メインコンテンツにスキップ

驚くほどピンク!世界で唯一の個体かもしれない、ピンク色のマンタの生息が確認される(オーストラリア)

記事の本文にスキップ

46件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit:kristianlainephotography/Instagram
Advertisement

 ヒラヒラ優雅に、そして悠々と熱帯の海を泳ぐ海洋生物マンタ。大きいものでは体の横幅が8メートル、体重3トンに達するものもいるという。

 今回、オーストラリアのグレート・バリア・リーフ最南端で、海洋写真家により撮影されたピンク色のマンタ(オニイトマキエイ)が「世界で唯一の可能性」とされており、話題になっている。

 ピンク色の生物については、過去にもカラパイアで伝えてきたが、このマンタもなかなかのピンク加減で、オスのようだが乙女感たっぷりなのだ。

2015年に初めて目撃されピンク色のマンタ

 フィンランド人の海洋写真家クリスチャン・レインさんは、今回ピンク色のオスのナンヨウマンタの撮影に成功し、その写真を自身のInstagramでシェアした。

 横幅約7メートル近く、体長3.4メートルほど、そして体重およそ2トンあるとされるこのピンク色のマンタが目撃されたのは、実は今回が初めてではないそうだ。

 最初の目撃は2015年だったが、それ以降8~10回ほどしか目撃されていない。

 綺麗なパステルピンク色のマンタは、生物学者らに映画『ピンク・パンサー』に出てくるキャラクターにちなんで「クルーゾー警部」というニックネームで呼ばれているようだ。

 今回、サンゴ礁が美しく広がるクイーンズランド州のレディーエリオット島で目撃されたクルーゾー警部ことピンク色マンタは、世界で唯一の可能性が高いと言われている。

ピンク色の原因は稀な遺伝子変異の可能性?

 クルーゾー警部が目撃された回数は非常に少ないが、生物学者らは、なぜピンク色なのかをずっと調査してきた。

 通常、マンタはジンベイザメのように歯がないため、オキアミやプランクトンを主食にしている。

 しかしクルーゾー警部については、甲殻類を主食にしていてフラミンゴ同様に食生活の影響でピンク色に変色したのかもしれない、もしくは皮膚の病気ではないかと推測されていた。

 そこで、2016年に皮膚サンプルを採取し生体検査を行ったところ、そのどちらが原因でもないことが明らかになった。

通常のマンタの色は黒か白、白黒の3パターン

 ナンヨウマンタは、通常全身が真っ黒か真っ白、もしくは白黒という3パターンに分類されるが、白黒パターンが最も一般的だそうだ。

この画像を大きなサイズで見る
photo by iStock

 周囲の環境とうまく調和して捕食を回避するため、光線のさす背中部分は黒く、腹部分が白い状態になっているという。

 現在の調査では、クルーゾー警部のピンク色の原因は、正常な色素が欠乏した非常に稀な遺伝的変異「エリスリズム(erythrism)」の可能性が高いと言われているが、はっきりとは確定されていない。

「エリスリズム」というメラニンを発現させる遺伝子変異は、髪や皮膚、羽根や卵の殻などがピンク色または赤みを帯びた色になる。今や一般的に認知されているアルビノ(白皮症)は、同様の現象だ。

 クルーゾー警部の姿はあまりにも珍しいピンク色で、写真を見るとまるでCGのように見えなくもないが、既に「プロジェクト・マンタ」で研究を何年も続けている科学者らは。このピンクのマンタは間違いなく本物であると述べている。

貴重な撮影に成功し、写真家喜ぶ

 貴重な写真撮影に成功したクリスチャンさんは、生物学者らにとって地元セレブのような存在のクルーゾー警部に運よく出会えたことに喜びを露わにした。

世界で唯一かもしれないとされるピンク色のマンタを触れられるほどの近距離で撮影できたことは、本当に光栄でした。

20~30分ほど、一緒に泳ぎました。撮影中、目の位置が同じところまで来ると、微笑みかけられたようにさえ感じてしまいました。

私にとって、クルーゾー警部との出会いは忘れられないものになりました。

 クリスチャンさんのInstagramには、「すごい!本当にピンクなんだ。感激」「わぁ!ピンク色が綺麗。撮影できてラッキーだね」「これは嬉しいサプライズ」「美しすぎる」といった感激の声がユーザーらから寄せられている。

References:Zme Scienceなど / written by Scarlet / edited by parumo

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 46件

コメントを書く

  1. 配偶子にもこの異常が引き継がれるならピンクのマンタが増える可能性もあるのかな
    まあ生き残れるかは別だけど

    • +6
  2. 横幅7メートルはヤバイな。幼稚園バスやん

    • +9
  3. 血の色が透けてるんだからスケルトンマンタって事か
    良い具合にド派手なピンクになったなぁ

    • +4
  4. 希少性に目が無い人間に捕まえられたりしなきゃいいけど

    • +11
  5. 「どうせ画像処理だろ ? 」と最初に疑う悲しさよ

    • +4
  6. 一瞬画像合成を疑っちゃうくらいにきれいなピンク色ですなあ
    末永く幸せに暮らせますよう

    • +8
  7. 珍しいね。しかし何時もいるな。コバンザメ。

    • +6
  8. シューティングゲームなら範囲攻撃のチャージ中

    • +1
  9. 色素が欠乏したことが原因の可能性が高いって、つまりピンク色って血液だか肉の色が透けてるやつ?

    • +2
    1. ※12
      動物の色素には黒系のエウメラニンと赤系のフェオメラニンがあって
      どっちも多いとメラニズム、赤系が多いくて黒系が無いとピンクのエリスリズム、どっちもないとアルビノになるとかだった気がする。

      • +9
      1. >>26
        ほえーそうなんだ…生命の神秘を感じる
        じゃあ理論上エリスリズムの人間も存在しうるのかな?
        あと黒人はメラニズムの人間なの?

        • -2
        1. ※32
          メラニズムのニワトリでググったら分かるけどそんな人種や肌の色みたいなちょっとした違いじゃないよ。
          肉まで真っ黒だから。

          • +1
  10. オラ、このマンタがポケモンの色違いみたいでソワソワしてる。
    この写真のせいで世界に促されたから密漁や殺されないように現地で気を付けてあげてほしい。

    • +5
  11. マンタ界隈ではカリスマ的な扱い受けてそう

    • +2
  12. ピンクパンサーに因んで名前がクルーゾー警部って。あまり因んでない気もするけど(笑)
    それこそピンク・マンターでいいじゃないって思ってしまった。

    • +2
  13. 駄目だ 承認されなさそうなことしか思い浮かばない

    • +2
  14. これはまたファンシーな…
    見つかったのがオーストラリアで良かったな
    日本近海だったら「林家ペー」と呼ばれている所だったw

    • +9
  15. 日本にもピンクのヒヨコがいるだろ

    • -1
  16. 撮った人のセリフ(目が合ったときに微笑みかけられたみたいな気がした)がLIVEに行ったジャニファンとほぼ同じw

    • +7
  17. 人間に例えれば赤毛って事でいいのか?

    • 評価
  18. (あだ名、ストレートに「ピンクパンサー」じゃダメだったの……?)

    • +15
  19. 他のマンタもそばにいるってことは特にハブられもせず普通にマンタ生活を送られてるようでなにより
    (´・ω・`)

    • +10
  20. マンタの世界ではお色気ポジションの
    キャラなのかもな。

    • +3
  21. ピンクの人間て理論上は産まれるんかなぁ

    • 評価
  22. >最初の目撃は2015年だったが、それ以降8~10回ほどしか目撃されていない。
    この広い海で1つの固体が10回も目撃されたら十分多い目撃数だとおもう。

    • +2
  23. ピンクのマンタがいるなら、
    見えざるピンクのユニコーンも、意外と実在するのかもな。

    • 評価
  24. 子供の頃、ピンク色のギギ(鯰の仲間)を見つけたのを思い出した。
    追い回しているうち、子供の数が増えていき五っつ上の子が掴まえて指の股をざっくり切った(ハイお約束)。

    色の変化は割とあるかも知れないが、敵に襲われたり、子どもにイタズラされて短命に終わるのだろう。

    そういえば会社行くときオレンジ色のアマガエルを見つけたことも…

    • +3
  25. なんか変なアングルの写真。もっと良いの無かったのかい?

    • -2
  26. ドラクエの後半になると強くなって出てくる前半の敵の色違いみたい

    • 評価
  27. ピンクってよりもマゼンタ寄りの個体も結構多い気がする

    • 評価
  28. サムネを見て思い出したのが、児童書「ももいろのきりん」。
    もう一度読みたくなった。

    • 評価
  29. 美しい。きっと海の神様の使い。見たら幸運が舞い込みそうだ。

    • +1
    1. ※43
      この大きさになれば食われることはないでしょう。
      小魚だったころを生き延びての今ですね。
      アルビノは視覚に障害があることが多いので、このマンタも目が悪い可能性アリです。

      40 年くらい前だったか、ドジョウの色の話が雑誌に載っていた気がして……色素のないドジョウを集めて養殖してると時々、緑とか赤とかが生まれるとあったような。そういう変異なのかなーと。

      • +2
  30. オスだってピンクでいいじゃない

    byタンノ

    • +1
  31. >>遺伝子変異は、髪や皮膚、羽根や卵の殻などがピンク色または赤みを帯びた色になる
    髪!?ピンクの髪の美少女が実在する可能性が微粒子レベルで存在しているだと!!!?

    • 評価
    1. ※47
      赤毛の人と、シルバーブロンドの人をかければ、ストロベリーブロンドになるから、ピンク色の髪の毛の人もいるんでない?

      • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

画像

画像についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

水中生物

水中生物についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。