +9
    1. ※5
      マフィアってのは家族を大事にする。構成員も含めてファミリーだから。だけど、なんかあった時は人質にして簡単に殺す。警察が介入できないマフィアの裏側の話なんじゃね?

      • +5
      1. ※6
        彼らはマフィアじゃないよ、東欧系の移民の名前だよ。
        ってか、これもう15日経ってるのに続報ないね。

        • 評価
        1. >>23
          何とかビッチってセルビア人の名字のイメージ。元の意味は「何とか」の息子。イワノビッチ(イワンの息子)とか。北欧だと何とかセン(アンデルセン)、英国(スコットランド?)だとマク何とか(マッカーサー)。
          親(家系)を誇示する命名法ってのは、日本の場合だと、織田家の信しばりとか伊達家の宗しばりみたいなもんだろうか?

          • 評価
    2. ※5
      もう言われてるけど、マフィアの一員になった後に嫁を紹介されて子供や家族を半強制で作らされるんだよ。
      ファミリーの一員として家族ぐるみでの手厚い保護が与えられるけど、そのかわり裏切ったときは家族皆ゴロしにされる。
      人質ってわけだね。古くからあるマフィアの手口。

      • +7
  4. 15日後の期限は6月17日だ
    どうなったの??

    • +10
  5. 悪漢ディオニス役は刑務所所長か警察署長か

    • +1
  6. 記事リンクから脱獄者名で検索すると、6/17に捕まったらしい。
    捕まってなかったら戻っていたかは書かれてませんでした。

    • +9
    1. ※9
      んで、脱獄した理由であるところの彼らの問題は、解決できたのかどうかは書いてあったか?

      脱獄してまで駆け付けねばならんほどの事態が起きてたんだろ?
      子供が酷い目に合うのはやっぱダメだよ。

      • -1
  7. アツい話に見せかけた自業自得話というね

    • +3
  8. イタリア語で検索した結果、盗んだベンツで逃げていたようですが17日に発見され逮捕されたようです。警察の勝ち!

    • +14
    1. ※11
      盗んだベンツで走り出しちゃったのか……

      マフィアだとすると、脱獄できたことも、戻ってくると言ったことも、子供のためというのも、全部納得がいく。映画化したら絶対おもしろいけど困ったことだね。

      • +1
  9. 多分戻って来ないだろうなぁ。ヨーロッパじゃ海外逃げても生活できるし。日本みたいに島国じゃないから出国も難しくない。

    • +3
  10. 映画化決定!(だと面白いw)
    ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノを起用するのが順当なところか?
    でも、アクションするには歳とりすぎてるからなあ…
    (考えてみると、後継の大看板って育っていないねえ)

    • +5
  11. 自分の中の正義には誠実な人たちなのでしょうね。自分なりの良心もある。
    それにしてもそんな普通な感じで脱獄できる辺りもお国柄なのか、色々と斬新な話だなー。

    • +3
  12. 現在は6月22日午前7時。もう答えは出ているでしょう。
    ネット上の面白ネタを拾ってくるスタンスのカラパイアさんとしては、まだその情報にコンタクトしていないのでしょうね。皆さん、座して待ちましょう。

    • -2
  13. うーん人情劇なのか、それともそれを逆手に取って追っ手を緩めるための卑劣な作戦だったのか…
    ↑のコメントによれば逃走中に捕まったそうだけど、その真相どうなんだろう
    真偽を確かめる為に、ぜひ子供たちの状況も併せて知りたい

    • +1
  14. どんなに感涙モノの事情が有ろうと子供を救うためだろうと親の死に目に会うためだろうと自由に出歩けない。それが刑罰だろ。勝手なこと言うなや。

    • 評価
    1. >>24
      同じ立場になってからもう一度言おうね(^^

      • -4
      1. ※54
        立場が変わって言うことが変わるようなら、なおさら問題だな。

        • 評価
  15. 犯罪の話しは別として
    帰ってくる気があっても、15日でちゃんと目的果たせるのかわからないからなぁ…

    • +1
  16. いやいや捕まるのを遅らせる為の工作でしょ
    犯罪者の言う事を真に受けたらあかん

    • +1
  17. 詐欺師の約束を信じろと言われましてもね……。

    • +1
  18. 走れメロスは太宰自身のエピソードから来ている
    実際にはどうなったのか…
    なんと太宰はこの友人を見捨てて放置プレイしていたという…
    感動的?エピソードにこんな事実があったとは
    これで太宰への評価は霧散した
    他にも見苦しいエピソードのオンパレード
    いずれ太宰の書作は全部なかったものとして扱われることになるだろう

    • -4
  19. ttps://www.meteoweek.com/2020/06/17/evadono-lasciando-un-biglietto-a-presto-fermati-i-detenuti-di-rebibbia/

    戻ったみたいだな。
    捕まえたって書いてるけど、自発的なのかは分らんね。

    • +4
    1. ※32
      戻ってきた、ていうのを望むけど、
      警察としては自分たちが捕まえたって言いたいだろうね
      どっちだったのかなあ

      • +2
      1. ※33
        ソースの日付は戻ると約束してた日になってるね。
        ただ警察は当然最初から信用してなくて、ずっと追ってたらしい。
        再逮捕する時に警官が軽傷を負ったらしいので、まぁそういう事でしょうね。

        • 評価
  20. エメラルドのう~み~♪オリィーブのお~か~♪

    • -1
  21. ロンリウェーイこの僕のー
    ロンリウェーイ思うままー

    • 評価
  22. 戻れば映画化間違いなし。
    出所後は原作料?で暮らしていけるだろうw

    • -1
  23. 何が何でも犯罪者を叩きたい人が多くて怖い
    不注意で巻き込まれ結果として犯罪になった人もいるだろうし
    犯罪以外に生きる術がなかった人もいるはす
    もちろん、悪意がなくとも無知や不注意があったのだから犯罪者が悪いのは当然
    でも、全く背景を見ずに犯罪者と言うだけで叩くのは寛容さがないと思う

    • -10
    1. ※41
      なら※32のソース読みましょうね
      同情の余地無いから

      • -1
    2. ※41
      そういうなら、この人達を隣人としてあなたの近所に迎えれて上げなさい。
      普通の人のように接して上げなさい。

      射程外から一方的な良心で物事を語るのは、「蚊帳の外の良心」
      ケツ拭く紙の足しにもならん。

      • +1
      1. >>50
        てかそういうあなたも何かがかけ違ってれば犯罪を犯したかもしれない、明日犯罪者になるかもしれないとは思わないのか
        あるいは自分に近い人が
        まともな人生経験と想像力があれば蚊帳の外にいる人はいないことぐらいわかるはず
        上の人はそういうことを言ってんじゃないの?

        人は誰だってよく生きたいものでしょう
        よく生きることがその人にとってどういうものかには差があるでしょうが

        • -5
  24. 30年の歳月が流れた~二人は戻って来た、でも年はとっていなかった、話を聞くと、逃げる途中で腹がへって木陰で休んでいたら、何処からともなく10才くらいの女の子がおにぎりを持ってこれ食べてって言ってその後何処かにいなくなった、二人はムシャムシャ食べて、そしたら眠くなり寝てしまった、何時間経ち辺りは暗かった、二人は急いで家に帰ったでも家族も家もなかった、あきらめて刑務所に戻って来たら30年経っていた~~~ジャンジャン

    • -3
  25. >41さんは話の論点がずれてるね。盗人に何分の理があろうとも、あなたが生活しているのは法治国家ですよ。

    ちなみに2人はコロナでロックダウン中の商業施設に忍び込んで複数の窃盗を犯したとして収監。6月17日の逮捕時にはレビッビア(刑務所)から200kmほど離れた場所にいて、逮捕時に警官に軽傷を負わせたようです。「子供に対する問題」が解決したのか、それとも単に脱走したのか、などはまだ続報待ちのようです。

    • +1
  26. 無関係な他人の子供の為に脱獄して、延長した刑期も甘んじて受けるなら利他的で良い話かもな。

    • 評価
  27. 犯罪者にも人権があるのはわかるけど被害者側はたまったもんじゃないですよねー。
    どう生きようが自由だけど、私は二度と関わりたくないね。身内は切れないから余計に。

    犯罪の背景を知って同情することはあるよ。親からずっと性的虐待を受けてた人が親を●した事件とか、あーこれは●すしかなかったよなぁと思ったもの。
    今回のは罪状とかみても別に同情の余地とかなんもないんすけどw

    • +1

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