この画像を大きなサイズで見る本来、スクールバス運転手の仕事は、児童たちを家から学校まで安全に送迎することだ。しかし中には、バスに乗る子供たちに気を配り、励ましたり、時には自分にできる何かを行ってくれるやさしい運転手も存在する。
アメリカのユタ州のスクールバス運転手もその1人だ。彼女は、母親を亡くして以来髪を整えることに苦労していた少女のために、バスに乗る時は必ずバスの中で髪をセットしてあげているのだ。
9歳の時に母を亡くした少女
ユタ州アルパインに住むイザベラ・ピエリちゃん(12歳)の母パトリシアさんは、イザベラちゃんが3歳の時に稀な脳疾患を患い長い闘病生活を送っていたが、イザベラちゃんが9歳の時に他界した。
幼くして母親を失ったイザベラちゃんは、近所のコンビニエンスストアで必死に働く父フィリップさんの手をなるべく煩わせないようにと、できるだけのことを自分でするようになった。
しかし、髪のスタイリングだけはうまくいかなかったようだ。
実はイザベラちゃん、髪を伸ばしていたのだが、パトリシアさんが亡くなって以降はスポーツ刈りに近いベリーショートにしていた。
というのも、フィリップさんが亡き妻の代わりにできなかったことが、「娘の髪をスタイリングする」ことで、何度もチャレンジしたものの、誤ってイザベラちゃんの髪を引っ張って怒らせたりしてしまい、娘の髪を短く切るようになってしまったのだ。
でもやっぱり少女だもの、髪だって伸ばしてみたい。やがて再び髪を伸ばしはじめたイザベラちゃんは、なんとか無造作にポニーテールにしばり、毎朝スクールバスに乗って登校していた。
スクールバス運転手、イザベラちゃんの髪をスタイリングするように
イザベラちゃんの通う学校でスクールバス運転手をしているトレイシー・ディーンさんは、アルパインのスクールバス運転手として10年のキャリアを持つベテラン運転手だ。
トレイシーさんは、毎日子供たちの安全に気を配るだけではなく、子供たちの様子をきちんと見ていた。そのため子供たちからも人気があり、女の子たちの髪をセットしてあげたりもしていたという。
イザベラちゃんは去年のある日、クラスメイトがいつものようにトレイシーさんに三つ編みをしてもらっているのを見て、意を決してトレイシーさんに声をかけた。「私の髪も三つ編みにしてほしい」と。自分のことは自分ですると決めていたイザベラちゃんにとっては、とても勇気のいることだっただろう。
イザベラちゃんが声をかけてくる前から、実はイザベラちゃんがスタイリングに苦労しているのだなと気付いていたトレイシーさんは、快く承諾。その日から、毎日トレイシーさんはイザベラちゃんの髪を綺麗に編み込んだり三つ編みしたりと、彼女の髪のセットを続けている。
いつもイザベラちゃんが1つだけ三つ編みを望む時には、フレンチブレイドの編み込みにしてあげています。髪を上手にブラッシングする方法も教えてあげました。そしたら、バスに乗るなり「髪を梳いたよ!綺麗に見える?」と聞いてくるので、私も「とっても素敵よ」と返してあげているんです。
トレイシーさんのスタイリングでイザベラちゃんの心に変化が
子供たち全員を無事にバスから降ろして、毎朝イザベラちゃんとの短い時間を持つトレイシーさん自身も、4児の子供の母親だ。子供の1人は、イザベラちゃんと同年代なのだそうだ。
そのため、イザベラちゃんや他の少女たちの髪を毎朝スタイリングすることは、トレイシーさんにとって慣れたものだ。
イザベラちゃんの母親の話を聞いたトレイシーさんは、自分も8年前にがんと診断され闘病生活を送ったことを思い出し、「子供の髪をスタイリングすることは母親の役目。私にもし何かあった時に子供たちはどうなるんだろう」という思いも浮かんだという。
私は、自分の母親から「ほんの少しでも愛を必要としている人たちには、優しくしてあげなさい」と教えられて育ってきました。だから、どんな子供にでもチャンスを与えてあげたいと思っています。
そして、イザベラちゃんは自分を変えるチャンスをトレイシーさんから与えられた。
「トレイシーは宇宙一のバス運転手!」
トレイシーさんに毎朝三つ編みをしてもらうようになってから、イザベラちゃんの性格は変わった。
母を亡くすという辛い経験を頑張って乗り越えようとしてきたイザベラちゃんだったが、やはりその悲しみは深かった。しかし、トレイシーさんが初めてイザベラちゃんの髪をスタイリングした日から、徐々にイザベラちゃんは自信を取り戻し、家でも学校でも明るく振舞うようになったそうだ。
娘のそんな姿を一番喜んでいるのは、やはり父親のフィリップさんだ。
娘を再び明るくしてくれたことに、感謝しています。トレイシーさんは素晴らしい女性です。
そして担任教師も、イザベラちゃんの心の変化を感じ取り、喜びを露わにしている。
イザベラちゃんは、トレイシーさんを母のようにとても慕っており、毎朝のスタイリングを楽しみにしている。イザベラちゃんはこのように語っている。
トレイシーは、宇宙一最高のバスの運転手だよ!
References:life.shared.comなど / written by Scarlet / edited by parumo













心優しき人に幸いあれ
「ほんの少しでも愛を必要としている人たちには、優しくしてあげなさい」いい言葉だ
この優しさはきっとイザベラちゃんに引き継がれていく
素敵な運転手さんだねえ、子供達を見守って安全に送迎してくれるだけじゃなく髪までやってくれるとは
イザベラちゃんも大きくなって自分でセット出来る様になる頃には良い思い出になってるだろな
男手一つで頑張ってるパパの気持ちもわかるわかる…小さい子の細い毛の編込みは絡まりやすくて難しいのよね
??「オカンが言うにはな、子供の頃にしか
似合わへん髪型らしいねん」
大人がちゃんと子供のことを観察する 良いことだね
とっても素敵なお話!
こんなに手の込んだ編み込みできるなんてすごい
感動しました。
優しい運転手さんだな…
パパの気持ちは分からなくもないけど、娘(女)心はちょっとだけでも考えてあげて
>>6
子供の髪ってフケが出たりシラミの温床になりやすいから仕方ない面もあると思う
特にアメリカはお父さんと娘が一緒にお風呂入ると逮捕される可能性もあるから
自分で上手くシャンプーが出来るようになるまではお父さんにはどうしようもなかったんじゃないかな
いい話
素敵な運転手さん(眉が無くて怖い…と思ってしまってごめんなさい)
子供の髪は細くて只でさえ絡みやすいけど、白人の髪は本当に絡まりやすくて、ちゃんとブローして寝ても朝起きると鳥の巣状態なんだそうだ
個人的には黒人の女の子の髪が一番大変そうな気がするから、コーンロウやブレイズができる黒人女性運転手さんがいたら、ママがいない環境の黒人の女の子達も救われるんではと思った
日本だとハイ事案だもんなぁ…
いや下心ある奴が悪いんだけどさ
>>9
バスの運転手さんの本当の事案はアメリカでも山ほどあるからなあ
信頼関係がない状態でやればそりゃどこでも事案になるんじゃないかな
ちょっとした事であっても、親切や思いやりを受けた人にとっては意外に深く心に沁み通るもの。
それの積み重ねが人の心を優しくし、社会を良いものに変えていくのだと思う。
自分もTry A Little kindness を心掛けているけど
やってる方って大騒ぎされるほど大した気持ちじゃないんだよねぇ・・・
私なんて物凄くワガママで自己中心的だから「助けたいから助ける!善くしたいから善くする!お礼?信念のまま目的を果たさせてもらったのはコッチだが?」というクズっぷり・・・
このクズな性格は治らないんだろうなぁ・・・orz
※11
親切にされたら嬉しくて感謝するのも反射的に出ちゃったりするものだから、あまり深く考えずにさらっと受け取ったらいいと思うよ
あとクズと呼ばないという小さな親切を自分にも向けてあげてほしい
高校の卒業式の日教室での待ち時間に
自分の髪を編み込みして まだ時間あったので
ついでに友達の髪も同じスタイリングにして
式に臨んだ
一年半程経って その友達の家に遊びに行ったら
友達のお母さんに
「卒業式の時はありがとうね~ウチの子、朝 髪の毛上手くセット出来ないでボサボサのまんま学校行ったから卒業式なのにボサボサで出るのかな~恥ずかしいわ~って思ってたの~でも式始まって入場して来た時、あら~朝家出た時と違ってキレイになってるわ~って驚いたの~」って
お礼を言われた。卒業式の時、友達の髪をセットした事なんてすっかり忘れていたので驚いたwww
ちょっとした事の意味
大切よね
母親に初めて髪の毛を編み込んでもらった時は嬉しかった。
アメリカには物騒なイメージが強いけれど、優しい人々もいるし、それが連鎖していって欲しい。
ほんのすこしの手間だろうけど、お母さん亡くなってお父さんや周囲の人たちに迷惑かけたくなくて甘えられないこの子にはとても嬉しい習慣だよ
髪の毛してあげられないからスポーツ刈りってのも
さらっと書いてあるけど父さんなかなかやな…
女親なくすと生活が本当に大変って聞く。
編むヘアーッッ!大胆過ぎーーーッッ!!
(1・2・3~大胆過ぎ~~♪)
涙はない 涙はない 明日に微笑みあるだけ
ええ話や
大げさな事は何もないのに、だからこそいい話だった
眉毛ないけど
助け方スマートすぎてしびれる
女の子がこの人になら頼んでいいかな…と思うまで待って、頼まれた時には全力で応えてくれるって、この子の成功体験にもなったんじゃないかと感じる
毎日子供たちの様子やひととなりをちゃんと見てるからこそのタイミングなんだろうなぁ
なんや涙腺の大掃除か?
綺麗なったわサンキュー
良い話だ
この運転手さん、The Cureとか好きそう。
うさぎドロップのダイキチがりんの髪をツインテールにするのに四苦八苦してたのを思い出した
俺らがやると(やれたとして)お巡りさんが飛んでくるんだよな
いい話だな~~~
※29
けっこうこれはガチ
俺も子供の三つ編みくらいできるんだけど、
美容師でもないおっさんが他所の子の髪いじったら、まぁ通報されるわな。
この子の乗るバスにこの運転士さんがいたってのが一番の幸福だったんだろう。
自分一人服が汚かったり髪が乱れているのは、年頃の子供にとっては悲しい事だ
良い話だ
手慣れた大人にとっては些細な事でも、女の子と父親にとってはどれだけ嬉しい事だったろうか
この運転手さんの最も素敵なところは、少女がセットしてほしいと言い出すまで見守っていたことだと思う。
少女が自分でポニーテールを頑張っている、その頑張りを壊さなかった。
こんなに凝った編み込みヘアをできるなんて、このドライバーさんがどんなに毎日まめに自分の子達をケアしてあげてきたかがわかるね
そしてその愛を欲しい他人の子にもあげるんだな
見習いたいわ
身だしなみをちゃんと整えられるだけで気持ちの持ちようが違う。
そしてその些細な行為を誰かに助けてもらうことは、小さな彼女にとっては大きな助けとなる。
運転手さんありがとう。
3年前の記事だけど、泣いた。