この画像を大きなサイズで見るそのフォルムは円盤型で、まるでUFO。1970年代初期に建造された「FUTURO」(フトゥロ)は当時、別荘用に世界各地に建設された近未来的なデザインをした住宅である。
台湾北部、台北市翡翠湾の海岸沿いにある「FUTURO」(フトゥロ)は、観光客と富裕層に向けた大規模なリゾート開発が行われた際に建設されたものだが、今や廃墟と化している。
UFO型別荘「FUTURO」(フトゥロ)
FUTUROは、フィンランドの建築家マッティ・スーロネン氏によりデザインされた別荘住宅だ。
外壁にプラスチックを使用したこの建物は、もともとはスーロネン氏の友人が「スキー場の斜面に山小屋を建てたい」という要望から始まった。
スーロネン氏が数学を用い、斜面でも安定する理想的な形を導き出した結果、1968年、UFO型をしたFUTUROが完成した。
この画像を大きなサイズで見る一時は、その独特なフォルムが話題となり、各国へ輸出されるなど人気となったが、1973年に始まったオイルショックの影響で間もなく生産中止になり、現在世界の数か国に現存するものは廃墟と化してしまっている。
日本でも、群馬のとある専門学校に展示されているが、1か所に密集して建設されたのは翡翠湾のFUTUROのみと言われている。

台湾のFUTUROは模造建築である可能性
だが、この台湾のFUTUROは模造建築の可能性が高いようなのだ。
写真家ジョッシュ・エリス氏のサイト『goteamjosh.com』によると、どうやら台湾のFUTUROは、スーロネン氏の会社が生産を終了した後に建設されたものであることが、当時の文献で明らかになったという。
というのも、台湾のものは真のFUTUROのように輸送を容易にするために家が4本脚の金属ベースで支えられておらず、高い位置にあるコンクリートベースに配置されているのみで、入り口まではコンクリートの階段もある。
元のコンセプトとデザインの相違性があることから、「台湾FUTUROはヨーロッパのFUTUROを模倣して建設された可能性が高い」とジョッシュ・エリス氏は推測する。
しかし、それも廃墟となった今、栄枯盛衰を垣間見られる当時の近未来的な建造物は皮肉にも現代の観光客の目を引いているようだ。
この画像を大きなサイズで見る台湾FUTURO、富裕層を対象に経済全盛期に建設
かつて、1970年代~80年代にかけて台湾の経済が豊かだった頃、翡翠湾として知られる白砂ビーチは、ホリデーリゾート地として大規模なリゾート事業開発が行われ、観光客や地元住民に人気の場所だった。
当時に、多くの別荘もアジア駐留のアメリカ兵や台湾の富裕層を対象に建設されたが、その中にこのFUTUROも含まれていたという。
人気のリゾート地での風変わりなUFOハウス建設は、当時の台湾セレブ主催の人気テレビ番組で取り上げられると一層話題になり、一時は1つのFUTUROが約300万台湾ドル(現在のレートで約1100万円)という価格になったほどだった。
しかし間もなくして、台湾の経済は急降下。人々のFUTUROへの興味は消失した。また、FUTUROが建設された地域は、もともと夏は暑く高温多湿、冬は寒く雨が多いことに加えて、ビーチは安全とは言えず水泳にも適していなかったため、不況になるとエリアの人気度は一気に落ちた。
荒れた景観を漂わせるFUTURO
白や黄色の外観を持つFUTUROは一か所に6つほど集まって建てられており、中にはドアが開けられているものや鍵がかかっているものもあるが、いずれも窓ガラスが割れているため、勝手に中に入ることができるようだ。
廃墟と化しているため中は荒れているが、小さな円形のスペースの中には、リビングエリア、キッチン、ベッドルーム、バスルームなどがあり、当時ここで生活していた人の名残がうかがい知れる。
この画像を大きなサイズで見るまた、別荘として使用していた人がそのままにしたのか、二層式洗濯機が外に放置されてあるFUTUROもある。
このエリアには、スーロネン氏によりデザインされたとされるレトロフューチャープレハブ住宅モデルのVENTUROという箱型物件も残されているが、FUTURO同様こちらもヨーロッパから来たものかとなると、疑問が残るようだ。
この画像を大きなサイズで見るいずれにしても、昔の台湾経済全盛期の残骸として廃墟化したFUTUROは、現在ではミステリアスな建築物として、訪れる人を楽しませているようだ。
References:goteamjosh.comなど / written by Scarlet / edited by parumo














「普通の家は欲しくない。独創的な家に住みたい」などと言う人がよくいるけれども、「普通の家」ってのは、人類の歴史に出現した綺羅星の如き「建築の天才たち」の天才ならではのアイディアを集めてできた集大成だからな。
全てにおいて最適解によって作られているのが「普通の家」だから。天才たちの創造物たる「普通の家」には敵わないんだよね。
※1
そこまで言うには普通に不変性がないなぁw
コストと流行りじゃね?
せっかく窓枠は丸いのに内側にしかたなく四角い窓があるのがそこはかとなく哀しい
※12
四角いとかそういう話じゃね
でもそれは集大成というより当然の帰結だろうけどね
※18 窓会社の協力が得られなかったのかも。でも四角い方が宇宙人の目っぽくない?
※29
他のサイトの写真見てる感じ、一部は四角くない丸窓のままなんで、多分一部分開くように四角窓にしたんじゃないかな。
色々調べた感じ複数国でライセンス生産されてたみたいなんで、その企業の1つがアップデートして作成されたものなのかも 窓だけでなく入り口部分も相違点だしね(米国で生産されたモデルに近い位置に大きなドア、そしてドア部分にもちゃんと窓と同じ意匠付けてる時点でコピーにしては手が込んでるしね。
※1
敵う敵わないの問題ではない。独創的な家に住みたいのだ。
※1
その考えでいくと服はデザインより実用性で
着れるうちは同じのでいいってのと似たようなもの
夢の住まいのために多少の不便は目をつぶるって人結構いる
続くかどうかは別だけど
※1
純粋な意味で「完成された普通の家」を目指すと究極はプレファブリケーションだよ。
工場生産現地組立、補修改修比較的簡単コストや環境にも優しい。
実はFuturoやVenturoって見た目が突飛だけど殆ど当てはまってるんだ、
CFRP製で製造容易、軽量なのでトラックやヘリコプターでも運べる、設計的に高強度でエネルギー効率も良い 奇怪な形状とそれによる使いにくさ以外はよく練られたプロダクツなんだ…
中国が豊かになってきたのはここ最近だけど、台湾はけっこう昔から豊かだったのね。
昭和時代に考えたステレオタイプな『未来の家』だよね
こういうの欲しいなと思うことはあっても
風雨に晒されて汚れたときにどうお手入れするべきか悩んでた。
これ見ると雨染みすごいよね
pip boyとヌカコーラ置いてありそう
割と全世界にあるUFO型住居な
形になって残るほどの未来への夢かあ~、
ちょっと羨ましいな。
高温多湿に合わないのかな
良い…
未確認非公式物件です
ずっとではないがちょっとなら住みたい。
そういう願望のためホテルとして復活はどうかなあ。
興味本位で訪れる人が居るとあれだから場所は伏せるけど、日本にもあるよ。
確か2件だったかな。その内、1件は廃墟でマニアが訪れてて動画とかも探せばあるよ。
>>13
菊咲とかTAKACHAとか抜刀斎が行ってそう
ベタな「未来予想」を体現した家だけどそのベタさがまたいい
キャンピング・カーでこういう感じの銀色のあるな。
群馬のフェリカデザイン専門学校に実物があるよ。
見学もできたはず。
FUTUROのドキュメンタリー映画がDVDでリリースされてたよね。
「FUTURO ~北欧・謎のUFO住宅を追え~」ってタイトル。
さすがにもう売り払ったけど。
高度成長の頃に、住みにくい、使いにくい現代建築というものがあったんだよね。未来的でコンセプト優先で、気候風土や使う人間の快適さとかを無視したモノだったんだね。そんな失敗の歴史を感じる。
こういう「廃墟に入ってみました」的な動画じゃなくて、ちゃんと住んでいるところを紹介している動画をみた覚えがあるんだけど
検索すると廃墟しか出てこないね
ある日、突然三本足で立ち上がって
襲ってくるので気をつけなければ。
石ノ森萬画館を思い出したけど、よく見るとちょっと形が違った
ドームハウスの上にこれ乗っけたい
黒く塗って脚をのばすとサイボーグ0011クレイマーになるよ
足に関しては実物もリング状の物体に足付けたやつに乗っけたの、直接生えてるの、しっかりしたベース作って載せてるのがあるみたいだね。
あと窓はオリジナルだとはめ殺しの丸窓だけど…台湾という気候上なのかな?
Venturoもオリジナルよりもフレームがゴツいんでライセンス生産か模倣品かわからないね…(尚こちらも日本に2軒あったけど同じくオリジナルとは壁面フレームの相違アリ…結構好きで色々調べてたけどわからんね…これ
この手の先鋭建築って脆いイメージがあるけど、
何十年も放置された割に、全然なりを保っているのがすごい。
日本でFUTUROは1970年代に2基輸入されたそうです。
一基は長野県の仁科三湖で喫茶店として、一基は個人の別荘として使われたようです。
群馬の専門学校のはそのうちのどちらかで、軽井沢でスクラップとして放置されていたものをレストアしたそうです。
昔、地元にこういうラブホが有ったわ。