メインコンテンツにスキップ

病気で外に出られない3歳の子のために、住民らが庭でパフォーマンス。その優しさに家族全員が励まされる(アメリカ)

記事の本文にスキップ

27件のコメントを見る

(著) (編集)

公開:

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube
Advertisement

 3歳の子供といえば、好奇心旺盛な年頃で、外に出て思いっきり遊び回りたい盛りでもあるだろう。

 しかし、アメリカのマサチューセッツ州に暮らす男児は、幼くして病との闘いを強いられ、治療を経た後も免疫力が低下したことで、しばらくの間は家から一歩も出ることが叶わなくなってしまった。

 男児にとって、窓から見る外の世界が唯一のライフライン。そんな姿を見た地域の人々は、男児をサポートし励まそうと、男児が毎日姿を現す窓に面した庭でパフォーマンスを繰り広げるようになった。

 男児はもとより両親も、人々の親切な思いやりと素晴らしい触れ合いに感謝し、「恩返しはできないだろうが、いつか恩送りができれば」と語っている。

Front lawn becomes a stage for house-ridden boy

家から出られず窓を見続ける男児

 マサチューセッツ州ウェイマスに住むクイン・ウォーターズ君(3歳)が、悪性腫瘍の髄芽腫と診断されたのは、今年2月のことだった。

 クイン君は数か月の入院生活を経て、化学療法の治療を行った後、幹細胞移植の手術を受けた。

 幼い体で懸命に病と闘い続けたクイン君は、移植手術後に免疫力が著しく低下。ほんの些細な風邪でも命取りになってしまうことから、外に出ることができない状況にあった。

 通りに面した自宅の窓から外を見て過ごす毎日を繰り返すこと2か月。クイン君にとって窓から外を見ることだけが、唯一の娯楽になっていた。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube

 しかし、3歳児にとってやはりそれは辛いこと。そんなクイン君の思いを悟った家族や身内は、窓の外からクイン君を励ますようになった。

Facebookで開く

地域住民たちが庭でパフォーマンスを始めるように

 やがて、窓の外でクイン君を励ます人たちが増え、クイン君にとって窓を通して社会との繋がりが保てるようになった。

Facebookで開く
Facebookで開く

 4月には、クインシー警察に勤務する母親ターラさんの同僚数十人が、クイン君をサポートするため、目標5,000ドル(約53万円)の治療資金を目指して髪を剃るチャリティイベントを主催。その結果、27,000ドル以上(約287万円)もの資金が集められた。

 また、スーパーヒーローに扮した地域住民らが、窓の外からクイン君へ励ましの言葉をかけた。

Facebookで開く

 その他、大勢の人がクイン君の自宅前に駆け付け、庭で踊ったり謳ったりのパフォーマンスをするだけでなく、道路を走る車もクイン君の窓の前で大きなクラクションを鳴らして激励し、クイン君を喜ばせた。

Facebookで開く

 病と闘うクイン君のことを、人々は「Mighty(強い)クイン」と呼び、様々な形でサポートする思いやりを見せた。

Facebookで開く

「恩返しはできなくても恩送りをしたい」と家族

 クイン君は、この秋には病院で検査を受け、病が寛解になっているか否かを知ることができるのだそうだ。

 地域の人々の優しい親切行為に触れ、クイン君以上に励ましをもらっている母ターラさんと父ヤーラトさんは、涙ぐみながらこのように感謝の言葉を口にした。

この画像を大きなサイズで見る
image credit: youtube

息子は、よく頑張っていると思います。外に出たいと駄々をこねたり、怒ったりすることは一切なく、寝る間際まで笑顔を見せてくれているし、『今日は最高の1日だった』と毎日何度も口にします。

窓を通して息子が外の世界と繋がることができて、“普通に”生きていると感じられることは、私たちにとってもとても嬉しいことです。

辛い病と闘いながらも、息子は他の子供たちが経験したことがないような素晴らしい触れ合いを地域の人々から貰っています。彼らの前向きなエネルギーをもらって、この先息子はきっと病を乗り越えられると信じたい。

これまで息子のために訪れてくれた人たちひとりひとりに恩返しはできないでしょうが、今後機会があれば、私たちも他の人に同じように思いやりの気持ちで接したいと思っています。

References:CBN Newsなど / written by Scarlet / edited by parumo

追記:(2019/9/5)一部訂正して再送します。

📌 広告の下にスタッフ厳選「あわせて読みたい」を掲載中

この記事へのコメント 27件

コメントを書く

  1. 映画みたいな話だなぁ
    クイン君が元気になって今度は外でみんなと触れ合えるようになったらいいね。

    • +40
  2. 以前脳神経外科で手術した時、俺も入院中プチ風邪になり
    ちとまずかったことある

    • 評価
  3. 子供「オソトデオトモダチトアソビタイ…

    • -16
  4. 皆のエネルギーでケイン君の病気をはじき飛ばせればいいのになあ!!
    こんなちっさな子が頑張ってるんだ、神様お願い、助けてあげて!

    • +9
  5. 動画を再生できません
    この動画は、お住まいの国では公開されていません。

    • -6
  6. やめてよ昼から泣いちゃうよ
    クインくん元気になーれ!

    • +11
  7. 記事サムネ画の魅力を凄く感じた。
    撮影技術素人ながら、画中央のクリクリ頭の子供の興味溢れる目、演奏男性が右横ずらしで写り、逞しい腕と背中、見切れた顔から伺える柔らかな表情。映画のワンシーンかキービジュアルの様な完成度を感じた。良い。CBS Evening News の動画なんで、プロカメラマンが当り前に普段通りに仕事しただけなんだろうが、完成度を感じる。画の色調暗めすら魅力的。
    良さに免じてCBSちゃんが、件の動画を私が見ようとすると「動画を再生できません この動画は、お住まいの国では公開されていません」 と、おま国を突き付けた事、許そうw。
    ※Youtube見たかったよ(泣)

    後、記事中程のFacebook動画のスポーツ車s行進を見て思ったが、向こう三軒両隣の寛容と理解も凄いと思った。クラクション鳴り響く光景だが、動画の最後で道向こうの半ズボン歩行者ジイちゃんが車へ手を振るんだが、ソコにも他者への気遣いを感じたよ。良い。(本当に近所民か、これらの情報だけじゃ判らんがw)

    とりま、記事のそれぞれ画像に写る人々を見て少し泣いたよ。尊い。良い物見た興奮で色々と書いちゃった

    • -3
    1. ※7
      を書いた者だが2点を追記するんで、自己レス。
      1) 大切な事を書き忘れてた。件の少年の健康と幸せを願います。
      2) 記事冒頭のYoutube動画、
      12時頃は ttps://www.youtube.com/watch?v=0YA33YxbIDM が掲載されていてコレは「CBS Evening News」チャンネルのモノで、「お住まいの国では公開されていません」と残念な事になる。
      17時の時点じゃ「CBS Boston」チャンネルのモノに差替えられいて、コッチは再生に問題無し(手直しに感謝です)。
      私のコメントを含めた「~公開されていません」云々の書き込まれた背景、そんな事情です、と追記での説明でした。
      因みに、13時頃には ttps://www.youtube.com/watch?v=YkRUymvx46Q って動画が貼られていた。

      記事のブラッシュアップは良い事と思うし、手間が増えたライタさんへ感謝を表します。
      願わくば、修正の有無を記事末尾にでも書いて頂き、コメント欄の意見の土台となった情報が時間帯で変化した事を、後から来た読者が気付く注意書きは欲しい次第。※カラパイヤ他記事には記事修正在りの注意書き、在った気が。※昼に使ったブラウザ、何故か夕方にカラパイヤが繋がり難いので別ブラウザで代用、ID変わるかも。

      • -3
  8. これ窓開けて不特定多数の人と接触しちゃってるけど、日和見感染の病気貰いそうじゃない?
    そこらへんはちゃんと管理できてるの?本来の目的忘れてないか両親?

    • -10
  9. 完全に外気を遮断した宇宙服みたいなものがあれば
    宇宙服を通してだが、外にも出られるし、触れ合うこともできるし、スポーツも可能だろ

    その道のプロなら簡単にできそうなんだが需要数がないので作らないのかな

    • -13
    1. ※9
      宇宙服の重量はロシア型で約110kg、アメリカ型は
      約120kg。値段は宇宙服本体が100万ドル+生命維持
      装置が900万ドルで合計1000万ドル(約10億6千万円)。
      買えたとしても、こんなもん着て歩ける?

      化学防護服にしても外気を完全に遮断できるような
      レベルの製品は、呼吸のための装具を含めたら
      一式身に付けると20kg以上になるだろうし……。

      人間を外気から遮断して活動させるって、
      思ったよりも難しいことなんですよ。

      • +7
    2. ※9
      ごもっともではあるのですが、無菌室などのように与圧しているわけでもないっぽいので単にそこまでのブツは必要ないだけだと思います。
      「プラスチックの中の青春」的な病気ではなく、移植に伴う処置によって生まれてからこれまでに得た免疫など防衛システムが白紙に戻った状態なのかなと思いました。約30日の病院での隔離はすでにおえているようです。
      今は自宅内で生活する中での微熱やすぐ直る不調をイチから体験し直して防衛機能を新規獲得中なのではないかと。数か月から年の時間が必要みたいですね。
      7月頃の写真では庭で遊ぶような様子も投稿されていますので、まったく室外に出てはならないということでもないようです。出られないと病院通えない。

      mightyquinn.godaddysites.com
      もご参考までにどうぞ
      あと同一の病気ではありませんがキダニエルさんのウェブ連載も参考になるかもしれません

      • +3
  10. 今はめちゃくちゃ健康優良中年の知人が幼少時~少年期にかけて数年間入院していたと聞いてびっくりしたことがあるんだけど、クイン君もそんな感じに元気になってほしいな。

    • +13
  11. アメリカのご近所団結の話を時々見るけど、町内会みたいな集まりがあるのかね?それともご近所はみな家族で友達みたいな教えなんだろうか?
    なんでもいいけどこういう事しちゃうアメリカ人素晴らしいな、元気になってくれ少年。

    • +9
  12. 普段生活していたら涙する事なんて無いけどカラパイアを見ていると最低でも週一で涙が出る

    • +11
  13. こういう露骨な優しさを持ちたいもんだが 
    恥じらいと気づかいで 
    ああ 日本人

    • +9
    1. ※13
      それはそれでいいじゃない
      京急の事故の復旧にあたる作業員さん達に向けた優しい付箋とか、そういうもの良いと思う。

      • +2
  14. ほっこりいい話
    よくなって欲しいが見込みはどんな感じなのかな??

    • +1
  15. C3~C6コルベットコンバーチブルのご近所パレードの壮観な事。
    クイン君の大好きなクルマなのかな。

    これだけ皆からの好意愛情を受け取れば、クイン君もナイスガイに成長できるんじゃないだろうか。
    是非病を克服して優しさと強さを兼ね揃えたナイスガイになって欲しい。

    • +2
  16. アメリカの大統領ってよくアメリカは世界最高の国だとか言っちゃってて、エエ言い過ぎじゃん自惚れすぎじゃん偉そうじゃんとか思うのだが、アメリカ人のこういう行動を見ると本当かもなって思う

    • +3
  17. ご近所付き合いは大事だと思うけど、これはホント幼い子のために善意でやってることだと思うと素晴らしいよね。
    私自身も引越して間もなく近所に知人もおらず、子供産んですぐに難病が発覚して赤子抱えながら入退院繰り返してるのをご近所さんが知ってくれて、寛解してる今でも両隣さんにはよくしてもらってる。子供もすごく可愛がってもらってる。
    しばらく留守にすると「また入院したかと思った、心配したよ」なんて声かけてくれるだけでもほんとにありがたいよ。
    人の繋がりは大事だね。

    • +8
  18. いろいろある国だけど、アメリカのこういうところ大好き!

    • +4
  19. 窓ガラス越しのご近所付き合いだろうけど楽しいだろうね
    楽しいサプライズが毎日起こる環境が素晴らしい
    これアメリカの閑静な住宅街だから出来る事なのかな

    • +1
  20. 『今日は最高の1日だった』
    どうかおじいちゃんになっても毎日言って

    • +3
  21. 記事自体とは関係ないけどクイン君の顔に付けてるチューブを止めるテープ、結構肌が荒れて辛いんだよね。写真でも若干赤くなってる。それを少しでも紛らわせるため(多分)手書きのイラストの気遣いが素敵。
    外に出られるようになるのはもちろんのこと、チューブも早く取れるといいね。

    • +1

コメントを書く

0/400文字

書き込む前にコメントポリシーをご一読ください。

リニューアルについてのご意見はこちらのページで募集中!

知る

知るについての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

人類

人類についての記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。

最新記事

最新記事をすべて見る

  1. 記事一覧を読込中です。