この画像を大きなサイズで見る「古き良きアメリカ」というフレーズがある。「古き」と一口にいっても、実際にイメージする時代は人それぞれだろう。2つの世界大戦の間の好景気の時代かもしれないし、開拓時代かもしれない。あるいはコロンブスが到達する前のことかもしれないのだ。
だが、今ここではちょっと時代を区切って、1970年代から21世紀初頭まで、ということにさせていただきたい。カラパイアの読者であれば、この期間のどこかで子ども時代を過ごしている人が多いだろう。私もだが。
というのは、「古き良き」1969年~2008年のアメリカ、その「ロードサイド」の写真が、アメリカ議会図書館から大量に公開されたのである。図書館が著作権を引き上げてくれたおかげで、パブリックドメインとして使えるのだ。
ジョン・マーゴリーズ氏の作品をデジタル化
これらの写真は、評論家であり写真家でもあった、ジョン・マーゴリーズ氏の作品だ。マーゴリー氏は、1969年からの40年間、アメリカ各地で、「ロードサイド」の写真を撮り続けた。
ピザの斜塔:1984年、マサチューセッツ
この画像を大きなサイズで見るマーゴリー氏は自分の作品集を、数冊の本の形で出版している。が、2016年に氏が亡くなった後、議会図書館が、そこに含まれなかった作品も含め全ての写真をのアーカイブを遺族から買い取り、デジタルデータ化したのだ。その数、なんと11,710点。
ティピー(アメリカ先住民のテント)風のガソリンスタンド:1980年、カンザス
この画像を大きなサイズで見るハット & ブーツ・ガソリンスタンド:1980年、シアトル
この画像を大きなサイズで見るこうして、我々は、インターネット経由で世界のどこからでも、好きなだけ、「古き良きアメリカ」を堪能できることになったのである。原本のスライドは図書館で低温保存されているそうだ。
クジラ型洗車場:1979年、オクラホマ
この画像を大きなサイズで見るティーポット・ドーム・ガソリンスタンド:1987年、ワシントン
この画像を大きなサイズで見る変わりゆくロードサイドを記録しておく
さて、ロードサイドは「道端」と訳せる。ご覧の通り、マーゴリー氏の作品は、アメリカの道端にある、客寄せのための奇抜な、あるいは銀行や裁判所といった公共の建物なのだ。ここでは、日本では見慣れないようなものを中心にご紹介している。
連邦銀行:1987年、アイオワ
この画像を大きなサイズで見る「道端」という言葉から我々が想像する日常的な風景とはちょっと違っているかもしれない。だが、その当時ここで働き、あるいはこの道路を通っていた人々にとっては、これこそが日常だったのだ。当時子供であったなら、心に原風景として残っていることだろう。
学校(一教室型):1992年、ウィスコンシン
この画像を大きなサイズで見るだが、このような風景は急速になくなりつつあるそうだ。モダニズムの台頭、インターステート・ハイウェイの開発による交通事情の変化などが原因である。このことを予期していたマーゴリー氏は、写真という形でロードサイドを保存しておくことにした。
ベンの床屋:1980年、ミシガン
この画像を大きなサイズで見る晩春になると、氏はフィルムを入れた保冷ケースと、洗面用具、台所用品を車に積み込み、撮影旅行に出た。夜はモーテルに泊まり、よく晴れた早朝に撮影するのがお気に入りだったという。
ドッグ・バーク・パーク:2004年、アイダホ
この画像を大きなサイズで見る「一日のうちで、この時間の光が一番好きです。黄金のシロップのようなもので、全てを新鮮に見せてくれる。そして邪魔をする人もいません」とマーゴリー氏は自著に書いている。
靴の修理屋「ザ・ビッグ・シュー」:1987年、カリフォルニア
この画像を大きなサイズで見る閲覧、使用に関する情報
写真の閲覧は、議会図書館の「Prints & Photographs Online Catalog」から。撮影者名の”John Margolies” あるいは、カタログ用の略号 “mrg” で検索する。
赤い森(Red Wood)の土産物屋:1991年、カリフォルニア
この画像を大きなサイズで見る写真の使用に関しては、現在のところ禁止事項はない。だが、被写体が人物や芸術作品の場合には、肖像権や作品自体の著作権が存在する場合もあるかもしれないとのことだ。なお、使用の際には、以下のようなクレジット標記が推奨されている。
Library of Congress, Prints & Photographs Division, photograph by John Margolies, [(ここに作品番号を入れる、例: LC-MA05-1)]
ワンダー・ブレッド・ストア(パン屋):2004年、ワイオミング
この画像を大きなサイズで見るモダン・ダイナー(食事処):1978年、ロードアイランド
この画像を大きなサイズで見るReferences: The Library of Congress / The Public Domain Review / Boing Boing など / written by K.Y.K. / edited by parumo














ところで将軍
ノーマン・ロックウェルの絵を見てると、昔の日本人が憧れたアメリカが感じられて最高。
食事処は、興味深い
俺は肖像画には興味ないからエドワードホッパーのほうが最高だわ。
アイディア、インスピレーションの宝庫。
こんなありがたいことはない。
思ったより古い写真じゃなかった
どこで見たんだろ?と、少し考えて、ドクタースランプで見た事ある(ФωФ)! って、なった。
ガーンズバッグ連続体は今も生きている
アメリカのghost townばかり集めたサイトがあって、開拓時代ってものから、古めの自動車が置き去りにされたものまで。古き良きアメリカって感じのものもある。写真は新しいけど