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土星で新たに20個の衛星が発見され、最多の衛星を持つ惑星に。今なら名付け親になるチャンス!

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(著) (編集)

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Image by 3quarks/iStock
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 これまで太陽系で最多の衛星を持つ惑星は木星で79個だった。ところが、このほどその座は土星に譲られることになったようだ。

 土星を公転する衛星が一気に20個も発見され、土星の衛星の総数は、木星を超える82個となったのだ。

 この発見は、土星やその衛星が今日の形になったそのプロセスについて手がかりを与えてくれるという。

 「世界最大級の望遠鏡を使って、巨大惑星の周囲にある小さな衛星リストを完成させようとしています」とカーネギー研究所のスコット・シェパード氏はプレスリリースで説明している。

Saturn Now Has More Moons Than Jupiter!

天体との激しい衝突により誕生

 新発見の衛星はいずれも直径5キロ程度と小さく、そのうち17個が土星の自転とは逆の方向に、地球における3年をかけて1周している。また、ひとつは既知のものとしては土星からもっとも離れた衛星でもある。

 土星の衛星は軌道の角度によっていくつかの「群」に分類されるのだが、今回発見された衛星の場合、逆行衛星は「北欧群」、2個は「イヌイット群」、1個ははっきりしないが一応「ガリア群」にわけられる。

 こうした各群に属する衛星は、元々はもっと大きな衛星だったが、それらが砕けて今の小さな天体になったと考えられている。

 「外部衛星のこうした群による区分は、木星にも見られるもので、土星系の衛星同士か、外部から飛来した小惑星や彗星のような天体とで激しい衝突があったことを示しています」とシェパード氏。

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土星形成後に誕生した可能性

 またこれら衛星の存在は、それらが誕生するきっかけとなった衝突が、土星が完全に形成された後に生じたことをも示唆している。

 土星が形成されていた当時、その周囲は塵やガスのディスクで囲まれていた。もし衛星がそうした塵・ガスの中を通過せねばならなかったとしたら、その摩擦でスピードが落ち、螺旋を描くようにして土星に落下していったに違いないのだ。

 したがって、今衛星が存在するということは、土星が完全に形成され、塵・ガスがなくなった後に誕生したということになる。

 ただし、ガリア群に分類された衛星は飛び抜けて遠い軌道を持っており、何かによって外側に引っ張られているか、他の衛星が誕生した衝突とは違う由来がある可能性も窺えるそうだ。

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新たに発見された衛星の名付け親になれるチャンス!

 今回の発見は、ハワイのマウナ・ケア山山頂にある、日本の国立天文台の大型光学赤外線望遠鏡「すばる望遠鏡」によるものだ。

 新しく発見された衛星の名称はまだ決まっておらず、ネットで公募している最中だ。昨年、木星で新しく衛星が発見されたとき同様、衛星の名付け親となる滅多にないビッグチャンスだ。

 応募方法は、@SaturnLunacyにその名前を選んだ理由とハッシュタグ #NameSaturnsMoons を添えて投稿。写真やアートワーク、動画などもあわせて投稿するといいようだ。

 公募についての詳細は「カーネギーサイエンスの土星の衛星に命名コンテストページ(英語サイト)で説明されている。

 ちなみに北欧群、イヌイット群、ガリア群に属する衛星の名称は、それぞれ北欧神話、イヌイット神話、ガリア神話に登場する神々や巨人などにちなむというルールがあるので、まずこの点をおさえておくといい。

 締め切りは2019年12月6日だとのこと。奮って応募しよう。

References:20 New Moons Found Around Saturn, Snagging Satellite Record from Jupiter | Space/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 24件

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  1. 子沢山の母ちゃんみたいだね
    おまけに さりげなく他所の子が混ざってても全然気にしないとか

    • +3
  2. 土星の輪の中でたくさん回っている物質は惑星ではないのですか?

    • 評価
  3. 探査機で見つかってなかったのが地上からの望遠鏡で見つかったのか

    • 評価
  4. 横からの軌道の傾斜角で見ると、こいつら別のグループだなってわかりやすいんだな

    • +2
  5. いや~やはりデカくて重力のある星はモテモテで良いですなぁ
    片や地球さんは着いてきてくれてるのは月だけ
    地球がこれくらいとは言わずにもうちょいデカけりゃ夜空が今より賑やかだっただろうにホント惜しいわ~

    • +2
    1. ※7
      そのただ一つだけついてきてくれているのが、嫉妬深い(相対的に重力が強い)から小さいヤツらを排除(おそらく表面に落とした)して周囲から一掃したからあばただらけになってる

      • +4
    2. ※7
      その代わり地球では誕生した人という生命体が新しい(人工)衛星を次々と作っとるで!
      デブリまで含めれば無数や。そのうち輪っかだって作られるかもしれんで?

      • +1
    3. ※7
      そのたった一つの衛星が絶妙すぎる存在なのが地球の良さ。
      冥王星とカロンになると二重惑星に近い比率になるし、
      あくまで主星は地球でありつつ、地球に程良く大きな刺激を与えるという月。
      そして地上から見た目の大きさが太陽とほぼ同じという時期的な奇跡。

      • +3
  6. 太陽系の星さえ把握出来てないのに銀河や宇宙の事なんてまだまだやな

    • +4
  7. 多すぎるとレア感無くてどうでもよくなるな

    • +3
  8. 木星の衛星なんていわば大半が貧乳
    対して地球の衛星の月は巨乳美人みたいなもんだ

    • 評価
  9. 長径が5kmかー。
    他所から来たり、衝突などで弾き出されたり、分解したり合体したりで増減するだろうな。
    まして天文学では100年単位で考えるのさえ、短いだろうに。
    まあナンバリングはとても必要だ、でも、この大きさが名称は必要なのかは疑問。
    特徴があれば改めて愛称付ければいいとは思う。

    先日、別の銀河が年間数万単位で見付かっているとかNHKでやってた。
    当然名前が足りないわけで、こちらのほうがロマンスを感じる。

    • 評価
  10. ヤン、シェーンコップ、ユリアン、キャゼルヌ、アッテンボロー、ポプラン、コーネフ、マシュンゴ、スールズカリッター、ビュコック、シトレ、トリウニヒト、ホーウッド、アップルトン、ボロディン、ラップ、フォーク 、レベロ、ネグロポンティ、アッシュビー。以上

    • 評価
  11. どんだけ衛星あるんだよ?ww。
    てか逆行してるヤツおるし、軌道の傾きが逆のやつもおるしで当分ネタには困りそうもないな。

    • 評価
  12. 北欧の知識は「11PM」から教わりました。

    故に 書けませーん!

    • 評価
  13. タイタンは有るから、ヤイタン ニタン イタメタン ムシタン ・etc

    • +4
  14. 外惑星連合首脳『だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!全、然、話が、纏まらんっ!』

    何時独立武装蜂起するのか、決行日を決めるだけでも一苦労

    • 評価

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