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なぜ人間は自然選択を繰り返してもなお、精神疾患が残されたままなのか?それが人間にとって有利に作用してきた可能性

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(著) (編集)

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Image by brenkee on Pixabay
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 最近では精神疾患についての認知が進み、病院に行く人も増えたせいもあるかもしれないが、心の病を持つ人の数が増えているという。

 アメリカ人の場合、ほぼ5人に1人はなんらかの精神疾患を患っており、また半数の人たちは一生のうちに1度は精神疾患と診断されている。

 その数の多さは、遺伝的な欠陥やトラウマだけが関係しているわけではなさそうだ。

 アメリカ・アリゾナ州立大学の生命科学者ランドルフ・ネッセ教授は、このように大勢の人々に精神疾患が発症するのは、私たちの幸福感を気にかけてくれなかった自然選択のせいだと考えている。

 しかも、現代文明が登場するずっと以前から続いてきた選択プロセスによって、今私たちが暮らしている環境と人類がこれまで適応してきた環境とのミスマッチが生じるようになってしまったというのだ。

進化の過程で精神疾患が淘汰されなかった理由

 ネッセ教授の著書『Good Reasons for Bad Feelings(嫌な気分には理由がある)』では、ひどい状態になるというのに、進化の過程で精神疾患が淘汰されなかった理由について説明している。

 それによると、うつ病や不安神経症といった症状は、じつは進化の過程で人間にとって有利に作用してきた可能性があるのだそうだ。

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photo by istock

正常な感情と精神疾患の境界とは?

 ある特質本来の機能について理解しない限りは、何が正常で何が異常なのか決めることはできない。

 これについて考える際、まず正常な機能や、それが有利に働く状況から考え始めるといい。

 たとえば、嘔吐、咳、発熱といった症状の機能は本来何で、どのような状況だとそれが有利に働くのだろうか?

 嘔吐や咳なら不必要なものを体から排出し、発熱なら体が病気と闘う準備をするためのものだろう。

 心に関する問題も同じである。だが自然選択によって作られた本来きちんとした役割のあるメカニズムが、不必要に働いてしまうことがある。

 しかも、そのせいで感情的に苦しむ結果になることもしばしばだ。

自然選択による作用

 一方、不快であっても、遺伝子にとってはメリットのある感情もある。

 例えば、どうにも抑えがたい浮気心は必ずしも個人のためにならないが、長い目で見れば遺伝子は得をするかもしれない。

 もちろん、そうした感情がいつも役立つわけではない。ただ有益な機能があるということだ。

 感情を制御するシステムは自然選択によって形成された――ゆえに私たちにメリットがあるときもあれば、遺伝子にメリットがあるときもある。

 あるいは警報が間違って鳴ってしまっているときもあるし、ただ脳が壊れているだけのときもある。

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Image by Graehawk on Pixabay

気分の落ち込みには2つのメリットがある

 気分が落ち込むのは嫌なものだ。

 しかし、この感情ですら有利に働く場面というものがある。

 たとえば、人間以外の生物にとって、エネルギーを消費しても目的を達成できないのなら、ひとまず待機して、エネルギーを温存したほうが有利になるだろうことは直感的に分かるだろう。

 つまり気分が落ち込んで、やる気を失くしてしまうことで、無駄なエネルギーの浪費を抑えることができるのである。なにか上手い戦略が見つからなさそうなら、完全に諦めてしまうのも手だ。

 だが人間の場合、つねに食べ物を求めて、探し回っているわけではない。私たちは社会的な成功を求める存在でもある。これはきわめて複雑かつ反復的な作業である。

 配偶者探しや職探しはそうやすやすと成功するものではなく、その都度諦めてしまっては何も得られない。

 しかし、こうしたときにも落ち込んで、やる気を失うことが役に立つ。こうした気分が、上手くいかない戦略はひとまず諦めて、上手くいく戦略を考慮するよう促すからである。

 もちろん、気分が落ち込む度に、その感情の声にすべて従えというわけではない。そうではなく、そうした気分を受け止め、それが私たちが今行なっている行動について何を告げているのか、一旦立ち止まって考えてみるといいということだ。

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photo by istock

気分の落ち込みが正常な対処メカニズムでも治療はすべき

 進化心理学から学ぶことができる一番実用的な知見は、防衛反応を抑制することのメリットとデメリットをよく考えるべきであるということだ。

 咳や発熱は苦しいものだが、これにはきちんとした役割がある。こうした症状を抑えるべきかどうかは、そのメリットとデメリットを慎重に勘案しなければならないだろう。

 うつ病や不安神経症は、危険に対して過敏に反応してしまった闘争・逃走反応であるが、命の危険があるのにそれに警報がまったく反応しない状態よりはマシかもしれない。

 一方で、落ち込みには有益な側面があるのだから、それを薬で治すべきではないという声も聞かれる。だが、ネッセ教授の意見は、これとは正反対だ。

 正常な落ち込みであっても辛かったら、すぐさまできる治療を行うべきである、と教授は述べている。

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photo by istock

遺伝子は精神疾患にどのような役割を果たしているのか?

 双極性障害、統合失調症といった精神疾患には、遺伝子が強く関係していることが知られている。発症するかしないかは、その人がどのような遺伝子を受け継いだかによるという考え方が一般的になっている。

 これらの精神疾患の症状は非常につらいもので、患者の適合度を大幅に減らしてしまう。それなのに、進化の過程で自然選択によって取り除かれずに、現代まで残った。

 これは精神医学にとって、大きな謎なのだ。

 ネッセ教授は、人類が何らかの目的により、精神疾患者の子孫を世に広めていった時期が、歴史のどこかで発生したと考えている。

References:Susceptibility to Mental Illness May Have Helped Humans Adapt over the Millennia – Scientific American/ written by hiroching / edited by parumo

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この記事へのコメント 66件

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  1. すべてに意味を見出す必要はないと思うがなあ
    単にそういう疾患の遺伝子持ってた人が
    たまたま美女とか運動能力すごいとか他の要素があって、子孫残すのに有利だっただけかもよ

    • +9
    1. >>2
      ナイス!!
      そうだ、そうだ!そうに違いないよ!

      • +2
  2. 文化によっては、精神病の人は優れたシャーマンとして重宝されたんじゃなかったっけ。

    • +23
    1. >>4
      イタコは文化だけど 幸福の科学の教祖のあれはダメだ

      • 評価
  3. システムが複雑過ぎると、何処かしかにバグが出来るだろ。

    人間も同じ、みんな何処かイカれてる。

    それがデカくて致命的であれば精神疾患、小さければ正常の範囲ってだけ。

    • +19
    1. ※5 ※14
      バグとかエラーに例えてもらえて、とても分かりやすい。(個人的に)
      たぶん脳も日々修正を試みてるだろうけど、人間、思ってるほどマルチタスクじゃないもんね。…だよね?

      • +8
  4. 自然選択でなぜハゲが残った?は禁止です。

    • +19
  5. つらい。しごとはじまってらばかりだけど毎日がしんどいーー」

    • +7
  6. アメリカは何でもかんでも精神病にしすぎ

    • -10
  7. 狩猟採集の単純労働でストレスがない⇒精神疾患が発生しない⇒繁殖可能
    ストレスで病気が発生しやすくなったから、一部の自助会や悲劇のヒロイン病の人が子供を作る以外では淘汰されていくんじゃないのかな?

    • -21
    1. >>9
      少なくとも狩猟では「生物に襲われる」などストレスがかかると思いますが、それは?

      • +15
    2. ※9
      すでに突っ込み入ってるけど単独の狩なんて命の危険が伴う行動
      あとなぜ昔は病気がなかったと思ったのか不思議
      精神疾患以外の病気でも病気だと分からなかったと思うけど
      分かるのはせいぜいどこか痛いだの調子悪いだの位でしょ

      • +4
    3. ※9
      ホモサピエンスが社会性を持って(群れを作ること)いたことは明らかになっています
      社会性があれば、他の個体とのコミュニケーションにストレスを感じていたとしても不思議はないと思います

      • +2
  8. うつとうつ病の違いを少し。
    うつ状態には誰でもなるし疾患ではない。
    うつ病はそこから帰って来れないないから病気なんだ。

    分裂病でも似たところがあって妄想は誰でもする。
    でも妄想に取り付かれて生活に支障がでるまで問題はない。
    心の声もそう、突然ひらめくこと、悪いことをするとき「いいのか」と疑問がわく。
    四六時中、悪口が聞こえたりするのがおかしな状態。

    記事ではその辺り、区別できてないように感じるのは獏だけだろうか?

    • -3
  9. 原因が完全には解明されてないから、かと思った。

    あと、今まで病気と思われていなかった・本人や周りが認めなかったことっていっぱいあると思う。
    外見に起きた異常なら客観的に「病気・障害」だってわかるけど、精神病や神経症はなかなかわかりづらい。鬱の人や発達障害の人に「甘え、気のせい」と言ってしまうのもそういう理由が大きいと思う。
    本人だって自身に何が起きてるか理解しきれなくて、説明もうまくできない。
    そして「おかしい」と思ってもそれが「病気・障害」だと思われない。恥だと思って認めようとしない・隠そうとする人たちも多い。
    日本だと精神科って、他の病院と違って気軽に受診しようって思うところじゃないよね?昨今は広まってきたのかなと思うけど。
    そんな感じでどれだけ患者がいるか、どういう症状が存在しているのかがわかってなかったんじゃないかなぁ。

    • +16
    1. ※12
      うつ病の人って意外と精神的な病気だと思わないってどっかで聞いた
      どうも症状からして普通の人が想像するものとは違うっぽい
      症状を訴えるとしたらよく聞く症状になるようだけど
      うつ病ですって言われてびっくりだそうで

      • +1
  10. うつ病になって何もかもが嫌になって3年ぐらい寝て過ごした。
    残り一年は生き方を変えて余裕をもって生活し健康を心掛け、そして失敗に対して考え方を変えた。
    なるほど、生存競争の為のプロセスとしては確かにうなずける説だな。
    就職してとりあえず両親安心させたから次は家庭を持つのが夢。

    • +18
  11. 必要か不必要かに関係なく、
    完璧にプログラミングできないから、エラーはどうしても出てしまう
    それだけ

    • +8
  12. 病むほどおかしな社会システムなんだよ。
    ある程度の貯金があって田舎で太陽の動きとともに暮らせば本当に生きてること自体が日々嬉しくて幸せなんだ。色彩も音も何もかもが心地よく。流れる川の水を飲み、綺麗な魚や健康的なベリー類を食べれば気分はますますハッピーに。

    だけど都会じゃ毎日灰色のコンクリート見て、家賃や食費の心配のために働いて、狭い空間で他者との繋がりも気にしながら…っておかしくなるんだ、ゴラァψ(`∇´)ψ。自分が悪いと思うタイプなら鬱傾向か…(´;ω;`)

    ってなるんだと思う。

    • +16
    1. >>18
      それだと古代ギリシャでホメロスの書や、聖書にまで「鬱」に関する説明がある説明がつきません。古代の生活は現代よりのんびりだったとは思いますが、それでも精神疾患は発生してました。

      • +2
      1. >>49
        古代ギリシャがのんびりとか・・
        ポリス時代のギリシャとかあの有名なスパルタが支配して、歯を抜いただけで社会的地位を失うくらいだったんだが

        • +4
    2. ※18
      田舎で気ままに狩猟採集でハッピー生活、とか
      典型的な都会っ子のお花畑幻想だと思う。

      川魚や野草の実で成人の毎日の必要カロリーを満たすためにはどれほどの量を獲らなければならないか。その非効率の労力を少しでも減らすために、農業が生まれた。では、農業なら晴耕雨読で楽な暮らしなのか。否。天候不順で収穫が全部ダメになったりすれば、途端に食うに困る。長い歴史の中でも、そうした飢饉で大勢死んできた。川の水なんかも、雨が降ればすぐ濁って泥水になる。また、一見綺麗に見える水でも、寄生虫や病原体が居たりする。井戸や水路の整備にはやはり多大な労力や技術・知識が要るし、近隣住民との水脈の利権の調整なども必要になる。こうした百姓の水争いも、まことにドロドロとストレスフルで汚いものだった。

      • +12
  13. 人類が共存とか社会を維持するのが難しくなってきてるのかと日々思う
    人口密度のせいなのか科学技術の発展のせいなのか知らんが
    意味不明な殺人とかって個々に理由があるというより単なる機械的なエラーなんじゃないの?とか思うし
    精神疾患もまた然りで

    • +11
  14. そもそも病気や障害、逆に言えば『健常者である範囲』って、人間が勝手に定義づけているに過ぎない。
    共同体が大きくなるにつれ、その方が効率が良いから線引きをしているだけの話。

    • +20
    1. ※20
      個人でいても危ない精神状態はあるよ(記事が精神に関してなので限定して書こう)。
      それを「おかしい」と感じるし、他者から見て病気と呼ぶだろう。
      例えば、脱水からの錯乱、発熱による幻覚、食中毒による混乱(キノコやアルコール発酵)、インフルエンザ脳症、高血糖でも低血糖でも混迷から昏睡、脳出血からの諸症状、エトセトラ。

      もちろん精神病でも安全を保てない状態になる。
      社会があるとか帰属するとは別だよ。

      • +5
      1. ※23
        でも、半数以上がその混乱状態だったらそれが「正常」になるんじゃないかな
        知らないけど

        • +1
  15. 子供を残せる年齢まで生き残れる&健康な子供を作れる、の条件が他の個体より不利にならないなら、多少の瑕疵は自然選択では消えないんじゃないか?

    • +25
    1. ※21
      そういうことやと思うわ
      多少の身体的変異だって生殖能力に影響なければ残るわけやし、精神やったらなおさらや

      そこらへんの、ある意味ルーズな感じが多様性の発生の一要素な気もするわな

      • +16
  16. 三ツ目が普通の国があったとしたら二ツ目は異常者
    どこから物差しをスタートさせたのか?それを決めるのは誰なのか?少なくとも精神科医ではないと思うがね

    • +1
    1. ※22
      アフリカに足の指がみんな2本だけの部族ってのがあったはず。
      欠損奇形なんだが、物をつかみやすい形状となっている。

      TVクルーが子供と木登り競争しておじさん木登り下手だねって言われてたわ。

      • +4
  17. 進化って欠点を無くす物でもないし、病気や障害が進化で無くなるわけがない。

    • +23
    1. ※24
      進化って言葉から勘違いし易いよな
      別に進化は最強生物になる為の過程じゃないし

      • +16
    2. >>24
      >>33
      詳細な表現はうろ覚えだけど、「名付け」がテーマの学者さん達のある座談会で、外国語(主に英語)と日本語の訳語の齟齬について、日本で「進化」っていうと以前よりよくなる・強くなるみたいなイメージが強いけど外国では別にそんなんじゃないし…ということを話してて、ああ成程と思った
      こういう話題について語る時、結構弊害だと思う
      このキーワード一つでもどう認識してるかによって随分感想が変わるだろうね

      • +9
  18. そもそも自然選択は万能じゃないしなぁ。
    子供を数人つくったあとぐらいの年齢で発病しやすく、かつ、直ちに致命的な打撃を与えるわけではないような病気の場合、それが遺伝子に由来するものでも、選択のふるいにかかりにくい。

    • +13
  19. 本心がおかしいと思ってることが炙り出されるのが鬱とかの身体発現だと思ってたから、何故今まで残ってるか?とか言われても身体守るためだろとしか思えない…
    他の精神疾患にしろ、常識ってものに囚われない(そうせざるを得ない状態)に居るから、そらそうよと。

    • 評価
  20. 躁状態のほうが危険な状況になる可能性が高いからと思ったことがある。
    無駄な行動力というか…

    何度も会社を興して倒産させてきた人は間近で見てきた。

    • +8
  21. 人間に限らず、精神疾患は霊長類にも海洋哺乳類にもあるわけだし、複雑な知性とは切っても切り離せないんじゃないかな?

    あと内容からそれるけど、benefitやadvantageをメリットデメリットみたいな誤用カタカナ英語に訳すのははやめたほうがいいと思う。

    • +6
  22. ずいぶん昔の記事だけど家族社会とか村社会って言われる少数単位で形成されている集合体の場合はADHDとかのほうが今で言う健常者よりも有利に働くって記事があったよ
    銃と鉄と病原菌でもうっすらそこら辺のことに関係する内容が書いてあったはず
    集団の人数が少ないと正解を求めるよりもその場で判断して行動できる方が生存率・目的達成率が上がるから無理にでも意見押し通して引っ張っていける人間が必要って感じの内容

    • +12
  23. 「精神疾患」なんて名前つけて自由を奪って閉じ込めること自体がおかしいよ。ちゃんと人権を考えてる国は基本的に解放の方向なんじゃないの

    • -2
  24. 前に夜型人間がなぜ存在するのかって記事でも似たような話になったけど、
    現代社会にそのまま適応しようとすると疾患扱いになるものでも、なんだかんだで適材適所があったんじゃないかと。

    例えば自閉症だってうまくハマれば優秀な職人の適性になったかもしれないし。
    統合失調症の人も時代と場所によってはそれは「神託」を受ける能力って認識だったのかもしれないし。

    • +14
  25. いつも思うが現代の人間を完成形と見るのはおかしくないかな?人間を含む全ての生き物は進化の途中だから不完全な部分があるんだと思う。

    • +18
  26. 生き残って子孫が残せるレベルなら淘汰されないんだし生物的には正常の範囲って事では

    • +4
  27. 精神疾患になりやすい人は、得てして深く物事を考えているよね。
    それが自傷的な考えになれば病気で、物に向けば研究で、
    言葉に向けば詩になる。

    • +8
  28. DNA的には25万年歴史があっても、文化的にはたかだか1万年くらいしか歴史のないホモサピエンスがそこまで進化できるわけないでしょ

    そもそも精神疾患って生殖適齢期すぎて爆発することもあるから疾患の因子が自然選択で駆逐できないんじゃないかな

    • -4
  29. そもそも定義の仕方がどうなんて感じ。

    • 評価
  30. 意味・価値・理由・目的といった概念は人間の都合で生まれたものだから、人間の指標で勝手に評価してるだけで自然界からすりゃ知ったこっちゃないわな。自然はただあるがままにあるだけ。都合が良かろうが悪かろうが全てが成り行き。

    • 評価
  31. 精神疾患の定義を、まず知りたい。エラーとかバグとか進化とか種を残すとか、ですね、(注・けして差別ではありません。実際に精神科にいましたからね)関係無い状態です。削除されそうなので多くは語れませんが。

    • -4
  32. 個人レベルでは疾患でもある程度多様性生まれる余地がないと種としては健全じゃない

    • +6
  33. 統失ってのはつねに1%前後はいるらしいからな
    淘汰されてるよりは社会的な面があるってことなのかもしれないが、知らん

    • +4
  34. 自然選択を単純な適者生存と同等にみなすのは間違いだと思う。選択には偶然の要素が極めて大きく、何が「適者」なのかは刻々と変わる。進化は何らかの目的に向かって動いているわけではないのだから。

    • +7
  35. 人間は、この世界の一部分しか認識してないし理解もしてないでしょ。精神疾患、総合失調症などの人が見ている世界は、いわゆる健常者の認識している世界とは異なっている、世界の別の部分を認識しているのかもしれない。普通の人間には感じる事の出来ない世界の側面を感受しているのかもしれない。それによって、この社会での世界観の統合が困難になって混乱しているのかもしれない。社会に何か困難な事態が発生したときに普通の人間には解決不能な状態でも、精神疾患の人間には別の世界の側面が見えているため解決策が見えるという事があるのかもしれない。氷河期の時代に、どちらに向かえば生き延びることができるか合理的には判断できないようなとき、それを別な感受能力で何かを把握し集団の生存を助けるようなことがあったのかもしれない。我々が世界を明晰に見えていると思うのは、大きな勘違いではないか。銘々がそれぞれ世界の一部分だけを見ながら共通の世界観を作り、それが世界の全てだと思っているだけではないだろうか。

    • +1
  36. 現代の社会生活を営む上では“病気”だけど、極度に劣悪な環境にも関わらず先が見えない状態に陥ったら、精神病発症した方が、精神的な負荷が減って、結果として生存率あがるんじゃないの?家畜扱いされた奴隷とか泥沼の最前線に送られた兵士とかさ…

    • +3
    1. >>62
      妄想の世界から引き戻してはいけないと思うんです、って医師に言われてたかんじゃのはなしが

      • +1
  37. 個としての問題が種としての問題とは限らんって事やな

    • +5
    1. ※63
      同意!
      個と種の間に「社会」が入ることで両者の問題が関連づけられるのかなと思う。

      ここのコメント欄、いろんな感想や知見が読めてとても面白いね。

      • 評価
  38. 「魔術師は幻覚の海で泳ぎ、精神病者は幻覚の海で溺れる」
    ある魔術団の人氏が言った言葉だ。
    コントロールできるかできないかが、シャーマンと精神病者をわける。
    そして我々健常者はそのどちらにもなれると。

    • +1
  39. 精神疾患ゆえに魅力的に見える場合や、そういうのが好みな人がいるってだけじゃないのかな。人類全体で見てハンドルの遊びみたいな要素。

    • 評価
  40. 何でこんなに生きにくい思考や性格なんだろうか。
    安全じゃなくても鈍感で単純に変わりたい。

    • +1
  41. すごく歌がうまいと思う人は全員精神疾患だ
    一人健康な人がいるけど、その人の親が精神疾患
    ゴッホなど絵の才能もそうだけど、芸術的なセンスと精神疾患のなりやすさは同じ遺伝子なんじゃないだろうか

    • -1
  42. うつ状態は役に立つかもしれないが、うつ病は違う。
    例えば心臓が早く打つのは運動には必要だが、動悸は違うのと同じ。
    あるいは風邪で熱が上がるのは効果があるが、脳が壊れるほどの高熱は死にいたる。

    これらは身体が状況に合わせた対処法だが、制御が壊れたものは必要が無い。
    自律神経系だってブレーキとアクセルの役割だがどちら効かなくても暴走してもダメだ。

    • +3
  43. 人間は生物的に、神経系の発達なのかどうか詳しく解らんが、総合的な身体能力として、感覚の回路を自分の内に形成し、利用する事ができる。

    また、バーチャル的に、擬似的に、音や映像、匂いや感触など、感覚器官が感じる感覚を作り出す事ができる。

    それは絶対音感とか、味を色と結び付けて認識するような、共感覚と呼ばれるものだったり、本人にとって都合の悪いものであれば、医療における直すための括りとして、(身体的バランスから)統合失調症の一部と認識される。

    で、感覚器官的な繋がりではなく、感情などが結びつく思考の回路をも組み立て(神経細胞やらの回路が繋がる)られ、これが医療的に治そうとなれば、躁鬱病の括りとなる。

    遺伝子だのなんだの言われているが、例えば「この時はこうしたらいい」という遺伝子からなる回路があるとして、そこから上手く抜け出せなくなり、医療的に直そうとなれば、病気や病名として認知される。

    誤解されがちなようなので書くと、遺伝子の関わりとは、思考や感覚、行動回路の構成要素程度であり、「この遺伝子があるから躁鬱病などになる」というものではないように思う。

    人間である限り、自身と脳などの身体の能力との関わり上、起こり得る可能性がある事なのではないだろうか。

    問題なのは、精神病という名前から察する通り、それら全てが「気分の問題」として無視されがちで、本当は誰しもが少なからず経験した事の延長にあるにも関わらず、なんとなく乗り越えられてきた人には理解し難いという点か。

    気分というのも自律神経系のバランスなど、体も関わって出来たり、気分が落ち込むと身体能力の低減に関わって来たり…
    そもそも、思考なり気分なりも体の一部なんだけどな。

    • 評価
  44. 正常な落ち込みと、脳が壊れてしまって
    いるかの判断は?
    主観的それとも客観的、それか両方の
    コンビネーション?
    そうであれば、その判断は?

    • -1
  45. 今の平均寿命より人間の歴史上平均寿命が25歳程度の期間のが長いんだから、遺伝子的に25歳以上が繁殖するなんて異様なことなのかもよ
    親が高齢になればなるほどエラーが起こるしね
    急激な生活環境の変化も否めない
    野生のライオンの子孫と、人に飼いならされた野生界では高齢に当たるライオンの子孫では精神疾患率も変わるんじゃない?

    • -1

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